2008年04月01日
平面から立体造形をつくりだす知育ブロックのLaQ
4歳の息子がレゴの次にはまった立体ブロック。これを始めると動かない。
大人の私の第一印象はレゴに比べて面倒そうだなあという、どちらかというとネガティブなものだった。小さな、平面的なパーツを組み合わせて立体を作る。汎用的な部品の組み合わせのレゴと比べると、LaQは上と右をくっつけるパーツ、上と左をくっつけるパーツ、上と下をくっつけるパーツのように、パーツの種類が多い。それが最初は面倒そうに感じる原因なのだが。
息子につきあって隣で私もはじめてみると、これがなかなか奥が深くて面白い。平面を組み合わせて立体を作るという原理が、立体で立体をつくるレゴの原理とは違うため、まったく異なるタイプの造形が産み出せる。LEGOを一通り遊んだ後に試すと一層楽しめるブロック遊びといえそう。
上は適当に悪魔?のような形を作ってみた例。
LaQは付属の設計図や市販の本を参考にすると非常にかっこいい造形をつくることができる。
さらに公式サイトには多数の作品の設計図がPDFで公開もされている。
・ギャラリー
http://www.yoshiritsu.com/html/new_sample/new_sample.html
2008年03月08日
「メディアからの解放」 〜次世代型映像ビジネス考〜
「メディアからの解放」 〜次世代型映像ビジネス考〜
オーバルリンクが主催で下記のイベントを開催します。私は司会で登場します。メディアの近未来をみんなで予想してみようという内容です。今週の金曜の夜です。ぜひご参加ください。
オーバルリンク @niftyビジネス共催
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_080222183952_1.htm
「メディアからの解放」 〜次世代型映像ビジネス考〜
Open 18:00
Start 19:00
End 21:00 (予定)
前売り券2000円 当日券2200円(ともに飲食代別)
ファーストドリンク代は別途必要になります。500円〜
「メディアからの解放---次世代型映像ビジネス考」
新たな映像ビジネスの可能性はどこに開かれるのか。先進的領野で活躍する多様な知見が集い、映像ビジネスの近未来を占なう公開セミナーです。
セッション1 「仮想空間に流行るツボとは?」
神田敏晶 はたけ(シャ乱Q)
セッション2 「疾走する映像に開かれる可能性」
JR東日本企画 山本孝
セッション3 「映像ビジネス再構築とライツマネジメント」
荒川祐二 津田大介
セッションコーディネーター:橋本大也
【出演】橋本大也 神田敏晶 はたけ(シャ乱Q) 荒川 祐二
山本 孝(株式会社ジェイアール東日本企画交通媒体局 媒体開発部部長)
津田大介(IT・音楽ジャーナリスト)
橋本大也(はしもと・だいや)
データセクション株式会社 代表取締役
株式会社早稲田情報技術研究所 取締役
株式会社メタキャスト取締役COO
著書「アクセスを増やすホームページ革命術」
神田敏晶(かんだ・としあき)
ビデオジャーナリスト。
1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。
現在、impress.TVキャスター、関西大学総合情報学部 非常勤講師、デジタルハリウッドスクール非常勤講師。世界で初めてのビデオ投稿スタジオを併設したBAR 「BarTube」を展開中。2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬。
荒川 祐二(あらかわ・ゆうじ)
1965年4月14日生まれ。長野県長野市出身。
88年より、広告関連イベント制作プロダクションで、企業イベントの企画制作を手がける。
92年、株式会社電通の契約社員となり、営業の立場から企業の冠イベントの企画制作やプロモーションなどに携わる。このときパートナーシップを組んでいた株式会社プロマックスに誘われ、1995年、(株)プロマックス取締役就任(現任)。95年11月に行なわれた坂本龍一コンサートのM-BONEを使用したインターネットライブの制作をはじめ、ネットワークを使ったコンテンツ配信実験や、非接触ICカードを使用したコンサートチケット流通実験などに参画する。2000年11月の著作権等管理事業法成立を受け、同年12月(株)にジャパン・ライツ・クリアランス(略称JRC) を設立、代表取締役に就任(現任)。02年6月、JRC子会社「グローバル・プラス株式会社」を設立、取締役就任(現任)。03年8月、JRC純粋持ち株会社「株式会社JRCホールディングス」を設立、代表取締役就任(現任)。
07年2月、JRC子会社「株式会社JRCラボラトリーズ」を設立、取締役に就任(現任)。
山本 孝(やまもと・たかし)
JR駅・車両等におけるニューメディア媒体開発・映像制作に国鉄時代より携わる。その後、東京駅・上野駅リニューアルにおいて「情報発信スペース」開設を担当。現在、ジェイアール東日本企画にて、IT技術を活用した次世代広告媒体(デジタルサイネージ・Suicaポスター・電子ペーパー等)の開発を担当する。
<関連サイト>
津田大介
神田敏晶
はたけ(シャ乱Q)
参加のお申込みは下記のサイトから。
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_080222183952_1.htm
2008年02月10日
HGUC 1/144 MSM-10 ゾックと機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
少し前の話になるけれども、昨年の大みそかは紅白歌合戦をみながらゾックをつくった。2006年末がアッガイだったので、今年は水陸両用つながりということでゾックということになった。
つくってみてゾックは完全な左右対称、前後対称であることに改めて気がついた。同じ部品のパーツの板が2枚ずつパッケージには入っているのだ。だから、ほぼすべての部品がふたつずつある。モノアイなど一部の部品は一組しか使わないから完成時には結構部品があまってしまうのであった。その構造故に、組み立ては非常に繰り返しが多く、ツメなどは6つも作らされる。単純作業系のキットであったが、テレビを見ながら、ながらプラモには最適だったかもしれない。
できあがりはゾック特有のあのボリューム感、あのカラーリングが実体化していて、かなり満足。今回はガンダムマーカーを使ってスミ入れをしてみた。マーカーを使って、プラモデルの細部をなぞると陰影感がついてリアリティがますというもの。
・GUNDAM MARKER ガンダムマーカーベーシック6色セット
スミ入れ部分を拡大してみるとこんなかんじである。
そしてこれも昨年に続いて機動戦士ガンダムTHE ORIGIN IIIを読む。
・愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN III ランバ・ラル編 (3)
愛蔵版は年に一冊ペースなので1年分追いかける。今回はランバ・ラル編だった。 予想通り、終盤で感涙モノのシーンに出会う。ランバラルがホワイトベースの若い兵士たちに包囲されて手榴弾で自爆するシーン。
「立派な戦い方だったぞ、諸君!。だが、よく見ておけ。兵士のさだめがどういうものか。戦いに敗れるとはこういうことだ!」
この捨てセリフのシーンはアニメでも印象的だったがORIGINではランバ・ラルのキャラクターや設定が細かく描写されている分、さらに深い感動を与える。思えばガンダムって捨てセリフに好きなものが多いのだ。
マ・クベが戦闘退却時に言った「考えても見ろ。我々がジオン本国に送り届けた鉱物資源の量を。ジオンはあと10年は戦える」も私は好きだ。この前、ある仕事のプロジェクトがイマイチな状態で終了した際に、このセリフを呟いてみたのだったが、誰もわかってくれなくて、スルーだった。わかってもらえる場所で仕事はしたいものだと思った。
・機動戦士ガンダム THE ORIGIN、MGアッガイ、ターゲット イン サイト
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004854.html
2006年末につくったアッガイ。
#上記、ガルマ→マクベの間違い訂正(猛烈な勢いで指摘してくださった読者の方々に感謝)
2008年01月05日
2007年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門
2007年にこのブログで紹介した小説・創作作品の中から、これは本当によかったと思う本をランキングで10冊+2冊並べてみました。私が2007年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品もかなり含まれています。
フィクションに順位をつけるのは大変に難しいことで、ここにあげた10作はどれも強くおすすめです。
・2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004849.html
ちなみに昨年度はこうでした。
2007年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門
■1位 悪人
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005037.html
事件をめぐる関係者ひとりひとりに対して、ドキュメンタリ風に、強いスポットライトを当てていく。ストーリーもいいが、それ以上に、各章で人物が入れ替わる一人称による内面描写が魅力なのだ。人物デッサンの積み重ねによる厚みがすばらしい作品だと思う。そこにたちのぼる「人間の匂い」にむせかえる。
■2位 赤朽葉家の伝説
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005047.html
昔の話ほど強烈で面白い。思い出話や昔話は時間の経過とともに、淘汰され、デフォルメされて、伝説や神話になるからだ。だから、この作品では、未来を透視する力を持つ祖母が主役の、第一部「最後の神話の時代」が最も印象的である。現代に近づくにつれて次第に平凡な物語になっていくのだが、その物語性の時間に対する遠近感が、この作品の最大の魅力だと思う。時代のパースペクティブが開けていくにつれて、過去の意味が大きくなっていく。第二部のタイトルは「巨と虚の時代」とつけられているが、いつの時代も祖先の時代は、生きる意味に溢れた激動の時代だったようにに見えるものなのではないだろうか。
■3位 真鶴
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004871.html
「歩いていると、ついてくるものがあった。まだ遠いので、女なのか、男なのか、わからない。どちらでもいい。かまわず歩きつづけた。」。この最初の一行にぞくっとして、これはひきこまれてしまうぞと確信した。なかなか書けない見事な書き出しであって、トンネルを抜けるとそこは雪国だった、級である。ついてくるものは憑いてくるものであるという、そういう異界ものの話である。すうっと異界にひきこまれて2時間半で読み終わり、無事、こちらがわへ戻ってくることができた。
■4位 「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004896.html
「悪童日記」で右からガツーンと殴られ、「ふたりの証拠」でさらに左からグワンときて眩暈がして、「第三の嘘」のアッパーカットでノックダウンされる。2作目、3作目と連携プレーが効く。ガンダムにたとえるとドムのジェットストリームアタックを喰らったようなインパクトである。これは必ず3作続けて読むべきである。
■5位 キリンヤガ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004837.html
22世紀、アフリカのキクユ族の末裔たちは、民族の伝統的価値観を追い求め、ユートピアを築くために地球を離れ、惑星改造技術で作られた新天地キリンヤガへと移住した。人々は現代のあらゆる知識や技術を捨て、厳しい自然の中で、古の掟を守って暮らす。全能の祈祷師としてコミュニティに君臨するコリバは、理想の社会を維持するために苦悩する。
■6位 凍
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005118.html
東京ー名古屋の新幹線で読んだ。往路でも復路でも物語の中に心は引き込まれて、気づいたら目的地だった。沢木耕太郎の傑作。登山家の山野井泰史・妙子夫妻が2002年に体験した、壮絶なヒマラヤ登山のドキュメンタリ小説である。このふたりはテレビや新聞で紹介されているのを見たことがあった。夫妻は手や足の指を、何度も凍傷で失っている。妙子夫人は両手両足で合計18本を切断しているそうだ。常人であればそれだけで大変な障害で、日常生活にも支障をきたすと思うのだが、彼らは困った風にさえ見えない。その後も難しい登山に積極的にチャレンジしているのだ。どうなってるの?と不思議に思った記憶がある。
■7位 吉原手引草
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005110.html
第137回直木賞受賞作。吉原で全盛を誇った花魁が突然、謎の失踪を遂げる。当時の状況を解明するため、主人公は引手茶屋、遣手、床廻し、幇間、女衒、女芸者など17人の関係者を一人ずつインタビューして回る。それぞれの身の上話にも話は及んで、吉原の人間模様の中に、失踪事件の真相が浮かび上がってくる。
■8位 高熱隧道
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005198.html
昭和42年に出版された吉村昭の傑作。昭和11年から15年にかけて行われた黒部ダム第三発電所の難工事を、綿密な取材と調査で再現したドキュメンタリ小説。建設予定地は地元民でも近づかない険しい山奥であることに加えて、温泉湧出地帯で岩盤温度は165度にも達する。その超高熱の地下にダイナマイトを持った人間が入っていってトンネルを掘る。過酷な作業環境に加えて、厳しい大自然の脅威が彼らを襲う。
■9位 青い鳥
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005135.html
重松清、学校を舞台にした8本の短編連作集。傑作。選択国語の臨時講師、村内先生の短期赴任先は、いじめや自殺、学級崩壊や児童虐待などの問題を抱えた問題クラスばかりである。吃音でうまくしゃべることができない先生は、最初の授業から好奇の眼で見られ、からかわれて、迷惑だとまで言われる。だが、村内先生は、多くをしゃべれない代わりに、生徒に寄り添い、たいせつなことだけを話す。孤独な先生だからこそ、孤独な生徒に語りかけることができる。
■10位 邂逅の森
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005050.html
「秋田の貧しい小作農に生まれた富治は、伝統のマタギを生業とし、獣を狩る喜びを知るが、地主の一人娘と恋に落ち、村を追われる。鉱山で働くものの山と狩猟への思いは断ち切れず、再びマタギとして生きる。失われつつある日本の風土を克明に描いて、直木賞、山本周五郎賞を史上初めてダブル受賞した感動巨編。」
■特別賞 神聖喜劇 漫画ですが。
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005096.html
超弩級の絶対的な傑作。大西巨人の小説「神聖喜劇」の完全漫画化。こんな物凄い作品があるとこれまで知らなかったのが不覚であった。全6巻を夏休みに読破。読者を選ぶ作品だが、以下の概要で興味のある人にはおすすめである。
■特別賞 宇宙のランデヴー 1,2,3,4の全2700ページ超に対して
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004864.html
・宇宙のランデヴー2(上)(下)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004872.html
・宇宙のランデヴー3〈上〉〈下〉
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004873.html
・宇宙のランデヴー4 〈上〉 〈下〉
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004874.html
この作品の発表は1973年で、私が和訳を文庫で読んだのはもう20年前になる。当時は読み終わったあとしばらく絶句してしまうような衝撃的な体験だったことを覚えている。そしてこの本がきっかけでSF小説を読むようになった。私にとって特別な本である。
2008年01月04日
テルミン と Clara Rockmore's Lost Theremin Album
この正月に、はまっているモノとして世界最古の電子楽器テルミンがある。
この号は世界最古の電子楽器テルミンが付録としてついてくる。うっかり発売日に買い逃してしまい、ネット書店で予約していたところ年末になってやっと入手できた。15分くらいかかって説明書のとおり組み立てるとこんな感じなる。
演奏者はアンテナ部分の15センチ近辺に、手をかざして、微妙に動かし、音程を変えることで楽曲を演奏する。音程は簡単に変わるのだが思い通りに制御することは、評判どおりとても難しい。
模範演奏にと思って有名な奏者Clara RockmoreのアルバムCDを買った。クラシックやジャズの名曲を「テルミンの女王」が演奏する。怪しさ満載のジャケットが一目見て素晴らしいわけだが、演奏はまともに感動した。
・Clara Rockmore's Lost Theremin Album
楽曲リスト:
Liebesleid
Air for Violin and Harpsichord in B minor
Humoresque in F sharp major, B 138
Concerto for Theremin: Pastorale
Ellens Gesang III, D 839/Op. 52 no 6 "Ave Maria"
Nocturne for Piano in C sharp minor, B 49
Requiebros
Concerto for Harpsichord in D minor, BWV 1052: 2nd movement, Arioso
Bachiana brasileira no 5 for Soprano and 8 Cellos
Suite for Orchestra no 3 in D major, BWV 1068: Air
Midnight Bells
Melodies hebraiques (2): no 1, Kaddisch
Porgy and Bess: Summertime
Water Boy
Estrellita
La vie en rose
バイオリンと女性のソプラノの歌声中間のような音。電子音というのは変化に乏しくて飽きやすいものだと思っていたが、テルミンの無音階な電子音はとてもアナログで豊かな響きをする。
・YouTubeにあがっている女王の演奏。
私の早く演奏できるようになったら映像をYouTubeにアップして見たいものである。来年の正月を目指して特訓か。
・バーチャル・テルミン
http://theremin.asmik-ace.co.jp/THEREMIN7.html
Webでテルミン演奏ができる。
2008年01月03日
新春ポッドキャスト 3日目 「ツイてる!ポッドキャスト2008」
箱根駅伝復路を応援にでかけました。昨日は望遠レンズを持ち出して失敗したので、今日は標準ズームで連射した写真をトリミングで拡大してみたら、ばっちり。早稲田大学は私の目の前を通過時点では一位だったのですが...惜しくも...。いやいや来年に期待できてツイてる!。
お正月のポッドキャスト3日目で最終日。
http://blog.dhpodcast.com/article/9072182.html
今日の話題はPassion For 2008。Wikipediaで2008年の項目を眺めながら雑談した後で、3人が2008年の抱負を語ります。
昨年末に「俺と100冊の成功本」の聖幸さん@青森から、ダンボールにいっぱいのリンゴをいただきました。ツキを自らの手でつかみとる年にしたいですね、をイメージにしてみました。
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2008年01月02日
新春ポッドキャスト 2日目 「ツイてる!ポッドキャスト2008」
新春ポッドキャスト 2日目 「ツイてる!ポッドキャスト2008」
お正月も二日目。
例年通り箱根駅伝を応援にでかけました。昨年のこどもの運動会用に買った望遠レンズで選手を大きく撮ろうと思ったのですが、ランナーが速すぎて、スポーツモードでもまともに撮れず。明日また復路でリベンジです。
・「ツイてる!ポッドキャスト2008」 2日目
http://blog.dhpodcast.com/article/9034576.html
ポッドキャストの今日の話題は、たつをさんが司会進行で、3人のブログで2007年中に人気のあった記事、人気のあった本を紹介しています。収録時に3人でツイてる写真を撮ろうということになり、「誰でも紫色の何かを口に押し付ける」でそろえました。ジェネレーターを使うと誰でも同じ写真を合成できます。
・誰でも紫色の何かを口に押し付ける事が出来るGeek Face Ganerator
http://geekface.blogdb.jp/
今年も収録にはデジタルハリウッド大学放送部の力を借りました。1月1日から3日まで毎日放送です。
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2008年01月01日
新春ポッドキャスト 「ツイてる!ポッドキャスト新春2008」
明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
今日は江ノ島神社に初詣に行ってきました。思ったよりも人が少なくて、ゆっくりとお参りすることができて、いきなりツイてました。
このブログの読者のみなさんにとっても2008年が素晴らしい年になりますように。
さて、今年も例年通り(3年目!)、このブロガー3人で、ネットラジオ「ツイてる!ポッドキャスト新春2008」を3日間放送します。第一日目の内容はそれぞれの「2007年のこれはツイてた!」ベスト3の発表です。
Passion For The Future 橋本
×
俺と百冊の成功本 聖幸氏
http://blog.zikokeihatu.com/
×
たつをのChangelog たつを氏
http://nais.to/~yto/clog/
・デジハリ大学放送部 ダウンロードはここから。
http://blog.dhpodcast.com/article/9014691.html
今年も収録にはデジタルハリウッド大学放送部の力を借りました。1月1日から3日まで毎日放送です。
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2007年12月31日
人生という名の列車、私は私をあとにして、VOCALIST3
今年はiPod Touchで音楽を聴くスタイルが大きく変わった。Touchでネットに直接アクセスして試聴し、気に入ったらそのまま買ってダウンロードというパターンが増えた。楽曲単位での入手が増えて、CDアルバムの購入枚数が減ってきている。それでも2007年末に聴いている邦楽CD3枚。
1. ボーイズ・オン・ザ・ラン Album version
2. 君の中の少年
3. 風の羽衣
4. STATION
5. 一瞬のトワイライト
6. 今日も君が好き~Album version~
7. 涙がこぼれそう
8. アイビー
9. 人生という名の列車
10. 遠くで 近くで
11. スタートライン~Album version~
12. 旅人たちのうた~Album version~
尾崎豊、長渕剛、浜田省吾、佐野元春、小山卓治などを聴いて育った30代後半から40代前半におすすめのシンガーソングライター。特に一曲目の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が最高。メッセージを詰め込み過ぎて字余りになったような歌詞が大観衆にピースピースピース。で、この馬場俊英、「スタートライン」でNHK紅白歌合戦に登場するらしい。一般的に大ブレイクということになるのだろうか?。
「本日私はふられました」というどきっとする出だし。最初は資生堂のコマーシャルで知った。淡々と歌う地味なフォークシンガーだが歌詞をじっくり聴いていると、それぞれの楽曲にドラマや世界観がしっかり描かれていたりして、気になる存在。
1. 新しい私になって
2. 春の風
3. 七月の友だち
4. 最後の羅針盤
5. 君まではあともう少し
6. 幽霊船に乗って
7. 月の傷
8. 0号
9. 一等星
10. 朝日の誓い
11. 水に恋をする
12. ひみつ<ボーナストラック>
・熊木杏里 「無から出た錆」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004721.html
こちらが基本。
女性歌手の名曲を徳永英明がカバーするVOCALISTシリーズの3枚目。カラオケでも流行っているらしい。世の男性が一度歌ってみたかった女性歌手の楽曲を、堂々と歌えるようにしたのが徳永の最大の功績である。徳永英明は昔と比べると、ハイトーンボイスが少しハスキーになってしまったが、楽曲によってはそれを深みのある表現力として発揮したのがえらいなあと思う。
01. PRIDE (今井美樹)
02. まちぶせ (石川ひとみ)
03. ENDLESS STORY (REINA starring YUNA ITO)
04. 桃色吐息 (高橋真梨子)
05. CAN YOU CELEBRATE? (安室奈美江)
06. やさしいキスをして (DREAMS COME TRUE)
07. わかれうた (中島みゆき)
08. 迷い道 (渡辺真知子)
09. たそがれマイ・ラヴ (大橋純子)
10. 恋におちて-Fall in Love- (小林明子)
11. Time goes by (Every Little Thing)
12. 月のしずく (RUI)
13. 元気を出して (竹内まりや)
2007年12月30日
2007年度 書籍売り上げランキング ベスト20
2007年度、このサイトの書評を通してAmazonで購入された書籍のランキングを公開します。2006年以前に紹介した本も結構含まれているのは、前年のランキング記事公開の影響のようです。例年、ビジネス実用系が上位に並ぶ売上ランキングですが、今年はバリエーションが豊かでした。
■1位 ぼくには数字が風景に見える
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005033.html
円周率22500桁を暗唱し、10ヶ国語を話す天才で、サヴァン症候群でアスペルガー症候群で共感覚者でもある著者が書いた半生記。これらの病は稀に天才的能力を持つ者を誕生させるが、自閉症やその他の精神障害を併発することが多いため、こうした本を書ける人が出てくることは稀である。
■2位 人はカネで9割動く
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005189.html
身もフタもなく、いやらしい、実践的な処世術の本。
■3位 フェルマーの最終定理
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004192.html
・フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
