Books-Trivia: 2006年6月アーカイブ
”ソニプラ”ことSony Plazaは結構好きである。奥さんが化粧品を買うのに同行し、飽くまでつきあいで入ることが多いが、輸入物お菓子のコーナーを物色するうちに、私の方が「まだ〜?」と言われてしまうことが多い。
輸入物のお菓子。パッケージのデザインセンスが日本のお菓子のそれとはと異なるため、外箱からは味が判断できない。クッキーはいきなり大箱で買って好みと合わず失敗も数多い(「結局、食べないの?」と怒られる)が、一応、セレクトされたものが並んでいるため、マイブームを引き起こす、大ヒットも何度かあった。
この本はソニプラの経営者の一人が、ソニプラ一号店開店以来の思い出と、各時代のヒット商品の舞台裏をつづっている。私がソニプラを知ったのは大学の頃の話なので、40年の歴史があったとは知らなかった。
初期は輸入が自由ではなかったので、米国でもヨーロッパでもなく、アメ横で仕入れていたこと、バレンタインのチョコを流行させたのはソニプラであったこと、マカデミアナッツは60年代後半に当時の貨幣価値で1万円相当の高級品だったこと。
歴代ヒット商品の紹介と逸話が面白い。輸入菓子が本当に好きで、愛着を持って語る著者のような経営者がいるから、ソニープラザは人気があるのだと納得した。これでまたソニプラに行くのが楽しくなった。
【ソニプラ 私のこだわりベスト10】
私のソニプラお菓子のおすすめも書いてみる。結構、定番が多いので、なーんだと言わないでください。(最近は流通がしっかりしていて帰りにコンビニで発見してがっかりすることもありますが。)。
これは毎回、買ってしまうマイ定番。コーラのグミ。ぐにゅぐにゅ噛む感触がすきなのだが、ちょっと健康には良くなさそうな?コーラ感がたまらないのでもある。
これも毎回買う。テレビを観ながらボリボリ。本を読みながらボリボリ。塩味なのでついついたくさん食べがちなので、小さめのパックを買うことが多いが、本当は大きなパックで無制限に食べたい。
5回に一回くらい買う。ペッツは中身だけをスーツのポケットに密かに持ち歩いていることが多い。小さいので、隠し持てる。会議中などに目立たぬように糖分補給ができるのが嬉しい。見つかっても薬だと思われて突っ込まれない。さすがに専用ディスペンサーは買わない。コーラ味がいい。
「トラピスト」が好きな人におすすめ(あれもうまいですよね)。ちょっと味は違うけどノリが同じだ。薄いビスケット。個別包装で保存性がいいが、ちょっと食べるのには面倒でもある。機内食でも出てきたりしますね、これ。
塩ピーナッツ系として最強ブランドであると思う。米国出張に行ったりすると、空港などで初日に缶で買って部屋においておく。ホテルの部屋備え付けミニバーにもあったりするが法外に高いのである。
クッキーでもビスケットでもない、ショートブレッドであるこだわり。高級感。コーヒー、紅茶と一緒に、ゆっくり食べるとうまいのである。歯につくため、カウチには向かないが。
で、またもハリボーですが。このミミズのような形状のグミもコーラグミと合わせて買うことが多い。2本、3本いっぺんに食べると、ちょっと気色悪い感じだが、たまにやってみて満足する。
好物のひとつ。メープルクッキー。ソニプラには他のブランドも数種類ある。基本的にカナダ製品が圧倒である。国策なのか。中でも、これはメープルクッキーが相当好きな人向け。あっさりした紅茶と一緒に食べるとおいしい。
これもなかなか日本のお菓子メーカーがつくらなさそうな、濃いチーズ系。お腹が空いているときにコンボスがあると嬉しい。見かけが似ている江崎グリコのコロンとはぜんぜん違う。コロンもうまいけどさ。
高級コンビーフ缶と違ってそのまま食べてもどうかと思う味なのだが、フライパンで焼く、目玉焼きと一緒にロコモコにすると俄然、うまくなる。それ以外の使い道は知らない。ハムのようなコンビーフのような独特のスパム。電子メールのスパムの語源とも関係があるらしい。
まだまだ語れる気がするが、一般に賛同を得られそうなのはこれくらいのような気もするので10本で打ち止め。
なおチョコレートが出てこないのは、一通り試したが、私の口にあうものが海外にはないため。ギラデリをはじめ海外チョコは後味が気に入らない。長らくニューヨーク産と勘違いしていたロイズの生チョコがおいしいのだが、これは北海道製で国産であることに気がついた。
まったく知らない世界を知るのは楽しい。
アナログゲームの評論集。アナログゲームとはボードゲームやカードゲーム、ロールプレイングゲームなどの総称で、プレイステーションやニンテンドーは関係ない。人生ゲームやモノポリーの世界のことだ。
著者はクリエイター集団SNEを率いる業界の有名人らしい。ゲームが好きでたまらない人らしく、思い入れ一杯に約50本くらいのゲームについて熱い語りが続く。こんな世界があったなんて、と驚いた。
・Group SNE Official Site
http://www.groupsne.co.jp/
紹介されるゲームの多くは「ドイツゲーム」だ。この言葉もこの本で初めて知ったが、ドイツはアナログゲームの先進国で、情報の発信地になっている。Wikipediaにも項目があった(こういう言葉が収録されているのがWikipediaの凄いところだと思う)。
・ドイツのボードゲーム - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AE%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
「
ドイツのボードゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
ドイツのボードゲームとは、ドイツで作られるボードゲームを指し、現代の世界のゲームの一つの潮流を示すキーワードである。
