Software: 2008年7月アーカイブ
・Muse
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/art/se114668.html
Museはテキストで楽譜を記述して演奏させるソフトウェア。
英米: C D E F G A B
独 : C D E F G A H
伊 : Do Re Mi Fa Sol La Si
という音階を文字で記述すると楽譜になる。たとえば「CDE」と書けばドレミが鳴る。
音名の後ろに"+"を添えると#、"-"なら♭、o+数字でオクターブ指定、音の長さや強弱、修飾音、楽器の音(MIDI音源)、コードなど、かなり細かい指定が可能である。複数パートのある複雑な楽曲も頑張ればこの形式で記述できる。独自のMuse記法については、テキストファイルのマニュアルがとても丁寧に作成されているので安心。
高度な記述例:
こうして記述したファイルを自動演奏ピアノの画面で再生する。ビジュアルに楽譜の全体像がわかる楽譜モードもある。
こうして作成したデータは、MIDIファイルに出力が可能なので多くの用途に利用できる。
・ColorfulQRCodeMaker
http://www.geocities.jp/japan_inf/DotNetBarcode/ColorfulQRCodeMaker/index.html
QRコードは便利なのだがWebや印刷物に白黒で表示するとどううにも野暮ったくなる。複数並べたりするとページのデザインがだいなしになってしまうことが多い。背景のデザインに調和するカラーだったら少しは見栄えがよくなるかもしれない。
そこでこのソフトの登場である。
・このブログの携帯表示用QRコード
QRコードは白黒でなければならないという決まりはなく、カラーでも携帯電話が読み取ることができればよいらしい。このソフトはカラフルなQRコードをつくるためのデザインソフトである。位置検出パターン、位置合わせパターン、タイミングパターン、形式情報、型番情報、余白などを個別にカスタマイズできる。
・このブログの携帯表示用QRコード
QRコードを自分で作ってみると楽しい。 【自動再描画】がオンになっていると、文字をひとつ入力するたびに次第に二次元バーコードの模様が複雑なものに変化していく。このソフトでは数字データで最大7089文字、英数字データで最大4296文字、漢字データで最大1817文字、8ビットバイトデータで最大2953文字まで作成可能である。
ファイルとしてはBitMap、Gif、Jpeg、Png、Tiff形式で保存できる。クリップボードへの出力も可能だ。
・Choreographer
http://pencilsoftware.com/lm.html
写真などの平面的な画像データが立体的に動くアニメーションに変換するソフトウェア。素材となる画像をドラッグ&ドロップして、動き方を設定するだけで、お手軽に動画が作成できる。
画像は正面&裏面で2枚使えるが、1枚で両面同じですますこともできる。マスク画像も使えるのでWebデザインに組み込みやすい。減色方法も選べる。
各種パラメータは調整できる。回転、ふわふわ、バウンド、振り子運動、くるくるズーム、ドリフ、でんでん太鼓など、ビジュアル的にインパクトのある面白い動きが用意されている。
作成したらプレビューで確認後にファイルに出力する。形式はGIFアニメまたはQuickTimeに対応している。
最近はYouTubeの動画を張り付けるサイトが多いが、軽快動作のGIFアニメもWebのアクセントにまだまだ使える。GIFアニメは作るのが面倒と思っていた人に。
作成した動画の例:
・BmpHtmlFun
http://my-tiny-programs.tripod.com/
画像を、テキストアートとしてHTMLに変換するアプリケーション。
ソース画像として縦横100×100ピクセル以下のサイズのBMP画像を用意する。これを読み込ませて、背景色、文字のパターンを指定するだけで、テキストアートに変換されたHTMLファイルが出力される。予想外に現代アートな感じに仕上がるので驚く。
このソフトを試したのが、ちょうどiPhoneの発売日だったので画像をテキスト化してみた。
・iPhone 3G クリックするとHTMLを表示
http://www.ringolab.com/note/daiya/iphone_txt.html
「iPhone3Gをさっそくテキスト化してみた。やるのなら各自、自己責任で。」とTwitterに流したら結構な数が釣れた。メッセンジャーで「徹夜で入力して6時間もかかったんですよ」と言ったら本気にした人がいた。楽しい。
