Culture: 2005年10月アーカイブ

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video podcast search
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Advercasting
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・実話怪談「新耳袋」一ノ章
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これは傑作だと思う。

PSPの「怪談体感ソフト」。全編が音声+写真+テキストで構成されたショートノベル集。内容はもちろん幽霊や超常現象を扱うホラーである。全部で50話を収録。最初に質問があり、答えるとその気分に最適な一話が選ばれるシステム。だいたい一話3分から5分程度で終わる。

私は電車の通勤時間に何本かずつ見ていた。通勤時間しかゲームの時間がとれないということもあるが、それよりも隣に人がいなければ怖くて進められなかったから。静止画なのに臨場感たっぷりで怪異が迫ってくる。秘密はPSP初の“3Dサウンド”。イヤホンで聴くと音声や効果音が立体的に聞こえる。ヒタヒタと歩く音や、すーっと障子が開く音がよく聞こえる。聞こえなくていいのに。

ナレーションが映画やテレビ番組なみの完成度でひきこまれる。ゲーム内の要所要所の演出も見事。

公式サイトを見れば、なんとなく怖さをわかってもらえるだろうか。

・実話怪談「新耳袋」一ノ章
http://www.metro-japan.com/game/shinmimi_psp/

無線LAN機能を使って、体験した怪異は友人のPSPに転送し、見てもらうこともできる。50話をコンプリートすると特典として、映像のホラー作品を一本視聴できるようになる。これもよくできていたが、もしも映像を見たいだけならば、映画版のDVDボックスがある。短いので怖いもの見たさでホラーが好きという私のようなライト級のホラーファンに向いている。

・怪談新耳袋劇場版 DVD-BOX
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2004年夏に劇場公開し、渋谷シネ・ラ・セットで初日動員記録を達成するなど、大ヒットした「怪談新耳袋劇場版」と、TVシリーズのサードシーズンをひとつにしたDVD-BOX。DVD-BOXだけの特典になる、原作者・木原浩勝、中山市朗による怪談語り(映像)とオーディオコメンタリーを収録!

本で原作を読むこともできる。新耳袋はベストセラーで気になっていた。


・新耳袋〈第1夜〉現代百物語
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見てはならないものが、起こってはならないことが、この世にあってはならないものが。本書に収められた"怖い話"はすべて、本当のことなのだろうか…。百話を語り終えると、怪しきことが起こると古より言い伝えられる「百物語」。これを当代きっての怪異蒐集家の二人が鮮やかに現代に甦らせた、かつてない怪談集シリーズ第一弾。

そもそもオリジナルは江戸時代の作品である。

・耳袋(1)
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狐狸妖怪譚から庶民の風俗・犯罪まで、江戸後期の巷説奇聞を集めた随筆集。不思議な話・味のある話が大好きだった江戸人の姿が浮かび出る。1972年刊の再刊。

今日はビジネスモデル学会ナレッジマネジメント研究会で招待講演

・ビジネスモデル学会第6回KM研究会で講演します
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003860.html
内容説明。

他の先生方のお話も大変興味深いもので大変勉強になりました。

私のプレゼン内容「ブログ×メタデータ=ビジネスモデル2.0」を公開します。




この資料はパワーポイントを「いきなりPDF FlashPaperでFlashに変換しています。PDF版はこちら

以下、テキストもつけておきます。

ブログ×メタデータ=ビジネスモデル2.0
ビジネスモデル学会
KM研究会
データセクション(株)橋本大也

事例:テレビブログ
テレビの意見を書くブログサービス
ユーザ同士が同じ番組を視聴してコミュニケーションする仕組み
番組放映情報に対してブログからトラックバックが集約される
テレビのクチコミポータルを目指している
テレビブログ DEMO
番組放映情報が“太っていく”
番組の放映情報に
コミュニティがコメントを書く
コミュニティがトラックバックする
全体を検索することができる

ユーザのPCテレビ視聴を便利にする事業をはじめた狙いは?
3種類のメタデータ
ニュースの場合
幹 マスメディアのニュースソース
枝 専門家、当事者の評論
花 一般読者の意見
商品情報の場合
幹 メーカー・小売の商品カタログ
枝 専門家、アーリーアダプターの評価
花 一般エンドユーザの体験談

インフルエンサーは誰?
ECにおいて揮発性が高いのは「花」
「花」の書き手はコンシューマ、エンドユーザ
「枝」の書き手は当事者、専門家、マーチャント
「幹」の書き手は情報発信者

クチコミの花を咲かせるメタデータツリー

メタデータツリーの情報価値
ツリーの規模の認知
情報の位置づけの認知
情報のつながりの認知
情報の検索可能化
木構造の操作可能化
DOMの制御、取得やソート
RSS・ATOMへの出力
Webサイト、アプリ連携
影響者=当事者と専門家
ソーシャルネットワークの拡大
ブログ、参加型ジャーナリズムの拡大

