Software: 2012年10月アーカイブ
先日日本でもKindleが発売になった。私はPaperwhite3Gモデルを予約した。
電子書籍端末としての日本語版Kindleが世に出るのは11月以降だが、電子書籍販売のKindleストアが一足先にオープンした。Kindleの書籍はKindle端末以外でも、iPhone、iPadやAndoroidで利用できる。一足先にコンテンツを利用してみた。
標準辞書(初回無料ダウンロード)やGoogleやWikipediaを使って言葉の意味を調べることができる。この標準辞書は大辞泉らしいが無料なのに詳しくて高評価。
KindleではPDFやワード、HTML、テキストなどを表示させることもできる。専用メールアドレスに添付ファイルでメールを送るだけだ。パーソナル・ドキュメントで変換・転送できるドキュメントは以下のファイル形式。
Microsoft Word (.doc, .docx)
Rich Text Format (.rtf)
HTML (.htm, .html)
Text (.txt) documents
圧縮フォルダ (zip , x-zip)
Mobi book
録音した言葉にメロディをつけて歌にしてくれるスマホアプリ。平板な音声にメロディとリズムがのる。曲調は選ぶことができる。多くの楽曲は有料で販売されている。これが1曲170円とか結構高いのであるが、Krushという仮想通貨があり、CM的な動画を見ると貯まる。150Krushで曲の購入ができたりもする。ちょっと面倒だが、お金を使わずに楽曲を増やすことはできる。
作成した曲は公開することができる。他のユーザーの人気楽曲を聞いたり、いいねを送りあったり。楽曲データはFacebook。Twitter、メールなどで人に送ることが可能。
これは算数の九九や歴史の年号、憲法の条文などを覚える際の学習にも使えそう。早速やってみた。
一言をレイアウト 言葉のinstagram Whims
Whimsはことばをレイアウトして披露しあうサービス。
これはかなり面白い。句会みたいな楽しさがある。
英語圏のサービスで投稿作品の多くは英語であるが、日本語も使用は可能。
テキストを書いたら、フォント、サイズ、行間、背景色を選んでポストする。多数用意されたデザインのテンプレートを選ぶことで、誰でも美しいデザインにすることが容易。
アプリ内からフェイスブックやツイッターに投稿することができる。
人気作品はSpotlightのコーナーに展示される。
ある種のアート作品としてつくることもできるし、「今日の会議は最高だったね!」と仲間に向けたメッセージボードとしてつくることもできる。使い方はいろいろ。ツイッターでは表現できない視覚的なテキスト表現ができるのがうれしい。
虫の写真を撮影して送信すると、何という虫か、Wikipediaの説明ページもつけて、教えてくれるスマホ(iPhone,Android)アプリだ。
虫の写真を撮影しようと思ってわざわざ横浜の三溪園にいってみた。トンボがうじゃうじゃいるので楽勝と思ったが、近づくと逃げられてしまうので結構難しい。急ぐのでピントもあいにくい。手にとまらせたほうが静かになると後で虫好きから聞いた。
なんとか撮影したトンボの写真をアップロード。虫判定までの時間はサーバの混み具合によるらしく、私の場合は3日かかると言われた。数十分で戻ってきた人もいる。
見事にアキアカネと判定された。虫以外はどうなるんだろうと思って鳥を撮影して送信してみたが、こちらは判定不能 写真に虫が写っていませんと出た。
このサービスはどう考えても判定をする「中の人」がいるっぽいのだが、虫好きの人が運営しているのだろうか。24時間虫の写真が大量に送られてきて、天国みたいな状況を味わっているのかもしれないと思う。この「中の人」方式は虫以外の判定器にもいくらでも応用できそうだ。
平凡な日常を映画の予告編的なドラマチック映像に編集するviddy
いわばビデオ版のinstagram。15秒間の映像を撮影して、フィルターをかけ、音楽をつけることで、平凡な日常の風景もドラマチックな映像に変わる。まるで映画の予告編やプロモーションビデオみたいになる。ビデオはviddyのSNSで共有したり、FacebookやTwitterへ投稿することができるので反応ももらいやすい。
たとえば運動会会場で左から右へパンしただけの映像に対してフィルターとBGMをつけるとこんなんじになる。
徒競走になるとよりドラマチックになる。
3C、5F、CSR、ERP、KPI、KSF、M&A、MFTフレーム、PDCAサイクル、ROCE、SWOT、VA、VE、アウトソーシング.、アカウンタビリティ、アドバンテージ・マトリックス、委員会設置会社、イグジット、イノベーションのジレンマ。
MBA用語の意味をiPhoneで確認できるアプリ。検索、履歴、単語帳作成ができる。
上司が会議で専門用語を使って、メンバーがそれを理解できないとき、私は悪いのは上司の方だと思う。特にマイナーな用語を振り回すのはよろしくない。しかし、部下は部下で知らないならば柔軟な対応力を身につけるべきだとも思う。
