Misc: 2008年10月アーカイブ
このブログで2004年正月に
・私の好きなゲームたち
http://www.ringolab.com/note/daiya/2004/01/post-47.html
というエントリを書いて1994年から2004年の10年間のベストゲーム10作品をリストアップしました。その中にエントリした「カルドセプト」がNintendo DSで発売されました。
DS版、早速遊んでみましたが、これはよい出来です。基本は移植なのでPS版で慣れ親しんだカルドセプトを、DSでプレイしたいという人は違和感なくはまると思います。私がそうでしたから。
カルドセプトを知らない人に説明するとモノポリーとトレーディングカードゲームを組み合わせたようなゲームです。プレイヤーはサイコロを振って出た目だけ双六盤を進みます。止まった領地に何も配置されていなければ。手持ちカードからクリーチャーを選んで置いて占領することができます。自分の領地に他のプレイヤーがとまれば通行料を要求できるのです。通行量はプレイヤーの魔力で支払います。
自分が他のプレイヤーの領地に止まってしまったら素直に通行量を払うか、クリーチャーカードを出して、敵クリーチャーと戦うかを選べます。アイテムやスペルカードを組み合わせて、勝つことができれば領地を奪取することができます。プレイヤー達はカードを使うたびに魔力を消費しています。
双六盤を一周して開始地点の城に戻ると魔力ボーナスをもらえます。領地占領や周回を繰り返し、総魔力を勝利条件値より多く貯めて最初に城に戻った人がゲームの勝者になります。そう、基本はモノポリーですね。
しかし、このゲームにハマる最大の理由はカードの魅力です。クリーチャーやアイテム、スペルなどのカードは370枚もあります。ユーザーはシナリオ攻略や対戦によって対戦相手から新しいカードをもらうことができます。手持ちカードから50枚を選抜して「ブック」を編集します。いくつかのオリジナルブックを用意し、双六盤や対戦相手に応じて最適なブックを選択できるようになれば初心者脱出です。
そして何より私がこのゲームが好きなのは、ゲーム史上最高のゲームバランス(当社比)を達成していることでしょうか。何度やっても飽きないのです。強いクリーチャーばかりのブックをつくると消費魔力が多すぎて実践では勝てるとは限りません。50枚の中にクリーチャー:アイテム:スペルの比率をどう設定するかも悩みどころです。常勝ブックというのは存在せず、対戦相手や環境に応じた最強があるのみです。
DSなのでワイアレス対戦機能があります。その場に集まった仲間もしくはネットワークを介して国内の見知らぬプレイヤーと対戦したり、ネットからカードやマップがダウンロードできます。ボイスチャット機能もありです。ネット対戦も興味はありますが、ボイスチャットででてきた相手が小学生だと困るので、修行中の私はまだやっていません。
長いつきあいになりそうなゲームです。
カード全部解説!
カルドセプトDS公式サイト
http://ds.culdcept.com/
・カルドセプト10周年記念サイト
http://www.culdcept.com/10th/