Technology: 2005年2月アーカイブ

あいかわらずスパムメールがひどい。

Webでメールアドレスを公開するとすぐに広告メールが送られてくるようになる。スパム業者の情報収集ロボットが、Web上に書かれたアドレスを拾い集めているからだ。だからといってコンタクト先をWebに表示しないわけにもいかない。

そこでメールアドレスを保護する方法をいくつか発見。

■1 画像化する

メールアドレス表示を画像化してしまうツールがある。画像化すればロボットはほぼ読むことができない。

・Handmail - スパム対策に!メールアドレスの画像化無料サービス
http://handmail.org/
handmailcap01.jpg

さらにデザインしたい場合には次のツールもいい感じだ。

・でざいんめーる
http://sagittarius.dip.jp/~toshi/cgi-bin/designmail/designmail.html
designmail01.png
designmail02.png
designmail03.png
designmail04.png

また、私のようにGmailを使っている人には専用の画像化ツールがある。

・Gmail Signature Generator
http://playtime.uni.cc/gmail.php
gmailimg01.jpg

■2 HTMLエンティティ化する

テキストをHTMLエンティティというコードに変換するツールがある。

HTMLエンティティ化
http://hp.vector.co.jp/authors/VA022023/javascript/make_html_entity-ja.htm#ref

たとえば datasection@gmail.com のHTMLエンティティは以下のようになる。

mailadrhtmlent01.jpg

これはHTMLとして表示させると datasection@gmail.com と書いたのと同じ表示になる。

ただし、この方法は最近のロボットは解読能力のあるものも登場しているようだ。

■3 JavaScriptでmailtoを表示する

コード化した上でさらにクリッカブル表示にするためのツールがある。

・mailto: tag JavaScript is created. - mailtoタグ JavaScript 変換ツール
http://external.pcc.jp/~biso/bagongbayani/mail.html

これを使うとMailto表示部をHTMLではなく、ロボットが取得できないJavaScriptプログラム化することができる。この方法を使えばユーザはアドレスをクリックするだけでメールソフトが立ち上がるので、画像化された文字を手で打ちなおす必要もない。

他にやり方をご存知の方がいたら教えていただきたい。

■4 捨てアドレス専用メールサービス

私は最近Web表示にGmailのアドレスを使っている。これは常用でないのでスパムが多少入っても問題ないし、Gmailにはスパムフィルター機能もあるからだ。ある意味では捨てアドレスなわけだが、捨てアドレス専用サービスも発見した。

その名もMyTrashMail.com。

・迷惑メール Service MyTrashmail.com
http://www.mytrashmail.com/meiwakume-ru.aspx?language=jp

割り切り方がすごい。

誰でも好きなユーザIDを取得できる。

すると、

ユーザID@myTrashMail.com

というメールアドレスが作成されてメールを受信できるようになる。登録に個人情報はいらない。受信内容を見るのにログインもパスワードもいらない。誰でもIDを知っていれば中身を読むことができてしまう。ある程度長くてユニークなIDにすべきである。届いたメールは2週間保存され捨てられてしまう。一時的に匿名でメールを受け取りたい場合のサービスだそうだ。

というわけで私も早速、

daiya@myTrashMail.com

を作成してみた。

こんなふうに受信内容をチェックできる。受信メールのRSSまで出力してくれる。


mytrashmailcap01.jpg

さあ、どんどん要らないメールを daiya@myTrashMail.com にください。読むかどうか分からないし2週間で捨てられてしまいますけどね。