Technology: 2006年2月アーカイブ
・音声認識で4ヶ国語翻訳マシンにPSPが変身 TALKMAN
発売日に買っていながら、今頃レビュー。
付属の小型USBマイクを取り付けると、PSPが音声認識による4ヶ国語翻訳マシンに変身する、エンタテインメントコミュニケーションツール。対応言語は日本語、英語、中国語、ハングルの4ヶ国語。
ゲーム内のキャラクター「マックス」と音声対話を進めることで、各言語の発音テストができたり、語彙チェックができる。3000文の日常会話ゲームが収録されているので初心者向け語学学習ソフトとしても使える。娯楽ゲームとしての要素はあまり強くない。ゲームを遊ぶというよりは、外国人と話す際のコミュニケーションを遊ぶツールだ。
JTBは韓国ツアー参加者向けにTalkManをレンタルするサービスをはじめた。
・SCEJ、JTBの韓国ツアー利用者にPSP本体と「TALKMAN」を無料レンタル
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060130/talk.htm
音声認識の認識率はかなり高いと感じる。私の英語のカタカナ風の発音でも認識してくれた(私の発音でOKが出るようでは、厳密な認識率としては低いともいえるが...)。英語については中学生レベルの復習的な内容になっている。”ITビジネス”や”ライセンス契約”、”オフショア開発受発注”とかもオプションであると会社の研修用に使えそうだが、どうだろうか。
私の第2外国語はフランス語だったので(喋れるわけではないが(笑))、フランス語も欲しいと思っていたら5月に発売されるらしい。かなりの人気のソフトになったようだ。
・SCEJ、PSP「TALKMAN ヨーロッパ言語版 (仮)」5月に発売。英語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、日本語に対応
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060112/talkman.htm
先日、紹介した電子辞書の分野では、最近、音声発話機能を備えたものが増えてきた。電子辞書は将来的には携帯翻訳機の役割を担うのだろうと思う。Talkmanはその先駆け的な存在になるかもしれない。
・Passion For The Future: 電車でGO! POCKET 山手線編
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003859.html
・Passion For The Future: 実話怪談「新耳袋」一ノ章
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003803.html
・Passion For The Future: PSP対応ネックストラップ・ヘッドホン・ポータブル
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003813.html
・Passion For The Future: 映像ファイルを携帯、PSPで再生する形式へ変換する
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002733.html
・Passion For The Future: PSPの第一印象、今年はPSP Hacksが流行する?
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002782.html
・SHARP カラー電子辞書 Papyrus PW-N8000
初めて電子辞書を購入。
2歳の息子が、すっかり、「なぜ?なに?」君になっている。
最近は彼の脳も性能が上がってきて、絵本に出てくるもの、会話にでてくる言葉を、高精度で自動認識するようになったため、質問内容は森羅万象に及ぶ。親は万物についての定義と理由を記憶し、即答を求められる。
なぜ系については考えて答えるしかないのだが、なに系については、そのものの絵や写真を見せるのが手っ取り早い。そこでカラー液晶付の電子辞書を購入した。最新機種、数機種の候補から結局これを選んだ。
こどもに見せるには絵がキレイに見えることが大切なので「4.3型高精細カラーASV液晶搭載480×272ドット」はポイントが高い。「ブリタニカ国際大百科事典 画像約6,400点」やカラー地図から引ける「世界遺産100選」というビジュアル資料の充実度も重視。
面白いのは、PW-N8000は外部SDメモリカードに、自分で撮影したデジカメ写真やテキストを入れると、内蔵辞書の本文のキーワードにリンクさせられること。ユーザオリジナルの定義項目を作成できるのである。こどもにこの前見たこれ(写真)のことだよ、と教えることができる。マイホーム事典が作れそうだ。
SDメモリカードに収めた画像をスライドショウ表示したり、Webからダウンロードした電子書籍を表示することもできて、単なる電子辞書にとどまらない使い方が可能である。
別売りのSDメモリ型コンテンツカードも販売されている。挿し込めばコンテンツを追加できる。こども向けにイラストとやさしい言葉で答える追加事典があったら欲しいものだ。
■43コンテンツ内訳
【国 語 系:7コンテンツ】
「スーパー大辞林」や「逆引きスーパー大辞林」、「漢字源」、「全訳古語辞典 第三版」など7コンテンツを搭載。
【英 語 系:5コンテンツ】
「ジーニアス英和辞典 第3版」や「ジーニアス和英辞典 第2版」、英会話のベストセラー「英会話とっさのひとこと辞典」など5コンテンツを搭載。
【健康:7コンテンツ】
健康管理に役立つ「新 家庭の医学」と「医者からもらった薬がわかる本 2006」の最新版を搭載した。また、体操の手順や動作、ポイントをパラパラアニメで確認できる「NHKためしてガッテン「脱・糖尿病」ものぐさ体操」、「血液サラサラ健康事典」など、7コンテンツを搭載。
【生活:12コンテンツ】
カラー画像から検索ができる百科事典の代表「ブリタニカ国際大百科事典」や、「角川日本史辞典」「角川世界史辞典」など、12コンテンツを搭載。
【ライフサポート:3コンテンツ】 脳の活性化に効果を発揮する「脳を鍛える大人の計算ドリル」、「脳を鍛える大人の計算ドリル2」、「脳を鍛える携帯版大人のドリル(暗算版)」の暮らしに役立つライフサポートコンテンツを搭載。
【ビジネス:1コンテンツ】
パソコン操作で出会うカタカナ語を音からさっと引ける「(2003‐’04)カナ引きパソコン用語辞典」を搭載。
【旅行:8コンテンツ】
今話題の世界遺産をカラー地図から引ける「世界遺産100選」や、「英語」「イタリア語」「フランス語」「スペイン語」「ドイツ語」「韓国語」「中国語」の7カ国旅行会話集を搭載。