Software: 2012年8月アーカイブ
・Klout
http://klout.com/
ソーシャルメディアにおける個の影響力を測定するサービスの代表格がKloutである。ユーザーが、KloutにTwitter、Facebook、LinkedIn、Google+などのソーシャルメディアのアカウントを登録すると、ユーザーの影響力指標Klout値を計算してくれる。
True reach ネットワークの規模
Amplification Probability 増幅力
Network Influence 影響力
といった要素を数値化した結果から偏差値のような数字を算出している。
Kloutスコアが高いユーザーには企業が優遇サービスを与えるKlout Perks も話題だ。航空会社がKloutのスコアが40以上だと空港のVIPラウンジが無料で使えるキャンペーンを展開するなど、このスコアでソーシャルメディアのインフルエンサーを囲い込んでつかまえようとしている。
KloutはGoogleChrome拡張機能、Firefox用のアドオンを提供しており、これらをインストールしたユーザーは、Twitterにアクセスすると、タイムライン上のユーザー名の横にKlout値が表示されるようになる。これなら簡単につぶやきを読む際に発言者の影響力の大きさ(らしきもの)を確認できる。
Klout Chrome拡張機能
https://chrome.google.com/webstore/detail/jjaakbhpcbpmojkhpiaacepfcaniglak
・Kred
http://kred.com
SocialIQ
http://socialiq.com/
Peerindex
http://www.peerindex.com/
などKlout的な指標は乱立気味。
少しカラーが違うのが、Socialchiefs。
Socialchiefs
http://www.socialchiefs.com/
ソーシャルメディア(Twitter、Facebook、LinkedIn)の利用状況を分析して、トピック別のオピニオンリーダーを毎週ランキング化するサービスだ。3つのサービスのにおける、過去1週間のフレンドやフォロワーの人数、発言数やいいねを押した回数、他者とのインタラクションの回数を分析する。そして話題(iPadやMicrosoftやObamaなど)ごとに最も影響力があった10人を発表する。
Evernote Clearlyは、Webのニュースやブログ記事を、メニューや広告、装飾などをのぞいて、本文のみをきれいにスクラップするためのブラウザアドオン。
たとえばこんなニュース記事があるとして、このまま取り込むと、Koboについての記事以外の情報がたくさんくっついてきてしまう。あとで検索したときにもノイズになる。
Clearlyのボタンを押すと、同じページがこんなふうになる。フォントや背景色など数種類のテーマからデザインは選べる。本文らしい部分は自動抽出してくれるので楽だ。マーカーをひける。この状態でEvernoteへ保存できる。
シンプル化された記事はめにやさしい。長文記事を読むのが楽になる。印刷してもうつくしい。Evernoteは長く使ってきたが、Clearly入れていなかったのは不覚だった。
このツールを使うと保存時に広告がカットされてしまうのでサイト運営者にとっては困るところもありそうだが。
自動で訪れた場所、滞在時間を記録し続けるiPhoneアプリ。ヤフーが開発した。シンプルだが、移動記録メモツールとしてよくできている。アプリを立ち上げて記録を開始したら、このアプリを起動していない時間も背後でずっと移動をGPSで記録し続ける。
移動はリアルタイムに地図上と時刻上に表示される。途中に自分で書いたメモをはさむことができる。旅行記や営業日報をつくるのにも使えそうなツールである。いまここにいますとツイッターやフェイスブックへつぶやくこともできる。移動記録のデータはEvernoteへ送ることができる。
データには○○エリアというまとめ方で場所が記録され、そこに○分滞在しましたという情報が残る。いつもの移動であっても実際に移動や滞在にどのくらいかかっていたかがわかって面白い。
・背景画像でToDo管理もできるiPhoneメモ STIMO
これは結構よいかも。
私は普段は予定が多くて忙しい日にだけ、紙にリストを作って管理しているが、どうせなら常時携帯するスマホでやりたいと思っていた。
下の付箋から好きな色のを取り出して、メモを記入する。複数行でも書ける。そしてこのアプリでは1日の時間軸の上にメモを自由に配置できる。できたものは隣の画面のDone、あるいは先延ばしにするならLater欄へ移動させればいい。
