Books-Creativity: 2003年12月アーカイブ
・分かる使える思考法事典―アイディアを生み出し、形にする50の技法
■煮詰まった会議のブレークスルー
新規事業開発プロジェクトの会議にコンサルタントとして参加。全員でブレインストーミングをした。立ち上げ予定のサービスについて、潜在的な需要、用途をリストアップしていく。その中から有望なモデルを探すのが目的。
サービスの特性をX、Yの軸で4象限に分けたマップを作って、アイデアを配置していく。知識経験の豊富なメンバーばかりだったので、最初はアイデアが湧き出るように提案された。このまま続ければ、最後にいい成果を出せるかもしれないという期待感は高まる。途中までは調子よく、ホワイトボードが埋まっていった。
しかし、半分くらいまで進んだ段階で、これでは革命的なビッグアイデアはでないかもしれないと漠然と感じていた。一通り全員が考えをすべて喋って、ニーズのマップも9割完成したときに、やはり、全員がそう思った。どのアイデアも悪くないのだが、飛びぬけたものがない。プロジェクトリーダーも「パラダイムを変えないとだめですね。次回やりなおしましょう」と締めくくった。
こういうブレインストーミングはよくある。「ニーズのマップを埋めていく方式」では、革命的なアイデアは生まれない事が多いなあと思った。これに似た「すべての組み合わせを考える方式」も無難な結果しか生めないことが多いと感じる。発想法を次々に取り替えて議論してみるとうまくいくことがある。
それも発想法を取り替えた最初の「一絞り」にキラリと光るものが見えたりするなあと思う。(みなさんの経験はどうでしょうか?)
この本にもこんな一文があって大きく頷いた。
「薬でも同じですが、思考法も、最初はめざましい結果が出ることがあります。そのうちにたいした結果が出なくなります」
この本は発想法、思考法を50種類も紹介している。KJ法やマトリクス法、ブレインストーミング法等、比較的知名度の高いものから、シネクティクス法、NM法、MBS法、カードBS法、ゴードン法、フィリップス66法など知る人ぞ知る発想法が次々に紹介されていく。
50の技法は、
・学術研究で用いられてきた思考法
・ビジネス分野で定番となっている思考法
・1人に適した思考法
・グループに適した発想法
の4つに整理されている。事典だから、通読するよりも必要な箇所を煮詰まったときに読むと、使える発想がみつかりそうだ。会議室に置くのも効果があるかもしれない、発想法のカタログ書。
■百式田口氏から教えてもらった思考法
今年は年末の忘年会議まで百式管理人田口氏とよく仕事をさせてもらった。彼はコーチングや会議のファシリテーター技術を学んでいるので、発想法、思考法をやたらと知っている。個人の性格との相性もあるけれど、私と田口さんの会議で、毎回うまくいくやり方が最近分かってきた。
彼の提案によるもので、最初はそんなことできるわけないと思った2分間発想法。何か問題解決やアイデア出しをしたいときに、「それじゃあ、今から2分で必要なことをリストアップしてください、はい、スタート」と彼にいきなり宣言される。準備は一切出来ない。私は若干彼の能力にライバル意識を持っているので、それを超えようと必死に考える。2分後に両者が発表し、重複チェック、グループ化、ワークフロー順に並べ替える。これで大抵うまくいく。すごくうまくいくこともある。失敗しても2分しか使わない。
2分間の意味を私なりに考えてみた。次の5つの点が良いのではないかと思う。
1 1分は短すぎる、3分、5分はまとまった単位である、2分には緊迫感が感じられる
2 時間があると思うと完璧主義になったり全体を構成しようとして、アイデアがでない。2分しかないと思うととりあえず思いつくことを出してみる。
3 急いでも、最初に思いついたことというのは大枠正しいことが多い。
4 当意即妙の力を試されている感じがして創造性を刺激される
5 2分では一人で全体を決められないが故に、みんなの意見を組み合わせた内容にまとまるので、コミットメント感が生まれ、その後のプロセスに良い影響が出る。
その他、プロジェクトの成功ケースでは、
・「とにかくスケジュールから決めてしまいましょう」
・「プロジェクト完了まで毎朝、用がなくても電話で話しましょう」
・「じゃあ、それとそれ、お互い30分で今やっちゃいましょう、スタート!」
というセンテンスが使われることが今年は多かった。皆さんのベストプラクティスのためのセンテンス、あったら教えてください。
参考URL:
・コラボレ
http://clbr.jp/
たまごっちを生み出した発想法がWebで体験できる。
・思考法/発想法 N2
http://www.sge.co.jp/n2web/index.html
六角形の構造にアイデアを書き出していく発想法。ソフトウェア体験版もある。
・過去関連記事 デスクトップ発想支援ツールリンク集
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000139.html
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