Books-Management: 2005年11月アーカイブ

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・マインドマップ読書術―自分ブランドを高め、人生の可能性を広げるノウハウ
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有名な書評サイトを運営し、何冊も本を著す、大手企業のマネージャー松山真之助さんの読書マインドマップ作成のすすめ。

・Webook
http://webook.tv/松山真之助さんの書評サイト


読書ばなれが叫ばれて久しい。それは出版社にとっては憂うべきことなのかもしれませんが、本から知恵を得ている人たちにとっては、差別化の優位性がますます大きくなるということかもしれない。

ブログの秘訣の一つはネットの外からネタを持ってくることなのだと思っている。検索エンジンが高度化してネット上の話題は、皆が取り上げる。独自取材や体験をネタにするという手もあるが、書籍は比較的手軽にネタをネットにもちこめる情報ソースだと思う。

「本を読むこと=書評を出すための準備作業」とは書かれているものの、もちろん、松山さんも(そして私も)、本来は本が好きだから読んでいるだけなのだと思う。情報発信のネタとして使うというのは、この習慣をより意味のあるものに変えるためのノウハウということだろう。

この本は、読書内容を自由な連想図解「マインドマップ」形式で書き出して、ネットで公開することで、


1 読んだものを読書マップにすれば記憶に残りやすい
2 読書マップにして外に出せば(他人に見せれば)、知のネットワークが広がる
3 出せば成る(活動領域が広がる、人生の選択肢が増える)

という効用があると言うことを実体験から語り、読者にもすすめる本である。

「出すという目的があると入るものが違ってくる」

この言葉も納得で、読んだことや考えたことをブログに書いたり、人前でしゃべることを続けていると、インプットの定着率が高くなると感じている。著者が勧める「読書マップ」は、厳密にはマインドマップとは限らないようだ。誰かに内容を話すために、考えたことを書き出すことが重要だという内容である。

読書マップには、自分が感じたこと、そこから連想されたこと、関連のある本のタイトル、自分ならこうする、まったく逆の意見などを書き出していくとよいという。読者投稿から厳選した10冊の書評のマインドマップがこの本には収録されている。他人の書いたマインドマップをたくさん見る機会は少ない。どのように読書マップを書いたらよいのかが、とてもよくわかる。

この本に書いてあることは既に私も日々実践しているため、最初から最後までうなずきながら読んでいた。著者も私と同じ長時間通勤なのだが、毎日往復4時間以上も通勤時間があるらしい。私は2.5時間くらいである。通勤時間は読書タイムなのだ。なんだか羨ましい。

関連:マインドマップ

・デスクトップ発想支援ツール
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000139.html

・おしゃれ会議 満員御礼に感謝 報告第1弾
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001557.html

・畑村式「わかる」技術
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失敗学、決定学、創造学の畑村教授著。

■わかるとはどういうことか

世の中のすべての事象はいくつかの「要素」が絡み合う形で、ある「構造」を作り出している。多くの場合は複数の構造がいくつかまとまって「全体構造」を成す。そして、構造同士を組み合わせ、何らかの「機能」を持っている。乗用車ならば、いくつかの部品(要素)で製造されるエンジンやタイヤ、ハンドルやアクセルが構造で、走るや曲がる、止まるなどの機能が実現されているわけだ。

わかるというのは、次の3パターンなのだという。

・要素の一致
頭の中の要素のテンプレートと目の前の事象の要素が一致した状態

・構造の一致
頭の中の構造のテンプレートと目の前の事象の構造が一致した状態

・新たなテンプレートの構築
自分がすでに頭の中に持っている要素や構造を使って新しくテンプレートをつくることで理解すること

動的な構造の理解ではさらに次の3パターンがあるとされる。

「構成要素の摘出」
静止させた状態で構成要素を確認する

「構造化」
要素同士を組み合わせて別の大きな働きをする構造を頭の中につくりあげる

「試動」
頭の中のモデルに刺激を与えて動かしてみて現実と比較する


■逐次思考と飛躍思考、直観と直感

わかるプロセスがあきらかでも、現実の事象は複雑である。すべての要素の組み合わせを逐一考えて試していては、現実的ではない。3つの選択肢から正解を3回連続で選ばねばならないようなケースでは、しらみつぶし式では27通りを試さねばならない。これが逐次思考。しかし、3回の選択を次はAだろう、次はBだろう、次はCだろうと3回選ぶだけならば、9通りを試すだけですむ。これを著者は飛躍思考と呼んでいる。

もちろん、飛躍思考で正解を得るには全体の構造を理解できていなければならない。それには過去に徹底的にそのことについて考え、演習して答え合わせまで行う経験をしていることが大切である。経験と知識に裏付けられた飛躍思考を直観と呼んでいる。直観でわかるが理想である。

