Software: 2013年2月アーカイブ
数年前、私は数あるYahoo!サービスの中でもとりわけYahoo!ノートパッドを愛用しています、とヤフーの社員に話したら怪訝な顔をされたことがあったのだが、このたびこんなお知らせが表示された。
「Yahoo!ノートパッドをご利用のお客様へ大切なお知らせ Yahoo!ノートパッドは、2013年3月17日(日)をもちまして、サービスの提供を終了させていただくことになりました。長い間ご利用いただき、誠にありがとうございました。登録されているノートのデータは2013年3月18日(月)より、Yahoo!ボックスへ順次移行されます。」
うーん、残念終わってしまうのか。このWeb上にメモを残すだけのサービスが始まったのは2000年12月14日だった。私の最古のメモのスタンプは2001年1月10日になっているから、実に12年も愛用してきたのだ。遂に終わってしまうかと寂しい限り。長年、一般には不人気なサービスではあったが、残念無念。Evernoteとは違う感じが好きだったのにな。
Yahoo!ノートパッドに残したメモは自動的にストレージサービスのYahoo!ボックスへと移行するそうだ。さっそくiPhoneアプリをインストールしてみた。DropboxとNdriveをすでに使っているので3つ目になってしまうが、今後Yahoo!のさまざまなサービスとの連携が深まっていけば、使う機会も増えそうな期待のアプリ。
現段階ではとてもシンプルで、ファイルのアップロード、ファイルのダウンロード、写真撮影の機能、共有フォルダー機能、お気に入りファイル機能がある。Yahoo!フォトとYahoo!ブリーフケースのデータがいつのまにか移行フォルダに入っていた。これらのサービスもいつのまにか終わってしまったわけか。Yahoo!のサービスが終了した場合に、ユーザーのファイルはここへ収納されていくという役割になるのかもしれない。
iOSアプリを誰かに紹介するのに便利なアプリ App Deli
確かにこういうの必要だよなあ。気に入ったアプリを誰かに教えてあげたいときに、アプリ名だけを伝えるのは不親切だ。アプリのダウンロードURLで教えてあげたい。しかし、いざURLをとろう思っても、自分がすでにインストールしてしまったアプリだとそう簡単にいかなかない。わざわざ一度Appstoreで検索しないとURLにたどりつけない。
App Deliを使うとインストール済のアプリの一覧が表示されて、そこからアプリを選び、次に紹介する手段を選ぶ。メール、Twitter、Facebook、SMS、LINEが選択できる。
AppStoreの紹介機能ではできなかった複数のアプリを一度にメールで紹介するということも、このアプリだとできる。よく紹介されたアプリのランキングを見ることもできる。人に教えたくなるアプリってなんだろうか?現時点での1位はLINEだった。
先日のiPhoneフォトグラファーの三井公一氏のセミナーで紹介されていたアプリを早速使ってみている。プロが選ぶだけあって使いやすい。眠いかんじの写真もフィルターで魅力的な写真に加工することができる。
スマホのタッチパネルならではの秀逸なインタフェースを備えている。これはPCとマウスのフォトショップではできない。画像の上で指を上下に動かすとフィルターの種類を選択でき、左右に動かすとフィルターの強度を選択できる、というもの。右上をタップするとフィルターがかかる前の元画像をいつでも参照できる。これなら一眼レフで撮影した写真もスマホに転送してSnapspeedで加工したいくらいお手軽、便利だ。
オート修正、垂直平行の調整、部分切り取りなどの一般的な加工機能はもちろん搭載されおり、これ一本でiPhoneの写真の編集処理は間に合ってしまう。TwitterやFacebook、メールなどへの共有機能も充実している。
カメラと写真映像の情報発信イベント シーピープラス PowerShot N
http://www.ringolab.com/note/daiya/2013/02/-powershot-n.html
iPhoneのテザリングが開始されて、とても便利になったが、通信量には上限がある。iPhoneの標準の「設定」機能では、その端末の累積通信量しか把握することができないため、アプリを探していたら、素晴らしい完成度のDataWizをみつけた。DataWizは3G回線とWiFiの両方の通信量を別々に記録してグラフにする。
ちなみに2013年1月の一か月の通信量は、
3G 2.05GB
WiFi 4.98GB
だった。合計で7ギガバイト程度ということ。3Gの上限の月7Gには程遠いことを知った。
アクセスポイント別の使用量も見ることができる。どこで通信を行うかを量で確認できる。自分のスマホの利用スタイルを分析するのにも役立つ。また過去の通信の記録から、今後の通信量の予測も表示する機能もある。
月間通信量の上限(7ギガバイト)と通信料金の支払日(1日)を設定すると、それを超えそうな場合は事前にアラートを出してくれる。またこのソフトが記録している通信ログはCSVデータとしてエクスポートできるから、PCでのさらなる深い分析が可能だ。
Vineは最大6秒間の超ショート動画をTwitterに投稿するためのサービス。
Vineは真面目な動画というよりも、TwitterやFacebookでいいね!を集めるためのネタ動画の作成ツールとして流行っている。撮影した数秒の動画は無限ループする。たとえば誰かを振り向かせる数秒のシーンを撮影すると、それが無限にループして、誰かさんがひたすら振り向き続ける動画になる。工夫次第でかなり注目を集めたり、笑わせる動画ができあがる。
6秒間の動画撮影は、指で押さえている間だけ記録が続き、離すと一時中断するという独特のカメラ仕様。飲み会、パーティの様子などを断続的に数秒ずつ紹介するなんていう用途にも向いている。
アプリからハッシュタグによってカテゴライズされた動画を見ることができる。
GIFアニメ・超ショート動画って、90年代から脈々と続いてきて、特にGIFアニメはTumblr方面、中国方面でここ何年間も温められてきましたが、Twitterが6秒間の動画Vineを打ち出して表舞台で注目が集まっています。夜明け前といったところか。instagram、LINEのような大化けをするか?