しかしメディアにとりあげられたのはこっちのネタだったのだが↓(笑)
橋本さんのメッセステータス | IDEA*IDEA
http://www.ideaxidea.com/archives/2008/07/post_600.html
・Shock Desktop 3D
http://www.docs.kr/entry/Download-Shock-Desktop3D-en
起動すると通常のデスクトップがそのまま3D化される。立体化したアイコンは質量をもった物体であるかのように動く。マウスで持ち上げたり、跳ね飛ばしたりして位置を変えることができる。アイコン同士がぶつかると相互作用して跳ね返る。現実世界のような物理シミュレーションが実現されている。整列しているアイコン群をマウスでかきまわして、ぐっちゃぐちゃにするのが楽しい。(そのあと、ひとつひとつ片付けるのは現実世界のように面倒だが)。
右クリックのメニューからIcon typeをCubeにすると立方体になる。立方体の方が転がりやすい。アイコンの大きさは個別に変更ができる。重要なフォルダ、よく使うアプリのアイコンを大きくしておくと便利だ。アイコンのサイズに重要度などの意味を与えるというのは良いアイデアだと思う。
私は今週、このソフトでデスクトップを3D化したまま無理やり使っている。最初は違和感はあったのだが、慣れれば意外に使えないこともない。デスクトップってアイコンを選んでクリックする程度の簡単な操作しかしていないからだろう。
・Shock-4Way3D
http://www.docs.kr/entry/Download-Shock-4Way3D-en
同じ作者が作っている3D仮想スクリーン管理ソフト。仮想スクリーンの切り替えを3Dインタフェースで行う、だけ。
・ToDoTwoD
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/personal/se435687.html
マネジメントの本を読むと、やるべきことを管理するには、作業の重要度と緊急度を評価して、
1 重要度が高く緊急度が高いこと
2 重要度が高く緊急度が低いこと
3 重要度が低く緊急度が高いこと
4 重要度が低く緊急度が低いこと
の順で処理しなさい、とよく言われる。
重要度も緊急度も、単純に「高い」か「低い」に分類したのでは、やること同士の微妙な差がつかず、結局どの順ですべきなのかわかりにくい。四象限の図にビジュアルにマップして全体を管理できるとよいなと思っていた。
ToDoTwoDは仕事の優先順位を決めるための付箋ライクなソフトウェア。右クリックの「新規タスク追加」から2軸の図上に作業項目を置いていく。デフォルトでは重要度と難易度が分類の軸として設定されている。私は設定パネルでこれを重要度と緊急度に変更してみた。軸に対する優先度の重みを数値で設定することもできる。
そして、優先順位の表示を選ぶと、それぞれの項目を置いた位置から計算して、順番リストを提示してくれる。タスクトレイに常駐させて、必要な時にリストを確認したり、タスクのマップを変更することができる。
背景色やフォントを変更することもできる。画面キャプチャをとれば報告プレゼン資料にも活用できそうだ。
こういう意思決定に使えるソフトは好きだ。もっと広まっていいと思う。
・ラジオ・ブラウザ - クロノス・クラウン -
http://crocro.com/pc/soft/radio_browser/index.html
GoogleニュースおよびYAHOOニュースで配信されているニュースを順番に音声で読み上げを行ってくれるフリーソフト。パソコンの前でコーヒー休憩するときに、ネットのニュースをよく読むのだが、目を休めたいのに目を使うジレンマがあった。これなら目を閉じてニュースが聴けるので問題解決である。
それから記事の横に表示されるKeywords by Conus Crownは、記事内のキーワードが抽出されており、ワンクリックでGoogle検索ができる。気になるニュースの深追いにかなり便利であったりする。
Google、YAHOO共に設定でカテゴリを指定すれば特定分野のニュースに限定することもできる。
MSIEの右クリックに「ラジオブラウザで読み上げ」機能を追加することができる。Webページの任意の場所を選択した状態でこの機能を呼び出せば、どんなページでも音声で読み上げてくれる。クリップボードの内容を読み上げるクリップ読み機能も搭載している。
ネットニュースの音声化を非常に使いやすくシンプルな形で実現したいいソフトだ。