Software: 2012年6月アーカイブ
テレビ番組のつぶやき視聴率をグラフでリアルタイムに見ることができるiPhoneアプリ。日本テレビがつくった。よくできている。いま何チャンネルの番組がネットで盛り上がっているか、1日で一番盛り上がったのはどこだったかを、つぶやき数で可視化する。「App Store」と「Google Play」で無償ダウンロード可能。
視聴者がどれくらい番組にひきつけられているかを測る指標として、これまでの視聴率というのはあてにならないと思う。視聴スタイルが多様化している。テレビを見ながら、パソコンやケータイをしている、ながら族が多いし、映像が流れていても、それを真剣に見ているとは限らない。
真剣に見ている視聴者の度合いを測るのに、ツイッターのつぶやきの数も測るというのは、正しいと思う。つぶやき数だけだと、ネットユーザーの偏りがあるだろうから、視聴率とかけあわせて分析すべきだろうとは思う。局は、視聴率は高くなかったけれど、ポジティブなつぶやき数が多かった番組を、高く評価して育てる努力をすれば、視聴率至上主義から脱していけるのではないか。
最近はNHK NewsWeb 24のように、番組内でリアルタイムにツイッターのつぶやきを表示するネットとの融合番組もあらあわれた。こういうのはつぶやき数が多くなってしまうから、どう計算したものか悩ましい。
トップ画面では
「【東京】6月に行われているイベント」
「代々木公園イベント」
「脱マンネリデート(東京近郊のイベント)」
「東北夏祭り2012」
「ビアガーデンで夏を楽しもう」
のような複数のイベントが登録されている"イベントライン"が表示される。気になるラインをクリックすると、個々のイベントの情報が表示される。チラシなどの画像を次々に横へスライドさせてチェックしていく。
気になるイベントがあったらフリック操作で画面上へはじく。すると自分のお気に入りに登録される。イベントの住所はマップへ、詳細は公式サイトへ飛ばすことができる。
カレンダーアイコンをクリックすると、自分のiPhoneカレンダーに、イベントラインごと登録(照会)することができてしまう。これがうれしい。
本の表紙にスマホをかざして情報を見る AR書籍情報ビューア ミルタス
まだわずかな店舗(有隣堂の一部3店舗)でしか体験できないが、この光景は新鮮だった。書店の棚にディスプレイされている本の表紙を、スマートフォンのカメラでのぞくと、書籍が認識されて、関連する動画などの情報が見られるというアプリケーション。
常識的には書店内でスマートフォンのカメラなんて起動したら、店員さんに注意されてしまいそうだが、このコーナーは別でそれが推奨されているわけだ。ちょっとびくびくしながらやってみた。
まだまだ実験中のようで、アプリに対応している書籍もわずかであるが、カメラをかざすとすぐに認識されて情報が表示された。ブックマークできるので、気になる本のデータを書店でひろっておいて、あとでじっくり検討するという使い方ができそうだ。この表紙キャプチャでないと入手できない情報をつくれば、本屋はデータをひろいに行く場所になる、というのもありえる未来かもしれない。
ミルタス
http://mirutasu.com/