Vine
https://vine.co/
ニフティ、「国際GIFアニメアワード」今年も開催、3月3日まで作品募集 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130208_587132.html
Twitter、"公式"動画投稿アプリ「Vine」を発表 - ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1301/25/news033.html
Twitter、「Vine」をNC-17指定に--ポルノ騒動を受け - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/service/35027918/?ref=rss
広がり続けるGIFアプリ:FotoRusが世界中で2000万ダウンロードを突破
http://jp.startup-dating.com/2013/01/fotorus-gif-maker-app-20-million-downloads
Vineに投稿された動画をGIFアニメに変換できるサイト「GifVine」 : ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2013/02/130206gifvine.html
Vineに投稿された動画を延々と流し続けてくれるサイト「Vinepeek」 : ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2013/02/130204vine-peek.html
MyYahoo!
http://docs.my.yahoo.co.jp/st/smartphone/promo/index.html
MyYahoo!のスマートフォン版がはじまっている。専用アプリではなくスマホのWebブラウザでアクセスする。スマホで見やすくなって、MyYahooの価値が復活した。GoogleReaderやNetvibesという洋モノは機能的でクールなのだけれども、慣れ親しんだYahoo!のデザイン、スタイルは捨てがたい(私のPCのスタートページはヤフーなもので...)。
ということで今のところ、
・MyYahoo!はプライベートな情報収集が中心
・GoogleReaderはブログ、ニュースのまとめ読み(Readerでスマホから利用)
・NetVibesは仕事の情報収集が中心
という使い分けをしている。
MyYahoo!には、いわゆるエゴサーチで、自分の会社やブログのクチコミを探すため、Yahoo!ブログ検索の検索結果やTwitterの検索結果RSSを大量に登録している。自分の住んでいる街のランドマーク名もたくさん登録しており、クチコミベースの街ネタがもれなくひっかかるようにしている。こうすると情報誌などよりも開店閉店情報ははやく入ってくる。
・ニートから社長になろう? 時間を意識させるアプリ LifeTimer
自分の誕生日や就寝時間、始業時間などを入れると、
就寝時間まで あと○時間
始業時間まで あと○時間
終業時間まで あと○時間
次の休日まで あと○時間
○0代になるまで あと○時間
次の誕生日まで あと○時間
の時間や日数が表示される時間を意識させるためのアプリ。
任意のイベントを登録できるので、私はブログ10年達成の日付を入れてみた。あと約7か月だ。カウントダウンが日々の励みになりそう。
それにしてもキャッチコピーの"ニートから、社長になろう!"が面白い。これはいまどき逆にめずらしいメンタリティである気がする。
【今後のアップデート予定】
・ iOS カレンダーとの連携機能
・ Google カレンダーとの連携機能
・ Facebookの友人とのイベント共有機能
という開発予定があり期待である。
Appgratisは開発企業に交渉することで有料アプリを1日だけ無料にして配布するサービスだ。1日に1つか2つのアプリが公開されているが、有料限定ということもあってか、なかなか面白いアプリが混ざっている。Appgratisには全世界で800万人のユーザーがいて、1年間に1億のアプリをインストールさせたそうだ。
それにしてもよく考えられたビジネスモデルだなと思う。1日だけ無償にすることで、ユーザーを集める戦略は、メディア側にとっても、開発企業にとってもメリットがある。日本でもこうしたキャンペーンは増えていきそうだ。
【runtastic】AppGratisと提携し、ランニングアプリ「runtastic PRO」iPhone版を無料で提供(1月31日限定)
http://news.livedoor.com/article/detail/7366016/
こんなリリースを出した企業もある。
Appgratisは1月にはベンチャーキャピタルから1350万ドルを調達したという。
そういえばこの方法はアプリに限らず、電子書籍でも音楽でも映像でもなんでもプロモーションに使えるなあ。