直観と似て非なるものが直感や勘である。これは刺激を受けて思い浮かべたもの。なんとなくサイコロで次に5が出るような気がするという論理的根拠がない思考だ。自分の持っているテンプレートが不完全なのに、目の前の事象と一致しているように見えて、すべての説明ができるように思えてしまう錯覚にも気をつけよという。

では直観でわかる力を鍛えるにはどうすべきなのか。

■現地、現物、現人


現代社会で本当に必要とされていることは、与えられた課題を解決する「課題解決」ではなく、事象を観察して何が問題なのかを決める「課題設定」です。課題解決と課題設定のちがいは「HOW」と「WHAT」のちがいと言ってもいいでしょう。そして何よりも「WHAT」が社会で必要とされる時代なのです。

それは本当にそうだと思う。「HOW」は今はネットで検索すれば誰でもすぐにみつけられる時代でもあるからだ。変化が激しい状況では、解決すべき課題が何なのかを見抜く人が求められている。

見ない、考えない、歩かない、の3ナイがいけないと著者は指摘する。現地、現物、現人を観察し、自分で考えることが直観を鍛える上で、大切だと結論している。逆演算の重要性という章もあったが、ネットで検索するとHOWがすぐに見つかってしまう現代では、手を動かして検算する疑い深さがますます重要になってきているように思われる。

わかるという当たり前のプロセスを根底から解き明かそうとする一冊。

・決定学の法則
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001676.html

・創造学のすすめ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000846.html

・わかったつもり 読解力がつかない本当の原因
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003801.html

・「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000973.html

・「分かりやすい文章」の技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001598.html

・「分かりやすい表現」の技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000451.html

・人生は数式で考えるとうまくいく
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著者大村あつしさんが創業者として12年間、育てた会社が他人の手に渡るシーン。


調印を終え、その場を立ち去る「新社長」の後ろ姿を努めて冷静に見届けた私に、弁護士は、「最後まで立派でしたよ、大村さん」とやさしく声をかけてくれました。

しかし、帰宅した私は緊張の糸が切れたのでしょうか。悔しくて悲しくて苦しくて、ガソリンがなければ走れない自動車のように、心のガソリンが空になり、とにかく気持ちが「走れない」のです。ベッドから起き上がれない状態が数週間続きました

大村さんのことは90年代から知っていた。Visual Basicなどの解説書をたくさん書かれている(累計100万部超)ライターで元は編集プロの経営者で、日本最大のVBAコミュニティの主宰者だった。私も著書を読んでVBAを使えるようになった一人だから、お世話になっている。

・大村あつし ボクは不死鳥 - ブログ
http://www.fushicho.com/blog/

その大村さんと最近ときどき渋谷のバーで会うようになった。私のことをご存知だったので、嬉しかった。ライター出身でコミュニティ主宰者として活動し、経営者になったと言う点では私とも経歴が似ていると思っていたから。だが、上述のような会社乗っ取り事件や、駆け出し時代の苦い体験を乗り越えて、活躍されているなんて知らなかった。

表題の人生の「数式」は至って単純なものだった。

目標 − 現状 = 課題

知識 × 経験 = 知恵

このわかりやすい式に、大村さんの個人的な生々しい体験が代入される。

物事を多角的に見る知恵の説明として、フロントホックブラってどんなブラジャー?という質問の例がある。ほとんどの男性は前で外すブラと答える。ほとんどの女性は前で着けるブラと答える。前で着けるブラジャーと答えられる男性、前で外すブラと答えられる女性が、成功者になる可能性が高いのだと言う。物事を他人と違った視点で眺め、わかりやすく説明することができる人になるには知識と経験の掛け算ができないといけないということだ。

フリーランスとベンチャーを10年やってきた、似たような立場の人間として、大村さんの等身大の成功論、人生論にはとても共感するところが多かった。自ら経験した成功と失敗の両方を堂々と語っている。ひとつひとつの決断を積み重ねてきて今があることの誇り、なんだと思う。自分の信用で取引をし、自分の人生をハンドリングしている感覚を持てることはフリーランス、ベンチャーの醍醐味だと思う。そのことがいっぱいこの本には書いてある。

この本、八重洲ブックセンター 週間ベストセラー 初登場総合1位。アマゾンでもベストセラーになるなど、とてもよく売れているようだ。この前、お会いしたときには「これからはテレビを舞台に活動するつもりです」と少し突っ込んだお話も聞かせてもらった。大村さんに負けないように私も頑張らねばと思った。