Books-Management: 2004年11月アーカイブ
10年間毎年ユーザの声が反映されて改善されてきたという「超」整理手帳本体とそのノウハウのガイドがついたムック。以前から気になっていた。作者は超整理法で有名な野口 悠紀雄氏。
6日間の中国旅行中に、ひとつ新しい情報ツールの使い勝手を試してみようと、出発直前から、この手帳の使用を開始。使ってみて、とても便利だと結論。しばらく日本でも使い続けることに決めた。
手帳の特徴は、
・「超」整理手帳2005
http://www.noguchi.co.jp/datebook/
のオフィシャルサイトが詳しいが、私が特に便利を感じたのは以下の3点。
1 A4・四つ折という絶妙なサイズ
ほかの手帳との最大の違いはサイズだと思う。妙に細長い。A4を四つ折りにしたサイズは、ビジネス標準のA4プリントを収納しやすい。この大きさはスーツの胸の内ポケットに入れると上端が飛び出しているので、サッと取り出しやすい。A4サイズが基本で作られた収納やバッグにもピッタリ入るのが気持ちがいい。
2 自由度と一覧性の高い差込み式、ジャバラ折りシート
超整理手帳はA4をジャバラ四つ折りにした紙を差し込んで使う手帳である。すべてのシートは差し込んでいるだけなので簡単に取り外すことができる。専用の四つ折のカレンダーは8週間が一覧可能である。メモも四つ折だと情報量が多い。また、必要のないページは簡単に取り外すことができるので、常に軽くてコンパクト。
3 インターネットと連携したオリジナル用紙
何よりPCやインターネットと相性が良い。実際、ユーザ層もPCユーザが多いそうだ。今回特に便利だったのが、オンラインの無料サービス「Paste-it」を利用してこの手帳用に3つ折レイアウトで印刷した旅程詳細を常に携帯できたこと。すぐに取り出せる上に、3日分の旅程を片手で一覧できたこと。
・「超」整理手帳2004 Paste-it
http://www.noguchi.co.jp/datebook/pasteit.php
テキストを貼り付けると四つ折レイアウトに整形してPDFに変換してくれる。PCの住所録や情報ファイルを印刷して携帯できる。
また、追加用紙はオリジナル及びユーザ投稿の考案品が数十種類も無償でダウンロードできるのも魅力。
というわけで、他の手帳にない特徴を備えている。名刺やカード、領収書やお札などを、なんでも気軽に挟み込んでおける「カンガルーホルダ」も横着物の私には便利だった。とりあえず何でも挟んでおけばなくならないのが嬉しい。
使い込んだら自分用の用紙を私も開発して公開してみたい。
ムックはこの手帳を使ってどうビジネスに活用するかのノウハウ満載で読み物としても面白かった。