Misc: 2011年2月アーカイブ

・ニンテンドー3DS アクアブルー
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話題の裸眼立体映像ゲーム機予約で購入。ファースト・インプレッション。

まず画面サイズ。いつも使っているDS LLと比較すると

3DS  3.53インチ
DSi  3.25インチ
DS LL 4.2インチ

ということで、iとは感覚的に変わらず、新型としてはちょっと小さいなという印象がある。持ってみた感じでは、DSiとほぼ同じである。

外側に2つの3Dカメラを搭載している。これは左右から視差をつけて立体写真を撮るためだ。お手軽な3Dカメラとして、1時間くらい遊んだ。これは楽しい。撮影した写真は今のところ3DS上でのみ立体表示できる。現実世界の映像の上に、仮想の物体を映し出すAR技術にも対応している。

で、ゲームの立体映像はどうかというと、ちゃんと前景が浮き出てくるので、しばらく新鮮に感じる。劇場の3D映画のような大画面の迫力や奥行きは感じられないが、ポリゴンによる立体表現とは違う表現力は魅力的。nintendogs + catsをしばらく遊んだが、3Dじゃないとさびしい気がした。

私が左右の目の視力が大きく異なるからかもしれないが、15分くらい遊ぶと目が疲れてしまうのは問題。ネットでも目が疲れると話題になっているようだ。立体表示の度合いを変更する3Dボリュームをいじって、2D表示に切り替えて、目が回復したらまた立体に戻す、の繰り返し。これは買ってみないとわからないポイントであった。従来のDSゲームを遊ぶのであればLLの方がいい。

1日遊んだ結論としては、

3D映像のゲームにそんなに驚きはない。

3Dカメラ機能を活かした大ヒット作品がでるのではないかという予感。

カードを挿していなくても複数のゲームのすれ違い通信が可能な点は素晴らしい。

で、第一印象は70点。

後はこれから出るゲーム次第ですね。

私が教員をしている多摩大学知識リーダーシップ綜合研究所(IKLS)で、下記イベントを開催します。私も講演予定です。無料です。「場」に関心のある企業人は、新しいビジネスのタネをみつけに、ぜひご参加ください。


IKLSではイノベーションの基底となる「場(ba)」について研究してきましたが、この度これまでの成果を研究に協力いただいている皆様とともに発表する機会として、ワークショップを開催させていただくこととなりました。
私たちはこれまで、「ソーシャル・リーダーシップ」を標榜し、従来とは異なるリーダーシップや経営のあり方を考え、研究してきました。その中でも「場」は大変重要な概念です。「場」は知識社会の社会システムや組織の構成単位であり、知的創発の空間でもあります。このワークショップでは、2010年に終了した「場の研究」プログラムの参加企業とIKLSのメンバーが中心となって、「場」の意味合いと実践について話し合います。
イノベーションや「場」にご興味のある方のご参加をお待ちしています。

詳細:
http://www.ikls.org/archives/261#more-261

日時:2011年3月1日(火)13:15-17:45
会場:コクヨ エコライブオフィス(東京都港区港南1丁目8番35号)
http://www.kokuyo.co.jp/ecology/ecooffice/access/

参加費:無料
主催:多摩大学知識リーダーシップ綜合研究所
協力:コクヨ株式会社

お申込方法:メールにて以下を記載の上お申し込みください。
 申込メールアドレス:shibata@ikls.org
 メールへの記載事項:【件名】「『場』のリーダーシップを考える」参加希望【メール本文】ご所属・ご氏名・連絡先メールアドレス
締切:2月23日(水)

