Software: 2008年3月アーカイブ
・Text Viewer for Novel
http://www.interq.or.jp/student/yuasa/bcb.html
長い文章をゆっくりと読みやすく表示するソフトウェア。テキストファイルまたはHTMLファイルを読み込ませると、テキストを「。」「?」「!」で区切って少しずつ順次表示する。クリックで次の区切りまで進む。スペースで前画面へ戻る。
ユーザーは任意の背景やフォント、区切り文字を追加することができる。しおり機能も充実しており、文書ごとに10か所どこまで読んだかを記録し、すぐに呼び出せる。
全画面で実行するモードは、プレゼンで長文を会場全員で読んでみたい時に便利な機能だと思う。
・カーソル兄弟
http://onjn.nomaki.jp/software.html
このソフトウェアを使うと通常の白いカーソルと、もうひとつの赤いカーソルを、任意のタイミングで切り替えて使うことができるようになる。切り替えはボタン(マウスの中央ボタンや右クリックなどを割り当て可能)を押すたびに動かすカーソルが交代する仕組み。ボタンを押している間だけ変更するという設定もできる。
白いカーソルを動かしている間も、固定した赤いカーソルが表示されたままにできるので、パワーポイントなどのプレゼン時に便利に使えるシーンがありそう。カーソルを複数化するというアイデアが新しいと感じた。
暗号メモ帳
http://www.geocities.jp/is3000nx/soft/tool/#mem
秘匿情報を暗号化テキストファイルとして保存するテキストエディタ。ふつうにエディタに文字を書いて保存すると.atxtという拡張子のファイルとして記録される。このファイルの中身は暗号化されているので、無理やりテキストエディタ等で開いても、まったく読むことができない。
ファイル保存時にファイルごとにパスワードを設定することができる。パスワードを知らなければ中身を見れないので秘密が守られる。万が一ファイルが流出しても安心である。と、ここまでは普通の暗号化ソフトの利点だ。
このソフトにはパスワードを敢えて設定しなくてもよいというユニークな特徴がある。パスワードを指定せずに保存すると、使用しているOSのプロダクトIDを元にしてパスワードが自動作成される。この場合は次回に開く際にパスワードは聞かれない。その代わり、そのファイルはその端末でしか開くことができない。
WebサービスやネットワークゲームのIDとパスワード、懸賞応募に使う個人情報などを手元に一覧を保持しておくのに使いやすいソフトだ。
・学歴詐称疑惑
http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se212697.html
私はエジプトの小学校へ入って帰国後日本の学校へ編入し全日制高校を中退し通信制高校に入学し18歳で大検に合格したので通信性を退学し予備校に1年通って大学に合格し8年目で中退して、と実にややこしい話が続くため、たまに履歴書を作る作業というのは凄く面倒である。詐称するつもりなどないのに間違わないように書くのが大変である。
このソフトウェアは学歴作成支援ツール。誕生日と最終学歴を入れると標準的な年表が出力されるので、イレギュラーなことがあった人は修正項目をチェックする。その対応項目が細かくて浪人、留年、中退、編入、飛び級、大学秋季入学、大学秋季卒業、夜学、通信、放送大学にまで対応している。
「例えば『昭和54年1月13日の早生まれで、病気で中学を1年留年し、高校は夜学で、1浪して短大へ、短大から大学3年次へ編入し、単位を取り損ねて前期卒業(9月卒業)、大学院へ進学したがすぐ辞めた場合』なんて複雑な計算もできます。」とのこと。西暦と和暦を簡易変換するツールも付属。
・MebiusBox
http://mebiusbox.crap.jp/software_mebiusbox.html
なるほどね、確かに便利である。
このファイル管理ソフトは、一画面内に4つのフォルダを表示させて、相互にファイルを移動・複製することができる。一度にふたつではなくて4つも開けるようにするのが特徴的だ。文書や写真などのファイルを複数のフォルダへ振り分けたい時に、直感的にここからここへとドラッグ移動できるので使い勝手がよい。
ファイル名の検索や一括リネーム、連番ファイル、連番フォルダ作成機能などの強力なファイル管理機能を備えている。外部コマンド呼び出し、キーカスタマイズなどキーボード操作派を支援する機能もついている。ファイル管理を頻繁に行う中級者以上のユーザーに特におすすめなフリーソフト。
・CursorFX
http://www.stardock.com/products/cursorfx/
GmailやサイボウズなどのWebアプリの利用時間が増えてきたからか、そういえば最近、壁紙を見なくなってきている。見ないのだから壁紙を変えてもあまり気分転換にならない。むしろ、カーソルが変わると作業環境のムードが変わるのだなあと、このソフトを使ってみてわかった。
カーソルの外観をカスタマイズするソフトウェア。13種類の中から選択でき、さらにWincustomize.comに登録されているユーザー作成アイコンも追加することが可能。クリック、ダブルクリック、ホイールクリックの押す、放す動作時のビジュアルの変化をそれぞれ個別に設定することもできる。(一部はPlus版のみ)
・Port Viewer
http://homepage3.nifty.com/rio_i/lab/portviewer/
現在使用中のTCP/UDP接続のポート情報を一覧するソフトウェア。上下二段のリストビュー構成で上段が TCP ポート一覧、下段が UDP ポートを表示する。各プログラムをクリックすると細かいパラメータが確認できる。
これらの情報はポート一覧のコピー / CSVファイル出力ができるので、調査報告にも使いやすい。
それで自分の端末で実際に使ってみたところ、「dmsf」という正体不明のプログラムが複数プロセス存在していることを発見。なんじゃこりゃウィルスかと思って調べてみたら、NEC製ノートPCにプレインストールされているマルチメディア関係のプログラムであることが判明した。
・dmsf.exeについて
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1885281.html
いくつかのQ&A掲示板にもdmsf関係の質問があって、不審に思うのは私だけじゃないらしい。
・日本語シャッフル
http://pencilsoftware.com/j_shuffle.html
日本語の文章を入力すると、単語に分解してランダムに並べ直してくれるソフトウェア。単語の分解(形態素解析)にはYahoo! JapanのWebサービスを利用している。合成文章はランダムとはいっても日本語の特徴を再現するように構成されている。
たとえば、先日のブログの文章
・伝説のプラモ屋―田宮模型をつくった人々
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005284.html
を入力すると上のサンプル画面のような合成文章が出力される。ぼうっと文字を目で追っているだけだと、本当の文章であるかのように錯覚する。よく読むと意味が通らない不思議な感覚。
それで、どういうときにこれを使うか、だが。
Web制作時にとりあえず入れ込んでおくダミーテキストを作成するのによいかもしれない。あるいは、誰も読まない調査報告書や議事録とかをでっちあげるのによいかもしれない。
・CSVデータをテーブル形式のHTMLに変換するdata2html
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se439938.html
ちょっとしたテーブルデータをWebで公開したいときに、CSVを簡単なHTMLに変換してくれるフリーソフト。カンマやタブ区切りのテキストデータを読み込ませて、フォント、罫線、背景などのテーブルの要素を指定すると、一発でHTMLを生成してくれる。
プレビュー機能があるので思い通りに変換されたかどうかを見ながら作業ができるのがよい。趣味でもゲームのスコア表などを公開するのに使えそうである。
類似ソフトはいろいろあるのだが操作と生成するHTMLがシンプルなのが気に入った。