マスメディアの情報価値が相対化され

当事者と専門家が直接情報を発信する

コンシューマはソーシャルネット上で近く、信頼できる発信者の情報を参考にする
CGM時代のユーザの認知と行動仮説
ユーザは花(クチコミ)をみつける
ブログの投稿、SNSの書き込み、ランキング

花から枝や幹をたどり全体像を認知する
検索して自分なりの信頼性確認を行う

ツリーが信頼できれば行動する
モノを買う、参加する、情報発信する
スマートな消費者
クチコミだけではマスに売れない
ネットコミの多くはマスメディアを介している
電車男、恋のマイアヒ、ブログブーム etc.
マスメディア(マス広告)が選択肢を与え
ブランド認知の創出
コミュニティが選択肢を選ばせる
どれを買うべきか?の参考をネットに頼る
参考:信頼性とPI理論
Prominence-Interpretation Theory:ユーザはどうやってオンラインで信頼性を評価するのか (Stanford Persuasive Technology Lab) http://credibility.stanford.edu/pdf/PITheory.pdf
1ユーザは目立つものを見つける(際立っているという評価度)→ 集計系メタデータ
2 ユーザはそれを解釈する(解釈による評価度)
       → 編集系メタデータ
メタデータの多様性と可能性
ブログ・メタデータのビジネスは投資フェイズ
ビジネスモデルの模索の中で多様な展開

メタデータのそもそも論とユニークな実例
なぜ今、メタデータが必要なのか?
インターネット上のファイルの量が爆発的に増大して必要な情報を見つけることが難しくなった。

字面だけでなく意味で整理することで信頼(Trust)できる情報を探し出せるようにしよう(次世代のWeb、セマンティックWeb)。

情報のエントロピー(乱雑度)を下げる技術群が必要だ(実現ピラミッド)。

メタデータがその基盤になる


メタデータで整理するとは
整理されるとどうなる?
次世代ITビジネス
シンプルに考えてみる

“ビジネス”はモノやサービスを売ること
“IT”は情報流通の最適化を行うこと

モノやサービスの流通を最適化し、少ないコストで大きな利益を確保するための技術

Eコマース=DB検索付の自動販売機
楽天(2005/9時点)
契約企業44,736
商品数13,984,905点
4万件超の自動販売機
1千万超のボタン

�@どこに自販機を設置し、�Aユーザにどうやってボタンを選ばせるか?という課題
メタデータと検索がカギ
ロングテールとアフィリエイト
EPIC2004 グーグルとアマゾンが合体
個人情報+商品DB=強力なマッチング
多様な個人が多様なモノを多様に買う世界

既に起きているロングテール現象
崩れた20:80の法則(売れ筋:その他)

ではマスメディア、マス広告は終焉?
NO
マス広告が選択肢を与え、コミュニティが選択肢を選ばせる。テレビ・新聞→コミュニティ(Blog,SNS)→アフィリエイト

下記の学会で講演させていただくことになりました。

ご興味のある方はぜひご参加ください。


ビジネスモデル学会 - What's New
http://www.biz-model.org/whatsnew/detail.html?whatsnew=62

ビジネスモデル学会第6回KM研究会
〜『ブログ、メタデータの基幹系ビジネス応用』
開催します!

【名称】 ビジネスモデル学会第6回KM研究会
    〜ブログ、メタデータの基幹系ビジネス応用

【日時】 2005年10月7日(金) 13:30-17:30

【場所】 東京大学 工学部3号館3階 会議室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_04_j.h..

【主催】ビジネスモデル学会

【後援】XMLコンソーシアム

【趣旨】

前回、第5回は『SNSとナレッジマネジメント』をテーマに、営業・マーケティングから、商品企画、組織ワーク全般、さらには、組織間の緩やかで効率的、創造的な連携をSNSで加速する可能性について、実り豊かな
議論をすることができました。ブログを内包、高機能化させ、トップダウンにアクセス権管理などを強化したSNSやXOOPSなどの簡易CMS(Contents Management System)も、人手では煩雑且つ不正確になりがちなメタデータ管理を自動化したメタデータ活用技術と捉えることができます。

今回は、既に一般に浸透し、マーケティング上の有効性は実証済みといわれるブログ([インターネット生活研究所2005])を議論の出発点に、メタデータ活用技術を基幹系ビジネスに応用する可能性を探ります。前回までと同様、文理融合のクロスオーバーな議論を展開してまいりたいと思います。

ナレッジマネジメントというと従来は『情報系』、悪く言えば『おまけ』的な情報システムのイメージで捉えられてきた感があります。メタデータ活用も同様です。一般に情報系システムは、顧客からお預かりした大切な預金そのもののような基幹系データや、受注システム、生産管理システム、販売・流通システムに較べたら軽視されるのもやむを得ません。

一方、形の無い『サービス』という商品は、その生産の初期工程から、現場で最終消費されるまで、サービス提供者側が様々な知識や技能を駆使し続けて生産・提供されます。故に、知識管理のプロセスが、生産・流通プロセスと大きく重なるため、ナレッジマネジメント支援ツールが『基幹系』システムそのものに成り得ます([野村2003])。

