Software: 2011年11月アーカイブ
なるほど。よく考えた。単純だが現時点では新しい。
iOS5の新機能である"通知センター"(上からなぞるとスルっと降りてくる画面)にメモを表示させることができるアプリ。標準のメモやEvernoteその他のメモアプリなどいくらでもメモするアプリはあるのだけれど、複数あるがゆえに、どこにメモしたかわからなくなってしまうのもありがちなこと。
メッセージ確認で定期的に見るのが癖になっている通知センターに表示されれば、忘れないのである。手に直接ペンで書いておくに近いコンセプト。
このアプリでは4行のメモを、最大10件表示させることが出来る。もうちょっとなにか機能があってもいい気がするのだけれど現時点ではシンプルにただこれだけ。通知センターを使ったアプリは今後増えていくのだろうな。
現状iPhoneのテレビ番組表アプリと言うと定番にマイクロソフトのテレBingがある。非常に完成度が高いので当面はテレBingだなあと思っていたら、ライバルが登場。
テレビ番組表としては地味だが、基本機能が軽快に動くので、文句なし。何よりCSに対応しているのがよい。
最初に地域を設定する。そして地上波、BS、CSを選ぶ。CSはジャンル別に整理されているので見たいチャンネルを探しやすい。番組表の表示は縦でも横でも可能。広告が表示される。
これといった目新しい機能がないことで、軽い動作を実現している。ソーシャルメディアにつぶやくとか、番組サイトを見るとかは、テレビ番組表をみたいだけの人には不要な機能なので、この割り切り方はいいと思う。
iPhone/iPadでテレビ番組表 マイクロソフトが開発 テレBing
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/08/iphoneipadbing.html
パーティーでたくさん配って名刺が切れてしまう、オフだと思っていた日にオンの人と会ってしまう、なんていうことが年に何度もある。そういうときには本来は後日、感謝の手紙とともに郵送で送るのが正式なビジネスマナーであるが、実際のところ、なかなか日常そこまで手間をかけていられないものだ。
このアプリは、まずその場で相手の名刺を頂いておいて、メールで自分の名刺情報を相手に送る。メールでのつながりができれば、ビジネス的には単なる名刺交換の先へと関係をすすめやすくなる。名刺切れの失点を、メールのコンタクトで回復できるかもしれない。名刺を忘れないのが一番であるが、もしものときのために、入れておくと安心だ。
「お世話になります。
お渡しできなかった名刺を送付します。
よろしくお願いします。」
といったメッセージ(編集可能)とともに、名刺の裏表の画像が送信される。
本来は名刺の裏と表を登録するのだけれど、私の名刺は裏はロゴだけで情報量が少ないので、裏には自分の写真を登録してみた。これなら1日にたくさん名刺交換する相手でも、顔を思い出してもらいやすいだろう。
名刺キャプチャ機能(余白切り抜き・歪み補正・コントラスト調整)が充実しており、自分の名刺を簡単に美しく画像として登録することができる。
・デフォルト Web メーラー
http://attosoft.info/blog/default-webmailer/
ブラウザーでメールアドレスをクリックすると、普段使わないOutlookが起動してしまう。本当はお気に入りのGmailを使いたいのに。そんなときにこのフリーソフトで、ブラウザーとメーラーの組み合わせを任意に設定すれば問題が解決できる。
Firefoxを使っているときはYahoo!メールで、SafariのときはBiglobeメールでなどわがままな設定もできてしまう。ブラウザーもメーラーも対応ソフトの幅広さがすばらしい。
Gmail や Hotmail, Yahoo!メールなど 20 種類以上の Web メールを「既定の電子メール プログラム」として設定可能。Webメールだけでなく、インストールされているメールクライアントを指定することもできる。
iPhone、iPadの標準的な入力プログラムでは、よく使う文字は打ちやすいが、ときどきしか使わない記号と化特殊文字の入力が、どこに出てくるのかわからずに、むずかしいことがある。たとえばドルマークとかユーロマークは打ちにくい。カッコの類もPCのキーボードと比べると打ちにくいと思う。ついつい横着して入力するテキストの方を変えてしまうこともあるが、本末転倒だ。
このHeart Editorは通常の仮想キーボードの上にツールバーがつき、そこにさまざまな記号や操作のショートカットキーが9つ並んでいる。キーの四隅にも文字や機能が配置されており、まずキーを押してから指を滑らせればその方向の入力できる。これで9×5で45。さらにハートマークを押すと別のバーの組に切り替えることができるので、合計90のショートカットが自在に使える。自分のよく使う文字列や文章を割り当てることもできる。