問い合わせ先:客員主任研究員 柴田裕介 shibata@ikls.org

【プログラム概要】

会場13:00

開会挨拶 ILKS所長 徳岡 晃一郎

■講演「『場』と『知』の経営」 ILKS教授 紺野 登

■リレー講演 場のアーキテクチャ研究会成果報告

 「『場』の構成要素とそれを必要とする組織のあり方についての考察(仮)」日建設計マネジメントソリューションズ(株)シニアコンサルタント 安原 直義

「大規模組織診断と那珂事業所における「場」と「仕組み」作り」(株)日立ハイテクノロジーズ那珂事業所生産技術部 統括主任技師 佐藤 直基

「場の研究=5つの場のモデル」 ILKS客員主任研究員 柴田 裕介

■講演「MBB-『場』から生まれる経営」 ILKS所長 徳岡 晃一郎

■講演「ウェブという場/ソーシャルメディアという『場』(仮)」 IKLS客員教授 橋本 大也

■パネルディスカッション『「場」の経営の未来』
 パネリスト:コクヨ(株)RDIセンター 主幹研究員 CATALYZER編集長 齋藤 敦子、(株)電通国際情報サービス 未定、IKLS客員教授 橋本 大也
 コーディネーター:IKLS教授 紺野 登

終了17:45

落語とソーシャルの合縁奇縁、3時間半 という企画を、オーバルリンク主催(私が代表理事をしている先端研究集団NPO)で2月26日(土)に綱島ラジウム温泉でやります! 落語家とITの未来派セッションです。 よろしくお願いします。


クリックで拡大

懐のカイロが熱ぅてたまらん!
旦那が「そぉー仰る」ココロとは?

落語とソーシャルの合縁奇縁、3時間半


出演
シスアドの資格を持つ落語家 三遊亭 ぬう生
フリーダムなIT系編集者・ライター 毛利 勝久
ovallinkの精鋭達

日時:2月26日(土)
場所:綱島ラジウム温泉東京園
http://www.tsunashima.com/shops/tokyoen/
時間:13:00~16:30
*ovallinkメンバーは12:30より総会
イベント:13:00~16:30
終了後、残った人で風呂付き(銭湯なので男女「別浴」です)宴会
参加費:3,000円 (ovallinkメンバーは2,500円)
参加方法:下記お申し込みフォームより登録してください。どなたでも参加できます。

http://www.ovallink.jp/event/oval_tei.html

演目
落語 三遊亭 ぬう生 (二席)
語り 毛利 勝久 (落語とソーシャル・ネットワーク 「そぉー仰る」)
大喜利 (三遊亭ぬう生、毛利 勝久、ovallinkの精鋭達)

開発者の祭典 Developers Summit 2011(デブサミ2011)において、2011年2月17日(木)に下記のイベントに登壇、スピーカー兼モデレータをつとめることになりました。電子書籍というキーワードで、エンジニアと編集者やライターによるコラボレーションの可能性を探ります。

日時:2011年2月17日(木) 17:40-19:10
場所:目黒雅叙園

イベントの概要

新メディア時代の開発者の可能性 ~電子書籍、アプリ開発におけるエンジニア・コラボレーション というテーマで、

下川和男 氏 『電子書籍の技術動向』
上田渉 氏 『電子書籍の新形態「朗読少女」の可能性』
橋本大也 & 木下誠 『「BOOK BUSINESS 2.0」をめぐって』
上田渉 氏 『電子書籍の新形態「朗読少女」の可能性』

の4名が各10~15分程度の講演をした後で、全員参加のパネルディスカッションを行います。

・イベント概要と申込み
http://www.seshop.com/se/timetable/2

【17-B-7】新メディア時代の開発者の可能性 ~電子書籍、アプリ開発におけるエンジニア・コラボレーション

電子書籍の技術動向 イースト株式会社 / JEPA

■下川和男 氏 『電子書籍の技術動向』
イースト株式会社 代表取締役社長。日本電子出版協会 副会長。長年、出版のデジタル化を推進し、現在、電子書籍データフォーマットEPUBの日本語拡張仕様策定を担当している。

■橋本大也 氏 『』
データセクション株式会社取締役会長。ブロガー。主な著書は『情報力』『情報考学―WEB時代の羅針盤 213冊』『新・データベースメディア戦略』『アクセスを増やすホームページ革命術』『ブックビジネス2.0』等多数。NHK『クローズアップ現代』出演ほか、テレビ・ラジオなどメディア出演多数。
株式会社早稲田情報技術研究所 社外取締役。株式会社日本技芸 社外取締役。デジタルハリウッド大学 教授。多摩大学大学院経営情報学研究科 客員教授
Blog: http://www.ringolab.com/note/daiya/
Twitter: daiya