フェルマーの最終定理とは、17世紀にフェルマーが残した難問である。フェルマーはノートに自分は答えを知っていると思わせぶりな書き込みまでつけていた。歴史上、数多くの数学者が全力でこの問題に挑んだ。だが、誰でも理解可能な問題でありながら、350年の間、誰もそれを解くことができなかった。学会においても解けないものだと思われていたが、1995年、現代の数学者ワイルズが8年の歳月をかけて研究し、ついに完全証明を達成した。
■4位 無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005020.html
・無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
「公認会計士二次試験(合格率6%)を史上最年少の19歳で合格 以後、フルタイムの仕事をしつつ、かつ3人の子どもを育てながら、中小企業診断士試験(合格率4%)、オンライン情報処理技術者試験(合格率4%)合格 TOEICは新卒時420点から3年間で900点へ 社会人大学院でファイナンスMBAを取得。その結果、年収を16年間で新卒時の10倍とした著者が初めて公開する、本当に効率的で合理的で楽ちんで、目から鱗の勉強法。 」
■5位 戦争における「人殺し」の心理学
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004370.html
多くの戦争で銃を使う兵士たちのうち発砲したのは15%〜20%であった。8割の兵士は発砲しないで戦闘を終える。理論的には命中率50%の状況で発砲しても、一人を倒すのに数十〜数百発を要する。8割の発砲しない兵士たちは、決して怖気づいて戦闘不能になっているわけではない。弾薬補充や仲間の救出などに回って、撃つより危険な任務をこなそうとする傾向があるという。
■6位 最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004893.html
チェルノブイリ原発事故、スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故、スリーマイルアイランド原発事故、エールフランスのコンコルド墜落事故、ハッブル宇宙望遠鏡の主鏡研磨失敗、アポロ一号の火災事故など、古今東西数十件の世紀の大事故をケースとしてとりあげ、事故の発生メカニズムと人的要因を分析した本。
■7位 経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005013.html
経済学を使って、世の中の仕組みをひもとく。副題の「お金がない人を助けるには」だけではなくさまざまな話題がある。
■8位 仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005049.html
著者は「バロック」「キングオブワンズ」「ぷよぷよ」「トレジャーハンターG」「魔導物語」等のゲームを監督/脚本/企画した米光一氏。仕事のプロジェクトをロールプレイングゲームの冒険に見立てて、その攻略法を説く。
■9位 視界良好―先天性全盲の私が生活している世界
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005055.html
先天性全盲である著者が、聴覚、触覚、嗅覚をフル稼働させて、どのように世界を認識しているかを書いた本。この表現が適切かどうかわからないのだが、”目から鱗が落ちる”記述の連続である。そして面白い。
■10位 デジカメのえほん
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005025.html
初心者向けのデジカメ撮影ガイド。すごくよくできていて驚いた。難しい技術の説明はなし。こうするとこう撮れるよ、こんなときはこう撮るといい式の、美しい作例写真と絵本のようなシンプルな説明文だけで、写真上達のコツを教える内容。それでも撮影技術の基本は網羅されているので、めくっていくだけで、カメラやレンズの仕組みが理解できるように思った。少し技術を詳しく知りたい人向けには詳細な文章説明のある「おさらい」コーナーが用意されている。
■11位 頭のいい人が儲からない理由
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004978.html
サムシンググッド、アドビスシテムズ、ウェブマネー、ソフトウィング、アルファシステムなど、多数のIT企業を創業した業界の風雲児 坂本圭一氏が語る経営哲学。表題を見た時は、コンサルタントが書くありがちなノウハウ本かなと想像していたのだが、まったく違った。序盤は成功の理論をノウハウ風に教えているのだが、章が進むにすれ著者の情熱ボルテージがあがっていき、結局、異常なほどの執念深さと圧倒的な行動力こそ成功の秘訣だ、おまえなんでやらないんだと、アジっている。その語りの迫力に飲まれる。
■12位 アイデア・ブック スウェーデン式
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004203.html
1時間もあれば読めてしまうが考え始めると根っこの深い、発想についての30のエッセイ集。アイデアに詰まったときに、机の上においてあれば突破口になりそう。
■13位 「金のアイデア」を生む方法―"ひらめき"体質に変わる本
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004920.html
「本書を読んで、1000個の自分の思いを書き続けた後、貴重な発想を発見できなかった人、自分に発想の自信がつかなかった人には、著者として本書の代金を返済する。樋口健夫 http://www.idea-marathon.net/ 」
■14位 たった2分で人の心をつかむ話し方(CD付)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005120.html
「長すぎる話は聞いてもらえません。人が話を聞く限界は3分といわれています。ですから、それ以上の長すぎる話は、最後まで聞いてもらえない可能性があります。「5分で話をしてください」とか、「話す時間は5分準備しております」というのであれば、聞き手もそのつもりで集中するかも知れませんが、それでも内容は3分以内にまとめるべきです。たとえば1時間の講演を頼まれた場合は、持ち時間は60分ですから単純に3分の話を20回すればいいわけです。」
■15位 生物と無生物のあいだ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005027.html
生命とは何か?人は生物と無生物を簡単に見分けられるが、何が生命なのかと定義を問われると、明確には答えることが難しい。この世紀の難問に対して、分子生物学者の著者は、生命とは「動的な平衡状態」であり、「かたちの相補性」を原動力にするものだ、と明解で美しい答えを出す。
■16位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
著者は、国際的に幅広く活躍するエージェントのようだ。ソニーにHDTV向け長編映画を提案したり、電力会社のマーケティング戦略、日本テレビのタイアップイベントなど大規模なプロジェクトを次々に仕掛けてきた。10分程度しか与えられていない時間の中で、経営トップやVIPにイエスと言わせるノウハウを、余すところなくこの本では、公開している。
■17位 アタマにくる一言へのとっさの対応術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005090.html
アタマにきたときどうするかの準備をしておくことって、天災に備えるのと同じくらい大切で、それ以上に有効なことなのではないだろうか。
■18位 未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004973.html
この本の著者である若い二人は、2003年6月、440日間に渡る世界旅行に出発した。「自覚と決意を持った」を訪ねるために。そして、彼らは113人の社会起業家と対面し、そこから選り抜き80人のプロフィール紹介とインタビューを書籍にまとめた。
■19位 考えることの科学―推論の認知心理学への招待
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004999.html
人間の日常的な推論は、認知的な制約や感情的な要因が入っていて合理的といえない結論をしてしまうことがありがちだ。著者は多くの実例を出しながら、人間の認知の欠陥を指摘していく。簡単な論理式や図を使って、わかりやすく且つ厳密に説明してくれるので、読みやすくて勉強になる。
■20位 日本語の作文技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005117.html
1982年初版、文章術の古典的名著。ジャーナリスト 本多勝一氏が「読む側にとってわかりやすい文章を書くこと」を目的とした作文技術を披露している。言語学的に正しい文法を講釈するのではなく、現場のノウハウを徹底的に理論化している。
2007年12月28日
2007年度の記事別年間アクセスランキング
2007年度の記事別年間アクセスランキング
毎年恒例の年末年始のランキング企画です。
2007年1月1日から12月28日までにアクセスが多かった上位20位までの記事です。
記事に人気が集まったケースと、検索にヒットしやすかった記事が上位に並びました。分析対象は過去の全記事なので、古い記事が累計で上位に入りやすい傾向があります。アクセス上位の多くは検索エンジンの人気キーワードの検索結果に出やすかったり、人気サイトからリンクされたものが多かったです。ソフトウェアレビューの記事が多い。なんだか意外なラインナップ。
1位 圧縮ファイルのパスワードを解読するPikazip
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004822.html
2位 常駐させておくだけでDVD、CDのプロテクトを解除するDVD43
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004881.html
3位 PCマイクのボイスチェンジャー 男←→女 大人→子供 MorphVox Jr.
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004400.html
4位 3クリックでDVDを作成するフリーソフト Video DVD Maker Free
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004184.html
5位 ネットワーク図を作成するフリーソフト Network Notepad
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002504.html
6位 Youtubeの映像をPSPや携帯電話用に簡単変換するMediaCoder
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004646.html
7位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
8位 2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004116.html
9位 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004879.html
10位 ぼくには数字が風景に見える
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005033.html
11位 WinXPのフォルダのアイコンを簡単カスタマイズ iColorFolder VISTA風、MacOS風、Aqua風
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004629.html
12位 デスクトップ操作を録画してFlashプレゼンムービーに変換するWink
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002531.html
13位 2005年度 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004371.html
14位 フリーの高機能DVDツール3種
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001707.html
15位 デジカメの破損データを復元するツール 500枚の写真救出体験談
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003953.html
16位 夜這いの民俗学・性愛編
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002358.html
17位 マイクロソフトが純正のLZH解凍ソフトを配布
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003362.html
18位 非言語(ノンバーバル)コミュニケーション
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000549.html
19位 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002765.html
20位 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004849.html
このブログに到達する際に経由した検索エンジンの占有率。
ユーザーのOSの種類
ユーザーのWebブラウザーの種類
このブログの検索キーワード トップ20は以下の通りでした。
1. 情報考学
2. 橋本大也
3. ボイスチェンジャー
4. 企画書
5. 夜這い
6. pikazip
7. パスワード
8. ネットワーク図
9. video dvd maker free
10. passion for the future
11. dvd43
12. firefox preloader
13. lzh 解凍ソフト
14. pictbear
15. dvd作成 フリーソフト
16. pictbear second edition
17. rar パスワード
18. flash 保存
19. 3色ボールペン
20. lzh 解凍
1,2位の「情報考学」「橋本大也」で検索が5万回ありました。ありがとうございます。テレビや新聞に出演した効果のようですが、探していただけるなんて、本当にうれしいです。
2007年12月22日
満員御礼 忘年会議2007の報告
満員御礼 忘年会議2007の報告
今年で忘年会議も5回目。
たくさんのご来場と発想ありがとうございました。ここでは簡単に報告を。
今年の独断と偏見の究極サイトランキングは以下の通りでした。スポンサーのヤフーさんが独自の検索ログを使った2007年の総括も興味深いデータでした。詳細はたくさんのイベントレポートがブログにあがっています。最後にいくつかリンクを紹介。
■2007年の忘年会議 究極のWebサイトランキング。
1位:ニコニコ動画/時速ニコメートル
http://www.nicovideo.jp/
http://nicometer.net/
2位:脳内メーカー、○○メーカー
http://maker.usoko.net/nounai/
3位:Ustream
http://www.ustream.tv/
4位:はてな匿名ダイアリー
http://anond.hatelabo.jp/
5位:iKnow
http://www.iknow.co.jp/
6位:twitter
http://twitter.com/
7位:tumblr
http://www.tumblr.com/
8位:Picnik
http://www.picnik.com/
9位:Kiva
http://www.kiva.org/
10位:恋愛575
http://love.go7go.net/
イベントレポート
・忘年会議2007、無事終了しました! Yahoo!検索スタッフブログ
http://searchblog.yahoo.co.jp/2007/12/2007_1.html
・忘年会議2007、イベント後記
http://searchblog.yahoo.co.jp/2007/12/2007_2.html
・akiyan.com 忘年会議2007 イベントレポート
http://www.akiyan.com/blog/archives/2007/12/2007.html
・チミンモラスイ? 忘年会議2007-その1
http://mapz.exblog.jp/7076280/
・いい感じ 忘年会議2007、あとで考えたこと、備忘録。
http://kwmr.blogzine.jp/kanji/2007/12/2007_3288.html
・2007-12-15 今年も忘年会議実況
http://d.hatena.ne.jp/shike/20071215
2007年12月08日
講演 「インターネット時代のハイパー読書術 差がつく本の読み方、探し方」
講演 「インターネット時代のハイパー読書術 差がつく本の読み方、探し方」
読書について大学図書館の依頼でお話をさせていただくことになりました。一般参加もOKだそうですので、平日ではありますが、ご興味のある方はぜひご参加ください。
以下ご案内です。
お申込みはこちら
http://www.lib.metro-u.ac.jp/literacy/kouenkai2007.html
講師:橋本大也氏
人気書評ブログ 情報考学 Passion For The Future 運営
「インターネット時代のハイパー読書術
差がつく本の読み方、探し方」
12月12日(水) 16:30〜18:00
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出版の洪水の中で、何を読むべきか、どう読むべきか。
本を読みたいけれど時間がない、何を読んでいいのかわからない、というあなたへ。
なんでもインターネットでポン!の時代。
本なんてヒマな人が読むもの?
しかし!世の中で、最も多忙と言われる人たちが、最も本を読んでいる。
なぜ彼らは、あえて本というメディアを選ぶのか。
今回の講師・橋本大也氏は、ITコンサルタントとして超多忙な日々を送りながらも
書評ブログ 情報考学 Passion for the Future の更新を欠かさない。
2004年には、影響力の強いブログの書き手「アルファブロガー」に選出された。
橋本氏が自身の経験から語る「インターネット時代のハイパー読書術」。
読書が当たり前ではなくなった今。差がつくヒントが、ここにある。
開催概要
日時:2007年12月12日(水) 16:30〜18:00(16:00開場)
会場:首都大学東京南大沢キャンパス 講堂小ホール
参加費:無料
定員:200名(定員になり次第締切)
お申込みはこちら
http://www.lib.metro-u.ac.jp/literacy/kouenkai2007.html
2007年12月06日
忘年会議2007開催のお知らせ
さて、今年も年末恒例(5年目!)の『忘年会議』を開催します。
会議では「究極のウェブ」ランキングを、例によって民主的且つ独断的なプロセスで決定します。まず、みなさんは今年最高だと思ったウェブサイトの情報を厳選して、ひとつだけ投稿してください。
誰もが知る有名サイトよりも、あなたにとって究極に便利な、面白い、ハマっている「知る人ぞ知る」サイトを教えてください。そうやって集まる集合知から、主宰の二人のフィルターによって究極サイトを抽出します。
この会議は3年連続でYahoo!検索チームの協賛を頂きました。だから参加費無料で開催することができます。そのうえ、Yahoo!検索チーム提供の、貴重なデータを分析することで、今年を総括し、来年のトレンドを予想します。それから、主宰の近況報告と、2008年はこうなるんじゃないか、こんなことをやるぞ、をお話しします。
会議ですから全員参加です。後半は2008年のトレンドを参加者全員で発想する会議を行います。発想のユニークさと説得力を持った個人とグループのアイデアを表彰します。
会議の後は、わきあいあいと交流する忘年会も開催します。年忘れ、来年を語り合いましょう。
■ プログラム
【第一部 発表!究極ランキング!】
みなさんの投稿から読み解く「究極のウェブ」ランキングを今年も行います。他のランキングで出てくるようなものではなくて、独断と偏見で「へぇ、そうなんだ」的なマイナーランキングを目指します。
【第二部 検索キーワードで読み解く2007年】
日本の検索サービス最大手のYahoo!検索チームから、検索キーワードのデータを使って2007年を振り返ってもらいます。彼らの持つ検索データと分析を披露していただき、来年に向けてのヒントをもらってしまいましょう。
【第三部 主催者2007〜2008】
主催者の二人は2007年に何を考え、2008年に向けて何にチャレンジするのか。主催者が考えるビジネスチャンス、ウェブのトレンドなどをちょこっとご紹介します。
【第四部 全体会議】
最後はもちろん全員参加の全体会議です。楽しく交流しながら来年のトレンドを議論しましょう!
■ 開催概要
日時 2007年12月15日(土)
17:00〜20:00(忘年会議)
20:00〜(忘年会)
場所 Yahoo! JAPAN社内会議室(六本木ミッドタウン)
詳細は参加確定者にお知らせします。
費用 忘年会議は無料。その後の忘年会は実費(3〜4千円程度)。
定員 抽選で100名
協賛
備考 全員参加の会議を実施します。筆記用具をお持ちください。
■ 事前課題
忘年会議へのご参加には事前課題への投稿が必須となります。お申し込みの際には下記の質問にお答えください。
Q1. 2007年、あなたにとっての「究極のウェブサイト」のURLを教えてください(あまりみんなが知らないようなサイトだとうれしいです)。
Q2. そのサイトが究極である理由を具体的に教えてください。あなたの生活が変わった、ビジネスに役に立った、悲しい日に元気づけてくれた等々、具体的なエピソードを交えて回答してください。
※ 投稿されたアイディアは主催者、参加者、協力・協賛企業によって自由に使用される可能性がありますのでご了承ください。
■ お申し込み
忘年会議のお申し込みは下記フォームにて12月7日(金)の正午まで受け付けます。抽選結果は12月7日中にお知らせします。
≫ 忘年会議お申し込みはこちらからどうぞ
http://www.formassembly.com/forms/50063
なお、忘年会議に参加できない方からも「究極のウェブ」投稿を受け付けています。投稿された方には忘年会議開催後に全投稿リストをプレゼントします。他の人がどんなウェブを究極だと思っているのか知りたい方は是非ご参加ください!
≫ 会議には参加できないけど「究極のウェブ」を投稿したい方はこちら!
http://www.formassembly.com/forms/50064
■ Yahoo!知恵袋を使った企画会議へのお誘い「懇親会での交流方法について考える!」
今回Yahoo! JAPANに協賛していただくこともあり、『Yahoo!知恵袋』を使って「懇親会での交流方法」について広くアイディアを求めたいと思っています。
異業種交流会やオフ会でこういう交流方法をしたら楽しかったよー、良かったよー、というアイディアがあれば是非教えてください。また、実際に経験したことがなくても、「こういうことをしたらいいんじゃない?」というアイディアでもかまいません。
よろしければ以下から回答してくださいね(Yahoo! JAPANのIDが必要です)。どうぞよろしくお願い致します!
≫ 懇親会で楽しく交流するためのアイディアを投稿する!
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1313728198
2007年10月18日
おいでよロコロコ!! BuuBuu Cocoreccho!
PSPで本当に面白かったゲームはまだ2本しかなくて、ひとつは「モンスターハンター ポータブル」、もうひとつが「ロコロコ」である。このブログで紹介したのは2006年07月16日だから、もう1年以上前の話になる。
LocoRoco(ロコロコ)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004633.html
その後、よく売れたのだろう、ベスト廉価版となって再リリースされている。私はあの脳内リフレインが強烈な歌に魅せられて、サウンドトラックCDも買ってしまった。
・PSP 「LocoRoco」オリジナル・サウンドトラック 「ロコロコのうた」
だから、PS3のネットワーク配信タイトル「おいでよロコロコ!! BuuBuu Cocoreccho!」は速攻でダウンロード購入した。大画面で大音量のロコロコはPSPと同じか、それ以上に中毒性がある名作。
・おいでよロコロコ!! BuuBuu Cocoreccho!
http://www.jp.playstation.com/scej/title/cocoreccho/
ムービーあり。
PSP版では地面を傾けてロコロコを移動させたが、こちらではココレッチョという蝶を操ってロコロコを誘導する。6軸コントローラの傾きセンサーを使って、コントローラーを傾けたり、振ったりすることで、画面内のオブジェクトを操作することができるのが、PS3版の最大の特徴である。より体感要素が強くなった。
上のサイトのギャラリーを見れば一目瞭然なように、大画面のロコロコは、もはや動くアートなのである。ポップでカラフルだが優しい印象のシーンが流れていく。難易度は今回もそれほど高くないので、のんびり遊ぶのに適した作品。
2007年10月17日
セミナー「デジタルコンテンツの利用・流通・著作権の行方」
こんなセミナーを開催します。
いつもの登場人物に加えて
BitTorrent株式会社戦略顧問 株式会社Jストリーム副会長 クロスコ株式会社 代表取締役 古株 均さん
IT・音楽ジャーナリスト 津田大介さん
という豪華ゲストをまじえて、デジタルコンテンツ問題を語ります。
10月25日(木)「デジタルコンテンツの利用・流通・著作権の行方」
テレビとネットの近未来カンファレンス 緊急番外編
〜デジタルコンテンツの利用・流通・著作権の行方〜
私的複製、違法ファイルダウンロード、PtoP、ファイル共有、動画共有、二次創作…。
デジタル化されたコンテンツは無限の可能性を秘めていながらも、既存の法規制やアナログ時代のビジネスモデルとの狭間で、いくつもの衝突を繰り返している。コンテンツホルダーの権利、ユーザーのベネフィット、コンテンツデリバリー、ライセンス、権利プロテクション、デバイスフォーマットなどの諸問題の解決策はあるのか?
デジタル化されたコンテンツの正統なビジネスモデルを模索しながら、デジタルコンテンツの可能性をさぐる特別セッションとなります。
【日時】
2007年10月25日(木) 13時30分〜16時30分
【場所】
渋谷T'sビジネスタワー
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-18-3 東宝ビル別館
http://www.tsrental.jp/access/map_toho.pdf
【費用】
1万円(消費税込み)
【申込】こちらのフォームからどうぞ
http://www.tvblog.jp/tvnetevent/200710/form.php
【プログラム】
・「新サービス"Mitter"のご紹介」
http://mitter.jp/
株式会社メタキャスト
代表取締役 井上大輔
・「その後の"YouTube革命"」
Joost.com Veoh.TV heynielsen.com で変わるテレビ
KandaNewsNetwork,Inc.
