Misc: 2010年12月アーカイブ
今年一番面白かったゲームはこれでした。
Wiiのスーパーマリオギャラクシー2をついにクリア。これで心おきなく年を越せます。
・スーパーマリオギャラクシー 2(「はじめてのスーパーマリオギャラクシー 2」同梱)
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/05/-2-2-2.html
はじめたときに紹介したエントリが5月なので、クリアまで実に半年かかりましたが、絶妙のゲームバランスとゲームニクスで、飽きることなく、最後までこれました。中盤までは一見難しそうでやさしいのでハマってしまい、終盤はなかなか難しくて、やり直しの連続。苦労の末にたどりついたクッパとの最終決戦で思わず涙。アシストチコ役として小学1年生の息子も一緒に遊べたのがよかった。
日本人が考えたゲームニクスという理論がありますが、
第一原則 直感的なユーザー・インターフェース(=使いやすさの追求)
第二原則 マニュアルなしでルールを理解してもらう(=何をすればいいのか迷わない仕組み)
第三原則 はまる演出と段階的な学習効果(=熱中させる工夫)
第四原則 ゲームの外部化(=現実とリンクさせてリアルに感じさせる)
まさにゲームニクス的によくできた傑作だったと思います。
攻略本はこの電撃系とファミ通系で迷いましたが(他にも小学館、毎コミも出している)、攻略情報で定評のある電撃系で正解でした。キャプションのようなちょっとした記述にも有効なヒントが隠れているので、隅から隅まで読むのがおすすめです。
スーパーマリオギャラクシー 3に期待ですが、1が2007年、2が2010年発売だったので2013年ごろでしょうか...。
・ニュー・スーパーマリオブラザーズ・Wii
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/12/wii-1.html
こちらは全然進んでいない。
・二ノ国 漆黒の魔導士(魔法指南書 マジックマスター 同梱)
人気ゲームなのに発売時に定価6800円だったものが、今現在アマゾンのキャンペーンで2790円まで落ちている。謎の値崩れ。
・二ノ国オフィシャルサイト
http://www.level5.co.jp/products/ninokuni/index.html
企画/制作 レベルファイブ、アニメーション作画 スタジオジブリ、音楽 久石譲という今年のクリスマス商戦の大注目作品。序盤をプレイしての感想。アニメーションが素晴らしい、ゲーム自体はありがち、マジックマスター微妙で総合80点。
ドラゴンクエスト風オーソドックスなRPGのゲームシステムを採用している。音声つきのアニメーションが多数、矢印で次の目的地を表示などゲーム初心者にやさしい。クエスト制で多少の自由度がある。
このゲームの最大の特徴はマジックマスターという魔法指南書が同梱されていること。ルーンと呼ばれる魔法の紋章が掲載されていて、その形を画面上でタッチペンでなぞると魔法を習得できるというしくみ、であると、同時に巧妙な違法コピー対策。このマジックマスターは紛失したら再購入には3500円かかる。ゲームの値段の半分はこの本の値段ということか。
このマジックマスターがないとゲームが進められないためにDSと一緒に携帯せざるをえないのだが、電車の中で魔法指南書を開くのも勇気がいるため、電車でプレイする人が少なくて、それが値崩れの理由なのか、そんなわけないか。
死んだ母親を追って異世界へ旅立つという設定は、いかにも日本神話の「根の国」を連想させる。神話をオリジナルにつくりかえるのが得意なジブリらしい気がする。イマージェンという生き物がでてきて主人公の仲間として戦ってくれるのだが、なんだか設定としてはポケモンっぽい。
というわけでまだ序盤しかみていないが、深みのある世界観と難しすぎない難易度で、ゲーマーの子供だけでなく、ジブリファンの大人もゆっくり楽しめるゲームという気がする。ただアニメは大画面でみたいなあという気もしていて、来年発売のPS3版の続編にも期待。