■木下誠 氏 『「BOOK BUSINESS 2.0」をめぐって』

Twitter: wataruueda HMDT株式会社 代表取締役

■上田渉 氏 『電子書籍の新形態「朗読少女」の可能性』

上田 渉(うえだ わたる)株式会社オトバンク代表取締役社長。
1980年神奈川生まれ。緑内障で失明した祖父の影響で、目の不自由な人のためになる仕事に就きたいと強く思うようになり、自身が受験時代に活用した音声学習をヒントにオーディオブックを想起、オトバンクを創業する。 現在では、日本最大のオーディオブック配信サイト「FeBe」の運営を行っている。 著書は『脳が良くなる耳勉強法』『勉強革命!』『ノマド出張仕事術』。電子書籍の新形態の一つとして弊社が開発し、現在40万人の方にダウンロードしていただいているiPhoneアプリ「朗読少女」。その開発までの経緯と可能性に関してお話しさせて頂きます。

日本最大のオーディオブック配信サイト FeBe(フィービー) http://www.febe.jp/
株式会社オトバンク http://www.otobank.co.jp/

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有楽町にあるドコモスマートフォンラウンジで、毎月一回トークイベントをはじめて2月で5回目です。今月もたくさんの本とネットの話題をお話したいと思います。

このラウンジは多数の未来のコミュニケーションツールに触りまくり、試しまくり、で一見の価値ありの場所です。スマートフォンの未来を体験しがてら、私のセッションものぞいてください。よろしくお願いします。

■日時

 2011年 2月24日(木曜日)19:00~20:00

■場所と参加申し込み
 有楽町にあるドコモスマートフォンラウンジ内イベント/セミナースペース
 http://www.dcm-spl.com/cool_events/2011/02/-passion-for-the-future-offline.html
Webから参加の予約することができます。実は当日ふらっと参加も可能ですが、予約していただけると大変うれしいです。モチベーションになります。

■イベント概要

『ザ・本とインターネット』 ソーシャル読書セミナー
(Passion For The Future オフライン)

本とインターネットとどうつきあうか。それで人生が変わります。

IT起業家で書評ブロガーの橋本大也氏が、"今月の面白い本ベスト10"や、電子書籍やWebの最新事情を語ります。年間500冊超の読書生活で発掘してきた名著・奇書の書評のライブ・トーク。ひとりで本屋に行くより、気になる本がきっと見つかるセッションです。さらに未来志向で、パソコンやケータイ、タッチ端末など先端テクノロジーがもたらす読書スタイルや出版文化の変容も考えてみようと思います。

構成:

1 自己紹介とごあいさつ
2 今月読んだおすすめ本
3 今月のテーマ本
4 デジタル読書生活向上委員会

講師紹介

橋本 大也 データセクション株式会社 取締役会長

2000年、大学在学中にインターネットの可能性に目覚め、株式会社データセクションを設立。現在、ITコンサルタント・起業家として数社のITベンチャー役員を兼任すると共に、大学等で教鞭をふるっている。主な著書は「情報力」「情報考学―WEB時代の羅針盤213冊」「新・データベースメディア戦略」「アクセスを増やすホームページ革命術」「ブックビジネス2.0」ほか多数。

株式会社早稲田情報技術研究所 社外取締役
株式会社日本技芸 社外取締役
株式会社メタキャスト取締役
デジタルハリウッド大学 教授
多摩大学大学院経営情報学研究科 客員教授

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・遭難フリーター
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23歳で借金600万円を抱えた著者が、派遣社員として埼玉のキヤノンの工場で働く日々を綴ったノンフィクション。帯には「ボロ雑巾みたいな派遣の日常」とある。派遣社員の現状を伝える生々しい資料として、よく伝わってくる作品である。

昼休み、工場の食堂で「俺」は、持参したご飯とさんまのかば焼きの缶詰に、テーブルにある無料のたくあんでひとり昼食をとる。米と缶詰は実家から送ってもらったものだから実質0円なのだ。隣に正社員の制服の男女が座ってきて、普通の食堂の定食を食べながら談笑する。「俺」は猛烈な劣等感を感じて退散する。

