Technology: 2012年4月アーカイブ
・BUFFALO ノートPC用増設メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 4GB D3N1333-4G/E
先日購入したVAIO type S(VPCSE29FJ/B)は標準では4ギガのメモリを積んでいる。1週間ほどそのまま使ったのち、さらに4ギガバイトを増設してみた。増設はドライバーで背面カバーを外して、とりつけるだけで簡単。
3つのベンチマークソフトを使って4ギガ→8ギガの比較をとってみた。
■Windowsエクスぺリンスインデックス
まず最初がWindowsエクスぺリンスインデックス。
Windows7の動作指標であるWindowsエクスぺリンスインデックスの値は、メモリーの項目が
増設前(4ギガ):5.9
増設後(8ギガ):7.5
へと増加した。このインデックススコアの範囲は1.0 ~ 7.9なので、最高値にかなり近いレベルといえる。
■CrystalMark 2004R3
次がPCの総合性能をみるCrystalMark 2004R3。
http://crystalmark.info/software/CrystalMark/
増設前(4ギガ)実行結果
増設後(8ギガ)
after01.html
主な変化
総合性能 168393 → 186025
MEM 25761 → 42536
HDD 8521 → 9022
GDI 16536 → 17512
総合性能としては10%くらいの向上ですがメモリーを使う処理では顕著に上がっています。
■PCmark
3つめは主にゲーム機としての性能をみるPCMark7
http://www.pcmark.com/
総合性能 1981 PCMarks → 2118 PCMarks
へと向上してゲームの描画が少しだけスムーズになっています。
各種ベンチマークソフトでわかることは、少なくともPC全体性能の1割増しの効果はあるということでしょうか。メモリが倍増したからといって、倍高速になるようなことはありません。WindowsOSの普通の仕事は4ギガで間に合うわけで、8ギガの性能をフルに活かすにはソフトウェアの対応も必要だし、きわめて限定された場面のみということになりそうです。
数値的な面とは別の体感としては、普段のオフィスワークではあまり感じるところはないのですが、
1 ビデオカメラで撮影したHD動画の再生と編集がスムーズになった。
2 動画のストリーム配信(MediaCenter)をする場合に余裕が生まれた
はわかりやすく改善されました。
結論としては4ギガ→8ギガの増設は、動画・ゲーム関係を重視している人、サーバ開発者は、比較的わかりやすく向上が感じられると思います。