Stationary: 2012年10月アーカイブ
本来は漫画家がふきだしを描くのに使うらしいのだが、ビジネスで使うノートにも使いやすい形の種類、大きさが揃っている。ふきだしだけでなく一般的な楕円や四角形もあるので、関係図を描きやすい。
私は普段は乱雑にノートを取る、書き殴るタイプだけれど、この定規があると少しは綺麗に書いてみようかという気になる。発想を広げていくに当たって、この定規で先に三つふきだしを描く作業をしていると、その作業の間に3つのアイデアが思い浮かんできたりすることがある。手を動かす効果、視覚の効果とでもいうべきか。これに対してパワーポイントでは簡単にふきだしを出せるので思い浮かぶ暇がない。アナログなツールの魅力、可能性ってまだまだあるなと思う。
85mm×70mmの青いメモ用紙が100枚に黄色いゴムバンドがかかっている。デザイン性が高いメモ用紙。
メモ用紙は上部が薄く接着されているから剥がして使う。
しかし、ポストイットのように裏面にべったりとノリがついているわけではない。だから壁に貼るのであれば別途接着用のノリが必要である。実は私は買ってから、その事実を知って戸惑った。貼れないんじゃ意味がなくないか?と。
卓上で動かしながらブレインストーミングをするのに向いている。
保存しておきたいメモはブロックの背面にまわして、ゴムバンドでとめて携帯できる。
中長期のプロジェクトのにひとつのブロックを割り当てて使うのがよさそうだ。これまでに出たアイデアを持ち歩いて、いつでも卓上に広げて、ブレインストーミングを再開できる。
左右のページに異なる罫線を配したライフのデュエット ノートブックのシリーズ。
このノートは、左のページは方眼、右のページは無地になっている。絵や図を描く、テキストを書く、が見開きで分けてできる。
面白いノートでしょうと見せびらかしていたら、「鎌倉ノート」という似た発想のノートがあるということを教えてもらった。
これは
右目からはいる情報は論理脳の左脳へ入る
左目からはいる情報は視覚脳の右脳へ入る
だから左側に無地で絵を描けるようにして、右側に罫線を配している。ライフのノートとは逆のデザイン。なかなか面白い考え方だと思うが、人間は両目で見ているのだから厳密にそれをやるなら、左右の間に衝立のようなものをおいて遮断しないといけないんじゃないのと思ったり。
なにはともあれ左右非対称のノートというコンセプトはまだまだ可能性を感じる。
・日本語横書きに最適化した変形台形ノート 伊葉ノート
http://www.iha-notebook.com/
なぜこんな形状になったかというと奇抜なデザインを狙ったというのではなくて、ちゃんと設計者の理論的仮説にもどついている。人間工学的な論文があるわけではないが、作者の観察と商品テストによって、使いやすさを検証しているという。
1 角度をつけたほうが腕や肘に楽という理論に基づいている。
2 角度が点いていた方が正面から読みやすい
確かに使いやすい。人前で出すとそれなんですか?と突っ込まれるのが難点であるが、普通のノートを少し角度をつけて使っていた人にとってこれは合理的だと思う。すべてのノートがこの形状になってもよいのじゃないかと思った。
伊葉ノート オフィシャルサイト
http://www.iha-notebook.com/
詳しい理論の説明がある。
【ナカバヤシ】【2013年】スマレコダイアリーA5 [SRD-DA5-13]
紙のスケジューラーとデジタルなスケジューラーの内容が同期していなくて、ダブルブッキングとかした覚えのある人に朗報。グーグルカレンダーと紙のカレンダーを同時に見ることができるスマレコダイアリーのシリーズ。
専用アプリをインストールしてスマートフォンでカレンダーページを撮影する。するとアプリ内では、紙の写真データの上に、スケジュールをデータとして書き込むことができるようになる。
紙のスケジュールにペンで追記したら、再度撮りなおせばデータは更新される。
データとしてはスマホでみる画面を常にマスターと考えればよい。
グーグルカレンダーと連携させることができる。上の画面でLと書いてある日付にはグーグルカレンダー上の予定が入っている。タップすれば内容を確認できる。
さらに紙に書いた情報がグーグルカレンダーにもデータとして登録されると便利になるのだが、そのうち対応してくれるのを待つ。
マウスパッドになるロディアのメモ帳。
これは買ってよかった。
机上にあるマウスパッドは、当然のことながら利き手の手元なので、落書きするのにちょうどよい場所にあるし、そこに書くと自然と視線がいきやすい。メモやリファレンスをおくには最高の場所であることがわかった。
ロディアの紫色の罫線方眼が30ページ。いま抱えているプロジェクトについてのアイデア、電話の内容、検索キーワードなど、デスクトップ作業をしながら、当面、消したくないアイデアを残せる。パソコンは電源を落としたら画面が消えてしまうが、ここに書いておけば消えない。当たり前だがそれが便利だ。
紙だからといって、すべりが悪いとかマウス認識がよくないということはない。低反射で赤外線マウスに対応。紙ではあるがマウスパッドとして性能は申し分ない。
ときどき紙をめくって新しい面がでるので、普通のマウスパッドよりも衛生的であるかもしれない。30枚のメモ帳ののりづけの方式も考えられていて、マウス操作によってめくれてしまわないように設計されている。
デジタル世代のアナログ文具として秀逸。
・ブロックロディア No.08 (210×74mm) cf8200
210×74mmという細長い形状がユニークなロディアのメモ帳。ペンよりも長い。短冊みたいな形をしているが、方眼の罫線はやはりロディアのおなじみのものなので、横書きで書けと言われている気がする。
使ってみて思ったのは、とにかくブレインストーミングに向いているということ。キーワードをどんどん書き出していくのに最高のフォーマットだ。
ひとりで5分でアイデアを10個書く(このサイズは15個くらいがちょうどいいみたいだが)なんていう自己強制セッションとしてこのメモ帳は使える。あるいは、はい、まずこの紙にアイデアを全員10個書いて指示して配ってもよい。
十数個書くと下までびっしり埋まる。逆に書かないと余白が目立つ。なんとか下まで埋めたくなるアフォーダンスが埋め込まれている感じがする。