代表取締役 神田敏晶
・「ダウンロード視聴ビジネスの今後」
BitTorrent株式会社戦略顧問
株式会社Jストリーム副会長
クロスコ株式会社 代表取締役古株 均
・「著作権法改正を巡る現状について」
IT・音楽ジャーナリスト 津田大介
・パネルディスカッション
司会 神田敏晶
橋本大也
2007年10月15日
レゴ モザイク
レゴブロックは、基本セットと応用セットをいくつか買ったので、大抵の部品はそろったから、もう新しいのは買わないでもいいかな、と思っていたら、店頭で「レゴモザイク」を発見して衝動買い。
レゴモザイクは透明な板の上にレゴの最小単位のブロックを並べて平面的なモザイク絵を組み立てるセット。初心者向けには9つの組み立て図があらかじめ用意されている。その図を半透明ブロックの下に入れて、上にブロックを写し絵のようにおいていくだけで、こんな絵が完成できる。
ブロックで絵を描くのは新鮮。このセットは透明な板が2枚あるので親子で同時に夢中になることができる。ブロック数も598ピースもあるのでだいたい間に合う。これは面白かった。
レゴの英語サイトにはさらに追加の設計図がPDFでダウンロードできるのをみつけた。
・Lego Mosaic
http://creative.lego.com/downloads/building.aspx
ネットをさらに調べたら、このレゴモザイクというのは昔からあるようで、本格的なアートに取り組んでいる人もいることがわかった。2,3セット買ってきて大きな作品に取り組んだらおもしろそうである。
・Starry Night LEGO Mosaic
http://www.brillig.com/lego/starry_night/
・LEGO bookmuseum Vol.1
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004648.html
・Lego Crazy Action Contraptions: A Lego Inventions Book
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004659.html
2007年09月22日
第7回フィードビジネスサミット
・第7回フィードビジネスサミット
https://direct.ips.co.jp/book/internet/seminar071017/
「RSSこそWeb2.0時代のキーテクノロジー」第7回フィードビジネスサミットが10月17日に東京神田で開催されます。私はネットエイジ取締役として、15分間ほど、新サービスの紹介と展望をプレゼンテーションをする時間をいただきました。
申込サイトだとまだ私の演題が未定になっていますが以下の通りです。たくさんの参加者のご来場をお待ちしております。
「クチコミの解析と可視化 〜新発想と新技術2007〜
ブログや掲示板に書き込まれるユーザーの声は、世論を知るための貴重な情報源であると同時に、生活者や消費者の動向を知るための重要な分析対象になった。国内、海外で注目を集めるクチコミ集約、分析サービスを、技術と発想のユニークさという視点でピックアップして紹介する」
■基調講演1
『Enterprise 2.0で広がる企業内「ユーザー参加」型コンテンツ』
講師:シックス・アパート株式会社 代表取締役 関 信浩氏
■基調講演2
『RSSによるコミュニケーションブレークスルー』
講師:レッドクルーズ株式会社 取締役COO 保延裕子 氏
■Bizパネルディスカッション
「フィードはメディアとして成立するか」
【モデレータ】株式会社RSS広告社 代表取締役 田中 弦氏
【パネラー】 株式会社フィードフォース 代表取締役 塚田 耕司 氏
株式会社サンブリッジmodiphiエグゼクティブ プロデューサー小川浩 氏
【内容】
RSSが織りなす新しいトラフィックであるフィードは、メール、Webに続く第三のメディアとして成立するのか?RSS広告、RSSマーケティング、フィードコマース等の新しいビジネスモデルの確立を目指すベンチャーの視点で議論します。
■ソリューション・プレゼンテーション
「SuiteTwoにおけるRSSフィードの応用」
日本電気株式会社 市場開発推進本部 統括マネージャ 橋本治氏
「クチコミの解析と可視化 〜新発想と新技術2007〜」
講師株式会社ネットエイジ 取締役 橋本 大也 氏
「日米フィードビジネスの最新動向 フィードの効果的な利用方法」
フィードパス株式会社 取締役CTO 後藤 康成氏
「演題未定」
GMOアドネットワークス株式会社 取締役 村井説人氏
「メディアサイトにおけるフルフィードの威力」
株式会社インプレスR&D Web担当者Forum編集長 安田英久
■Techパネルディスカッション
「Mash up の現在と今後」
【内容】Web2.0における情報サービス開発手法の一つとして定着しつつある、Mash up。情報サービス提供側の意図と、今後注目すべきMash up技術について議論します。
【モデレータ】 サン・マイクロシステムズ株式会社 マーケティング統括本部 システムズ・マーケティング・グループ グループリーダ/専任部長 藤井 彰人氏
【パネラー】 RECRUIT Media Technology Lab 八木 一平 氏
Mashupedia プロデューサー 中津川 篤司 氏
■特別講演
「演題未定」
株式会社サンブリッジ 代表取締役会長兼グループCEO アレン・マイナー氏
お申込みはこちら
https://direct.ips.co.jp/book/internet/seminar071017/
2007年09月17日
USBメモリで持ち歩けるフリーのアンチウィルスソフト CalmWin Portable
・ClamWin Portable
http://portableapps.com/apps/utilities/clamwin_portable
USBメモリに忍ばせておくとちょっと安心なツール。
最近は仕事のファイルの持ち歩きをUSBメモリで行うことが多くなった。ときどき赤の他人のPCや共有利用のPCなど、信頼性の不明なPCにデータを移動させて作業しないといけないこともある。
ClamWin PortableはUSBメモリにインストールできるアンチウイルスソフトである。ウィルス定義ファイルをインターネット経由でアップデートする。定義ファイルが別なので
インストールサイズは小さくて済む。
信頼性が不安なPCを使うときには、USB上から、とりあえずメモリが汚染されていないかだけでもチェックしておけば安心感は強まる。
2007年09月11日
セミナー アンビエント・シリーズ01 「超・iPodサウンドを体験する!」
いま新機種登場が話題のiPodですが、まったく違った方向からのアプローチで、私が理事をしている団体オーバルリンクが、セミナーを開始します。音にこだわる方にぜひ参加していただきたいです。よろしくお願いします。
第7回 オーバルリンク公開セミナー
アンビエント・シリーズ01 「超・iPodサウンドを体験する!」
iPodの音質を諦めてはいませんか?
とても便利なiPodなだけに、音質は「ま、こんなもんか?」と思いがち。
でも、ちょっとした工夫でiPodの音を改善できるのです。
オープンソース・ソフトウエアをはじめとして、iPodの高音質化ソリューションがい
くつかあります。
今回は、音質を改善する方法の紹介と、実際にその音を聴き比べてみる試みです。
「五感」にこだわるオーバルリンクの公開セミナー第7回は、音がテーマです。
日時 9月19日(水) 19時〜21時(開場18:45) セミナー終了後、懇親会あり
場所 渋谷・宮益坂上 「T's Salon」(ティーズサロン) 3階会議室A
東京都渋谷区渋谷1-6-8 渋谷井上ビル
http://www.salon.tsstyle.jp/
参加料 4000円(ドリンク、軽食付きの懇親会参加料を含む)
構成
■主催者挨拶
■「超・iPodサウンド」総論
講師:オープンソース・ジャパン社長 角田好志氏
オーディオマニアとしても知られる角田氏が、オーディオの中でのデジタルオーディオの位置づけと可能性、その中でiPodに何を期待しているのかを語ります。
■iPod用高音質再生ソフト「ROCKbox」
講師:オープンソース・ジャパン シニアアーキテクト 左右田克己氏
オープンソース再生ソフト「ROCKbox」のiPodへのインストール・サービスを提供中のオープンソース・ジャパン左右田氏が、ROCKboxの機能や開発コミュニティの現状など、これまでのオーディオ機器とは一味違うiPodとROCKboxの世界を解説します。さらに、デジタルアウトに改造したiPodと専用DAコンバータによるさらなる高音質ソリューションも紹介します。
■比較視聴
次の三つのiPodサウンドをオーディオシステムに接続して比較試聴します。
1)iPodオリジナル再生ソフト
2)ROCKboxでの再生
3)デジタルアウトに改造したiPodでの再生
参考)CDプレーヤでのCD再生
■「良い音」をめぐるフリーディスカッション&懇親会
ドリンク&軽食をとりながらのフリーディスカッションと懇親会を行います。
※試聴で使用するオーディオシステム(予定)
アンプ EMF Sequel (英クリーク製)
スピーカ JBL 4312
CDプレーヤ フィリップス LHH200R』
2007年08月11日
GRV2283、GRV2284
「日本を代表するデザイン集団GROOVISIONS待望のDVD!」
「グラフィックを中心に、インテリア、ファッションなどさまざまなデザインを手掛けるデザイン集団・groovisions。彼らが発表した2作品をバージョンアップ。若手DJ・HALFBYのPV「RODO MACHINE」と2004年の個展“Cloudbusting”で発表した作品を収録。 」
東京駅前の新丸ビルをウィンドウショッピングしていたら、店頭でこのDVD映像が流されていて、目が釘付けになった。衝動買いしそうになったが「売り切れ」で次回入荷はしばらく後であるとのこと。店頭では大変な人気だそうだ。残念無念で家に帰ったが、アマゾンであっさり発見して購入。
『GRV2283』は、奇妙なダンスを踊りながら街を歩く男に、街の人々が巻き込まれて、パレードになって、追いかけて、追いかけられて、もう大変という4分数十秒のCG映像。ループ再生される仕様なので、一度つけておくと延々と繰り返されていく。音楽と映像が絶妙にマッチしてやみつきになるグルーブ感。
『GRV2284』は二匹の動物たちが入れ替りながら、ひたすら横スクロールで地球を一周する約15分の中編CGムービー。ディティールに注目させる『GRV2283』とは違って、ぼけーっと眺める癒し系。
どちらもWebのFlash感覚の作風。IT関係のパーティやイベントなどのBGVに使えそうな作品。
・nowondvd.net-ONLINE DVD SHOP GROOVISIONS / GRV2283,GRV2284
http://www.nowondvd.net/products/GRV22834/
こちらでサンプル映像を見ることができる。
姉妹作品。自動車を上から眺める映像。
2007年08月04日
ユライ花、がんばろう!!決定盤 日本の労働歌ベスト、DVD BOOK 魅惑のオペラ フィガロの結婚
今日は最近買ったCD・DVDを紹介してみます。
(普通のブログっぽいな!)
3枚、脈絡がありません。
■ユライ花
1. 花
2. サヨナラのない恋
3. それぞれに
4. 波の物語
5. Goin'on
6. Ave Maria
7. ひとさし指のメロディー
8. 真昼の花火
9. 恋の栞
10. 思い出のすぐそばで
11. 星空の下で
12. 家路(piano ver.)
「花」いいですね。テレビで一度聞いて耳から離れず、サビだけ口ずさんで1週間して、あれはなんていう歌?と調べて買いました。森山直太郎みたいと思って聞いていたのですが、直太郎作曲だったのですね。花のように花のように ただそこに咲くだけで美しくあれ 名曲です。
■がんばろう!!決定盤 日本の労働歌ベスト
1. 富の鎖(社会主義の歌)
2. 革命歌
3. 赤旗の歌(ドイツ民謡)
4. 聞け万国の労働者(メーデー歌)
5. インターナショナル
6. くるめくわだち(ドイツ民謡)
7. ワルシャワ労働者の歌-ワルシャビャンカ-(ロシア革命歌)
8. コンミュニストのマルセーズ
9. 小さい同志
10. 鐘が鳴れば(ソビエト同盟赤衛軍軍歌)
11. 晴れた五月
12. 町から村から工場から
13. 世界をつなげ花の輪に
14. 若者よ
15. 民族独立行動隊の歌
16. 祖国の山河に
17. 原爆を許すまじ
18. しあわせの歌
19. がんばろう
20. 心はいつも夜明けだ
21. たんぽぽ
22. 勝利をわれらに-We shall overcome-
私は労働組合活動家でも社会主義運動家でもないのですが、なぜこれを買ったのかというと、以前紹介した歌「たんぽぽ」が収録されているからです。(ブログの読者から教えていただきました。感謝)。また、小説などでよく出てくる「インターナショナル」や、ジョーンバエズが歌っていたので知っている「勝利をわれらに」なども収録されていました。満足。
・案外、知らずに歌ってた童謡の謎
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003167.html
「たんぽぽ」をめぐる話はこちら。
■DVD BOOK 魅惑のオペラ フィガロの結婚
オペラに興味があるのですが、チケットが高いから勉強してから行こうと思っていますが、ちょうどいいDVD付録のシリーズ本をみつけました。有名なオペラの名演を全部収録したDVDと全訳セリフつきの解説本のセットです。2006年12月にシリーズ配本スタートで、これはその一作目のフィガロの結婚です。
素晴らしい映像です。仕事をする際の、バックグラウンド映像としても使えます。家の中の空気が変わります。2時間半も流していると、ついついオペラ風に歌いだしそうで困ります。
2007年07月24日
Portraits
世界各国240人の顔を真正面からまじまじと見る写真集。
写真家スティーブ・マッカリーを知ったのは、ナショナルジオグラフィック誌2002年4月号の「「アフガン難民の少女」、ついに発見」という特集記事から。1985年に同誌の表紙として使われ、世界的に有名なポートレート写真となったアフガンの少女と、写真家が再会したという内容だった。この緑色の瞳の少女の写真は以前に見て強く印象に残っていた。
英語の解説に「The intensity of the subject's eyes and her compelling gaze made this one of contemporary photography's most celebrated and best-known portraits. 」と書かれていて、なるほどと思った。うまい訳し方がわからないが、”compelling gaze”がこの写真家の作品の肝なのだと思う。
表紙の代表作以外にも、人の顔って味わい深いなあとしみじみ思える作品ばかりである。顔のつくりや表情はもちろん、顔や手に深く刻まれた皺、目の充血ぐあい、着ている衣服、撮影場所の背景から、その人たちが生きている人生を想像してページをめくる。
アジア・アフリカが力強さで圧倒している。”compelling gaze”がいっぱいある。
インド、アフガニスタン、パキスタン、チベットなどアジアの国々や、マリなどアフリカの国々の人たちの顔は力強く見える。猥雑な背景で撮影しているからかもしれないが、やはり眼が違う。たまにアメリカ人やイギリス人が混ざっているが、いくら体格が良くても、眼が弱くて、とてもひ弱に見えるのである。なぜか日本人は一人も居ないのは残念。
この写真集は、基本的には市井の人々を写した作品集だが、何人かは世界的有名人を同じように撮影したポートレートが、何枚か、説明もなく混ざっているサプライズ要素もある。写真館風ではない、本物ポートレートを見たい人におすすめ。
・オフィシャルサイト
http://www.stevemccurry.com/main.php
・スティーブ・マッカリー
http://www.magnumphotos.co.jp/ws_photographer/mcs/index.html
・ナショナル ジオグラフィック 日本版 2002年4月号
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/bn/200204.shtml
・MagnumPhotos
http://www.magnumphotos.com/Archive/C.aspx?VP=XSpecific_MAG.PhotographerDetail_VPage&l1=0&pid=2K7O3R13O2CM&nm=Steve%20McCurry
2007年07月20日
第3回WebマーケティングROI Day 2007年8月1日(水)10:00〜 東京国際フォーラム
第3回WebマーケティングROI Day 2007年8月1日(水)10:00〜 東京国際フォーラム
http://www.digitalforest.co.jp/mroi/index.html
8月1日に東京国際フォーラムで開催される下記イベントにて、KandaNewsNetworkの神田敏晶さんとインターネットの未来を予想する対談を行います。
「Web3.0型社会 リアルとネットの進化、融合、淘汰」
時間帯 14:20 - 15:10 (PM2) / ホールB7
講演内容 ウェブ2.0の先に、人間は何を選択するのか?
Youtube、セカンドライフが見せる新しい世界や、ユーザーが求める新フェイズなど、これからの新しいネット型社会のあり方について、アルファーブロガーで「情報考学 Web時代の羅針盤」著者の橋本氏と、「ウェブ3.0型社会」「テレビ業界を震撼させる『動画共有』ビジネスのゆくえ 」などの著者のジャーナリスト・神田敏晶氏の二人の論者が未来を予想し対談する。
講演者 :
橋本 大也 氏データセクション 代表取締役 CEO
神田 敏晶 氏 ITジャーナリスト
無料です。お申込みはこちらから。
・参加お申し込み
http://www.digitalforest.co.jp/mroi/index.html
神田さんの最近の著書。
神田さんといえば現在、参院選に立候補中です。当選された場合は、私は国会議員と対談することになるわけですが、どうなることやら。
・KandaNewsNetwork
http://knn.typepad.com/
神田 敏晶さんのサイト
・KNN Store - KandaNewsNetwork,Inc.
http://kandaknn.googlepages.com/home
"インターネット選挙"を可能にしよう!
そこから政治2.0が始まる!マニフェストほか
2007年06月06日
関西ラジオ「さくらのブロラジ」出演と「テレビとネットの近未来カンファレンス」のお知らせ
ブロガーとして出演した関西ラジオの番組「さくらのブロラジ」がオンエアされました。さすがにプロのDJのお二人はトークがうまくて、このブログの運営について楽しい時間が過ごせました。ポッドキャストでも番組は配信されていますので以下のURLでダウンロードができます。
・さくらのブロラジ
http://blog.sblo.jp/
・私の登場している6月5日放送分
http://blog.sblo.jp/pod/broradi20070605.mp3
ナビゲーター松本 隆博さんは、世間知らずな私は収録終了まで、プロのDJだと信じて疑わず、でもDJにしては関西弁のノリがよくて漫才師みたいだなあと思っていたのですが、帰ってから調べてびっくり。「ヒューマックス株式会社 取締役。ダウンタウン・松本人志の実兄。」。がーん。私と同じように本業は会社経営者で且つ松ちゃんのお兄さんでしたか!そういえばそっくりですよ。
・松本 隆博さんのブログ
http://blog.humax.ne.jp/
そして、写真で見てまずカワイイわけですが、実物はその3倍は美人の水谷さくらさん。
上の写真を拡大してみますとこうです。
実は当日、3人とも体調不良だったのですが、収録が始まるとさすがに、松本さん、水谷さんのお二人はプロ。体調のことなどまるで感じさせないスムーズな進行で、私も緊張することなく、しゃべってくることができました。
現場は大変盛り上がりましたが、収録時間が短くて、しゃべり足りない状態で、お二人から「またきてください」と言われました。どうやら、これリップサービスではないらしく、再度出演することになりそうです。
次回出演時の放送もまた聞いてください。
さて、話題は変わってラジオからテレビ。放送と通信の融合をテーマに連続開催している「テレビとネットの近未来カンファレンス」第8回を開催します。お知らせです。
「
今週の金曜日ですが、テレビとネットの近未来カンファレンスで
Joost.comを取り上げさせていただくこととなりました。
第8回となる今回のテーマは、
「Joostインタフェースに見られる
デジタル時代のテレビインタフェースの行方」
です。
P2Pアプリ「Kazza、Skype」の開発者たちが開発する「Joost.com」が
いよいよベータ公開となり、動画共有時代へのマスメディア側からの
攻防が開始となりました。
しかし、Joost.comのもたらしたmy joost機能は、テレビをデスク
トップ画像に変容させるような、まるで「テレビモニタを汚す機能」
になってしまったのかもしれません。しかし、それらから得られる
ユーザーの恩恵は?
テレビモニタのRSS化が促進?。ニュースティッカーでブログを読
んだり、IMで、リアルタイム知人共有の「Twitter.com」までが
テレビのニュースとして視聴する時代になるのかも?
