Software: 2008年1月アーカイブ
・本の検索
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/net/se378383.html
シンプルでわかりやすいツール。
アマゾン、BK1、ジュンク堂、有隣堂、紀伊国屋、丸善、楽天ブックス、ヤフーオークション、ビッダーズ、全国の大きな図書館、書籍検索など、書籍を検索できる場所を網羅的に横断検索できる。現在32サイトが登録されていて、検索対象は任意で設定可能。検索結果を印刷することもできる。
私はネットで本を買うときにはだいたいアマゾンなのだが、売り切れの場合、他の書店を検索することになる。アマゾンで売り切れの本は他でも売り切れのことが多いから、いくつものサイトを渡り歩き、新品では無理とわかるとオークションを探す、という面倒な手順があった。このソフトを使えば、一発で全プロセスを実行できてしまうので、とてもうれしい。
・Y's Calendar
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/personal/se434753.html
このソフトは基本的には小さなデスクトップカレンダーなのだが、「一覧形式」の表示を選ぶと上の画面のような変化する。ここでは日付・国民の祝日・六曜・節気・例年の最高気温・最低気温・平均気温・降水量・日の出日の入時刻・月の満ち欠け・旧暦が表示される。天候情報は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の6都市に対応している。
いわゆる「吉日」を探すのに重宝するソフトである。
まず天候。数か月以上後の、長期的な予定を立てるときには、天気予報はあまり当てにならない。例年の気温や降水量がわかれば、天気がよさそうな日付を調べる助けになる。
結婚式や法事などのスケジュール設定の場合は、大安探しに六曜表示がありがたい。写真や釣りが趣味の人には、日の出日の入り、月の満ち欠けも気になるところである。
表示は当日の前後3カ月だが、1976年1月から2024年12月の間ならば、ジャンプ機能でその期間を表示させることができる。過去の出来事の調べもので使うこともできそうだ。
・EARTHQUAKE 3D
http://www.starfield-screen-saver.com/quake.html
ジュセリーノの予言によると今年は大きな地震があるようですが...。
・USGS(アメリカ地質調査所)の地震情報
http://earthquake.usgs.gov/eqcenter/recenteqsww/Quakes/quakes_all.php
このサイトには世界で発生した地震の情報がリアルタイムに掲載されている。こんなに毎日、地震情報があると、地球というのは揺れているのが常態なんだなあと思ったりする。
EARTHQUAKE 3DはこのUSGSの地震情報から過去1週間分を3次元の地図上に表示する。地震の大きさや時間などで地震を絞り込んだり、地図のデータ表示項目を選んで表示させたりすることが可能。情報というよりアートとして鑑賞できる作品。
地震大国日本の専用アプリとしては地震検索システム EQLISTもある。こちらは1885年以降のマグニチュード4以上の地震3万件を検索できるフリーソフト。地域と期間でリスト表示と地図表示が可能。
・地震検索システム EQLIST
http://www5b.biglobe.ne.jp/~t-kamada/CBuilder/eqlist.htm
・GyaoReader+
http://pcbase.web.infoseek.co.jp/gyao/index.htm
昨年の10月頃に”専用アプリ”の話を書いたのだが、
・橋本大也の“帰ってきた”アクセス向上委員会 #007
〜サイトのアクセス向上に“専用アプリ”
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/10/16/1970
「Yahoo!(237)、Google(81)、楽天(71)、Amazon(45)、2ちゃんねる(34)、mixi(37)、YouTube(23)、ニコニコ動画(6)。この数字は、フリーウェアやシェアウェアのダウンローサイトVectorで、それぞれのサイト名を検索した結果数だ」
このGyaoReader+も、こうした専用アプリのひとつ。Gyaoと名前がついているが対応サイトはgyaoに限らない。
・Gyao、Yahoo!動画、BIGLOBEのホームページ内をクリックすることで、直接WindowsMediaPlayerで再生できる。