この時間軸もLater/Afterもただの画像に過ぎない。画面は8つあって好きな背景画像を選べる。組み合わせ次第で自分なりの使い方を考えられる。
付箋は、
・移動・・・付箋を軽くホールドしてからドラッグ
・削除・・・付箋を長押しして×ボタンをタップ
・編集・・・付箋をダブルタップ
で操作する。
背景画像を取り換えることで、ToDo管理ができるようになるというアイデアが素晴らしい。ブレインストーミング用の背景として、いろいろなアイデアを分類するためのマップなども今後加えてくれたらさらに使い道が広がりそう。他のアプリとの連携も欲しい。
iPhoneをマイクにするアプリ。
イベントでマイクが見当たらない時にとっさにiPhoneで代用できる。
勘違いしやすいのだが、iPhone内蔵スピーカーを使うわけではない。オーディオケーブルを使ってiPhoneのイヤホンジャックと手持ちのスピーカーの入力端子をつなぐ必要がある。パソコンを使ってストリーム放送をやろうなんていうときに、マイクを忘れた~なんていうシーンがあったら、これで救われるというわけ。
インタフェースは直感的で(といっても特に機能がないからだが)、画面スライドで音量調整ができる。MULTIボタンを押すことでマイクの利用中でも他のアプリが使える。他のアプリを利用しながらでもマイクとして機能するから、用途は広がる。
いろいろとありもので仕上げなければならない低予算イベント、突発コミュニティイベントに役立ちそうである。
あの人何歳なんだろう?という悩みを一発で?解決できるかもしれないおもしろいiPhoneアプリ。写真から年齢を推定して表示する。私はいま41だが、判定では43と出た。まあだいたい当たっている。赤ん坊や子供でも試したが当たった。だが精度はよくわからない。大人の場合大きく外れることもある。100人やって平均したら結構高い精度があるのかもしれないのだが。
使い方は簡単で顔写真を読み込ませるだけ。顔写真はFacebookや画像検索から持ってくることができるので簡単である。知り合いでも芸能人でも歴史上の偉人でもOK。坂本竜馬の有名な写真でもやってみたら28歳と出た。近いのではないか。
真夏に外出が多い人は入れておくといいiPhoneアプリを2本。熱中症警戒計は、「危険・厳重警戒・警戒・注意」の4段階、または「運動中止・厳重警戒・警戒・注意・ほぼ安全」の5段階で警戒度合いを表示してくれる。
最初にまず計測対象の都道府県を設定する。5つまで登録することが可能。気温と湿度が表示されるがiPhoneに温度計や湿度計が入っているわけではないので、これはその場所での値ではなく都道府県内の観測地点での値。そして暑さ指数(WBGT)。この数値をもとに警戒度が決定されている。
今日は本当にやばい熱さだと注意をすることができる。
ソラダス台風レーダーは台風がいまどこにいて、これからどこへ移動しそうか台風進路予想図や、気象庁の台風に対するコメントを確認できるアプリ。その他の機能がほとんどなくて、ただ起動すれば台風の状態がわかるというのがうり。
長文でいいこと言ってそうなのだけれど長い。そんな長文を読む気力がない。でも中身は一応チェックしておきたい。そんなときにこの要約アプリが役立つ、かもしれない。Webのテキストから、単語出現頻度解析により重要なキーワードを判別し、要約文(重要文)を抽出する。
アプリ内にWeb検索やブックマーク機能があるが、Safariと連動させることもできる。Safariのブックマークに専用コードを登録すれば、ブラウズしているどんなページでもこのアプリへ送ることができる。
さて、精度であるが要約に向いているページとそうでないページがある。人間がやっても要約がしやすそうなページはやはり精度が高く、複数の主題が入っていたり、会話文だったりすると低いという印象。
読む気が薄れるほどの長文を、ざっと読むにはいいかもしれない。
・プラチナバンドは「ある日突然、全国でつながるわけではない」と孫社長 基地局急ピッチで整備へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1208/01/news036.html
ソフトバンクは7月25日からプラチナバンドに対応を開始したわけだが、速度もきになるところ。高速になったかどうかを確認するには導入の前後で調べておく必要がある。ということで測定アプリをみつけた。3GとWifiの測定が可能。
普段は通信速度を意識していなかったので、今回はじめて把握できて有益だった。港区のよくいく場所で3Gだと下り4.30Mbps、上り1.58Mbpsとそんなものだったか。自宅の無線LANは10Mbps以上出ている。ふーん。
このアプリは一定時間内に測定サーバとやりとりしたデータからスループット値の平均を抽出している。つなぐ先のサーバ次第ではまた違った値がでるかもしれないが、およその目安を知るのには使えそう。