そんな近未来のテレビとネットの相互の在り方を大胆に予測して
いくカンファレンスです。
【日時】
2007年06月08日(金)19:00開場 開演19:30?21:00&懇親会
【費用】
5,000円 懇親会費込
【場所】
渋谷 T's Business Tower ホール402
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-18-3 東宝ビル別館
http://www.tsrental.jp/access/img/map_touhou.gif
【ゲスト】
株式会社 Jストリーム 取締役副会長 古株均(こかぶ・ひとし)
アスキー、ノベル、トランス・コスモスでJストリーム創業、
クロスコ株式会社代表取締役、映像制作配信、ストリーミングの
スペシャリストで、斬新なコメントで著名。
【主催】
楽しいTVの未来を考える研究会
【参加】
下記URLにてお申し込みください。
http://www.tvblog.jp/tvnetevent/200706/form.php
【参考URL】
http://www.joost.com/ ※招待が必要です。
Skype創業者がインターネットテレビ企業「Joost」を設立
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/01/17/14477.html
http://news.google.co.jp/nwshp?ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja&tab=wn&q=joost
PtoP映像配信のJoost,CBSやViacomなどから4500万ドルを調達
CBS、動画コンテンツをAOLやJoostなどに配信へ--米報道
P2P動画配信の「Joost」が台風の目に
Joostに著名VCや中国系財団、メディア企業が計4500万ドル出資
PtoP映像配信サービス「Joost」が正式版に,Warner Bros.などと提携
Joost、商用サービスを開始--なつかしのTV番組やNHLも配信へ[CNET Japan]
Joost正式スタート、コンテンツも拡大
インターネットTVのJoost、広告パートナー32社を獲得
http://www.twitter.com/
http://www.dopplr.com/ ※招待が必要です。
http://actvila.jp/
http://www.stream.co.jp
【過去の開催実績】
第6回「映像デバイスの未来、ブラウザメディアの未来」
ゲスト AV評論家 麻倉怜士
http://www.tvblog.jp/event/archives/2006/08/
第5回「ネット映像新時代、テレビは変わるのか?」
ゲスト Skype Technologies 岩田真一
http://www.tvblog.jp/event/archives/2006/05/
第4回「テレビ×Web2.0 = テレビ2.0」
http://www.tvblog.jp/event/archives/2006/03/index.html
第3回「20+αの先端事例でディスカッション 2006」
ゲスト 株式会社シーエーシー kizasi事業推進室 新谷敏之
日本放送協会 報道局 水野重理
http://www.tvblog.jp/event/archives/2006/02/index.html
第2回「CMスキップとビデオポッドキャストがもたらすTVへの影響?」
http://www.tvblog.jp/event/archives/2005/11/index.html
第1回「テレビとネットとCGMがおりなす、新たなTV生活!大胆予測 」
http://www.tvblog.jp/event09/
」
2007年05月08日
NHKクローズアップ現代に出演とサイトのご案内
本日のNHK番組「クローズアップ現代」で私とブログを取り上げていただきました。
現在、アクセスが急増中で、初めてこのブログをご覧になる方が多いのではないかと思います。改めてサイトのご案内です。
このブログは書評、ソフトウェア評、イベント情報などを中心に、2003年9月から毎日更新しています。番組では書評の部分をクローズアップしていただきましたが、書評の一覧とカテゴリは以下の通りです。
・ブログの過去記事タイトルの一覧
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives.html
・書評のカテゴリ(冊数)
書評:脳・こころ|書評:企画・発想|書評:文化・文明|書評:経済・経営|書評:子供・教育|書評:小説・戯曲|書評:ネット活用|書評:仕事・管理|書評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学|書評:文章・表現|書評:認知・心理|書評:神話・宗教|書評:科学・技術|書評:社会・世間|書評:教養・雑学
約800冊ありますが、年末年始にその年の”ベスト本”をリストアップしています。
2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004879.html
2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004849.html
2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20
2005年度 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
2004年度 ”書評力”ベスト10 アクセス数、クリック数、販売数、売り上げで総合分析
2004年度 年間オススメ書籍ベスト20 この本が良かった。
また先日、ブログ書評から216冊を選んで一般書籍として出版いたしました。
・情報考学 Web時代の羅針盤
・情報考学―WEB時代の羅針盤213冊
なお、番組をご覧になってのご意見、ご感想などをいただけるようでしたら、
までお気軽にお寄せください。すべてのメールに返信できるか自信がなくて恐縮ですが、サイト運営の励みになります。よろしくお願いいたします。
橋本大也 1970年生まれ
データセクション株式会社 代表取締役
株式会社ネットエイジグループ チーフエバンジェリスト
株式会社早稲田情報技術研究所 取締役
株式会社メタキャスト
株式会社日本技芸取締役
NPO法人 オーバルリンクIO 理事
デジタルハリウッド大学 助教授
2007年04月27日
”タグ”技術のプログラミングコンテスト Taggy Mash Up Contest 2007
タグ検索エンジンのTaggyはご存知ですか。YouTube、はてなブックマーク、Flickr、ブログなどで、情報整理のために付けられるタグを横断検索する便利な検索エンジンです。みんなの付けた分類名で、ブログ、画像、動画、ニュースなどを検索し、一覧表示できるのが魅力です。名詞のタグだけでなく、”これはすごい””かわいい””これはひどい”などのタグで検索すると、感性検索として使えたりします。
TaggyはAPIをプログラマ向けに公開していますが、このたび、これを利用したユニークなサービスの開発コンテストを開催します。Taggy Mash Up Contest 2007。私は審査員のひとりとして運営に関わっています。
・Taggy Mash Up Contest 2007
http://taggy.jp/mashup/index.html
Taggy自体が多数のサイトの情報を組み合わせた”マッシュアップ”サイトだとも言えますが、さらに組み合わせて使うことで、究極のマッシュアップ作品が誕生するのではないかと期待しています。
大賞賞金は30万円。プログラムの腕に自信がある人、アイデアがある人のたくさんのご応募をお待ちしております。詳細は公式サイトをご覧ください。
■開催趣旨
インターネットユーザーの賢い情報収集をサポートするため、CGMサイト上に散在している有用な情報をクロスメディアで集約したTAGGYのデータベースを開放し、マッシュアップを通じてネット上にフィードバックすることを目的として開催します。
■募集内容
TAGGYが提供する「TAGGY Search API」と他社APIとをマッシュアップした独創性あふれるオリジナルWEBサービスを募集します。
■提供リソース
「TAGGY Search API」は動画、ニュース、画像、ブログ、ブックマーク、ポッドキャストの6メディアのタグ検索に対応しています。「TAGGY Search API」を通じてタグを指定すると、そのタグを含む情報を複数のCGMサイトから横断的に検索し、結果を最新100件までJSONP形式で取得することができます。(JSONP形式について詳しくはこちら)
JSONP形式のAPIは、TAGGYのブログパーツでもすでに採用されていますので、データ取得のイメージはこちらからご確認ください。
■開催期間
開始日時:2007年4月26日(木) 10:00(日本時間)
終了日時:2007年6月30日(土) 24:00(日本時間)
■結果発表
8月初旬、TAGGYサイト上にて発表を予定しています。
■審査基準
斬新なアイディアによる独創性と、ユーザーベネフィットを考慮した実用性、またそれらを実現するための先進的テクノロジー。この3つの観点から総合的に審査を行います。
■賞金
審査基準に基づきWEBサービスとして秀逸と認められた作品には賞金が授与されます。
グランプリ(1点)30万円
準グランプリ(1点)10万円
■審査員
後藤 康成(株式会社ネットエイジ 取締役)
橋本 大也(データセクション株式会社 代表取締役)
石上 裕(株式会社TAGGY 代表取締役社長)
■詳細はこちらへ
・Taggy Mash Up Contest 2007
http://taggy.jp/mashup/index.html
2007年04月12日
忘年会議の参加者特典「Web3.0 Book」中身を公開
昨年12月の忘年会議2007で、私と百式管理人は共著で「Web3.0 Book」を自費出版し、参加者限定で無料配布しました。内容的には”ネタ”であるにも関わらず、その後、Web3.0 Bookの噂を聞いた方々から、「私にも一冊ください」と言われて、渡してきましたが、そろそろ在庫が切れます。
イベントから四半期が経過したし、そろそろ公開してもいいかな、イベント参加者も怒りはしないだろうと思うので、私のパートのみをPDFにして公開することにしました。
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「はじめに」
Web3.0 2007年に注目すべき? 7つの力
〜 情報考学 Passion For The Future 橋本大也 〜
今年始めたことに公開ソーシャルブックマークがあります。毎日いくつかの気になるリンクを登録して約600サイトになりました。その中から、これから面白くなりそうな注目要素をピックアップして、来年こんなサービスが流行るのじゃないかなという予想を立ててみました。
章立てをつくるにあたっては本のタイトルによく見る○○力でいくことにしました。時間のあまったときに気楽に考えてみたら、直感的に7つおもいつきました。
だから、このWeb3.0は脈絡のないおもいつきで構成されています。
暇なときに思いついたアイデアの方が、会議室にこもってウンウンいって出したアイデアより、的を得ているってことがあるかもしれません。そう思って本にすることになりました。
(なお、タテマエ的なWeb2.0論は情報処理学会誌11月号の巻頭特集に「Web2.0とは」8ページほど書きました。興味のある方はぜひ見てみてください。)
Web2.0には7つの要素があったりしましたが3.0にはこんな要素があったりして論です。
【顔面力】【集合力】【隠蔽力】
【代打力】【年表力】【注釈力】【空撮力】
それではひとつひとつ解説していきましょう。
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続きが読みたい方は、こちらのPDFをダウンロードしてください。
http://tvnews.jp/files/Web30.pdf
2007年03月27日
ロックオペラ「オレコン」とITセミナーの融合 サバイブ・ザ・リアル 〜生きのびるためのメディアリテラシーを解く〜
ロックオペラ「オレコン」とITセミナーの融合 サバイブ・ザ・リアル 〜生きのびるためのメディアリテラシーを解く〜
http://orecon.jp/
今週の土曜日のイベントのお知らせです。
現在、私も理事の一人であるオーバルリンクが今年もヤリます。
情報のテクノロジーとメディアの変貌を追い続けるビジネス・コミュニティ・ネットワーク『オーバルリンク』が、セミナーとライブパフォーマンスを融合した新しいかたちの公開イベントを展開します。
「私たちがいま置かれている状況は、豊かさを目指してきたはずにもかかわらず、決して理想に近づいたものとは言えません。むしろ、多分に息苦しい、というのが本音かもしれません。
本来のあるべき姿を忘れて、ひたすらに手法と手段のスピードが増すことで明るいかのように見える未来は、必ずしもすべての人々にとっての「明るさ」ではないのです。
「フラット化した社会」とは、ある種のグローバルな合理性によって導かれる世界、とも言えます。それは、私たちのそれぞれの気持ちの在りようまでを保証するものではないのです。
スピードとフラットがもたらす競争戦略を背景にした「いまの社会」に、いくつもの本末転倒な事象が読み取れます。そして、その本末転倒に否応なく巻き込まれる私たちが存在します。
さらに加速するであろう社会全体の価値の変容に対し、私たちは、どう対峙していくべきなのでしょう?
『サバイブ・ザ・リアル』とは、その社会で生きていくための一つの問いかけです。」
●セミナー1 「未来発想のテクノロジー進化論」
川井拓也 ヒマナイヌ代表 プロデューサ
●セミナー2 「創造的コミュニケーションを実践する」
江渡浩一郎 メディアアーティスト/産業技術総合研究所研究員
●セミナー3 「2010型ビジネスモデルってどうだ?」
「クチコミ2.0」著者 保田隆明 ワクワク経済研究所
ほか豪華ゲストによるパネルディスカッション
●オフトピックアクト:ワインブレイク「ワインレストランでのサバイバル」
「どうせわからないだろうと勝ち誇ったような顔をするソムリエに対抗するために」知っておくべきことがある。OVAL LINK会員のワインエキスパートがやさしく解説します。
ご紹介したワイン(4種)は会場でテイスティングしていただけます(有料:1500円/テイスティンググラスつき)。数に限りがありますので、ご希望の方は参加登録時にご予約ください。
●ライブパフォーマンス:スペースロックオペラ『オレコン』
一つのストリー(物語)によって連なる芝居と音楽と映像が、3つのセミナーの間を縫って進行します。
日時 2007年3月31日(土)
開場 13:00 開演13:30 (18:00より同会場にて懇親会)
場所 六本木SuperDeluxe (地図)
http://www.super-deluxe.com/
参加費 \5,000 (OVAL LINK会員は無料)
懇親会参加費 \3,000
主催/企画 OVAL LINK
お申し込みはこちら。
・ロックオペラ「オレコン」とITセミナーの融合 サバイブ・ザ・リアル 〜生きのびるためのメディアリテラシーを解く〜
http://orecon.jp/
2007年03月18日
先端IT業界の求人イベント ネットエイジデイ 3月21日で講演
・3月21日 ネットエイジデイ
http://www.jobweb.co.jp/netageday/
昨年上場を果たしたネットエイジグループは、関連子会社、投資先企業43社とともに、下記の求人イベントを開催します。ネットエイジは、ネットの草創期からミクシイをはじめ数多くのITベンチャー企業に対して投資と起業支援を行ってきました。同時にWeb2.0のテクノロジーに早い時期から取り組んできたエンジニアたちのグループでもあります。
私が代表を務めるデータセクション社もその一翼を担っています。
ベンチャー起業を目指す人、技術でなにかとてつもないことをやってやろうと思う人。ぜひこのイベントにご来場ください。
私は、ネットエイジグループのチーフエバンジェリストとして講演を行います。
お申し込みは上の画像をクリックしてください。
「netage day はインターネット事業を営むネットエイジの関連会社と、ベンチャーファイナンス・インキュベーション事業を営むネットエイジキャピタルパートナーズの投資先企業の中から、厳選された43社が集う求人イベントです。」
2007年03月12日
Yahoo!インターネット検定公式テキスト デジカメエキスパート認定試験 合格虎の巻
・Yahoo!インターネット検定公式テキスト デジカメエキスパート認定試験 合格虎の巻
デジカメエキスパート認定試験の公式テキスト。
・デジカメエキスパート
http://cert.yahoo.co.jp/beginner/digicam.html
「デジカメエキスパートとは、「デジタルカメラマガジン」公認の認定試験です。デジタルカメラを使って生活や趣味の写真を撮る方から、仕事でデジタルカメラを使う方、コンテストに作品を応募したいと考えている方のスキルを認定します。」
カメラが好きなのに、私は絞りとシャッター速度の関係や、ホワイトバランスの意味など基本を最近まで知りませんでした。実技はともかく知識だけでも詳しくなっておきたいと思ったのが受験の動機です。
この公式テキストをベースに知識を詰め込んで挑みました。もちろん目指すは1級。
受験料は3級は無料、2級は1000円、1級は3000円です。公式テキストは1600円ですから、1級受験のための費用は4600円かかりました。他にも何冊か写真の本を買いました。勉強に費やした時間だって、もったいないですから、後には引けません。
問題はすべて4択です。1問1分での即答が求められます。
1級では写真サンプルが示されて、この写真の撮影時のセッティングはどれでしょう?や、4パターンのシャッター速度、絞り値、ISO感度が示され一番明るいのはどれでしょう?などの撮影技法が問われます。これは勘では難しく、一眼レフのマニュアル撮影の基本を知る必要があります。フィルターに関する問題など、一部テキストを超える出題があって焦りました。
光学機械、精密機械としてのカメラの機構についての出題もあります。CMOSやCCD素子、リチウムイオンバッテリーの特性など、ハードウェアにも詳しくなります。リチウムイオンバッテリーはメモリー効果がないので、こまめに充電しても寿命が減りません、というのは使える知識ですね。パソコンとの連携部分はパソコンに詳しい人であれば、常識で答えられる部分もあります。
写真の歴史についても出題されます。土門拳、木村伊兵衛って何をした人?「決定的瞬間」という言葉を作った人は誰?など。公式テキストの冒頭部分にはたくさんの歴史的な名作写真が掲載されていて見ごたえがあります。
なお、1級は出題内容の多くがデジタル一眼レフについての問題なので、コンパクトデジカメ専門の人は、2級までで十分だと思います。
Yahoo!インターネット検定 - デジカメエキスパート1級
http://cert.yahoo.co.jp/category1/overview/7.html
「デジカメエキスパート1級では、デジタル一眼レフカメラの露出やシャッタースピード、レンズやメディアの役割を正しく理解し、シーンに応じた撮影方法を身につけているかが問われます。また、デジタル一眼レフカメラの機能をはじめ、写真の出力とデータ管理についての知識の理解度も問われます。
写真の知識があり、デジタル一眼レフカメラを使いこなしたいと考えている方に最適です。」
そして、1級に合格しました。合格者はオンライン認定証、後日郵送の認定カード、そしてYahoo!フォト、オークション他の場所でIDの横に認定マークが表示されます。カメラについての基本知識がありますということを明示できます。ちょっと誇らしい。
・Yahoo!インターネット検定 - オンライン認定証
http://cert.yahoo.co.jp/b/holdings/daiya2003
この公式テキストは、試験の参考書というだけでなく、デジカメの撮影の基本をビジュアルに教えてくれる良書でもあると思いました。
2007年02月09日
驚速ファイル収集
こういうのは探せばフリーソフトにあるわけですが、お手軽によく使う機能だけを集めて1980円パッケージはいいかもと思って購入。
「web上の動画や音楽、画像ファイルなどを自動収集するソフト。GoogleやYahooなどの検索サイトを選び、キーワードとファイルの種類を指定するだけで目当てのファイルを効率よく集められる。便利な動画検索エンジンにも対応しており、通常は手間のかかるYouTubeとGoogle Videoの動画ダウンロードも、キーワードを入力するだけで完了する。URLを指定して収集することも可能。また、最大30ファイルまでの同時ダウンロードや大きいファイルの分割ダウンロード、ファイル名の連番の自動予測、重複ダウンロード防止といった機能で、高速ダウンロードを実現。事前のパスワード設定で、ログインが必要なサイトからも自動収集可能。FTPサイトにも対応。プロキシ設定可能。説明扉付スリムパッケージ版。」
このソフトを使うと、
・今見ているページからリンクされているファイルをすべてダウンロードしたい
・画像検索サービスから画像、動画、Flashなどを収集したい
・YouTube、GoogleVideoから動画を収集したい
・ログイン必要なサイト内のファイルを全部ダウンロードしたい
といった目的を簡単に達成できる。
起点のURLを与えると指定した回数リンクをたどって到達できる範囲の、指定した拡張子のファイルを集めまくるわけだ。連番予測機能はおもしろい。画像などは01.jpgというファイル名を見つけると、02.jpgや03.jpgもあるのではないかと推測してダウンロードする。
ダウンロードしたファイルは、ファイル種別ごとに「画像」「動画」「Flash」などのフォルダが生成されて、蓄積される。D80というキーワードで実行した結果が下のサンプルだ。
D80というのはカメラの名前だが、たぶん、多くのユーザーは「大人のサイトめぐり」に利用するのでしょうね。いやだなあ、もう。
2007年02月01日
第7回 テレビとネットの近未来カンファレンス 2月7日に無料開催
7回目のテレビとネットの近未来カンファレンスを開催します。
http://www.tvblog.jp/event/archives/2007/02
今回は無料です。
【テーマ】「”ポストYouTube時代”:次に来る波を予言する」
テレビとネットの近未来を考えるコミュニティイベントのこのシリーズも第7回を迎えました。主宰のビデオ・ジャーナリスト神田敏晶は先日、新書「YouTube革命」を上梓しました。
・YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ
この本は「16億5000万ドルでGoogleに買収されることになった動画共有サイトのパイオニア「YouTube」。何でもありの無法地帯と呼ばれつつもユーザー数は爆発的に拡大。その潜在的なメディアパワーに各界から注がれる視線は熱い。 メディア地殻変動の最新事情を紹介しつつ、YouTubeが変えるメディアビジネスの行方を展望する。 」という内容で、売れ行きも好調です。
もちろんGoogleによるYouTube買収後にも、新しい予兆が現れています。
たとえば、
・SNS最大手のMixiは”Mixi動画”を始めることをアナウンスしました。
・NTTグループが”ClipLife”で投稿動画サービスに参入しました。
・YouTubeユーザーのテレビ視聴時間が減少したという調査データが公開されました。
・動画にコメント字幕をつけるコミュニティ、ニコニコ動画1日200万ページ達成
・ユーチューブ、ビデオの著作権者に収入を分配するシステム導入を計画
などのニュースがありました。
そこで、今回のイベントでは「YouTube革命」のその先の世界がどうなっていくか、ポストYouTube時代を参加者と共に考えるイベントを開催しようと思います。
今回は日本印刷技術協会のイベントPAGE2007の関連イベントとして同協会の協賛の下で、会費無料での開催となりました。
【プログラム】
第一部 テレビとネットの融合ビジネスの現場から
テレビ録画だけでなく、YouTube動画にも対応した動画管理ツール「TAGIRI」、テレビのクチコミ集約サイト「テレビブログ」などを展開するメタキャスト代表取締役の井上大輔が、自身のビジネス経験語る”2007年的”ネット動画ビジネスの最前線。
第二部 ポストYouTubeの世界を大予想
ビデオジャーナリスト 神田敏晶 VS メタキャスト 橋本大也
ネットリサーチを得意とするKNN神田敏晶とメタキャスト橋本大也が、交互に未来予想を発表する”対決型”未来予想のプレゼンです。
【日時】
2月7日 17:00-19:00 15分前開場
【場所】
サンシャイン文化会館7F会議室 710
【主催】
楽しいTVの未来を考える研究会
【料金】
無料
【申し込み】
イベント参加のお申し込み
http://www.tvblog.jp/event/archives/2007/02/
2007年01月05日
機動戦士ガンダム THE ORIGIN、MGアッガイ、ターゲット イン サイト
唐突ですが、このお正月はガンダム三昧でした。
ファーストガンダムのDVDボックス発売とゲーム新作の連続発売によって、この年末年始はガンダムがとても熱かったと思います。ガンダム三昧になったのは私だけではないはずです。
・機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付(完全初回限定生産)
■機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
ガンダムマンガ専門雑誌ガンダムエースで連載中のTHE ORIGINです。ご存知のように安彦良和がファーストガンダムを劇画として描きなおしています。そもそもガンダムエースという雑誌はこの連載をするために作られたそうです。アニメでは描ききれなかった登場人物たちの背景設定や深い心理描写があふれています。それでいながら原作に忠実で、アニメのキメ台詞がきちんとでてきます。そのキマり方が素晴らしく、しびれます。
特にこの愛蔵版はおすすめです。私は、連載開始時はガンダムエースで毎号読んでいたのですが、ストーリーは知っているわけですから、細切れになることが不満で、通常の単行本に移行しました。しかし、単行本はサイズが小さいのです。サイズが大きくカラーページも多い、この愛蔵版は、おもいっきりガンダム世界へ没入できます。
・愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN vol.1 始動編
・愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (2) ガルマ編
なお、ガンダムエースは現在はオデッサ編に突入したところです。
・GUNDAM A (ガンダムエース) 2007年 02月号
物語全体の半分を過ぎました。この壮大なリメイク作品が完結してくれることを心から祈ります。多くのガンダムファンが老後に読み返すことでしょう。
・GUNDAM BASE
http://www.kadokawa.co.jp/gundam/top.html
・機動戦士ガンダム公式Web
http://www.gundam.jp/
■MGアッガイ(プラモデル)
2005年03月06日にこのエントリを書いてから、
・ガンダム・モデル進化論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003091.html
ずっと、いつかガンプラをもう一度つくろうと心にきめておりました。
どのモビルスーツにすべきか数ヶ月迷った後、アッガイを選びました。水陸両用の造形が好きなのです。ゴッグ、ズゴック、アッガイは3強なわけで、しかし、全MS中でザクレロに続いて無理な造形のゾックが愛すべきMSだと思ったりするわけですが、ゾックはMG化されておりません。だから3強から選ぶかなあと絞込んだわけです。で、なぜアッガイかを語り始めると小一時間かかるので割愛しますが、アッガイでよかったと思います。ずんぐりむっくりしたマスターグレードです。
一応、ゴッグとズゴックのMGはこうです。
お正月に紅白歌合戦を見ながら、2時間半かかって完成。約20年ぶりのガンプラ体験。驚くべきことに接着剤を必要としないんですね。かわりにドライバーが必要でした。昔のように塗装はしませんが、既に基本的な配色は成型レベルでなされているので、満足なレベルに仕上がります。
可動部が多く(そのために組み立ては複雑になっている)、自由にポーズをとらせることができます。アッガイ特有の体育座りができますし、例のシーンのようにカツ・レツ・キッカのミニフィギュアがついているので頭の上を走らせることができます。
20年の進化形としてマスターグレード凄いなと思いました。さらに進化したパーフェクトグレードはいったいどうなっているのだろうか。次はもうひとつMGをつくってからPGに挑戦しようとモデルを年末まで物色することにします。
気になっているのはPGの中でもこのウイングガンダム ゼロカスタムです。ファーストガンダム世代としては邪道だと思うのですが、プラモデルとして圧倒的に見えます。これは次回挑戦候補です。
■PS3 機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト
プレイステーション3は発売日に店頭に並びましたが入手を逃してしまい、アマゾンで先に予約していた「ターゲット イン サイト」が2週間、ソフトだけ悲しい感じで手元にありました。年末にやっと遊ぶことができました。
ガンダムの3Dゲーム化はこれが初めてではありませんが、本作の売りは「パーツ破壊」です。腕や頭部を吹き飛ばしたり、吹き飛ばされたりするのです。右腕を壊されると武器がもてなくなりますから、左手の盾を投げ捨てて火器に持ちかえるなどの選択を強いられます。頭部がなくなるとレーダーが使えなくなります。
・機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト / 攻略映像配信
http://www.b-ch.com/gundam_tis/index.html
結構、難易度は高いのでミッションがなかなか先へ進められませんが、ジムやザクなどのザコでも十分に迫力があって鑑賞を楽しめました。鑑賞体験という点ではもうすぐ発売予定のXBOX360の「ガンダム オペレーショントロイ」も期待できそうです。
・ガンダム オペレーショントロイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BNCJRI/daiya0b-22/
・GUNDAM OPERATION TROY
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/x360_troy/
・ガンダムエース12月号増刊 ガンダムエーススペシャル ゲーム特集号
http://store.yahoo.co.jp/tj-grosnet/bks-kk002.html
ガンダムエースもゲーム特集。最新ゲーム映像DVDがついています。
2007年01月04日
2006年度 書籍売り上げ ベスト20
・2006年度 書籍売り上げ ベスト20
このブログ経由で、読者の皆さんにお買い上げいただいた書籍の売り上げ数のランキングです。
・2005年度 書籍売り上げ ベスト20
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004116.html
・2004年度 書籍売り上げ ベスト20
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002759.html
以下、URL部分をクリックすると紹介記事へ、表紙画像をクリックするとアマゾンへ飛びます。
1位 戦争における「人殺し」の心理学
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004370.html
圧倒的によく売れました。
2位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
3年連続で売り上げランキングに登場。
3位 アイデア・ブック スウェーデン式
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004203.html
アイデアに詰まったときに、机の上においてあれば突破口になりそう。
4位 フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004192.html
・フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
この本がきっかけで未来の数学者を志す、何百人、何千人の若者がいたに違いない。
