Software: 2012年5月アーカイブ
あのコンプガチャを疑似体験するアプリが登場。アプリ内広告もちゃっかり入っていて、騒ぎに便乗以外の何物でもないが、そういうノリ好きかも。次々に消されていくガチャだが、実際に課金しないのであれば、今後もコンプガチャは問題がないわけだ。
このアプリはストレートにコンプガチャのシミュレーション。カードを5枚揃えればコンプリート画面も体験することができる。ガチャをするたびにコインを使う。コインがなくなった場合は新規で購入する必要が出てくる。
コイン購入画面も実装されている。ここでは実際には課金はされないので、いくらでも浪費して大丈夫。
浪費した人間の全国ランキングが公開されるのが面白い。
ネットエイジDemoDay2012に聴衆として参加してきた。次々にベンチャーが8分間のショートプレゼンをして投資や協力を募るイベント。IT業界の有名人や実力者が多数参加していて、活気のある会だった。スマートフォンアプリや位置情報を使ったサービスが元気がよかった印象。
そんななかでその場でインストールして使って楽しかったのがこのiPhoneアプリのEyeland。近所でつぶやいている人とつながるスマホアプリ。開発企業によると、数週間AppStore無料総合1位となり、40万人以上が利用しているとのこと。FacebookやTwitterと連携不要のアプリなのに、都内ならば結構ユーザーの書き込みがみつかる。
「ローカルストリーム」でつぶやきを見つけたらいいねを押したり、直接対話をすることができる。
位置情報に誤差を持たせているので自宅でも安心であるとのこと。さっそく会場でつぶやいたら5人がいいねを押してくれた。
イベントについてソーシャルに盛り上がるには、Twitterでイベントのタグをつけて投稿するという方法だと、興味のない人にも見えてしまう。それに対してEyelandだと近所のつぶやきしか見えないので、参加者とだけ対話ができる。イベント用に最適化していっても面白いのではないだろうか。
これは素晴らしい翻訳アプリだ。画期的なデザイン。
スマートフォンを挟んで外国人と対話するときに、お互いの言葉を、音声でもテキストでもリアルタイムに翻訳してくれる。対応言語は日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語など多数。
最初に翻訳する言語を設定したら、母国語で相手に音声で話しかける、あるいはテキストを入力して画面を見せる。すると翻訳された結果が、音声またはテキストで相手の言語で出力される。向かい合いながら使えるというのが実用的だ。
こんな風に対面用に両方に翻訳結果が表示される。
翻訳精度は一般的な翻訳ソフトレベル。試しに桃太郎のおじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に、を入力してみたら、結果は上記のような感じ。まあまあ、か。正しく自動翻訳されやすいように、日本語の入力を気を付けないといけないというのがわかったこと。
・Klout
http://klout.com/home
KloutはTwitter、Facebook、Google+などのデータを使って、ソーシャルメディアにおける影響力を測定するサービス。ユーザーが各サービスのアカウントを登録すると、Klout数が表示される。
先日、こんなニュースもあった。
Kloutのスコアが40以上だとサンフランシスコ空港のVIPラウンジが無料で使える―キャセイがキャンペーン開始
http://jp.techcrunch.com/archives/20120509klout-cathay-pacific/
で、そのiPhone版が登場した。
クーポン券の割引率を変化させるなんて言う使い方もでてきそうだ。
本来はKlout数は結果であって、つくるものではないと思うが、こういう優遇サービスが増えると、Klout数を高くしたいという人が多くなるだろう。
Klout数は複数のサービスを活発に使っていると高くなるようだ。私はFacebookしか真面目に使っていないのだが、TwitterやGoogle+で、自動的に名言の引用をつぶやく設定をすればいいのかもしれないが...。世の中がボットだらけになってしまう。
ソーシャルネットワーク最適化が活発になると、ソーシャルネットワークの価値は毀損されてしまう。それによって現在のSNSが飽きられて、新しく出てくる次世代コンセプトのSNSへ移行する。これまでもそんな動きの繰り返しであったかのように思える。
これはかなりセンスがいいビジュアルニュースリーダー。デザインセンスが日本人離れしている気がする。日本語版がでたFlipboardやPulse News Readerの強力なライバルに育ったらいいな。