たとえばこんなアプリでを机の下で起動してカンニングして、あたかも知っていたかのように応戦し、さらに難しい単語を使って迎撃するくらいのたくましさをもっていてほしいぞ、と。かくして会議はどんどん難解な用語だらけになっていき、ある日、「やはり無理するのやめようよ」という全体のコンセンサスに落ち着くプロセスこそ大切なのだ。
次世代型RSSリーダーの市場は、FlipboardやPulseなどスグレものが競争を激化しているが、Googleはカレント。いつのまにか日本からもダウンロードできるようになっていたので紹介。(デフォルトの登録コンテンツは英語ばかりだが、GoogleReaderと連携させることで、日本語のコンテンツも利用可能。)
ライブラリからジャンル別のコンテンツを選んで登録する。昔のRSSリーダーみたいに、自分でRSSを供給しているサイトを探してくる面倒な作業はいらない。HuffingtonPostは43万人、AlJazeraEnglishが16万人、DallasMorningNewsは4千人、というふうに購読者数が表示されていて、英語圏ニュースのメジャー感、マイナー感がわかる。
ビジュアル系のニュースリーダーでは、タイトル以上に、記事内で使われている画像が、読者をひきつけるのに重要な要素になっている。文字だけの記事は目を引きにくい。オンラインブックマークが人気だったころは、キャッチーなタイトルをいかに書くかが、アクセス向上の秘訣だったが、これからは記事に使う画像をうまく作れる人が人気になりそうだ。
このブログでも、書評、プロダクト評ならば商品画像、イベントならタイトル画像や写真、アプリならばスクリーンショットを入れるようにしている。アクセスログを見ると、キャッチーな画像は誘導効果が実際に高い。
iPadアプリ 雑誌みたいなレイアウトとページめくりで、ツイッターやニュースサイトを読む Flipboard
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/08/ipadflipboard.html
iPAd ビジュアルなインタフェースでニュースやブログを読む Pulse News Reader
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/06/ipad-pulse-news-reader.html
これまであまり視聴できていなかったWOWOWを、このアプリを使い始めてから、よく見る(録る)ようになった。興味はあるのになかなか見られないのは、郵送されてくるプログラムガイドをチェックする暇がないからだ。このアプリはほぼ丸ごとその中身を読むことができる。
番組情報をカレンダーへ登録する機能も、家へ帰ってから録画操作するのに大変重要。また視聴した番組について日記を書くことができる。見終わった後にこまめに感想を残していれば、年間ベスト映画紹介とか、ちょっとしたコンテンツになる。
サムネイルがついた番組表が見やすい。
機能
・月刊プログラムガイドの掲載(毎月20日頃更新、掲載は主要ページ)
・番組表(表示期間は最大2ヶ月です)
・全番組紹介(ジャンルや条件検索が可能です)
・キーワードによる番組検索
・番組のアプリ内お気に入り登録
・カレンダーに番組情報登録
・番組情報を利用した日記機能
・Twitter、Facebookおよびmixiへの投稿機能
・今月のオススメ番組をまとめた番組紹介
・無料動画紹介
・米国エンタメ情報を毎週更新で紹介「The WOWOW Times」
・映画の中で使われるクラシック音楽を毎週更新で紹介「今日の音楽」
・番組「BBC EARTH 2011」オリジナル壁紙の提供
・毎週更新の人気動画コンテンツ「町山智浩の映画塾!」をポッドキャスト形式(動画、音声)で提供
ぐるナビはクーポン主体で広告営業っぽい。食べログはクチコミではあるがメディアとして注目されたことで最近はノイズが増えてきた印象が強い。それで、今年よく見るようになったのがRettyだ。
・Retty
http://retty.me/
FacebookかTwitterで認証を行う。すると実在するユーザーのお気に入りの店や、行きたいと思っている店、行った店とその感想を読むことができるようになる。
ソーシャルメディアと連動することで、実名実顔をだすことになる。まさかリアルな友人知人相手にステマまがいのサクラコメントを連発するわけにもいかないので、自然と書き込みは信頼できるものになる。また自分と似た友人・知人の好みは自分とも相性がいい
使っていて思ったのは女性の書き込みに発見が多い、信用ができるということ。そういえば私のリアルなコミュニケーションでは、同性ばかりにうまい店ないかと聞いている。知り合いの女性にはほとんど聞くチャンスがなかった。味にも価格にも雰囲気にも女性の方が敏感なので、クチコミを一覧できるのは貴重な情報源だ。
スマホアプリでは近くの店のクチコミを見ることができる。エリア別ユーザーランキングもある。