5位 Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004414.html
・Life Hacks PRESS デジタル世代の「カイゼン」術
創意工夫が大好きな皆さんには、間違いなく面白いですのでオススメの本です。
6位 ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004530.html
・ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
知識労働のための具体的なToDo管理技法を提案し、ベストセラー
7位 説明上手になれる「らくがき」の技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004700.html
「グラフィック・ファシリテーションの手法は「集団によるエネルギー」「学習のためのセオリー」「イメージマップ」という三つの要素の微妙なバランスによって成り立っています。これらの要素を組み合わせることによって、反対意見の応酬でちっとも意見がまとまりそうにない会議をアイデアを生み出す場に変えることができるのです。」
8位 「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004383.html
1分の話は字数にすると約400字で、新聞のリード文に相当する。必要最低限のことを伝えるには十分な量だとして、話を短くわかりやすくする方法論が語られている。
9位 上達の法則―効率のよい努力を科学する
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000645.html
仕事や趣味、英会話やスポーツ、囲碁将棋、茶道など。技能の上達とは、科学的にはどういうことなのか、上級者と初心者は何が違うのか、記憶と認知の研究で裏づけを持たせながら、わかりやすく一般向けに語る本。著者は社会心理学の教授。
10位 ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004611.html
若きエリート経済学教授と気鋭のジャーナリストが書いた全米100万部のベストセラー。
米国で「2005年度に最もブログで取り上げられた本」に選ばれた。オモシロ論点満載。
11位 人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
この本も3年連続で売り上げランキングに登場。
12位 ガリレオの指―現代科学を動かす10大理論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002797.html
13位 人類が知っていることすべての短い歴史
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004707.html
ビッグバンによる宇宙の始まりから、地球が誕生し、生命が生まれ、進化し、人類が誕生するまでの百数十億年の歴史が30章で語られている。
14位 暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004028.html
2005年度のオススメ書籍 第一位でした。
15位 仕事は、かけ算。
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004552.html
すぐやる共和国の大統領閣下の著。
16位 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004336.html
最初の2秒の状況判断=第一感はかなり正しいということの科学
17位 Web2.0 BOOK
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004315.html
まえがきに推薦文を書かせていただきました。
18位 すばらしい思考法 誰も思いつかないアイデアを生む
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004716.html
天才の創造性は「ランダムな変異から、優れたものを選択して残す」やり方にあると著者は自論を展開している。ダーウィンの進化論、自然淘汰の仕組みと同じである。
19位 全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004488.html
・全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
第一センテンスは短く書け、と始まる。
20位 SAS特殊任務―対革命戦ウィング副指揮官の戦闘記録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004518.html
これも圧倒的なドキュメンタリでした。
2007年01月03日
新春ポッドキャスト 3日目 「ツイてる!ポッドキャスト2007」
お正月も3日目。
例年通り今年も箱根駅伝を沿道まで応援にでかけました。
・箱根駅伝
・遊行寺初詣
さて、ネットラジオの3日目の話題は、2007年はこれがツイてる!。3人のブロガーがこれが今年は面白くなるんじゃないかと勝手な意見を述べています。
Passion For The Future 橋本
×
俺と百冊の成功本 聖幸氏
http://blog.zikokeihatu.com/
×
たつをのChangelog たつを氏
http://nais.to/~yto/clog/
放送はデジハリ大学放送部のサイトでダウンロードできます。
・ツイてる!ポッドキャスト新春2007
http://www.dhpodcast.com/tsuiteru/index.html
2007年01月02日
新春ポッドキャスト 2日目 「ツイてる!ポッドキャスト2007」
新春ポッドキャスト2日目です。
Passion For The Future 橋本
×
俺と百冊の成功本 聖幸氏
http://blog.zikokeihatu.com/
×
たつをのChangelog たつを氏
http://nais.to/~yto/clog/
放送はデジハリ大学放送部のサイトでダウンロードできます。
・ツイてる!ポッドキャスト新春2007
http://www.dhpodcast.com/tsuiteru/index.html
2日目の話題は各ブログの「2006年人気記事ランキング」と「アフィリエイト」についてご紹介。
・紅白をみながらアッガイとかつくりました
2007年01月01日
新春ポッドキャスト ブロガー対談 「ツイてる!ポッドキャスト2007」
新年あけましておめでとうございます。
21世紀最初のラッキーセブンの年が始まりました。
よいことがいっぱいあるといいですね。
今年もよろしくお願いします。
■新春ポッドキャスト ブロガー対談 「ツイてる!ポッドキャスト2007」
ラッキーセブンでツイてる!2007年の最初の企画です。
昨年の新春ポッドキャストが予想外の好評だったため、今年もお正月らしくだらだらと、同じメンバーで、ツイてる!をテーマに対談します。今年も収録にはデジタルハリウッド大学放送部の力を借りました。1月1日から3日まで毎日放送です。
・ツイてる!ポッドキャスト新春2007
http://www.dhpodcast.com/tsuiteru/index.html
元旦の今日は、3人それぞれの「2006年ツイていたこと」をベスト3形式で発表していきます。
Passion For The Future 橋本
×
俺と百冊の成功本 聖幸氏
http://blog.zikokeihatu.com/
×
たつをのChangelog たつを氏
http://nais.to/~yto/clog/
放送はデジハリ大学放送部のサイトでダウンロードできます。
2006年12月31日
2歳から3歳向け 絵本 ベスト10
今日はノンフィクション部門のランキングを予定していましたが、選考にこの1週間考え込んでしまってまだ終わっていません。というわけで、ノンフィクションのランキングは年始に延期。今年の最後は絵本のランキングです。
3歳児の息子が喜んだ本の中から、私も気に入った絵本を紹介します。親も気に入っていないと楽しく読めないですからね。2歳〜3歳向けのおすすめです。
0歳児から1歳児までのおすすめは以前に書きました。
・1歳5ヶ月の息子が選ぶ2004年 ベスト絵本
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002776.html
と比べると少しずつ物語性が強くなってきました。
【2歳から3歳児向けのオススメ絵本】
「この絵本はジャズである。演奏者によって印象が変わるジャズのように、この絵本も読み手が変わればその印象はまったく違うものになる。作者は、本書が初の絵本となるジャズ・ピアニストの山下洋輔と、モダンアートの鬼才、元永 定正。ふたりのセッションで生まれた本書は、何より子どもたちの反応の良さにびっくりする1冊でもある。 」
意味などありません。音とリズムと絵がマッチして3歳の子供でも味わえるビジュアルなジャズセッションが実現しています。すばらしい。シリーズ化されています。
「「へんしんトンネル」という不思議なトンネルに入ると、何でも変身してしまいます。カッパが「かぱかぱ」と言いながら入ると、ぱかぱかと馬になって出てきました。言葉遊びの絵本」
単純な言葉遊びなのですが、読むほうも聞くほうも愉快です。人気が高くてシリーズ化されています。
「おなかをすかせた大きな恐竜が、あかちゃん恐竜を見つけてとびかかろうとすると…。お父さんにまちがえられた大きな恐竜と、あかちゃんの愛情の物語。 」
心優しいティラノサウルスに大人はほろっとさせられます。これもシリーズ化されています。
「“よるのそらをみてごらん”で始まり“じんせい、だいじに生きよう”で終わるこの作品は、単に地理の勉強だけにはとどまりません。作者が子どもたちに、世界の国々のことから、自然環境のこと、人生に至るまで優しく語りかけます。『にっぽん地図絵本』同様、子どもの好奇心に応えるページも充実。地図の好き嫌いにかかわらず多くの子どもたちにおすすめしたい作品です。 」
高い志を持った絵本だなという気がします。地球の環境や社会問題にこどもが自然に興味を持ってくれそうです。にほんちず版もあります。
「 「ママあのね…きのうのよるね」 ベッドに入ってママに見つめられながら少しずつ眠りに誘われていく1日のうちで一番穏やかなとき、ぼくがママに語りはじめる。昨日の夜、ぼくのところにやってきたくまの子「よるくま」とぼくの一夜のお話。いなくなってしまったよるくまのお母さんを一緒に探しに行く冒険物語。 」
美しいメルヘンです。リラックマもいいですがよるくまもいいのです。
「こんなくれよんで、絵を描いてみたいな。ぞうのくれよんは、とても大きなくれよん。青で描いたら、カエルが池とまちがえてとびこんじゃった。でも、まだまだ描きたいんだ。今度は何色を使おうかな……!?」
クレヨン遊びをする年齢になったらこの本に夢中です。クレヨンの表現力に感動。
「 「あき」のおもり役としておばあちゃんのところからやって来た、キツネのぬいぐるみの「こん」。あきが大きくなるにつれて、こんもだんだん古くなり、とうとう腕がほころびてしまった。「さきゅうまちに かえって おばあちゃんに なおしてもらってくる」というこんに、あきは「わたしもつれてって」。2人だけの、大冒険が始まった。 」
初めて幼稚園や社会と接点を持つ子供の心細さを温かい目で見守る絵本です。
この本の国旗を息子はすべて覚えてしまったので、万国旗を見ると楽しそうに国名を言いますが、私が正解を知りませんのでなんともいえませんが、たぶん、あっているのでしょう。
9位 One Red Dot: A Pop-up Book for Children of All Ages
立体絵本の傑作はサブダだけではありません。このOne Red Dotは現代美術のような立体作品の中に隠された小さな赤い丸を探すゲーム性を持った立体絵本です。日本語版「あかまるちゃん」も出ています。
「紙工作の鬼才・カーターが、自ら考案した数あるしかけからお気に入りをセレクト。立体迷路、バスケット、球、うずまきなど、開けてびっくり、超立体的でダイナミックなすごいしかけの中から「あかまるちゃん」を探しましょう。 」
10位 絵で見るナイル川ものがたり―時をこえて世界最長の川をくだる
「ナイル川の流れにそってくだれば、その岸にならぶ壮大な建築物―神殿、教会、モスク、ピラミッド、とりでなど―だけでなく、人びとの住む多くの村、いくつもの港のにぎわいをながめることができます。ヌビアの兵士、エジプトの農夫たち、カイロの街並みなど、さまざまな地域のさまざまな日常の生活習慣をのぞいて見ることもできます。あなたがたはまた、クフ王の葬儀、伝説的な富をほこるメロエ王朝の戦勝記念行事や、テーベのルクソール神殿の当時の美しさをまのあたりにし、おしよせる現代のツーリストの波にも目をみはることでしょう。この川の旅にはまた、人間の世界とは別の、流域に住む動物や鳥たちを観察するたのしみもあります。 」
「絵で見るある町の歴史」で有名なアン ミラードとスティーブ ヌーンがエジプトの歴史を描いた傑作。すべてのページにペリカンが隠れているのを探すのも面白いのです。
・絵で見るある町の歴史―タイムトラベラーと旅する12,000年
「あなたはこの本で、ある町の誕生から現在までを、時代順にたどることができます。はじまりは石器時代、川のほとりの小さな集落です。そして同じ土地が、一万年以上の歳月のあいだに大きく変化し、いまではにぎやかな都会の中心です。この絵本は、時代ごとの昔の人間の生活ぶりをあざやかに見せてくれます。 」
特別賞:
・Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs:Dinosaurs
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003915.html
・ピタゴラ装置DVDブック 1
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004817.html
・よみがえる恐竜・古生物 超ビジュアルCG版
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004831.html
・LEGO bookmuseum Vol.1
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004648.html
2006年12月30日
2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編
2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編
2006年にこのブログで紹介した小説・創作作品の中から、これは本当によかったと思う本をランキングで10冊+1冊並べてみました。私が2006年中に読んだというのが基準なので、昔に発表された作品も一部含まれています。
このブログで紹介する本のジャンルは2005年まではビジネス書・科学書が多かったのですが、2006年からは意識的にフィクションを多く取り入れるようにしました。ノンフィクションと比べると、ネタばれしてはいけない難しさがあります。書評の仕方を研究中です。
■2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション部門
1位 ベルカ、吠えないのか?
・ベルカ、吠えないのか?
世界史を総括する大河小説でありながら、テンポのよい筆致で、高い娯楽性もそなえた一大傑作である。
2位 告白
・告白
あまりに面白すぎて危険なため、盆暮れ正月連休中に読むことをおすすめします。
3位 安徳天皇漂海記
・安徳天皇漂海記
諸星大二郎的な、日本神話ベースのおどろおどろしいイメージが好きな人にはたまらない作品である。歴史の波を漂う安徳天皇の魂が、同じく滅ぼされるものたちの魂と呼応して、幻想的なドラマを織り成す。
4位 雷の季節の終わりに
・雷の季節の終わりに
デビュー作「夜市」で見せた才能の片鱗が、この初長編でさらに開花している。恒川 光太郎の作品は今後全部買う作家リストに入れることにした。代替不可能な魅力がある。
5位 わたしを離さないで
・わたしを離さないで
日系の英国人作家カズオ・イシグロの名を世界的に知らしめた「日の名残り」(ブッカー賞受賞作)の深み、格調のある文体と緻密な構成力が、この作品でも活かされ、単なる奇談に終わらせない。多様な解釈の道を読者に開いている寓話、という読後感。
6位 老ヴォールの惑星
・老ヴォールの惑星
表題作は「SFが読みたい!」誌の2006年版 年間ベストSF 国内編で、堂々第1位の作品。その他に3つの短編が収録されている。4作ともひたすら素晴らしいハードSF。SF好きでまだ読んでいなければ絶対のおすすめ。
7位 パイの物語
・パイの物語
語りの見事さ、哲学の深さ、ともに見事な完成度。表紙のポップなデザインや動物モノ、冒険小説風の作品紹介に騙されてはいけない。物語は最初は、緩やかに少年の成長物語としてはじまるが、漂流する中盤以降で、人間の心の闇を暴き出すきわどさを見せ始める。加速感がたまらない。
8位 ツ・イ・ラ・ク
・ツ・イ・ラ・ク
雑誌ダカーポの「眠れないほど面白い本」特集号で恋愛小説第一位で絶賛されていたので、姫野 カオルコ、はじめて読んでみた。いい。とても良かった。サイドストーリー集に「桃」がある。
9位 龍宮
・龍宮
常世や黄泉の国から現し世にまぎれこんでしまった異形のものたちが、素のままうごめいている。それらは民話や伝承にモチーフを借りつつも、独自の奇想世界へ落とし込んでおり、古典ペダンチックな嫌らしさもない。するりするりと物語がすすみ、活き活きと妖しい。人間でないもの、ケモノ臭くて、はかなげで、物悲しい何かをしっかりとリアルに描いている。
10位 順列都市
・順列都市 <上>
1994年に書かれてキャンベル記念賞、ディトマー賞を受賞した名作。人間の記憶や人格といった精神活動のすべてが脳という物理的システムの上にある情報であるならば、そのコピーを作成することが可能なはずである。コピーを別のシステム上で走らせれば、それはもう一人の自分である。
特別賞:
人間の想像の大きさを競う種目があったら、この作品はギネスブックに載っておかしくない。太陽系を超えて、銀河を超えて、5千億年の時空を超えて、あらゆる生命の営みを観察し、全宇宙の知生体と意識を統合し、やがて宇宙の終焉間近に、万物の創造主スターメイカーの意図を知るまでの、果てしなく壮大な物語である。数ページで数億年のスケールに圧倒される。
2006年12月29日
2006年のはてなブックマーク数ランキング
2006年に書いた記事に限定して、各記事のはてなブックマーク数を調べました。アクセス数ではなくブックマーク数のほうが、読者の関心を反映しているのではないかと思います。
・はてなブックマーク - www.ringolab.com の人気エントリー
http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=http%3A%2F%2Fwww.ringolab.com%2Fnote%2Fdaiya%2F&sort=count
データソースはここです。
私がブックマーク数100を超えるホームランを打つのは16日に一回(全体の6%)であることがわかりました。ブックマーク数の分布をY軸に、各記事をX軸にして、グラフにしてみたところ、ロングテールであることが明らかになります。
この図では便宜上テール部分を省略していますが、94%を占める100以下の記事は極めて緩やかに300以上続いて1まで下降します。毎日の小さなヒットを重ねる方が、少数のホームランよりも全体には寄与しそうです。ウケ狙いは必ずしもいい戦略ではないということがわかって、ほっとしました。
【2006年に書いた記事のはてなブックマーク数ランキング】
1位 「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004383.html
2位 WebページをPDFにキレイに変換するIE Snapshot ACCALIA
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004149.html
3位 圧縮ファイルのパスワードを解読するPikazip
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004822.html
4位 原稿用紙に200字書けば自分フォント完成 まるで手書き
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004188.html
5位 すばらしい思考法 誰も思いつかないアイデアを生む
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004716.html
6位 パワポ使いへの警告
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004621.html
7位 戦争における「人殺し」の心理学
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004370.html
8位 2ちゃんねるを四六時中チェックしたい人の味方 Balloo!
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004155.html
9位 説明上手になれる「らくがき」の技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004700.html
10位 スタートアップ起動を徹底管理するStartup Control Panel
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004273.html
11位 不要の全てのアプリを終了しメモリを大量確保するAllKill
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004703.html
12位 2005年度 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004371.html
13位 同一または類似の画像を見つけるSimiPix
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004821.html
14位 WinXPのフォルダのアイコンを簡単カスタマイズ iColorFolder VISTA風、MacOS風、Aqua風
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004629.html
15位 世界初 地図記憶法―あなたも記憶の天才!
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004580.html
16位 ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004530.html
17位 15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004705.html
18位 過去のWebサイトを丸ごとローカルへ復元するWarrick
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004841.html
19位 古いバージョンのブラウザを再現するMultiple Explorers
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004643.html
20位 2分以内で仕事は決断しなさい―スピード重視でデキる人になる!
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004214.html
21位 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004336.html
22位 Webやメールのパスワード一覧を表示する Protected Storage PassView
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004212.html
2006年12月28日
2006年度の記事別年間アクセスランキング
毎年恒例の年末年始のランキング企画です。
2006年1月1日から12月28日までにアクセスが多かった上位20位までの記事です。
記事に人気が集まったケースと、検索にヒットしやすかった記事が上位に並びました。分析対象は過去の全記事なので、古い記事が累計で上位に入りやすい傾向があります。
検索エンジンはGoogle経由での訪問が増えており、全検索エンジン経由でのアクセスのうち77%を占めています。どのようなキーワードで検索されているかも上位を調べました。
■記事別アクセス数のランキング
1位 「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004383.html
2位 戦争における「人殺し」の心理学
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004370.html
3位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
4位 PCマイクのボイスチェンジャー 男←→女 大人→子供 MorphVox Jr.
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004400.html
5位 記事別年間アクセスランキングと分析 1900万ヒットの解析結果とは?
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002750.html
6位 iPod shuffleとStationRipperでチープでリッチな音楽生活
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003195.html
7位 ネットワーク図を作成するフリーソフト Network Notepad
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002504.html
8位 3クリックでDVDを作成するフリーソフト Video DVD Maker Free
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004184.html
9位 ハードディスクの健康診断ツール HDDlife
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003293.html
10位 圧縮ファイルのパスワードを解読するPikazip
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004822.html
11位 夜這いの民俗学・性愛編
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002358.html
12位 P2P匿名プロクシサーバのTor
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003012.html
13位 原稿用紙に200字書けば自分フォント完成 まるで手書き
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004188.html
14位 LAN接続外付けHDDのLANDISK、その正体はLinux-Box
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001637.html
15位 記事別年間アクセスランキングと分析 1900万ヒットの解析結果とは?
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002750.html
16位 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002765.html
17位 スパムがこないメールアドレス表示方法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003053.html
18位 大人の知恵の輪 キャストパズルシリーズ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001376.html
19位 15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004705.html
20位 新しい音楽視聴スタイル Friejyu
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002698.html
■検索エンジンのシェアとキーワード
このサイトにどのような検索キーワード経由で読者がたどりついたかのランキングです。
1 フリー
2 企画書
3 DVD
4 フリーソフト
5 検索
6 アイコン
7 作成
8 ツール
9 デスクトップ
10 夜這い
11 ボイスチェンジャー
12 ソフト
13 Maker
14 知恵の輪
15 ハードディスク
16 PSP
17 Video
18 dvd
19 情報考学
20 ネットワーク図
2006年12月25日
MP3プレイヤーとつなぐギター玩具mijamと、磁石プレートのピタゴラス プレート
今年の子供へのクリスマスプレゼントが2つ。
セガトイズのmijamシリーズは手軽にジャムセッションができるおもちゃ楽器。左手でフレットもどきをおさえて、右手でレバーを操作すると、フレーズが鳴る。リズムセクションは「ヘビメタ」「ロック」「ブルース」「ベース」の4種でこれに合わせて適当に弾く。iPodなどを接続すると勝手ソロを入れることができる。
トレモロアームでビブラートさせることができる。ブルースで泣きのギターがいい感じ。エアギターの進化版みたいな感じになる。テンポとピッチ調整ができるので、いろんな音楽に使うことができる。
・マイジャム
http://www.segatoys.co.jp/mijam/index.html
マイジャムシリーズは他にドラム、ボーカル、DJ用がある。
子供はピアノやウクレレ、ハーモニカなど楽器に興味があるので、このギターも気に入った模様。
こちらは祖父母からもらったもの。実はこちらのほうが子供は喜んでいるような。
反発しない”他方向性磁石”による積み木。いろいろな三角形や四角形など10種類全64パーツが入っている。辺同士が磁石でペタっとくっつく感覚がまず楽しい。
最初は平面で並べて遊ぶ。三角形を組み合わせて六角形にしたり、四角形の上に三角形をのせて家の屋根にしたり。これをやっているうちに、垂直にプレートを立てるという発想が出てきて、立体への挑戦意欲がわいてくる。
そして正方形を6つで立方体ができる。立体の場合は接着面積が少ないので、すこし慎重に合わせていかないと崩れてしまう。その分、完成するとうれしい。サンプル写真にあるような複雑な立体造形を作るのは、3歳ではまだ難しい。大人の仕事。
プレートのひとつひとつが大きめなので、出来上がりはとても大きな構造物になって迫力がある。10分くらいかかってやっと組み上げた構造を、ガーンと壊すときが子供にとっては一番、楽しいらしい。
2006年11月18日
電気通信大学 情報システム学2.0:情報システム学の新展開
少し先ですが電気通信大学のイベントで講演します。
東京大学の石井威望先生の講演がおすすめです。ついでに私の部もどうぞ。
・電気通信大学 第8回 学術講演会
情報システム学2.0:情報システム学の新展開
http://www.is.uec.ac.jp/ev-new/gaku/2006.html
日時: 平成18年12月8日(金)10:30 - 17:30
場所: 電気通信大学 講堂
調布市調布ヶ丘1−5−1[京王線調布駅より徒歩5分]
(→交通案内 / キャンパス内マップ)
参加費: 無料
概要: 昨今の情報システムの進化には驚くべきものがある.携帯電話やPDAの一般への普及,Web2.0と呼ばれる新しいインターネット技術の出現など,10年前には予想もできなかった情報システムの姿がある.本講演会では,現在の情報システムに関する2人のオピニオンリーダーを招待講演者としてお招きするとともに,本学の教授陣が情報メディアシステム学,社会知能情報学,情報ネットワークシステム学,情報システム基盤学の観点から情報システムの最先端技術の現状について紹介すると同時に,今後の情報システム学が向かうべき方向に関する議論を行う.