あらかじめジャンル別に厳選されたニュースサイトが登録されており、そこからユーザーが興味関心のあるサイトを選ぶ。ファッション/アート/デザイン/映画/音楽/旅行/グルメ/ビューティ/コスメ/家電/クルマ/携帯/コラムなど。汎用RSSリーダーが一般に普及しなかったのは、どのサイトを選んだらいいかわからない、登録に手間がかかるということにあったと思うが、これなら簡単だ。
このアプリの最大の特徴は、記事中の画像の上にテロップのようにタイトルを重ねるという表示形式。こうすると驚くほど、タイムライン上でニュース内容がわかりやすくなる。記事は内蔵ブラウザーやSafariに飛ばして本文を読む。
気になる情報はクリップする。他のユーザーのクリップ数が右上に表示されており、注目度を参考にすることもできる。そして自分のクリップもまた他者と共有できる。
各記事にはそれをクリップしたユーザーの一覧が表示され、ユーザーをクリップするとこれまでにクリップしてきたものの一覧や興味関心カテゴリ名が表示される。自分が面白いと思うものばかりをクリップするユーザーがいたら、フォローすることもできる。
サービス開始したばかりなので、まだユーザーもクリップ数も多くないが、それでもユーザーでフィルターすると興味のある記事を見つけやすいことがわかった。微妙な違いがわかっている似たものユーザーとつながれると快感だ。私はFlipboardやPinterestよりこちらのほうが好きだな。
Twitter、Facebook、Evernote、メールのアカウントを登録しておけば、各サービスに記事を送ることができる。
iPadアプリ 雑誌みたいなレイアウトとページめくりで、ツイッターやニュースサイトを読む Flipboard
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/08/ipadflipboard.html
iPAd ビジュアルなインタフェースでニュースやブログを読む Pulse News Reader
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/06/ipad-pulse-news-reader.html
ネタ収集に最適のiPhoneアプリ 何か。
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/04/iphone-20.html
Yomore Googleリーダー、Twitter、Facebookアカウントを統合してニュースチェックするスマホアプリ(iPhone、Android)
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/04/yomore-googletwitterfacebookip.html
GoogleChrome拡張 動画ゲッター
http://douga-getter.sub.jp/
会社や自分が取り上げられた動画がYoutubeにアップされていて、手元にダウンロードしたいということが相次いだのだが、どうやらこのツールがよいらしい。GoogleChrome拡張アプリ。
Youtubeやニコニコ動画など、動画が埋め込まれているページで、ダウンロードボタンをクリックすると、ダウンロード可能なマルチメディアファイルの一覧が表示される。選ぶだけでダウンロードが開始する。
このアプリは動画サイトに限らず、動画が埋め込んであるサイトに幅広く対応しており、あまり深く考えずに、ダウンロードしてみたい動画があれば押してみるとよい。MP3にも対応している。
リファラーやユーザーエージェントの変更オプションもあるので、技術に明るい人はダウンロードの幅を広げられそう。使用に当たっては著作権違反にはもちろん要注意。ダウンロードのみでも違法になる法律がいまはあるわけですから。
プロンプターアプリを研究中。
無料でこれはいいな。
読み上げる原稿を登録しておいて、プレゼンテーション時間を設定すると、文章がその時間で終わるようにゆっくりとスクロールする。発表者は内容とペースをリアルタイムに確認することができる、というもの。
パワーポイントのプレゼン時にiPhoneを横においてプロンプターにしてもいい。会議室で会議をしているときにも、iPhoneならば目立たないから使える。
原稿が先に行き過ぎてしまったり、逆に遅くなってしまったときは、画面をスライドさせれば、マニュアルで調整でき、そこからスクロールが再開される。
プレゼンの時間配分を体で覚えるために、日常的に使っていてもよさそう。
議事メモ
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/personal/se476396.html
