Stationary: 2013年5月アーカイブ
統計ノート。存在は昔から知っていたが、はじめて使ってみた。統計データを記入するための縦横罫線が印刷されている。
当たり前だが上下の値を計算して合計値を埋めなければならない。すごく面倒。コンピュータが普及する前の時代は、統計学者だけでなく、企業の会計も、こういうノートが計算ツールだったのだろうが、昔の人たちは偉かった。こんな大変な作業をしていたかとちょっと感動する。
エクセルがあるのになぜ今さら紙を使う必要があるのか?
iPhoneで管理している自分の歩数などを記入して傾向を分析するなど、やってみたが、手でひとつひとつ記入していくと、埋めていく間にさまざまな仮説が頭に上ってくる。土日はやはり歩数が多いのは家族で外出するからだろうとか、それに続いて多い歩数の水曜日は、会社の後に大学に出ているから移動が多いからだろうとか、たしかこの日は風邪で寝ていた日だとか。記入するのに時間がかかるから、その間、自然と数字の意味を考えるのだ。iPhoneからエクセルへ自動的にデータをエクスポートしていたら、仮説を立てる前に終わってしまう。紙のノートはデータサイエンティストの養成ギプスになるかもしれない?。
「高校生からの経済データ入門」にグラフよりも表を見て考えるべきという指南があったが、アナログの表をつくるというプロセスもまたいい勉強になるなと思う。手を動かしながら考えることは、ただ考えることとは違う意味のある行為なのだ。そこにアナログのツールの価値が残されているし、文具メーカーにとってのデジタル世代のアナログのイノベーションの余地があると思う。
高校生からの経済データ入門
http://www.ringolab.com/note/daiya/2013/04/post-1791.html
小学生の子供との親子コミュニケーションによいかもと思って。
B6のキャラクター交換ノートはシリーズらしいのだが髪が薄いおじさんパンダのおじぱん版。複数人数で交換日記が書ける。
交換日記のテンプレートが面白い。コミュニケーションの材料として、ビジネスシーンでも使えるアイデアだと思う。
・今日のハッピー度のグラフをつける
・グッドニュースとバッドニュース
・恋のはなし
・しつもん・そうだんコーナー
・ファッションチェック
・えしりとりコーナー
・あんごうコーナー
秘密暗号のリストとメンバー紹介のページがあり、仲間内でのコミュニケーションを盛り上げる。
デジタル化、オープン化、ソーシャル化が進んでいく現代にあって、手書き交換ノートの共有というクローズドで人間臭いコミュニケーションは、今また価値を増しているのではないだろうか。
すべてのページ横に大きくページ数が印刷されていて、表紙の次にあるインデックスページに、各ページの内容を書きうつして、目次をつくることができるノート。あれはどこに書いたっけ?と後からの検索性が高くなるというわけ。
記帳面INDEXノートという名前から予想通り、各ページのタイトルを書きうつすのが面倒だから、相当に几帳面な性格な人でないと一冊コンプリートしないだろ、というのが店頭での第一印象。実際、どうなんだろうと思って、買って使ってみた。
回数が多い会議の記録ノートとしては、毎回目次にタイトルを書くのが面倒で使えない。しかし、週に数本あるセミナー、レクチャー聴講用のノートとしては結構使えそうなことがわかった。セミナーが始まるまでの待ち時間にさらさらっと書いていけば管理が楽にできるから。