Software: 2009年7月アーカイブ

・QZoom
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se472661.html
qzoomapp01.jpg

便利。

授業やプレゼンで画面の一部を拡大表示したい時がある。Macだと簡単らしいのだが、と思っていたらWindowsでも簡単に実現するソフトがあった。QZoom (WindowsでMac OS Xのズーム機能を実現するソフト)は、画面の拡大縮小ユーティリティ。

拡大:Win + Alt + ^
縮小:Win + Alt + -
キャンセル:Esc

または

拡大:Controlキー + マウスホイールを上へ
縮小:Controlキー + マウスホイールを下へ

というキー操作でコントロールできる。全画面でなめらかに実行。

使い方がよくわかる動画が公開されている。

USBメモリに入れて動作させることができるそうだ。

・Print2Flash
http://www.print2flash.com/
print2flashfree.jpg

インストールすると仮想的なプリンタとして登録される。アプリケーションから印刷の出力先として選択すれば、紙で出てくる代わりに、Flashに変換される。ネットでプレゼン資料を公開するのに便利だ。ファイル化する際にWeb公開に必要なHTMLも自動生成してくれる。

・変換したサンプル
http://www.ringolab.com/note/daiya/print2flash/flashsample01.html
print2flash02.jpg

パワーポイントをFlashに変換してみた。プリンタ出力と同等なので、1ページに複数枚のスライドを含める「配付資料」の形式でも出力できる。

・配付資料1ページに4枚のスライドで同じファイルを出力
http://www.ringolab.com/note/daiya/print2flash/print2flashsample02.html

生成されるFlashファイルは、表示の拡大縮小、検索などの機能がついたビューアーに埋め込まれている。検索も日本語で可能なようだ。

・かちかちかうんたー
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se347447.html
kachikachicounter01.jpg

いつか使いそうなツール。

なかなか使う機会がないが、あれば相当に便利そうだ。

かちかちかうんたーは画像内のモノの個数を数え上げるツール。

たとえばこんな写真があったとして、花は何枚あるか数えるのは面倒な作業だ。

DSC_0269.JPG

かちかちカウンターはクリックするたびに印をつけ(3色まで分けることもできる)てカウントアップする。かちかちとクリックしていくだけで、いくつあるのか集計ができてしまうのだ。

上の写真で数えてみたが数分で252本の花が写っていることがわかった。なんだか嬉しい。

複数枚の画像の集計結果をプロジェクトとして比較表示できるので、本格的に活用できそうである。コントラストや色彩色相の調整機能で、見えにくいモノも浮き立たせることができる。

集合写真に何人写っているか、イベント写真から来場者数の推定、この駐車場に何台の車が止まっているか、など調べる用途は、業務や研究で、いっぱいあるんじゃないかな。

・MailStore Home
http://www.mailstore.com/en/mailstore-home.aspx
mailstore01.jpg

MailStore Homeはメールのバックアップソフト。対応メールソフト(サービス)はMicrosoft Outlook、Exchane、Mozilla Thunderbird、Gmail、POP3、IMAPなど多数。アーカイブをCD/DVDに焼く機能もある。

mailstore03.jpg

なによりGmailに対応しているのが嬉しい。IDとアカウントを指定すると、サーバからメールを一通ずつダウンロードする。保存したいメールをフォルダや期間で限定することもできる。

mailstore02.jpg

ダウンロードしたメールデータのエクスポート機能もついていて、Gmailのメールを、Firefoxに入れるということもできる。

"Gmailと相性が悪くて文字化けしてしまうメーリングリストに対しては、このメールソフトで投稿管理したい"というときに便利だ。(随分具体的なのは私にそういうニーズがあったから)

・MoZA 【もざ】
http://www.fine-view.com/jp/mini/index.html
moza01.jpg

ブログを書いていると、ときどきセキュリティやプライバシー保護のために画像にモザイク処理をする必要がある。Photoshopなどの汎用的な画像処理ツールは、重たいし、操作が面倒である。やり方を忘れてしまったりするものだ。

モザイクをかけるだけのソフトがMoZA。モザイク処理をしたい部分をなぞるだけ。ブラシやモザイクの大きさは変更できる。目線を入れたり、局部を隠したり、ナンバープレートを隠す処理が3秒もあれば完了する。

あまりに簡単なのでどんどんモザイクをかけられるが、どんな写真も処理した途端に怪しくなるから不思議である。

・Ginipic
http://www.ginipic.com/download
ginipic1.jpg

Web上から網羅的に画像をキーワード検索で探して利用するツールとして、完成度が高いのがこのGinipic。Google、YAHOO!、Flickr、Picasa、Photobucketなど世界の主な画像検索や写真共有サイト、SNSを横断的に検索する。ローカルコンピュータ内の画像も検索対象になる。

検索結果は重複が省かれて、一画面に大量のサムネイルで表示される。このインタフェースが軽快なので、大量の画像の中から探している画像を素早く発見していくことができる。

検索結果内の各画像は拡大表示させた上で、保存したり、取り置き場所のLightboxや各種サービスへ送ることが可能。

ginipic2.jpg

・身体地図情報検索システム
http://www.cipec.jp/project/index.html
bissearch01.jpg

1歳以上の子どもの死亡原因の1位は、昔は感染症だったが現在は不慮の事故だそうだ。事故予防は親や教育者にとって重要な仕事である。どういう状況でどういう怪我が起きるのかを把握するソフトを産総研がリリースしている。

国立成育医療センターで収集した子供の身体上の傷害部位のデータから、条件(例:「性別」が「男」、「怪我の種類」が「熱傷」など)を設定して検索を行えるソフトウェア。3Dの身体マップに怪我の頻度が色分けされて表示される。

絞り込み項目には性別、発達段階、月齢、事故の種類、事故が起きた場所、怪我の種類、事故に関連した製品がある。もっと詳しく見ると、

・事故の種類
転倒、転落、肘内障、やけど、交通事故、切る、はさむ

・事故が起きた場所
駐車場、家庭、道路、小学校・中学校・高校、保育園・幼稚園、公共施設、公園、児童館、友人宅、山川海など自然環境

・怪我の種類
挫傷、打撲傷、挫創、擦過傷、肘内障、裂傷、熱傷、スポーク外傷、切傷、爪剥離、刺傷、捻挫、脱臼

・事故に関連した製品
自転車、階段、小物類、椅子、遊具、ドア、ベッド、テーブル、おもちゃ、ソファ、調理器具、お茶・コーヒー・味噌汁、家具、ベビーカー

というリストだ。

たとえばベッドで起きる子供の怪我を可視化すると、こんなふうだ。頭が多い。

BISSearch_bed.jpg

やけどをするのはどこが多いのかを調べるとこんなかんじ。膝のあたりが多いとは意外である。熱い食べ物をこぼすということだろうか。

bissearch_yakedo.jpg

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