定例会議の議事録をPCでとる作業を便利にしてくれるソフト。
基本はシンプルなテキストエディタだが、常に前面に表示される。半透明化をすることも可能。だから顧客リストをエクセルで画面に表示させて、みんなで順番にレビューしていくような定例会議で、メモをとりつつ議事進行できる。
まず新規作成してF5を押すだけで
議 題:
日 時:2012/05/06 11:55
場 所:
出席者:
という表題が入る。起動時に自動挿入するテンプレートを用意することもできる。
単語登録で10個の単語をCTRL+数字で呼び出せるように設定できる。打ち込むのが面倒な部署名や社内用語を登録しておくといい。
こういう、ありがちなビジネスシーンをちょっと便利にするシンプルなソフトいいですね。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se401986.html
「いつもお世話になっております」を、「いづもお世話になっでおりまず」に テキスト濁音変換ツール。ジョークアプリ。友人とのメールのやりとりで使うと楽しい。メーリングリストや掲示板で、独特のキャラをつくるのにも、利用できそうだ。
実はこのソフトはオプションが過剰に充実している。
山瀬まみ風にま行をば行にするとか、主語らしい「は」を「わ」にするとか、文末に山猫拝とつけるとか、ハクションとつけて風邪をひいたことにするとか、オバカな小技がいっぱいある。
変換したあとに音声読み上げソフトで再生するとどこかの田舎なまりみたいで面白い。
ぼがに使い道を考えでびだが、だどえば、電子書籍をづぐっで全文をごれで変換じで無償公開ずる。読べないごどばないが、読びにぐい。ぞごで変換前の標準語版ば有料で販売ずる。どいうのばどうが?
山猫拝
私はかなりイベントに出かけていく方である。各種展示会や講演会、地域のイベントなど、イベントを目的というか口実にして、外出するのが好きな人は、このアプリがおすすめ。
キーワードを登録しておくと、マッチするイベントが登録され次第教えてくれる。地域名や注目している有名人や著者の名前を登録していると見逃さずにみつけることができる。私の場合、湘南とか近所のデパート名とかも登録している。コミュニティのイベントやバーゲン情報がひっかかる。
いまいる場所からイベントを検索することも可能。過去の情報も見える。
年間約1万件のデータベースからイベントがせる。年間1万件ということは、1日30件くらいということになる。ある程度メジャーなイベントでフィルターされるので、とんでもないはずれは少ない。
イベントに関するニュース・ブログ・Q&Aの検索結果を一覧できたり、カレンダーに予定を登録できたりと、便利な機能がついている。
画像加工系は優れものが多いiPhoneアプリだが、これは全部入りで定番アプリといってもよいと思った。カメラ機能(リアルタイムフィルター、手振れ補正など)、アルバム機能(スター管理可能、メタデータ管理)、エディター機能(クロップ、リサイズ、フィルター、フレーム、文字入れその他多数機能)、オンライン投稿機能とすべてが揃っていて、どれも出来がいい。iPhoneで写真を撮影して加工することが多い人は、とりあえずこれ一本入れておくといい。
使いやすいアプリだが、多機能なので、写真アプリの中級以上のユーザーにとって最適だと思う。気の利いた機能が、あるべきところにあるのだ。たとえばアルバムではEXIFメタデータやGPSデータを確認でき、アップする際にそれを消すなんていうことも簡単にできてしまう。修正作業中はいつでもオリジナルと比較できるボタンがある。使える加工プリセットがいっぱいあって、スライドするだけで、数十種類を全部確認できる、など。
Facebookのつながり上で、知り合いの知り合いが近くにいたら教えてくれるiPhoneアプリ。とても面白い。プロフィールをみて気になる人がいたら連絡をすることができる。同じイベント会場に同じ友人知人つながりを探すことも簡単になった。
このアプリで知り合いと出会うには自分が動かなくてもいい。オフィスにいながらにして、知り合いの知り合いが会社の前を通ったら教えてくれるのだから。先日、このブログで紹介したYomoreの開発会社の方々がお礼に弊社を訪ねてくれたのだが、私も彼らもHighlghtを使っていたので、到着数分前にHighlightアラートが届いて知ることができた(下の図)
ただこのアプリは常時オンにしていると、知り合いの知り合いである誰だかわからない人に所在を教えてしまうわけで、フルオープン人生を歩む人以外は、使いたいときにオンにするにとどめたほうが無難だと思う。電池もそれなりに使うようだ。Pauseボタンで簡単にオフにすることが可能。