--------------------------------------------------------------------------------
10:30-10:40:
開会の辞
10:40-11:00:
「新しい情報システム学に向けて」
高瀬 國克 (電気通信大学 大学院情報システム学研究科教授・研究科長)
11:00-12:00:
招待講演:「技術進化する情報システム」
石井 威望 氏 (東京大学名誉教授,慶應義塾大学客員教授)
概要:現在,科学技術の各分野で“技術進化”が一斉に進行しており,その結果,予想を上回る各分野間での相乗効果(シナジー)が生じている。たとえば,情報システム分野においては,携帯電話の爆発的な普及,ウェブ2.0のような新しいインターネット技術の出現など,社会活動の構造変化を伴いながら,本格的シナジーの連鎖を誘発している。つまり,あらゆる領域に情報を媒体としたシナジーが波及し,新しい生物種のように,新しいシステムが続々と出現している.
12:00-13:30:
昼食
13:30-14:30:
招待講演:「Web2.0とテクノロジー、ビジネス、コミュニティの展望」
橋本 大也 氏 (データセクション株式会社 代表取締役CEO,デジタルハリウッド大学助教授)
概要:Web2.0で何が変わるのか。サービスの実例を挙げながら、テクノロジーがコミュニティやビジネスに与える影響を俯瞰する。その上で、新時代に有効に機能している研究開発の手法や、サービス設計、今後のマーケットのニーズを考察する。
14:40-15:20:
「Tools for Thought 2.0: 創造的情報メディアへのパラダイム シフト」
田野 俊一 (電気通信大学 大学院情報システム学研究科教授)
概要:TBA
15:20-16:00:
「知識社会におけるeラーニング最前線」
植野 真臣 (電気通信大学 大学院情報システム学研究科助教授)
概要:知識社会の到来の主な理由は、1.少子高齢化社会の到来 と2.超効率化社会の到来、 が挙げられる。知識社会では、新しい価値を生み出すための高度な知識が必要とされる。そのために低コストで効率のよい組織知識のマネジメントシステムが必要となってきた。そのシステムがeラーニングシステムである。ここでは、知識社会の到来とeラーニングの最新動向について紹介する。
16:10-16:50:
「情報ネットワークシステムの丘からの眺め」
森田 啓義 (電気通信大学 大学院情報システム学研究科教授)
概要:前世紀半ばに電子計算機が誕生してから,情報処理のスピードは飛躍的な向上を続けてきたが,ここ10年程度のインターネットの爆発的な普及によって,時間だけでなく,情報の空間的な隔たりも大幅に取り除かれようとしている.ただ単に,情報を加工し,保存・伝送するだけでなく,さまざまな分野で情報を共有する大規模なシステムの構築がはじまっている.その様子を情報ネットワークシステムの丘から眺めてみたい.
16:50-17:30:
「基盤ソフトウェア 7.0: OSの過去・現在・未来」
多田 好克 (電気通信大学 大学院情報システム学研究科教授)
概要:情報システム学の展開においては、その基盤となるコンピュータの進化を無視できない。たとえば、処理の高速化、記憶域の大容量化、機器の小型化、省電力化、そして、信頼性の向上などによって、様々な応用分野が開花した。本講演では、情報システム学の展開を支援する基盤ソフトウェアの機能と利用形態について、過去から現在までを概観する。また、次世代情報システム学の発展に向けて、基盤ソフトウェアはどうあるべきか、何を成し得るのかを議論する。
2006年07月20日
・ポッドキャスト連続番組「ネットサーフィン2.0」放送に出演開始とドロップショッピングClubTに店舗開設
先週からポッドキャスト放送「ネットサーフィン2.0」を開始しました。デジタルハリウッド大学の放送部の番組「Akiba+」の中の一コーナーでの放送です。
・デジタルハリウッド大学放送部
http://blog.dhpodcast.com/
私とビデオジャーナリストKNNの神田敏晶さんの二人の対談番組。Web2.0をテーマに二人がボケとツッコミをしながら、ネットサーフィンする模様を放送しています。神田さんは、Web2.0本が順調に売れているらしい。関東地方のMXテレビのBlogTVにもレギュラー出演されています。このポッドキャストでは、気楽に雑談ムードで登場です。
さて、新番組ということで調子に乗ってグッズも作成してみました。いま話題のドロップシッピングに挑戦。
・ClubT
http://clubt.jp/
ClubTは無料でオリジナルグッズをデザインして販売できるドロップシッピングサイトです。ユーザは自分で準備した画像を使って、Web上でTシャツやパーカー、トートバッグ、マグカップを作成することができます。グッズの作成費用とお店のオンラインショップの開設費用は無料。グッズには報酬を設定することができます。1995円のTシャツを2500円で販売すれば、差額が作成者の利益です。
ポッドキャスト番組のTシャツを作成してみました。このサービスは作っても買う必要はないのでのですが、記念に2枚自分で購入。
・ネットサーフィン2.0 Tシャツ ノーマル (白) (ネットサーフィン2.0)
http://clubt.jp/product/3468_5160.html
私が昔、運営していたコミュニティ「アクセス向上委員会」のグッズも一通り、作成してみました。とりあえず自分で1枚買いました。実は近日、アクセス向上委員会をある雑誌の連載で復活させる予定なのです。
・アクセス向上委員会ショップ
http://clubt.jp/product/7.html
自分で運営しているブログやコミュニティのグッズを作ってみるのは楽しいですね。無敵会議のTシャツも作ってみようかなと思ったけど、とっくに作って配ってたのだった(笑)。
2006年07月16日
LocoRoco(ロコロコ)
久々にPSPの新作を買った。期待通りハマった。名作だと思う。
ドラクエのスライムのような不思議な生き物ロコロコ。LボタンとRボタンで地面を左右に傾けるとポヨンポヨン転がっていく。LとRを同時に押すと跳ねる。世界のそこかしこにはえているロコロコの実を食べるとロコロコは大きくなる。大きくならないと発生しないイベントがあるから、まずは成長させる。
○ボタンを押すと大きなロコロコは複数の小さなロコロコに分裂する。狭い通路を通るときには分裂してバラバラになって通り抜ける。○ボタンを長く押すと再び集合してひとつの大きなロコロコになる。分裂したり集合したりしながら、世界のゴール地点を目指すのが、ゲームの目的。
ロコロコには敵がいる。ロコロコを食べようとするエイリアンのモジャ。モジャに追い掛け回されたら、基本的には逃げる。体当たりで追い払うこともできる。ロコロコの惑星には他にも、奇妙な生物がいっぱいいる。まずは近寄って反応を見て、つきあい方を覚えていくのが面白い。遠くへ吹き飛ばしてくれるチュッパ、アイテムをくれるムイムイ、空中へ押し上げてくれるクーナクーナなど基本的には助けてくれる仲間。
難易度は少なくとも前半は高くない。ゴールを目指すだけなら簡単なので、次々にクリアしていくことができる。ゲームに慣れたら最短距離以外の経路でロコロコの実やアイテムを発見してコンプリートする楽しみ方もできる。操作がシンプルで、説明書はまったく読まないでも、自然に遊び方は覚えられた。気軽に始められて、やりこむこともできる。
ロコロコは転がりながら歌を歌う。この歌と、転がっていくロコロコのアニメーションが絶妙にマッチしていて、独特の世界観を作り出しているのがハマる理由。ロコロコは生き物なので、必ずしもユーザの思い通りに動くわけじゃないのも意外性があって楽しめる。キャラクタを、地面を左右に動かすことで、転がしていくというコンセプトは80年代くらいからある。決して新しいわけではないのだけれど、転がすことで音楽を奏でているような気分になれるのが新しいと思った。
・**LocoRoco**ロコロコ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/locoroco/
オフィシャルサイト
2006年06月17日
持続可能なブログ会議 報告第2弾
パネル参加者の山下さんが感想や報告記事をまとめられています。
・[を] 「持続可能なブログ会議」に行ってきました!
http://nais.to/~yto/clog/2006-06-15-2.html
■参加者による記事へのリンク(随時追加・順不同)
ハイパーリンク版は山下さんのエントリにあります。
- Starting Over the Next 〜A.D.2006から未来の思考録:はじまりの日 -
livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/startingover_2006/archives/50059008.html
- チミンモラスイ? : 持続可能なブログ会議
http://mapz.exblog.jp/2528056
- 持続できる人たち | 愚図録
http://funcreate.blog40.fc2.com/blog-entry-15.html
- 持続可能なブログ会議 - しし丸先生の教え
http://www.sisimaru.com/?itemid=797
- ★ B. T. T. P ★ - 「持続可能なブログ会議」に行ってきた
http://d.hatena.ne.jp/sohei/20060615/p1
- 10倍ブログ(自己啓発編): ”持続可能な”ブログ会議に行ってきました
http://10bai.jp/archives/2006/06/post_169.html
- [ス] 持続可能なブログ会議に行ってしまった
http://www.lacrime.net/item_1785.html
- 横浜逍遙亭 - 「アイデアマラソン」提唱者の熱情
http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20060616
- 持続可能なブログ会議行ってきた - 有休消化【後】日記
http://blogs.yahoo.co.jp/kinacomo/36363495.html
- アビエジュエリープロデューサー日記 1000エントリー達成記念〜
持続可能なブログ会議〜イベント参加
http://aviejewelry.blog51.fc2.com/blog-entry-53.html
- Tocotonistの日記 - 持続可能なブログ
http://d.hatena.ne.jp/TheTocotonist/20060616/p1
- モンバーバラの獅子舞 - 持続可能なブログ会議に行ってきた。
http://d.hatena.ne.jp/terrytexas/20060616/1150387854
- しあわせのくつ - 持続可能なブログ会議での『なるほど!』
http://d.hatena.ne.jp/wanwangorogoro/20060615
- 「持続可能なブログ会議」に行ってきました!:【マインドマップで
ビジネス書評&セミナー評】
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/50643068.html
-- 樋口先生の熱弁!(「持続可能なブログ会議」その2):【マインドマッ
プでビジネス書評&セミナー評】
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/50644042.html
- Lazy Suits - 持続可能なブログ会議 記録そのまま
http://d.hatena.ne.jp/pho/20060616/1150473669
-- Lazy Suits - 持続可能なブログ会議 第一部橋本さんパート
http://d.hatena.ne.jp/pho/20060618/1150643817
- [俺100]:アイデアもツキも真空を嫌う。
http://blog.zikokeihatu.com/archives/001024.html
-- [俺100]:○○が終わった後にする、三つのこと
http://blog.zikokeihatu.com/archives/001025.html
- 東京ぐらし:持続可能なブログとは?
http://blog.goo.ne.jp/chatalogy/e/15378edd56d0cd5655bc77755fd5b78f
- 持続可能なブログ会議に参加 - ブロゴスフィア/ポストモダン
http://rblog-biz.japan.cnet.com/hosaka/2006/06/post_a603.html
- アイデアマラソンに喝采 - 平成19年4月開業準備日記、改め4月ま
でに500万円貯める!
http://blogs.yahoo.co.jp/guybeauhill/8286909.html
- 『持続可能なブログ会議』|成功者への道
http://ameblo.jp/success/entry-10013730840.html
- 脳髄スクワット::LifeHacksなPodcast: 出席しました::Passion For
The Future: 1000エントリ達成記念 持続可能なブログ会議
http://ebi.air-nifty.com/interest/2006/06/passion_for_the_36a0.html
- 1億稼いだ■最強方程式を毎日10秒で⇒平成・進化論。[まぐまぐ!]
http://blog.mag2.com/m/log/0000114948/107387764
- [観] 今週のお買い物 (2006.06.11〜06.17)
http://watcher.moe-nifty.com/memo/2006/06/_200606110617_d339.html
- risa's moblog: 持続可能なブログ会議
http://naoya.dyndns.org/risa/archives/002465.html
■第一部で使った私のプレゼン資料。
この資料はパワーポイントを「いきなりPDF FlashPaperでFlashに変換しています。PDF版はこちら
2006年06月15日
持続可能なブログ会議 報告第一弾 「デジタル情報を活用する7つ道具」と感想
本日は雨にも関わらず、たくさんのご来場ありがとうございました。
このブログの1000エントリ達成記念イベント「持続可能なブログ会議」が盛況に終わりました。大盛況といえる勢いでした。参加していただいた皆さん、ゲストとして出演を快諾していただいた皆さん、本当にありがとうございました。いい記念になり、2000エントリへ向かう力をいただきました。これからも淡々と頑張ります。よろしくお願いします。
(ブロガー向け業務連絡:いま、このブログのトラックバック機能は事情(1日10万件のスパム)により、停止しています。トラックバックではなくコメントに書くか、もしくは本日のパネリストの山下さんの下記のブログへトラックバックしてください。私の方で、ここに転記します。)
・[を] 「持続可能なブログ会議」に行ってきました!
http://nais.to/~yto/clog/2006-06-15-2.html
なお、私の発表資料は2回にわけて公開します。本日はブロガーのための「情報7つ道具」部分を掲載します。これは本来はデジタルハリウッドの新入生向けに作成したガイドでした。そのあとに本日の感想の第一弾を書きます。報告は明日も続けます。
■デジタル情報を活用する7つ道具
『リサーチ&プランニング』 橋本大也 教員
デジタルハリウッド大学で大活躍すること間違いなしの情報7つ道具を紹介します。パソコンとインターネットを活用して、”情報通”になるソフトウェア。だまされたと思って一度使ってみてください。手放せなくなりますよ。授業『リサーチ&プランニング』ではこうした道具やノウハウを毎回、紹介していきます。
【1 パソコンの中身を高速検索する】
・Google デスクトップ
http://desktop.google.co.jp/
Googleデスクトップは、Webと同じように、ハードディスク上のあらゆるファイルをキーワード検索するツールです。WordやExcel、PowerPoint、PDF、電子メール、そしてWebの閲覧履歴などを検索できます。最新のニュースを表示するサイドバーもついています。
【2 いま見ているWebの情報をクリップボードへ一発コピー】
・ZakuCopy
http://a-h.parfe.jp/zakucopy/zakucopy.html
ZakuCopyは、今表示しているWebページの、タイトルとURLと選択文字列を、クリック一発でコピーしたり、メールしたり、HTML化したりすることができる便利ツールです。こんなページがあったよと誰かにメールしたり、ブログに書いたりするのに大変、重宝します。
【3 気になるものを簡単にクリッピング】
・紙Copi
http://www.kamilabo.jp/
紙Copiは新聞や雑誌を切り抜くように、Webページをクリッピングしておくソフトウェア。とっておきたい部分をドラッグアンドドロップして、分類したい箱に落とすユニークな操作がとにかく便利。アイデアを書き留めておくメモ、付箋紙としても使えます。
【4 アイデアをカタチにするアイデアプロセッサ】
・アイデアプロセッサ iEdit
http://homepage3.nifty.com/kondoumh/software/iedit.html
まずアウトラインプロセッサ機能でアイデアを箇条書きにします。すると箇条書きが図になります。図のパーツとパーツを矢印や線でつなげてみましょう。簡単にアイデアが構造を持った企画に近づきます。考えをまとめたいと思ったとき、試してみましょう。
【5 パソコンの画面を画像として切り出す】
・Capture STAFF - Light -
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se119281.html
Capture STAFFはパソコンの画面を全画面や部分で切り出して画像として保存するキャプチャソフト。簡単にWebページやアプリケーションの表示内容を、連続的に切り取ることができます。画像はWebページやメールで、操作状況を説明するのに使えば一目瞭然。
【6 クリップボード履歴を保存してデータベース化】
・CLCL
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se075069.html
パソコンで”コピー””切り取り”した内容をすべてデータベースとして保存するソフトウェア。ファイルとして保存しなくても、コピーするだけで、記録が残り、検索して後から取り出すことができます。あの情報はどこにいったっけ、がなくなります。
【7 ネットから漏れなく情報を集める最強ニュースリーダー】
・FreshReader
http://www.freshreader.com/
FeedReaderはキーワードを登録するだけで、ネット上から関連のニュースをかき集め、検索し、最新の一覧を作ってくれます。情報収集力200%アップ。インストールにはサーバのインストールが必要ですが、使いこなせれば”情報通”と呼ばれること間違いなし。
■本日の感想
さて、豪華ゲスト多数のイベントで、皆さんに素晴らしいお話を頂いたので、おひとりだけ紹介するのも恐縮なのですが、今回は第二部で60分の熱弁をふるっていただいたアイデアマラソンの樋口さんについて、思ったことを書かせていただきます。
まず、即効で書かれた反響の紹介。
「
モンバーバラの獅子舞 - 持続可能なブログ会議に行ってきた。
一番話を聴いてみたかったのはアイデアマラソンの樋口さん。
・・・す、凄え。
定年を過ぎてこの勢い。物凄い情熱的。
ある意味、樋口さんのほうがPassion For The Future。なんだろう。
団塊の世代のこういう人が日本を支えてきてくれたのだな、
としみじみする間もなく笑いをちりばめ突き進む樋口さん。
そんな姿を見てるだけでアイデアマラソンへのモチベーションは高まるばかり。
」
「
10倍ブログ(自己啓発編): ”持続可能な”ブログ会議に行ってきました
第2部はアイデアマラソンの樋口健夫さんの講演。本日の参加者には全員ポケット・アイデアマラソン手帳’06が配られたのですが、これで、私の手元には2冊になりました(笑) じつはまだ、私の手帳は2月までしかアイデアが記録されていません。(アイデアの数は200程度)60歳を超えているとは思えない力強いプレゼンに心打たれました。
」
「
・しあわせのくつ - 持続可能なブログ会議での『なるほど!』
http://d.hatena.ne.jp/wanwangorogoro/20060615
また、ゲストスピーカーとして講演されたアイデアマラソンシステム(IMS)の提唱者である樋口健夫さんの何をするにも、誰よりも早くやること。誰よりも長くやること。そして、積み上げること。 よい発想は0.8%。本当に良い物は0.3%程度(1000個に8つ)。1000個やれば誰でもすばらしいものが出る。 色々考えてネタのストックがなくなった時がスタート。脳は進化しすぎない様に楽をする。アウトプットを出さないで同じものをずっと持っているといつも同じものが出て来てしまう。(なくなってから考えることでその先へ行ける、という様な意味) 発想するとツキがよくなる。アイディアを捨てないのは良いこと。
に、とても感銘を受けた。
特に気になったのが、『1000回』と『ツキ』という点。
僕の大好きな『斎藤一人』さんも似た様な事を言われている。
1000というのは特別な数字らしい。100や200とは違うんだと。
やはり、成功している人の言う言葉はどこか似ている点があると思う。
だんだんと真理がわかってきた。
」
「
・[ス] 持続可能なブログ会議に行ってしまった
http://www.lacrime.net/item_1785.html
笑いがいっぱいの3時間でした。熱い二人&淡泊な二人のゲストのコントラストがこれまたイイ。(笑)
アイディアマラソンの樋口健夫さんのお話はすっごくパワフルで、そりゃあ聞いた人の78%はアイディアマラソンはじめちゃうわ、と納得。本日の参加者には2006年のアイディアマラソン手帳が配られたので、私もやることにしました。とりあえず今日の分は「今日からアイディアマラソンはじめてみます」で終了ですが。(だってそれでいいって書いてあるんだもん!)
」
「
・Starting Over the Next 〜A.D.2006から未来の思考録:はじまりの日 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/startingover_2006/archives/50059008.html
今回のセミナーの特別講演、「アイデアマラソン」考案者の
樋口健夫さんのお話は勢いがあって、留まる様子がまるでなく、
そして面白かった。
」
「
横浜逍遙亭 - 「アイデアマラソン」提唱者の熱情
昨日は橋本大也さんの「1000エントリ達成記念イベント「持続可能なブログ会議」」で「アイデアマラソン」を提唱する樋口健夫さんの講演を聴く。ご自身の中にいっぱいにつまったメッセージを全身全霊を込めて早口でまくし立てる情熱の講演に引き込まれる。何事かを成す人間のあり方には共通の型があるという風なことをしきりに考えてしまう。
」
「
チミンモラスイ? : 持続可能なブログ会議
http://mapz.exblog.jp/2528056
続いて樋口氏より、「アイデアマラソン」についての紹介。
紹介とかきましたが、パフォーマンスといったほうがいいかもしれません。アイデアマラソンについては、公式ページなどをみていただくとして、なにしろすごいプレゼンでした。他の参加者も樋口氏の発表をブログで絶賛しています。とにかく圧倒された感じですね。
」
樋口さんをゲストにお呼びすると、イベントの顔は樋口さんになってしまう法則があるのです。お株を奪われた形になる、主宰者にとって、ある意味危険人物です(笑)。しかし、それも当然なんだなと最近、納得することがありました。
実は私はこの二日間、樋口さんとご一緒でした。前日にはデジタルハリウッド大学の私の授業「リサーチ&プランニング」にゲストとして90分講義をお願いしました。昨夜と同様かそれ以上に迫力のある、多くの学生の度肝を抜く授業となりました。平常の授業なのに、拍手喝采で終わりました。
そのとき、私が驚き感動したのが、樋口さん曰く「授業の前日は気合が入りすぎて眠れなかった」と言われたことです。アイデアマラソンは大企業や大学での採用実績も多く、樋口さんは講演者としてベテランの方です。ビジネスマンとして世界的に活躍され、30冊以上の本を出し、人前で話をするのは日常のはず、なのです。60歳です。
さらにびっくりは、授業と翌日のイベントの講演は内容が異なるものでした。テーマとしてはまったく同じものでいいはずでした。でも新たに作りなおしたのです。その理由が凄いのです。「出席者に一人、私の友人で両方来る人がいるから」と言われたのです。たったひとりのために、また夜遅くまで違うプレゼンを作られていたのです。
イベント終了後、数時間ですが、ネット上には樋口さんの迫力に感動したというブログをいくつも見つけました。人生をかけて何かを伝えようとする人のパワーです。いくら経験を積んでも、緊張でき、全力を傾けられる樋口さんを尊敬します。影響力のオーラはそういう人から出るのだと思いました。この講演を機会にアイデアマラソンを始める人も、相当数いるでしょう。
樋口さんがプレゼンターとして技術と経験をもたれているのは一目瞭然です。アイデアマラソンのメソッドとしての効果や楽しさも、もちろんあります。ですが、それだけではないのだな、と。ブログや講演は、伝える手段ですが、そこには小手先の技ではなくて、全力の大技の領域もあるのだなと、とても勉強になりました。スキルやメソッドを超えて人生論セミナーでした。あんな60歳になりたいですねえ。
・企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000904.html
・1年で1000件の発想を書こう ポケット・アイデアマラソン手帳’06
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003836.html
・樋口健夫氏によるアイデアマラソンシステム(IMS)公式サイト
http://www.idea-marathon.net/ja/
2006年06月03日
JANES-Way報告、Web2.0を知るリンク集、「Web2.0でビジネスが変わる」
6月1日の下記イベントで、「Web2.0 テクノロジー、ビジネス、コミュニティの近未来」という講演を行いました。延べ1000人近い参加者を集められたそうで、熱気のあるイベントでした。私は冒頭でWeb2.0の概要について20分ほどお話しする役をいただきました。
Web2.0には多様な解釈がありますが、私の考えるキーワードで再構成してみました。
発表資料を公開します。
・「JANES-Way」〜Web2.0時代に激変する新世代ネットビジネスの真価を探る〜
国内最大級、ネットビジネスの一大祭典
http://www.u-stage.jp/janesway/index.html
〜Web2.0時代に激変する新世代ネットビジネスの真価を探る〜
・発表資料(PDF)
http://glink.jp/files/Janesway060601.pdf
資料中、Web2.0の海外最新情報を知るためのリンク集を入れておきました。
Web2.0を知るための10サイト
・主だったサイトを知りたい
SEOmoz's Web 2.0 Awards
http://web2.0awards.org/
・最新の情報を知りたい
Mashable*
http://mashable.com/
TechCrunch
http://www.techcrunch.com/
・分類から探したい
categoriz
http://categoriz.com/
・このサイトはWeb2.0?(URLを入れるとそのサイトの2.0度が算出される)
Web 2.0 Validator : We're the dot in Web 2.0
http://web2.0validator.com/
・直感的に面白い2.0を探したい
web2logo.com
http://www.web2logo.com/
Web2.0Slides | Web2.0 Slideshow
http://web2slides.fourkitchens.com/
・ビジネスの話題
Web 2.0 Explorer ZDNet.com
http://blogs.zdnet.com/web2explorer/
・テクノロジーの話題
ProgrammableWeb
http://programmableweb.com/
また、発売時に書評予定ですが、10年来のおつきあいになる盟友であり自由な生き方の師匠であらせられるKandaNewsNetwork 神田敏晶さんが、6月15日に「Web2.0でビジネスが変わる」という本を出版されます。ものすごく楽しみにしています。
第一章:Web2.0とは何か?(トレンド概観)
・誰が、なぜWeb2.0を求めているのか?