「一緒にご飯を食べる友達が欲しい。豪勢な昼飯を食いたい。誰にでも誇れる仕事がしたい。簡素な欲望のようで、これは俺にとって遠い憧憬だ。 急いでご飯を食べ終えた。テーブルには缶詰の汁が飛び散っていた。それを手で拭い、食堂を出て、トイレで手を洗った。鏡に映る自分の顔はやっぱり陰気で好きじゃない。」

毎日の果てしない単純労働を身を粉にしてこなしても、低い給与で手元にお金は残らない。休日も日雇いアルバイトを探して肉体労働に励む。やる気がなくてだらしなく、まともなコミュニケーションがとれない同僚たち。ワケありの人も多い。会話にでるのは下ネタかギャンブルの話ばかり。たまにまともな人が入ってきても、身分が安定しない派遣だから、結局、つかのまの友情に終わってしまう。彼女をつくる余裕などどこにもない。

遭難フリーターの現実をありのままに描いている。死なないために生きているような出口の見えない心情の吐露。お金がまったくなくて駅を出られず「明日仕事が終わったら払いに来ます」と告げて支払い猶予書を発行してもらうみじめなシーン。プライベートのない寮生活で、社員にオナニーの現場をみつかって気まずい思いをするシーンまで赤裸々に綴っている。

「俺」は東北芸術工科大学映像コース卒業で、後日、派遣社員時代の生活を映像に撮りためて映画『遭難フリーター』を制作した。山形国際ドキュメンタリー映画祭2007で招待上映された。豊かな国の意外な側面を観たとしてアジアでも話題になったようだ。現在は介護の仕事をしながら表現活動を続けているそうだ。

私が希望に感じたのは、まえがき、あとがきで明かされたこの著者の現状である。厳しい状況はあるが、個人の才覚と努力次第で這いあがれる可能性があるということだ。この著者の場合は、本を書く文章力と映像表現の技術を持っていたからできたこと。学生時代に表現能力をよく磨いておくことが、就職難の時代のサバイバル能力につながるのではないかと思った。物を書いたり、作品をつくること自体が、自信やプライドにもつながるわけだし。

・映画『遭難フリーター』のサイト
http://www.sounan.info/

下記イベントに出演いたします。好評だった昨年同様に、本音ぐだぐだトークで、会場からの乱入も歓迎で、長時間のセッションを垂れ流す予定であります。

「続・2010年代の出版を考える ~電子書籍ブームの先へ」
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日時: 2011年3月1日 ・ 19:30 - 22:30

場所 阿佐ヶ谷ロフトA

杉並区阿佐谷南1-36-16ーB1
JR中央線阿佐谷駅パールセンター街徒歩2分

昨年2月に豪雪のなかで行われた長時間トークイベントの1年ぶりの続編。

「電子書籍元年」といわれた2010年。メディアは猫も杓子もiPad,キンドル、そしてガラパゴスといった話題で大騒ぎを繰り広げた。

でもオモテの流行語「電子書籍」に対し、2010年のウラの流行語は実はユーザーサイドの自発的なメディア活動としての「自炊」「ダダ漏れ」だった。
...
電子書籍を簡単に自作したり、簡単に映像中継できる機器がある一方で、出版社からは魅力的なコンテンツが供給されない「元年」とは何だったのか。

現在の「道具はあるのにネタがない」のはなぜなのか?
それに対するユーザー主導によるDIYの流れは今後どうなるのか?
こうしたメディアの劇的変化は、どんな可能性を提示しているのか?
魅力的なコンテンツを生み出すために出版社や編集者はこれからなにをすることができるのか、しなければならないのか?

等々といったトピックをめぐり、昨年と同じメンバーにゲストを加えて、今年も本音&ぐだぐだトークで迫ります!

【出演】
橋本大也(ブロガー・「情報考学」)
仲俣暁生(フリー編集者・「マガジン航」編集人)
高島利行(語研・出版営業/版元ドットコム)
沢辺均(ポット出版/版元ドットコム)
+ゲスト

OPEN18:30/START19:30
前売り、当日共に¥1,500(飲食代別)

前売りチケットはローソンチケット【L:36739】、ウェブ予約にて2月1日より発売開始!!
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/reservation.php?show_number=607
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このイベントのFacebookページあります。
http://www.facebook.com/#!/event.php?eid=138645069533502

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