1980年代以降、世界中でコンピューターゲームが席巻しているように見えるが、昔ながらの「紙とコマ」で遊ぶタイプのボードゲームも、依然として受け継がれ、活発に遊ばれている。世界的に見ると、ドイツが最もボードゲームの盛んな国と言える。
ドイツでは、年間数百のゲームが新たに発売される。
本項で述べる「ドイツのボードゲーム」とは、ドイツ人の作者、あるいはドイツのメーカーによるものが中心だが、必ずしもこれに限定せず、周辺のフランス・オランダ・イギリス、あるいはアメリカや日本製の(下記の特徴を持つ)ゲームも視野に入れて語られる場合が多い。
あるいは、狭義の「ボードゲーム」にとどまらず、(形状で分類すると)カードゲーム、ダイスゲーム、立体ゲームといったゲームも含む。
重要なゲームの賞として、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)、ドイツゲーム大賞(Deutscher Spielepreis)がある。
」
だいたい1コラム1本のゲーム紹介という形式になっている。この5年くらいのアナログゲームの進化の歴史における各ゲームの位置づけが詳しくあるから、読み通すと、だいたいこの世界の全体像と潮流が把握できた。
何本かは購入を検討中。
本書収録作品の中で、私が遊んだことがあったのは2本だけ。どちらも百式管理人の田口さんが購入し、さあ、これやりましょうと誘われ、時にはオフィスを会場として提供したりして、熱い数時間を過ごしたもの。人間同士が顔を突き合わせて知力を戦わせるアナログゲームの面白さは、プレイステーションにはない魅力があるなと実感する。
どちらもおすすめ。
・スタンダードカタン
「
開拓がテーマのファミリーゲーム。3〜4人用で、1ゲーム60分程度。基本的なルールは15分あれば覚えられるというほどシンプル。運と駆け引きと会話が決め手のゲームだ。
プレイヤーは、六角形の土地が組み合わさってできたこの島を開拓する。資源(カード)を使用して「道」「家」「街」を開拓(建設)しながらポイントを獲得していき、一定の点数に到達した人が勝ち。開拓するのに必要な物が産出されなかったり、泥棒や騎士に盗まれたりと開拓の道にはさまざまな障害が待ち受けている。
プレイのたびに、ゲーム盤面(カタン島マップ)をばらばらに組み替えることができるため、何度遊んでも飽きることがないのが特徴。その組み合わせ総数は、なんと2兆9千億通り。運と戦略が半々という絶妙なゲームバランスで、初めての人や子どもでも勝てるチャンスが十分にある。さらに、「自分のカードを他人と交換可能」というカタンならではのルールがあり、プレーヤー同士の会話が弾んでひときわ盛り上がる。移動中や旅先でプレイしたい人には、持ち運びに便利な『ポータブル カタン』がある。
遊び方
1)家を建てて、ゲームスタート。
2)サイコロをふって、カードをゲット。
3)集めたカードで領土を拡大。
4)いらないカードは他の人とトレード。
5)カタン島一番の開拓者を目指す。
「カタン」とは
ボードゲーム大国ドイツで1995年に誕生した、開拓をテーマにしたファミリーゲーム。その年のドイツ2大賞「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」「ドイツゲーム賞」、「エッセン金羽根賞」といったタイトルを総なめにする大人気ゲームとなり、次々に世界各国でも発売され、国際的人気ボードゲームに成長した。毎年ドイツで開かれる「国際ゲームフェア」の特別イベントとして、「カタン ワールドチャンピオンシップ」が開催されている。 ゲームの舞台は、中世、大航海時代のカタン島。複数の入植者たちが島を開拓していき、もっとも繁栄したプレイヤーが勝利するという内容。
」
・キャッシュフロー 101 (日本語版)
「
ロバート・キヨサキが考案した、お金持ちになるためのアイデアがつまったゲーム。楽しみながら、会計、金融、投資について学び、ファイナンシャルIQ向上を狙いたい人に。
プレーヤーはまず「給料のために懸命に働く生活」を表す「ラットレース」と呼ばれる円をまわるところからスタート。この円をまわりながら、株や不動産、ビジネスなどに投資を行っていく。
ファイナンシャルIQを早く簡単に高める方法、お金持ちがお金について自分の子供に教えていること、給料が少なくてもお金持ちになり経済的自由を手に入れる方法、資産がお金を生みそのお金が自分のために働いてくれる方法などを学び、「ラットレース」から抜けることに挑戦しよう。
ほかに、より高度な内容のゲームカートを使ってプレイする『キャッシュフロー202 (日本語版)』や、子ども向けの『キャッシュフローforキッズ』もある。
セット内容
・ゲームボード
・ルールブック
・職業カード12枚
・ゲームカード
(スモールディール56枚・ビッグディール42枚・
マーケット42枚・ドゥーダッド42枚)
・ねずみとチーズのこま各6個
・ダイス3個
・各色トークン
・お札セット
・鉛筆6本
・ゲームシート1冊
商品紹介
「会社や税金のためにだけ働く毎日からぬけだすためにはどうすればいいのか」を学ぶためのゲーム。金持ちになるための概念が自然に身につくとともに、会計、金融、投資についても理解が深まります。プレーヤーは始め「ラットレース」と呼ばれる円をまわります。これは「給料のために懸命に働く生活」を表しており、プレーヤーは、この輪をまわりながら、株や不動産、ビジネスなどに投資を行い、ここから抜けることに挑戦します。ファイナンシャルIQを早く簡単に高める方法、お金持ちがお金について考えていること、給料が少なくてもお金持ちになり経済的自由を手に入れる方法、資産がお金を生み、そのお金が自分の為に働いてくれる方法などをキャッシュフロー101で学べます。
」