・Web2.0が意味するものを定義する
第二章:マスマーケティングからSNSマーケティングへ
・自分と似た人が3000人も(変わる「ニッチ」の意味)
第三章:マスメディアからCGM=コンシューマ・ジェネレーティッド・メディアへ … 40P
・「メディア」の意味を再定義する
・権威ある評論家より親しい友人の意見
・「メディアコンテンツ市場」は12.8兆円
第四章:「広告」の価値がゼロになる
・既存の広告モデルの限界
・視聴率重視から購買率重視へ(広告主の態度変化)ほか
第五章:ビジネス2.0をデザインする
・既存のビジネスをWeb2.0化するためのヒント
第六章:Web2.0からWeb2.1へ(Web2.0化が実現しても残る課題、新たな課題、展望)
・「コンテンツはタダ」という常識の壁
・オールドメディアとの共存 ほか
2006年06月02日
1000エントリ達成記念 持続可能なブログ会議
満員御礼です。お申し込みを締め切らせていただきました。
このブログは昨日で2003年9月に最初のエントリを書いてから毎日更新で1000日目を迎えることができました。読者のみなさんに感謝の意をこめて下記イベントを開催いたします。どうかよろしくお願いいたします。
情報考学Passion For The Future
1000エントリ達成記念
”持続可能な”ブログ会議
〜 For Blog Sustainability 〜
情報発信を長く続けるコツをみつけましょう。
ある統計によると、世界には1千万以上のブログがありますが、3分の2のブログは3日坊主で終わるそうです。一ヶ月続くのは○%であり、1年続くのはわずか○%のブログに過ぎません。作ることは簡単でも、続けることが難しいのです。(この数字は当日、紹介します)
毎日、情報発信を長く続けるメリットは明らかです。常連読者が増え、信頼が増します。縁者ができればリンクも増えるでしょう。そして1記事のブログよりも、1000記事のブログの方が1000倍も検索エンジンにみつけられやすいと言えます。
ブログを書くのが当たり前になった今、”持続可能な”が新しい論点になっていると思いました。そこで本イベントでは、ブログなどの情報発信を何年あるいは何十年も続けた実績を持つ方々をゲストにお招きし、その秘訣を共有したいと思います。
第一部 基調講演 「ブログ千夜一夜」
情報考学Passion For The Future 橋本大也
1000日の自己分析と”ここだけの話”、ブログの楽しみ方、楽屋話。そして公私混同、会社の技術力を動員した自然言語処理分析から見える「長く続くブログの特徴」研究報告、など。
第二部 特別講演 ネタが尽きない技術 アイデアマラソン発想法
アイデアマラソンシステム 代表 樋口健夫氏
20年以上、ノートに”一人ブログ”を続ける発想技術者でベストセラー作家の樋口健夫さん。この人にかかれば1000日なんて甘いのです。ネタを何十万件も発想する方法論についてお話いただきます。
樋口さんの本は過去に何度か書評しています。内容に感銘し実践中。私の師匠です。
・企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000904.html
・1年で1000件の発想を書こう ポケット・アイデアマラソン手帳’06
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003836.html
・樋口健夫氏によるアイデアマラソンシステム(IMS)公式サイト
http://www.idea-marathon.net/ja/
第三部 パネルディスカッション
ブログや情報発信の継続の達人、豪華ゲストが次々登場して持続可能なブログ問題を討議します。ブログを10年続けた人、数千エントリ達成者などなど。
司会 橋本大也
NEW 第3部のパネリストが決定しました。
緊急特別豪華ゲストのお知らせ。
・鮒谷 周史さん
メールマガジン 平成・進化論。
http://www.2nd-stage.jp/
なんと、現在アマゾンでベストセラー「仕事は、かけ算。 20倍速で自分を成長させる」の著者、鮒谷 周史さんがパネリストとして参加していただけることになりました。メールマガジン1000本を達成し、まぐまぐ第一位になる秘訣をうかがう予定。
・百式管理人 田口元さん
http://www.100shiki.com/
海外ドットコム紹介サイト「百式」は土日も休まず、毎日更新で2600エントリを超えています。
・たつをのChangelog 山下達雄さん
http://nais.to/~yto/clog/
ブログ継続10年。日本最古のブロガーの一人。自然言語処理と検索の専門家。
第四部 読者交流会
【開催日時】
2006年6月15日(木)
19:15 開場
19:30 開始〜22:00頃終了
【場所】御茶ノ水です。お間違いなく。
・デジタルハリウッド 東京本校(協賛)
http://school.dhw.co.jp/location/tokyo/index.html
東京都千代田区神田駿河台2-3 DH2001 Bldg.
【参加費】
1000円(1000回だから、です。なぜ有料なのかは注意事項をご覧ください。)
【お申し込み】
満員御礼です。お申し込みを締め切らせていただきました。
【注意】
※ 本イベントは基本的に私のブログの読者、縁者を対象としています。内輪ネタは極力避けますが、避けられません。
※ 本イベントの収益は主にブログ活動を陰で支えてくれている私の家族サービスに当てられます。
2006年04月01日
ブログ会員制・有料化への移行のお知らせ
エイプリルフールのネタでした。今年もおつきあいありがとうございました。参考(2005年度のネタ、2004年度のネタ)
読者のみなさまへ
お世話になっております。情報考学 Passion For The Futureの橋本大也です。
2003年9月に開始したこのブログですが、月間800万ページビュー(2006年3月実績)を集める人気サイトになりました。私個人の自己表現の一形態として、できる範囲で更新を続けてきたのですが、アクセス数の増加や諸経費の増大に悩まされ、趣味の範囲での運営が難しくなっていたという昨今の台所事情があります。
運営経費の内訳は、具体的には、サーバホスティング(データセンター12万円/月)、書評に使う書籍購入費用(8万円/月)、インタビュー記事を作成した際の謝礼(約5万円/月)などです。これに対して収益としては、本ブログで告知する自主イベントの会費などがあるのですが、収支がまったく合わない状況で、赤字持ち出しが2年半続いておりました。
私には情熱があります。
より良質な情報を読者の皆様に伝えたい。情報とは何かを読者と一緒に考えたい。
そのような強い想いです。これがこのブログの運営ポリシーです。
しかし、想い(Passion)だけでは武士は食わねど高楊枝になってしまいます。想いを形にしてコンテンツを質量ともに拡大再生産をするには、収益モデルの確立が早晩、必要になると感じておりました。アルファブロガーに選出されメディア露出が増えてからは、読者にとって、そして運営者にとっての未来(Future)をより明るくするには何をしたら良いのか、まさにPassion For The Futureを模索する時期でした。
そんな折に、複数の産業界の先輩方から、橋本さんのブログはビジネス化してはどうか、やる気があるのなら投資する、という申し出を頂いておりました。無料情報提供へのこだわりもありましたし、有料化したとして、読者にそれに見合うサービスを提供できるのか、徹底的に考えてみました。
結論が今回のブログ会員制・有料化の発表になります。
4月7日より、本ブログのメインコンテンツである書評及びソフトウェア評の記事を、会員制有料化致します。有料記事はIDとパスワードによる閲覧制限がかかります。その他のジャンルの記事については従来どおり、無料にて公開いたします。
【有料会員の募集概要】
・会員登録の開始日時
4月1日 23時〜
一般会員 3000円/月(はてなポイントでお支払い可能)
学生会員 2000円/月(はてなポイントでお支払い可能)
デジハリ会員 無料
私が教員をしておりますデジタルハリウッド大学及び社会人向けスクールの学生は、同社との提携により無料提供が実現できました。
■運営会社の設立について(有限会社 点灯夫の買収及び社名変更)
本事業化にあたりまして、情報考学 株式会社(神奈川県藤沢市、橋本大也代表取締役)を設立致しました。いまどき漢字4文字の硬そうなネーミングも無粋かもしれませんが、”硬軟織り交ぜた”コンテンツの会社にしたいという創業理念を含めています。
当社は新規設立ではなく、人気サイト「百式」の代表者でイベント運営においてパートナーである田口元氏の有限会社 点灯夫を買収し、株式会社に組織変更、社名変更を行いました。新会社において田口元氏は共同代表に就任いたします。
組織概要
・情報考学 株式会社(じょうほうこうがく)
資本金 1000万円
所在地 神奈川県藤沢市
事業概要:
インターネット有料情報サービス
経営陣:
代表取締役 橋本大也(株式の50%)
代表取締役 田口元(株式の50%)
そして今回の有料化を機会に、ネットのコンテンツはタダという風潮に一石を投じたいと考えております。「無料だから読んでいたのに」というご意見があることは想定しておりますが、有料で、もっとたくさんの読者に読んで頂けるように、コンテンツ強化に励んでいきたいと存じます。
今後も無料版、有料版ともに「情報考学 Passion For The Future」のご愛顧をよろしくお願いいたします。
2006年4月
情報考学 株式会社 代表取締役 橋本大也
■意見募集
今回の会員制有料化の取り組みについてはぜひ積極的にコメント欄にご意見をいただけたら幸いです。
なお新会社は2008年度の店頭公開を視野に入れた事業計画を持っております。投資家の方々、証券会社の方々からのご連絡も歓迎いたします。事業説明会のお知らせを返信させていただきます。
2006年03月31日
500冊の書評記事をカテゴリ分類しました。
長年の懸案事項であった書評のカテゴリ分類を実施しました。
このブログには本日までに約500冊分の書評記事がありますが、従来「書評」というひとつのカテゴリに登録していました。その結果、書評一覧ページはすべての記事が1ページに表示されていたため、数メガバイトに及び、容易には表示できなくなっていました。
書評カテゴリを整理してほしいという要望を多数頂いていました。すぐにでも取り掛かりたかったのですが、延び延びになっていました。1冊を分類するのに1分かかるとして、8時間の作業になる見積もりがありました。カテゴリの見直しが何度も入ったので、倍以上かかったような気がします。3ヶ月ほど少しずつ行いました。
過去の書評のおおまかなテーマから、以下17のカテゴリに分類しました。自分の関心の目次のようなものになりました。
この分類作業は読者のためというより、自分の頭の整理にとても役立つ作業でした。効率的にすすめるために、できるかぎり本文を読み返さないように意識しながら行いましたが、タイトルを見ただけで読書時の思考が蘇り、知識の地図が再構成されていく感じでした。
知っていることをぜんぶ分類する。一種のスポーツのようでした。楽しくもあり、苦しくもあり。
分類体系については、自分の関心フレームで分割し、かつ重複がないように設定しました。まだへんな分類があります。今後も見直しは続ける予定です。皆さんのご意見もありましたら、お聞かせください。
2006年03月25日
デジカメ写真の公開用のお化粧が直感的にできる 額プチ
・額プチ
http://nakasendo.com/seedea/
デジカメ写真の枠をぼやかしたり、中央を丸く切り出したり、サイズの拡大縮小を行ったりの、お化粧処理を実に簡単にできてしまう画像処理ソフト。処理したい画像を読み込んだら、メニューから加工パターンやサイズをクリック選択する。
一般的によく使われる縮小サイズだとか、枠の縁取りデザインが登録されているのが便利。縁の厚みを何ドットにしようなどと悩む必要がない。
適当に選んでいくだけで、素材がちょっとハイセンスになった感じがする。「mixiのフォトアルバムや、ヤフオクの出品などに最適です。」と作者さんがおすすめ用途を挙げている。今後、このブログでも写真公開の際に、使ってみようかな。
2006年02月24日
Oracle OpenWorld Tokyo 2006 ポータルサイトだけではない、サーチビジネスの現状と今後
オラクルオープンワールドで「ポータルサイトだけではない、サーチビジネスの現状と今後」という有料セッションがあります。私はモデレータとして参加することになりました。エンタープライズ系の話題が多いイベントですが、本セッションでは少しテーマをユーザ視点にまで広げて検索技術とビジネスの未来について討論してみます。
ご興味のある方のご参加をお待ちしております。パネリストの先生方が豪華です。尊敬するパネリストに囲まれて、モデレータとして緊張と期待が半々ですが、がんばります。
山名早人早大教授は、ネット草創期の検索エンジン千里眼の作者で、ベストセラー「Google Hacks」の訳者で、日本のネット検索の第一人者です。井上 俊一氏は日本のヤフーのビジョナリとして近年大変にご活躍ですし、小澤英昭博士はgooの新規検索サービスの技術開発、地域情報提供ビジネス、検索サービスを牽引されてきた方です。オラクルの三原 茂氏は同社の新しい技術の話題を話されると聞いています。
・Oracle OpenWorld Tokyo 2006
http://www.oracleopenworld.jp/conference/session2.html#3E-7
3月3日[金] 17:30〜 19:00
ポータルサイトだけではない、サーチビジネスの現状と今後
「
検索に関するニーズはインターネットを中心に爆発的な広がりをみせ、今日多くのポータルサイトが活躍しています。しかし、検索へのニーズはすでに単なるインターネット・サーチにとどまらなくなっており、ユーザーのニーズは多岐に渡っています。本セッションでは、サーチビジネスを推進している各社や著名人により、サービスを含めた今後の動向についてディスカッションを行います。
」
・データセクション株式会社 代表取締役
橋本 大也
・ 早稲田大学 理工学術院 工学博士 教授
山名 早人氏
・NTTレゾナント株式会社
ポータル事業本部 メディア事業部 担当部長 工学博士
小澤 英昭氏
・ヤフー株式会社
リスティング事業部 検索企画室長
井上 俊一氏
・日本オラクル株式会社
システム事業推進本部 営業推進部 担当シニアマネジャー
三原 茂氏
2006年02月12日
トリノオリンピックを音楽とWeb2.0で楽しむ
トリノオリンピックが開幕しました。
先週から情報サイト「トリノオリンピック 人間ドラマ」の編集長として忙しい日々を送っています。平日は日刊で更新しています。前夜のテレビ放送を見た人も、これから見る人も、ぜひ毎日アクセスしてみてください。
・テレビブログ トリノオリンピック 人間ドラマ
http://www.tvblog.jp/torino/
この仕事の気分を盛り上げるため、NHKのオリンピックテーマソング「誓い 平原綾香」を電車で聴いています。
・「誓い」「スタートライン」平原綾香
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CGYMWY/daiya0b-22/
「
ゴールは終わりじゃなくて また 次への始まり
扉を開ければ 続いてる まぶしい世界が」
NHKの歴代オリンピックのテーマソングは、
・NHKトリノオリンピックテーマソング
http://www3.nhk.or.jp/olympic/theme/theme.html
によると、
1988年 夏 ソウル 浜田麻理 HEART & SOUL
1992年 冬 アルベールビル
1992年 夏 バルセロナ 寺田恵子 PARADISE WIND
1994年 冬 リレハンメル 高橋真梨子 遥かな人へ
1996年 夏 アトランタ 大黒摩季 熱くなれ
1998年 冬 長野 F-BLOOD Shooting Star
2000年 夏 シドニー ZARD Get U're Dream
2002年 冬 ソルトレークシティ MISIA 果てなく続くストーリー
2004年 夏 アテネ ゆず 栄光の架橋
2006年 冬 トリノ 平原綾香 誓い
とのことですが、トリノの選曲は抜群だったのではないでしょうか。壮大な何かが始まりそうな曲想と、真剣勝負を戦う人への優しいメッセージ。感動してしまいました。オリンピックが終わっても、大きな仕事のときには聞こうと思います。
そして、実はカップリング曲「スタートライン」も同じくらいの名曲ではないかと思います。
「
走り続けたい、どんなことがあっても
神様がくれたスタートラインだから・・
」
このサビの2行が光ります。与えられたスタートラインからの全力疾走、それが自分らしく生きるってことですね。本当にいい歌。「スタートライン」作詞は平原綾香自身。
さて、この2曲で気分を盛り上げてプロデュースしている「トリノオリンピック 人間ドラマ」ですが、Web2.0や情報術のような記事もあります。私がときどき書いているからです。
たとえば、
・Googleニュースをトリノオリンピック仕様にカスタマイズする方法
http://www.tvblog.jp/torino/archives/2006/02/google.html
こんな使い方は皆さんご存知でしたか?
-----以下、サンプル引用
皆さん、Googleニュースって知っていますか?
・Google ニュース 日本版
http://news.google.co.jp/nwshp?hl=ja&gl=jp
610以上のサイトからの最新ニュースを収集・検索できるサービスです。ネット上の記事を自動分類して、カテゴリわけされたネット横断新聞サイトをつくってしまうすぐれもの。
標準設定でも十分に便利なサービスなのですが、カスタマイズ設定を行うと指定したキーワードのカテゴリをつくることができます。標準では、トップニュース、国際、経済、社会などの一般的なカテゴリだけが用意されていますが、オリンピック関係のカテゴリを追加すればいいわけです。
「カスタマイズしたニュースを友だちと共有」という機能があって、作成したキーワード設定を他のコンピュータでも自動設定させる特別なURLを出力させることができます。やってみましょう。簡単です。以下のURLをクリックしてみてください。私がカスタマイズした二つのオリンピック専用ニュースが表示されるはずです。
まず競技の種目別で分類してみました。
こちらは注目選手別です。
あとはこのサンプルをベースにキーワードの追加削除を行って、自分仕様のオリンピックニュースサイトづくりを試してみてください。そして、いいものができたらぜひ、このブログのコメント欄に「カスタマイズしたニュースを友だちと共有」の結果を教えてください。みんなで知恵を出し合って、オモシロトリノのニュースサイトを作っちゃいましょう。
---
こんな記事もあるので、私のブログの読者のIT系な皆さんにも楽しんでもらえると思います。
よろしくお願いします。
・Googleのオリンピック対応機能が2つ
http://www.tvblog.jp/torino/archives/2006/02/google_020917570001.html
・デスクトップにオリンピック速報を配信するNBCOlympics.com - Desktop Alert
http://www.tvblog.jp/torino/archives/2006/02/nbcolympicscom.html
2006年01月27日
優秀起業プランに3000万円出資のネットビジネスコンテスト 第2回
第2回 インターネットビジネスプランコンテスト::アエリア
http://www.aeria.jp/ibpc/
昨年度に続いて、下記、インターネットビジネスプランコンテストの審査員になりました。投資家の方々に混ざって、百式管理人の田口さんと私が入っているのが、このコンテストのユニークなところだなあと思っています。
優秀なプランには主催者関連企業からの最高3000万円の出資と支援があります。インターネット業界は現在好況で追い風が吹いていると感じます。たくさんのご応募をお待ちしております。
審査員の顔ぶれ:
株式会社アエリア 代表取締役会長 長嶋貴之
株式会社ネットエイジグループ 代表取締役社長 西川潔
株式会社ジャフコ 第二投資本部長 渋澤祥行
ZENSHIN CAPITAL PARTNERS 代表 森健
データセクション株式会社 代表取締役 橋本大也
百式 管理人 田口元
ビジネスの収益性という部分では他の審査員に的確な評価をお任せして、私としては、面白いモノ、世の中の役に立つモノ、革新的なモノを発掘するお役に立てたらと思っています。
以下、概要を引用。
詳しくはこちら
第2回 インターネットビジネスプランコンテスト::アエリア
http://www.aeria.jp/ibpc/
【募集テーマ】
・ インターネットを使った新しいビジネス(PC、ケータイを問わず)
・ インターネットをより面白く、便利にする新しいビジネスアイデア
・ インターネットとリアルの接点を取り扱う新しいビジネス
・ インターネットと既存メディアの融合をテーマとするビジネス
【審査基準】
・ 新規性 ユニークで、ほかにない強み・特色があること。
・ 実現性 技術的・あるいはビジネス的な裏づけのあること
・ 収益性 ビジネスとしてうまみのあること
・ 社会的意義 世の中に役立つこと
・ 応募者の技能や経験 もしくは信念・情熱
【応募資格】
・ 18歳以上(国籍・学歴は問いません)
・ Aコースは、今年末までに100%コミットによる創業体制がとれる人。(他の仕事との兼務は不可です)
・ 東京都内でのプレゼンテーションに参加できる人
※ チームでの応募も歓迎しています。
【募集期間】
2006年2月1日〜2006年3月24日(必着)
2006年01月05日
2005年度 人気記事の年間アクセスランキング ベスト30
2005年度 人気記事の年間アクセスランキング ベスト30
さて、本日は12ギガバイトのログを何とか解析して、2005年1月1日から12月31日までの人気記事のアクセスランキング上位30位を集計してみました。結果は以下の通りでした。最後に分析を書きますが、まずはご覧ください。公開日時も付記しました。上位10記事は平均2万PV程度です。
1位 2005年03月20日 iPod shuffleとStationRipperでチープでリッチな音楽生活
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003195.html
2位 2004年12月28日 記事別年間アクセスランキングと分析 1900万ヒットの解析結果とは?