テキストエディタとしてはアンドゥやリドゥ、行頭、行末移動、コピペなどの機能が備わっている。作成したテキストはメール、Dropbox、GoogleDocsへ送ることができるので、実用的だ。
そういえばGIFアニメってあったな、と。FlashやJavaScript全盛時代になって、影が薄いフォーマットだが、再生環境は幅広いのでまだまだ使える。このアプリは写真を撮影するか、撮影済みの写真を順番に指定するだけで簡単にGIFアニメが作成できる。90年代でツールが未整備だったころは、GIFアニメひとつ作るのにかなり手間がかかった記憶があり、隔世の感。
画像の表示間隔スピード、GIFアニメの物理的なサイズ(大小2種類)。スピードによってかなり印象が異なることを発見。
それからこれ写真ではなくても画像ならば素材として使えそう。
会話の中で「その問題については論文が出ていて解決済みだよ」なんて意見が出ると、みんな調べないとわからないので、議論が止まってしまうことがある。そんなときにこのアプリがあれば、出先でも
J-STAGE
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
CiNii
http://ci.nii.ac.jp/
PubMed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/
の論文データベースにアクセスして確認することができる。
本文が公開されていればもちろんそのまま表示できる。発見した論文についてメールしたり、ツイッターでつぶやいたり、Fecebookへ投げたり、Evernoteへ保存したり、連携機能が豊富。
詳細検索では、著者、タイトル、アブスト、発表年度などの項目で検索することができる。研究者必携。
オンラインストレージの老舗Box.netがiPhone/iPadユーザー獲得のキャンペーンで大盤振る舞いをしている。2011年12月2日までにBox.netに同サービスに会員登録したうえで、iPhone/iPadアプリからサインインすると、通常は5ギガバイトの無料ストレージが、50ギガバイトになる。先日紹介した30ギガバイト無料のNドライブと併用すれば合計80ギガバイトが無料で手に入る計算になる。
ドキュメントビューア機能も充実していて、多くのオフィス文書の内容を表示できる。他のユーザーとフォルダ共有を行うこともできる。iPhoneで撮影した大量の写真を誰かに送りたい時などに便利そうだ。
写真を撮影して、矢印をいれて、ここです!やこの人です!というマークをつける作業が簡単になるツール。最近Facebookに凝っているのだけれど、Facebookは一枚の写真にモノを言わせないとコメントがつかない。フレンドに反応してもらうには、複数の写真を一枚にまとめたり、フキダシをつけてみたりと、説明画像化が重要だと思う。
矢印や箱などの部品がたくさんそろっている。これを写真の上に配置して、指先で拡大縮小、角度変更を行い、説明をつくる。同種のアプリは結構ある。このアプリの場合、写真の中だけでなく、外の部分(黒背景)に注釈をおくことができるのがポイントだ。
作成した説明写真はアプリ内からメール、ツイッター、フェイスブックへと送信することができる。
説明画像で一発ネタ、なにかつくれないかな。エイプリルフールまでに考えよう。
Naverの無料で30GB使えるウェブ上のファイル保存スペースNAVER NドライブのiPhoneアプリがよくできている。
先日iPhone3GSを4Sに変更する際に、3GSに撮りためた写真と動画をバックアップしたいと思い、ウェブ上の保存スペースを探した。3800枚以上3ギガバイトの写真があった。もちろんアップル純正のiCloudがあるが、できればこれは4S用にゼロから使いたい。3GSのデータは別の場所において、いつでも見られるようにしたい。NAVERが最適だった。
このアプリには写真と動画の自動アップロード機能があり、iPhoneのカメラロールに保存された写真をNドライブと自動的に同期してくれる。3GSに同期を設定して一晩寝たら、3800枚全部がオンラインになっていた。もちろん自由に個別閲覧、スライドショー、ダウンロードができる。大きな動画ファイルはストリーム再生することも可能だ。ドキュメントビューアーを搭載しており、オフィス系ファイルの内容も確認できる。
Bluetoothを通じてNドライブアプリをインストールしたiPhone間でファイルを共有する機能も便利だ。大きなファイルはインターネットを介すると時間がかかるので、チーム内や夫婦でファイルを共有するのに向いている。