 今回の議論は、特にサービス業に限定されるわけではありません。しかし、従来の「モノ」商品の多くがサービス化する中(伝統的な例は自動車のリース;近年のIT業界ではITIL (IT Infrastructure Library)
ブームも手伝って「機器販売からサービス提供へ」の流れが本格化しています)、従来「情報系」と思われていた上位層の情報処理(例:「ナレッジマネジメント」)が、基幹系ビジネスのソリューションに、ますます近づいている気がいたします。 伝統的な基幹系ITの側からも、XBRL(eXtensible Business Reporting Language) のように自らオープン化する例もあり、両側からの動きが重なって相乗効果を発揮する夢も描くことができそうです。

以上を背景に、ビジネスモデル学会第6回KM研究会を下記の要領で開催いたします。今回、「アクセス向上委員会」以来、人を惹き付けるWebを追求する知性と感性で余人の追随を許さない、橋本大也さんを招待講演にお迎えしました。

今回の新機軸として、後半のパネル参加者を公募する、という試みがあります。クローズドな国際ワークショップの形式に準じて、上記テーマ、問題意識に関連してポジション・ペーパー(→脚注※) を短く書いていただき、簡単な審査の上、パネリストとしてご参加いただこう、というものです。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


【内容】(敬称略)

◆ご挨拶(BM学会KM研代表 野村直之)

◆招待講演
 「ブログの非定番ビジネスモデル(仮題)」
 (データセクション株式会社社長 橋本大也
  他役員・委員多数 )
http://www.ringolab.com/note/daiya/

◆講演

○「ブログ・マーケティング」
 (野村総研 山崎秀夫)

[概要]
広告費がマスメディアからインターネットにシフトし始める中でソーシャルメディアとしてのブログの役割が注目され始めている。ソーシャルメディアによる『社交』や『目的を持ったネットワーク組織つくり』
 が注目を集める中でネットワーク論やマーケテイング理論の観点からブログの役割を論じる。

○「基幹系業務でのメタデータ本格活用を示唆する表計算オントロジー」
 (株式会社リコー/法政大学大学院IM研究科 野村直之
  日本ユニシス株式会社  小林茂)

[概要]
ブログの技術エッセンスはRSSを中心とするメタデータの自動生成です。我々は2000年頃からRSSの自動生成とその活用方法について産業用途に密着した形で研究を進め、RSsS(複数WebSiteの串刺し自動サマリー生成:
 www.google.co.jpに"RSsS" "サマリー"で検索)、用語集(表計算)オントロジーを発案し提案してきました。 http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2004/01/26/xml/

本講演ではまず、表計算の'セル' に格納された計算式(例:人口密度=人口/面積) がメタデータ間の関係の定義、即ちオントロジーとみなせることを示します。そして、この計算式を特定の表計算アプリから解放し、身近な数値処理のオープン化、他システムとの連携(by WebServices)、特にパートナー企業の大規模システムとの連携を実現することで、基幹系業務の高度化、低コスト化が見込めることを示します。

○パネル討論
「ブログ、メタデータの基幹系ビジネス応用」
 講演者全員+公募パネリスト  
 司会:野村

【参加区分】
・ビジネスモデル学会正会員 :無料
 (当日入会可能です。年会費3600円)
・XMLコンソーシアム会員
 およびMBA・MOT・MBIT大学院在籍者 :1000円
・一般のご参加 :2000円

【申込方法】
代表・野村nomuran@tokyo.email.ne.jp宛、下記の項目を10月6日(木)までにお送り下さい(定員40名) 。
・参加者ご氏名
・ご所属先名称と屋号
・連絡先(email, tel/fax)
・参加区分

★前回に引き続き、早期に満席となることが予想されます。満席となり次第締め切らせていただきますので、お早めのお申し込みをお薦め申し上げます。
参加申し込み後にポジション・ペーパー(※)の提出も可能です。

野村直之(BM学会KM研代表)
山崎秀夫(BM学会KM研副代表)
持田剛 (BM学会KM研幹事)

【参考】
・インターネット生活研究所2005: 「米国ブログマーケティング報告書2005」 インプレス
・野村2003: 「サービス業の基幹的無形資産としてのマニュアルに関する一考察」,
・ビジネスモデル学会第2回ナレッジマネジメント研究会予稿集
→概要:http://www.ospg.or.jp/publication/no36/11.html

脚注(※)
「ポジション・ペーパー」について:
「ポジションペーパー」とは、そのテーマに関するその人の 独自の視点(経験や専門知識、独自の発想による)から問題意識、論点、仮説を表明したもの。
学術上の会議(新知識を創造する場) で論じられるべき論点を明確化し、なぜその論点を取り上げるのが優れているか(有用か、世の中にとって新しいか) を簡潔に説明しておくことが求められる。
http://homepages.uhwo.hawaii.edu/~writing/position..

※上記URLの説明では、論者の結論そのもの(意見)まで含めるのが好ましい、とされています。他「良いポジションペーパーの4要件」などが参考になります。