Technology: 2005年10月アーカイブ

・NEC AtermWR7800H ワイヤレスLANセット(TE)
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自宅で2年間使っていた古い無線LANステーションが、突然不調に陥った。どうやらマンション隣室の住人が無線LANを始めたらしく、干渉しているらしい。こちらの設定をいろいろ変えてみるが直らない。

そこで、無線LANステーションを買い換えることにした。自宅には無線LANにつながるモノがPCを含めて、10台近くあるため、求めているのは「万能性」であった。そして2週間のリサーチの結果、選んだのがこのAterm。

決め手になった特徴:

1 無線LANの種類を選ばないこと

IEEE802.11a/11b/11gにの3規格に対応。切り替えるのではなく、同時に異なる規格を利用できる。「たとえば、1台のパソコンを11a、もう1台を11gで利用すれば、パソコン2台それぞれが11aと11gを占有して利用できるから、最大54Mbps(規格値)の高速をそれぞれひとりじめできる。」

2 簡単なセットアップ

私の自宅環境でのセットアップは恐ろしく簡単であった。LAN経由でブラウザからメニューを数項目選ぶだけで、無線LANまで動作した。あまりにあっけなかったので、詳細を確認してしまったほど。

3 付属子機ルーターで有線LANも活用でき、無線LANもパワーアップ

このセットモデルには、子機の無線LANルーター(有線LANポート×2)が付属している。親機から離れた場所に有線LANの入り口を増やすことができる。

この子機については設定が一切不要であった。電源を入れただけで親機と通信が開始される。便利。しかも、「これ1台で2.4GHz帯も5.2GHz帯も両方カバーできるデュアルバンドアンテナである。親機側/子機側双方で使用すると、最大40%の利得アップが期待できる。卓上への設置だけでなく、壁掛けでも利用できる。ケーブル長は1mとなっており、普通の室内であれば、充分高い場所に設置することが可能で、効果的に利得をアップすることができる」とのこと。子機も使うことで無線LAN全体がパワーアップする仕組み。


・AtermWL54TE トリプルワイヤレスETHERNETボックス
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単体でも販売されている。


隣室の干渉問題も無事解消(ちなみに隣室もAtermらしい)。以前使っていた無線LANは11Mbpsだった。今回、54Mbps+高速化技術SuperAGモードへ移行したので理論的にはLAN環境では最大80Mbpsである。

早速、インターネット接続でのスピード実験を行った。以前は2mbpsのレベルだった。(インターネット接続は光をマンションでシェアするSDSLという少し特殊な環境)

SPEED 2.5 (speed.rbbtoday.com)
計測日時 : 2005年10月09日日曜日 21時12分11秒
下り(ISP→PC): 8.06Mbps
上り(PC→ISP): 8.44Mbps

4倍以上の速度アップ。

体感的にも目に見えて速くなって、とても満足。

さて、同時に自宅のPCのバックアップ環境も強化するために、この外付けHDDドライブも購入した。仕事のデータや100ギガ以上あるテレビ録画ファイルをストレージに移動させることが主用途。

これまでバックアップには、

・LAN接続外付けHDDのLANDISK、その正体はLinux-Box
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001637.html

を使っていた。これは日常的な小さなバックアップに良い製品なのだけれど、ギガバイト単位のバックアップにはLANの速度がボトルネックになってしまい向かなかった。そこで約48倍の高速化が見込めるUSB2.0接続の製品を選んでみた。

・BUFFALO HD-H250U2 USB2.0 外付けハードディスクドライブ
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決め手になった特徴:

・流体軸受&高回転7200回転ハードディスク搭載

・電源内蔵・ヒートシンクボディ
電源アダプターがすっきりしており、熱を逃がす新素材の筐体を採用していること。

・「PC連動AUTO電源機能」搭載
すべての接続方式でパソコンに連動してドライブ電源をON/OFFできる「PC連動AUTO電源機能」を搭載

・そして手ごろな市場価格


USB2.0で接続すると、一切の設定なしに利用できた。極めて高速にバックアップができて満足。

ふたつとも定番的なモデルですが、良い買い物でした。