Stationary: 2010年8月アーカイブ
無印良品から販売されている原稿用紙のA4ノート。
久々に原稿用紙に文章を書いている。これが結構調子がよいのだ。これまでノートPC、エアペン、Pomera、iPadとデジタルデバイスで頑張ってきたが、紙の原稿用紙の生産性はなめられないものがあると最近気がついた。
原稿用紙なのだから当然だが、ただひたすらに原稿を書けという強烈なアフォーダンスを発している。印刷されたマス目を無視して落書きするなんて言語道断である。メールやウェブなど見るなんてもってのほかであるし、そもそもネットになどつながっていない。一度ペンで書いたら、消すのは面倒であるから、頭の中である程度考えて書く。テンションが一段階上がるのである。
ただ、ひさびさの原稿用紙であるから、私は常識のはずの書き方を忘れていることに気がついた。そうだよ、段落の冒頭は字下げしなきゃいけないし、句読点は行頭に来ちゃいけないんだよ、他に何があったっけ?と。
Wikipediaによると、原稿用紙の使い方は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E7%A8%BF%E7%94%A8%E7%B4%99#.E5.8E.9F.E7.A8.BF.E7.94.A8.E7.B4.99.E3.81.AE.E6.9B.B8.E3.81.8D.E6.96.B9
・段落の冒頭は1字下げる(空白を置く)。
・句読点、閉じ括弧などが行頭に来ないようにする。(禁則処理。ただし「。、」などをぶら下げると見落しやすいために、文筆を業とする人々のあいだでは、むしろこの原則を守らないことがルールとなっている。)
・欧文は横書きとし、2文字分を1マスに入れる。
・感嘆符「!」や疑問符「?」のうしろは1マス空ける。
・リーダー(......)やダッシュ(──)は2マス分を使う。
・鍵括弧で始まる「会話文」は直前で改行し、行頭に鍵括弧を配する。会話文が2行以上に渡るときは、行頭を1文字下げる。(なお、同じ鍵括弧を利用する場合でも、心中語や引用では行替えをしない。)
・ふりがなは文字右隣り余白に小さく記述する。
・改行しての長文の引用は1字もしくは2字下げで書く。
であるとのこと。