・ニコニコ動画とYouTube、veoh、GUBAの動画をダウンロードできる
・各種音楽ダウンロードサイトの試聴リスト一括再生ができる
・Gyaoなどのコンテンツをツリー表示できる
などの機能を持っている。
複数のサイトを横断的に見たり、コンテンツを一覧したり、動画をダウンロードしたりという機能は、広告で運営している商業動画サイトでは、オフィシャルには実現されない機能である。第三者が勝手に開発したアプリならではの便利さが実装されている。
・NXPowerLite
http://c.filesend.to/plans/pr_oce/pr.html
NXPowerLiteはPowerPoint、Word、Excelのファイルサイズを軽量化するソフト。広告で知って体験版を試してみた。大きなファイルを最大20分の1(95%)まで圧縮・軽量化してしまうのだという。つまり、うまくいけば10メガバイトのファイルが、500キロバイトになるという計算。軽量化してもファイル形式が変わらないので、ファイルを開くユーザーは準備は不要である。
早速手元の4.2メガバイトのパワーポイントで試してみた。
・昨年のイベントで使ったパワーポイントファイル 4.2M
http://tvnews.jp/nxpowerdemo/TVNet0600201.ppt
圧縮モードはいくつか用意されている。今回は通常とモバイル機器用で実験した。結果は以下のとおり。
・通常圧縮モードで軽量化 1M
http://tvnews.jp/nxpowerdemo/normal.ppt.ppt
・モバイル機器用で軽量化 172K
http://tvnews.jp/nxpowerdemo/mobile.ppt.ppt
このソフトは文書内で使われている画像を圧縮することで軽量化を実現している。だから、ファイルサイズは小さくなる代わりに、ファイル内の画像の画質は劣化しているのがわかる。だが、通常圧縮ならプレゼン画面投影時にはあまり気にならないレベルだと感じた。
・数メガバイトの添付ファイル送付はためらわれるが、数百キロバイトなら、ま、いいか、という相手とメールするとき
・プレゼンの事後配布用データを軽量化してメールやWebで配信したい
・添付ファイルやアップロードファイルのサイズ上限が決まっているWebサービスを利用したい
などのシーンで重宝しそうである。
・Photowipe
http://www.hanovsolutions.com/?prod=PhotoWipe
Photowipeは写真から不要な物体を消すソフトウェア。お絵かきソフトのように、消したい物体の上をブラシでなぞって、黒で塗りつぶす。すると、物体は消え去り、周囲の情報から背景が補完される。
この前、倉敷で撮影した白鳥と鯉の写真から、白鳥を消してみた。白鳥の部分を上のサンプルのように黒で塗りつぶす。
影は残ったが一応消えている。このように大きな面積でメインの被写体を消すとさすがに不自然だが、画面の端に写り込んだ電線や柱、遠方に見える観光客などは違和感なく消してしまうことができる。失脚した政治家が写真を消すなんてことも簡単だ。
オリジナルのサイトでは用途説明として「動物園で檻を消したり、昔のガールフレンドやボーイフレンドを消し去ることができる」とのこと。このソフトはオープンソースの画像処理ライブラリを利用して開発されており、ソースが公開されている。画像編集プログラミングの参考になりそうだ。
・GREYCstoration
http://www.greyc.ensicaen.fr/~dtschump/greycstoration/
・Defraggler
http://www.defraggler.com/
不精な私はパソコンのデフラグを滅多にやらない。やったほうがよいとわかっているのだが、私のPC環境ではどういうわけか途中で止まってしまうことが多いので、終わるまでお守りをしていなければならず面倒なのだ。大容量のハードディスク全体をデフラグするから長い時間がかかり、その間に何か不具合が発生して、プロセスが落ちてしまうようなのだ。
部分的にデフラグするソフトがあったらなあと思っていたら、あった。Defragglerはファイル単位、フォルダー単位でデフラグを実行できるソフトウェア。
まずAnalyzeでハードディスク全体を分析する。私のHDDの場合上の図のように赤い断片化だらけだった。早速Fragments数でファイルをソートして、断片化が目立つ大きなファイルだけをデフラグしてみた。
大きなファイルを扱うことが多い人は、作業フォルダをこのツールでこまめにデフラグしておくといいかもしれない。Vista対応。