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002750.html
3位 2004年06月12日 フリーの高機能DVDツール3種
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001707.html
4位 2005年02月11日 P2P匿名プロクシサーバのTor
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003012.html
5位 2005年02月18日 スパムがこないメールアドレス表示方法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003053.html
6位 2005年06月14日 なぜ数学が「得意な人」と「苦手な人」がいるのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003518.html
7位 2004年12月18日 新しい音楽視聴スタイル Friejyu
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002698.html
8位 2004年12月31日 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002765.html
9位 2005年01月11日 日本経済新聞は信用できるか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002805.html
10位 2005年04月15日 ハードディスクの健康診断ツール HDDlife
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003293.html
11位 2004年12月30日 書評力:6万クリックのユーザ行動解析 営業力のある書評とは何か?
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002759.html
12位 2004年11月12日 ネットワーク図を作成するフリーソフト Network Notepad
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002504.html
13位 2005年02月09日 図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002998.html
14位 2004年07月16日 MSNメッセンジャー、マウスで手書きチャット
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001865.html
15位 2004年04月23日 大人の知恵の輪 キャストパズルシリーズ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001376.html
16位 2004年12月29日 書評記事人気アクセスランキング
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002752.html
17位 2003年10月26日 理想のアウトラインプロセッサを求めて
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000360.html
18位 2004年07月27日 日本人の苗字―三〇万姓の調査から見えたこと
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001909.html
19位 2004年06月01日 LAN接続外付けHDDのLANDISK、その正体はLinux-Box
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001637.html
20位 2005年06月05日「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003417.html
21位 2003年11月23日 Passion For The Future: 三色ボールペン情報活用術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000522.html
22位 2004年07月19日 2ちゃんねる風の絵文字作成を支援するAscii Art Editorと文字絵考
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001881.html
23位 2003年11月27日 非言語(ノンバーバル)コミュニケーション
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000549.html
24位 2004年09月14日 キッパリ! たった5分間で自分を変える方法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002147.html
25位 2004年11月16日 デスクトップ操作を録画してFlashプレゼンムービーに変換するWink
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002531.html
26位 2004年05月28日 もうPhotoshopは要らない? PictBear Second Edition
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001605.html
27位 2004年07月11日 休日の気分転換にOSを入れ替えてみる その2
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001844.html
28位 2004年05月20日 PHPのフリー開発環境 PHP Editor
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001550.html
29位 2004年11月29日 なぜ「少年」は犯罪に走ったのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002593.html
30位 2004年08月14日 日本語入力を効率化するツールを3本
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001980.html
■分析
まず2004年度の記事が多いのは累積アクセス数なので当然の結果です。古い記事にアクセスが多いことは割り引いて考える必要があります。
私のブログは365日中の約200日は書評ですが、人気記事の上位はソフトウェア評が占めています。さらにログ解析を行うと、キーワード検索の検索語にソフト関連の単語が多いこと、RSSのアクセス数がコンスタントに増えていること、新規ユーザは検索経由が多いことなどの事実が判明し、このサイトの典型的なユーザのプロフィールが見えてきました。
それは、
「
GoogleかYahoo!でソフトウェアをキーワード検索で探しているうちに、このサイトのソフト評にアクセスし、RSSリーダー(RSSは年間450万アクセスありました)に登録する。書評記事にも関心を持ってリピーター化する。
」
というユーザ像でした。
こうした傾向は、だいたい私も想像していましたが、アクセス解析で裏づけが取れました。コンピュータ好きな人たち向けに、それ以外のジャンルも含めて幅広いトピックの本を紹介していく、というのが私のブログの方針の一つにしていこうと思います。
それでは今年もよろしくお願いします。
2006年01月03日
新春ポッドキャスト対談 「ツイてる!ポッドキャスト2006」 3日目
お正月も3日目、皆さんどうお過ごしでしょうか。
私は、駅伝を応援しに行ったり、お節料理を食べたり、子供と遊ぶのに飽きたり、近所のショッピングモールへ福袋を見に行って買わなかったり、夜中まで延々と読書をしたり、このサーバが落ちているのを発見したら数時間後には復旧していて誰が直してくれたの?と思ったり(感謝)、Xbox360でおもいっきり遊ぼうと思ったら家族が別のテレビを見たいとのことで断念したり、見切れないほどの番組を録画してしまったり、いつもと違うのんびりした生活ができました。
駅伝は素晴らしいレースでした。午後まではりついてみていました。
でも、やっぱり気になる福袋。
・livedoor 検索 ブログ 検索結果 : 福袋
http://sf.livedoor.com/search?q=%CA%A1%C2%DE&sf=update_date
・[福袋]の検索結果 - goo ブログ
http://blog.goo.ne.jp/search/search.php?status=select&tg=all&st=time&dc=10&dp=all&da=all&ts=all&MT=%CA%A1%C2%DE&st=time
・2006年福袋の中身まとめ
http://ps2.xrea.jp/2006/
・【特別企画】気になるアレの中身は? アキバで売っていた福袋を買ってみた!
http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2006/01/01/659806-000.html
東京はいいですね。羨ましい。私の家から電車で一時間かかるわけですが、私は仕事で毎日通っているわけですが、のんびりしたお正月となるとその電車一時間がとんでもなく面倒なんですね。不思議な心理だ。せめて今日は横浜まで出かけてみようかなあ。中華街のお正月も見てみたいし...。
でかけました。関帝廟に初詣。
・横浜大世界で中華を食べました。
http://www.daska.jp/top.html
というわけで、だらだらしている私ですが、だらだらするためにポッドキャスト企画にしたので狙い通りです。
で、新春ポッドキャストも最終日の3日目は今年のトレンド予測と抱負を語る、です。
・デジタルハリウッド大学放送部・ポッドキャスト 写真クリックで放送部へGO。
http://dh-podcast.seesaa.net/
2006年01月01日
新春ポッドキャスト対談 「ツイてる!ポッドキャスト2006」
あけましておめでとうございます!
新しい年を迎え、今年は元日から、新しいチャレンジをしてみます。
今日から3日間、音声でのブログを公開していきます。
読者の皆さんへの年賀状代わりのメッセージです。
今年も新たな試みの連続の年にしたいと思います。
どうかよろしくお願いいたします。
■新春ポッドキャスト対談 「ツイてる!ポッドキャスト2006」
デジタルハリウッド大学放送部の協力により、念願のネットラジオ放送が新春に実現できました。収録、編集を担当してくれた宮本部長に感謝。
ツキを呼ぶ、ツイてるを口癖に、精力的に更新を続ける二人のブロガーと対談します。内容は、2005年のブログの人気記事ランキングや、アフィリエイト事情、2006年の流行予測などもりだくさん。かなりテンション高めで、今年も3倍増でツイてる年になるよう、うりゃっと収録しました。皆さんの運も高まりますように。
Passion For The Future 橋本
×
俺と百冊の成功本 聖幸氏
http://blog.zikokeihatu.com/
×
たつをのChangelog たつを氏
http://nais.to/~yto/clog/
放送はデジハリ大学放送部のサイトでダウンロードできます。
・デジタルハリウッド大学放送部・ポッドキャスト 写真クリックで放送部へGO。
http://dh-podcast.seesaa.net/
iTunes、iPodご利用の方はデジハリ大学放送部のチャンネルを登録してください。
さて、第1日目は、ツイてる話をしよう→お得な話をしよう→アフィリエイトの内情をばらしあいましょうか?→で、ノウハウを共有しましょう→ツイてる!という企画の流れで話を構成しました。
各ブログの人気書籍、人気商品が紹介され、分析されます。年初から話題がアサマシな我々ですが、興味のある人も結構多いのではないでしょうか。ぜひ聴いてください。
2005年12月31日
2005年度 書籍売り上げランキング ベスト20
2005年度、このサイトの書評を通してAmazonで購入された書籍のランキングを公開します。今年も上位には仕事術系がならびました。科学系、文化系の本の書評も数としては多いのですが、ビジネスに関わる本に人気が集中しているようです。売り上げは私の本の購入費にあてています。読者の皆さんのおかげで、本を読んで本を売って本を買う、充実した拡大再生産のサイクルになっています。ありがとうございます。
またどの記事もGoogleで書名を検索した場合、5位以内に表示されているのも特徴です。
以下、URL部分をクリックすると書評に飛びます。表紙画像をクリックするとAmazonサイトへ飛びます。
1位 【書評】すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003427.html
簡潔に要点をまとめる書き方、ポジティブ指向が、マネジメント意識の高い読者に受けているのだと思います。
2位 【書評】すごいやり方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001597.html
大橋禅太郎氏のすごいシリーズでワンツーフィニッシュになりました。
3位 【書評】一億総マーケター時代の聞く技術―「明日の売れ筋」をつかむプログラム
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003046.html
・一億総マーケター時代の聞く技術―「明日の売れ筋」をつかむプログラム
インターネットマーケティングのグルの本です。
・Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs: Dinosaurs
誕生日プレゼントに学生一同からいただきました。すごいのです。
5位 【書評】1年で1000件の発想を書こう ポケット・アイデアマラソン手帳’06
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003836.html
・1年で1000件の発想を書こう ポケット・アイデアマラソン手帳’06
私がいま使っている手帳です。
6位 【書評】鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
この本を私の授業の学生に教えたところ、大評判。本当に企画がたくさんうまれました。
7位 【書評】上達の法則―効率のよい努力を科学する
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000645.html
上達の秘訣がここまでずばりまとめられているものは少ないと思います。
8位 【書評】わかったつもり 読解力がつかない本当の原因
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003801.html
そう簡単にわかってしまうのもいけないのです。
9位 【書評】ワルに学ぶ「実戦心理術」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003180.html
ワルというのがいいのでしょうね。
10位 【書評】これから情報・通信市場で何が起こるのか IT市場ナビゲーター
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003069.html
・これから情報・通信市場で何が起こるのか IT市場ナビゲーター
情報通信業界人なら必携。新年度版もでています。ご注意。
11位 【書評】世界を見る目が変わる50の事実
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003364.html
持続可能な発展をいまいちど考え直す機会。
12位 【書評】外見だけで「品よく」見せる技術 ファッション、しぐさ、話し方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003381.html
・外見だけで「品よく」見せる技術 ファッション、しぐさ、話し方
上品が一番むずかしい。
13位 【書評】神々の沈黙―意識の誕生と文明の興亡
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003679.html
この本は本当に魅了されました。3千年前の人類に意識はなかった?
14位 【書評】1分間でやる気が出る146のヒント
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003581.html
ポジティブな日々を送るための燃料。
15位 【書評】人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
昨年に続いて今年もランクイン。
16位 【書評】成功術 時間の戦略
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003654.html
有名な火山学者が、京都大学総合人間学部で行った「活きた時間」講義。
17位 【書評】頭がよくなる本
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003692.html
脳の使い方を変えることで、潜在能力を最大限に発揮する学習法。
18位 【書評】図解 株式市場とM&A
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003975.html
極めてわかりやすいベンチャー経営入門。わかりやすいということがノウハウ本では何より大切。
19位 【書評】記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003024.html
脳の仕組みの先端研究をわかりやすく説明しながら、記憶力強化にどう役立てるか
20位 【書評】NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003031.html
ニューヨーク市警でハイジャックや爆弾人質事件の専門交渉役(ネゴシエーター)として22年間働いたプロフェッショナルが明かす究極の交渉術
参考:2004年度のランキングは以下の通りでした。
・Passion For The Future: 書評力:6万クリックのユーザ行動解析 営業力のある書評とは何か?
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002759.html
2005年05月25日
デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第4回講義録
デジタルハリウッド大学「リサーチ&プランニング」、第4回の今日のテーマは「情報処理の自動化、エージェント化」。
・リサーチのワークフローの中で可能な部分を自動化する
・自動化を実現するための方法、ツールを理解する
・自分に役立つ情報エージェントをつくる方法を理解する
・身の回りで自動化できることを発見する
・自動化の方法を考えてみる
・目標は5%の効率アップ
といった内容でした。
この資料はパワーポイントを「いきなりPDF FlashPaperでFlashに変換しています。PDF版はこちら。
・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第1回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003335.html
・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第2回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003378.html
・デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第3回講義録
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003409.html
途中で「生活の中で自動化したいことワーキンググループ」というセッションを行いました。今回の課題は、
「
個人発想:
自分の生活を振り返って、コンピュータで自動化したら便利そうだという作業を各自で3つ考えてください。その効果も全部で3つ挙げてください。
グループ発想:
個人発想を持ち寄って自動化したら便利なベスト3のリスト、効果のリストをまとめてください。代表を決めて発表してください。
」
というもの。
さて、学生の皆さんのまとめた自動化のグループアイデアは以下のとおりでした。それは自動かなの?というアイデアが混じっているようですが、自動化について考えてみることは達成できました。
多くの自動化アイデアは既に実現できるツールがあったり、研究開発事例があります。授業での約束のとおり、私がすぐに答えられる部分を答えてみます。
グループA
■1 手書き文字をそのまま文字としてパソコンに取り込んでほしい
世の中にはOCRと呼ばれるソフトウェアがあります。手書きの紙をOCR対応スキャナーで読み取ると、90%以上の精度でデジタルのテキストに変換してくれます。大学にあるような気がします。事務局に聞いて、使ってみましょう。
・A.I.SOFT OCR WORLD | OCRソフトとは?
http://ai2you.com/ocr/ocr/index.asp
■2 音声をワードにテキストとして取り込めるようにしたい
音声認識も市販のソフトウェアがいくつもあります。ある程度、ゆっくり話せば認識率は90%以上です。マイクに話しかけた内容がPC上でリアルタイムにテキストになります。また音声でプログラムを起動したり、Webブラウズができたりもします。はじめて使うのは新鮮な体験なので試してみましょう。
ViaVoiceなどが有名です。
・スキャンソフト - IBM ViaVoice 日本語版
http://www.scansoft.co.jp/viavoice/
■3 電源をワイアレスにしたい
すぐに使える技術はほとんどありませんが、
研究開発レベルでは進んでいるようです。近い将来身近になるかもしれないですね。
・News:ケータイ同士で非接触充電も――エプソンが新モジュール
http://www.itmedia.co.jp/news/0311/13/nj00_epson_device.html
「携帯電話のバッテリーが切れても、本体同士を近づけるだけで簡単に友達などから電力をわけてもらえる。そのほか、携帯電話から給電して音楽再生する“バッテリーレスのMDプレーヤー”を作ったり、乾電池の代わりにキャパシタ(コンデンサ)を搭載してバッテリーレスにしたTVリモコンなども可能。すでに一部メーカーには開発サンプルを提供し、商品化の話もいくつか進んでいる。来年春には量産を行いたい」(同社)
・Splashpower :: Solution :: Overview
http://www.splashpower.com/solution/overview.html
置くだけで携帯やPDAを充電するパッド
・どこでも充電できる?!---経産省が“魔法の充電器”の開発支援 | Response.
http://response.jp/issue/2005/0427/article70245_1.html
グループB
■4 カロリー計算をしてくれる。冷蔵庫。
研究開発レベルでは、
・インターネット冷蔵庫
http://www.v-sync.co.jp/r_d/net_fridge.html
冷蔵庫内に保存してある食材から調理可能な料理を表示
賞味期限切れの食材、必要な食材をボタンひとつでいつものお店に注文できる
があります。
また冷蔵庫ではありませんが、食べたものを入力するとカロリー計算をしてくれてダイエットをサポートしてくれる、よくできたWeb上のサービスとしてイートスマートがあります。
・食と健康の総合サポート eatsmart
http://www.eatsmart.jp/top/
■5 センサー付携帯を使ってユーザのいる場所の天気や気温の情報を分散して集めて天気予報を出す
既に気象観測のネットワークはかなり細かい地域の情報を取得できているようなので、携帯電話で情報収集することが求められているかはわかりません。でも、発想としてはグッドアイデアだと思います。
IPV6という世界中のあらゆるモノをインターネット接続するための技術があるのですが、クルマのワイパーをネット接続する実験があります。この話にも似ていますね。
、
「
たとえば、名古屋ではワイパーの動作状況が、インターネットで受け取れるようになっている。ワイパーにIPアドレスを振るわけだから、IPv6が必要になるわけだ。ワイパーの挙動がわかるということは、タクシーが動いてさえいれば、現在どの地区で雨が降っているのか、手にとるようにわかる、ということなのである。「雨が降っている場所ではタクシーの乗車率が増えるということが考えられるわけで、情報によって新たなニーズが生み出される可能性がある」と村井教授は話す。
」
■6 デートコース完全自動作成。異性とのチャットやメールのやりとり内容を分析し、おすすめデートコースを表示してくれる
デートコースは自分で考えるべきです。マニュアル君はやめましょう。
・【コラム】理系のための恋愛論 第6回 初めてのデートの心構え (MYCOM PC WEB)
http://pcweb.mycom.co.jp/column/rikei/006/
以上。
■7 資産運用の自動化
ファンダメンタル分析、テクニカル分析、あたりのキーワードで検索すると資産運用の予測と自動化についての情報はたくさん見つかると思います。しかし、実際に自動化で儲かる人は多くはないでしょう。それほどお金儲けは甘くないのです。
自動で株式取引をするプログラムを作成し、仮想取引で優勝者に賞金を与えるカブロボというプロジェクトに私も関わっています。このブログのサーバのある、早稲田情報技術研究所が事務局です。昨年度は大変好評で、今年も夏には第2回があります。資産運用の自動化に興味があったら大会に参加してみてください。
・カブロボ・コンテスト
http://www.kaburobo.jp/
グループC
■8 メールで電車の混み具合を教えてほしい
電車の混み具合をリアルタイムに知る方法はまだないかもしれないですね。次の電車なら空いていると分かったら素敵ですね。実現方法を考えてみてください。
携帯電話のサイトで道路の交通渋滞や電車の運行情報を教えてくれるサイトはいくつもあります。
■9 毎朝、着ていくものをコーディネートする。所有している服は事前登録。
こういうのがあります。
・キャラジェネ 機能のご紹介
http://www.charagene.com/f_cgn/index.shtml
■10 キーワード録画のインテリジェント版。ミッチーの関連イベントなどを表示する。
家電として販売されているスゴ録、DIGAなどは自動録画は便利ですが確かに関連情報表示はできないですね。
録画チューナー付パソコンとWebのテレビ番組表と、今日紹介した自動化プログラム開発ツールを組み合わせると面白いことができそうです。
録画チューナーはこれがおすすめです。
・PCで2チャンネル同時録画のGV-MVP/RX2W
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003343.html
グループD
■11 9とほぼ同じ内容
■12 車や電車の運転の自動化でミスをなくす、寝ていてもいい
お台場のトヨタのショウルームMEGAWEBに行けば体験できます。デートにどうぞ。
・MEGA WEB : E-comライド
http://www.megaweb.gr.jp/FloorGuide/Ecom/
「クルマの明日に乗れます。e-comとは、電気で走る小型EVコミューター。近い将来、 大都市や郊外での新しい乗り物にふさわしいスペックとフォルム、パッケージです。 この「e-com」に乗って、MEGA WEBの中を自動運転走行が体験できます。 パビリオン間の移動は、もちろん、トヨタ シティショウケース内では、パビリオンの中を走行。 ガラスの展示空間やイルミネーションアーチの中を静かに走る気分は、 ちょっと未来を先に体験できたような感覚を味わえます。」
■13 朝、起きたのを認識し、朝ごはんとかをつくってくれる
結婚すると実現可能です。
グループE
■14 作成した文書やインストールされたアプリケーションを全部そのままでバックアップする
通常のバックアップはインストールしたアプリケーションや設定を保存してくれないですからね。ハードディスクイメージのバックアップに対応したソフトウェアを使えば、これは実現できます。HD革命などがあります。
・HD革命 / BackUp Ver.5
http://www1.ark-info-sys.co.jp/products/products_pc/backup/
■15 日記の自動化。自分の行動を記録してくれる
以前の記事を読んでみてください。
・バルマー講演で気になったことを調べてみたらMyLifeBits
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000488.html
■16 冷蔵庫の自動管理で不足したものは宅配で届くようにする
4と答えは同じです。
2005年04月21日
NAB2005報告 「30秒を超えて」を聴く
世界最大の電子メディア展示会のNAB2005に参加中。こんなセミナーを聴く。
「
Beyond: 30-New Advertising Models for Television
A confluence of factors is rapidly changing the television landscape. Audience fragmentation, the perpetual rise of new media channels, growing diffusion of PVR, significant changes in the metrics associated with TV audience research... such factors are gradually changing the business models associated with television in fundamental ways. Increasingly, networks will need to diversify their revenue streams. Advertisers, too, will need to discover new models of advertising designed to complement the traditional 30 second spot.
Moderator
Duane Varan, Director, Interactive Television Research Institute, St Perth, Australia
Panelists
Tim Hanlon, Sr. VP/Director, Starcom MediaVest Group, Chicago, IL
Rick Mandler, Vice President, Enhanced TV, Walt Disney Internet Group, New York, NY
Barbara Bacci Mirque, Sr. Vice President, Association of National Advertisers, New York, NY
」
「30秒を超えて」とは、HDDレコーダー(PVR)やインターネットの影響を受けて、現在の30秒のスポットCMを超えて、未来のテレビのビジネスモデルはどうなるかを、ある意味旧体制の側に立つ4人のキーパースンがプレゼンし、ディスカッションした。
PVRの米国の普及率は2006年には20%に達する見込み。
テレビ広告は、アカウンタビリティ(説明責任)とROI(投資対効果)の時代に突入するという結論の言葉が印象的だった。従来のテレビスポットCMは視聴者の規模の大きさを背景に、ある意味ドンブリ勘定であった。しかし、ネット対応のPVRやオンデマンド放送(VOD)の普及により、CMスキップは常態化し、広告主の反応もクリックや購入で測れるようになってくる。テレビはマスだからという曖昧な理由では広告主が満足しなくなる。
そこでCMに幾ら投じたら、幾らの効果が戻ってくるかを、メディアは広告主に説明できなければいけなくなる。これが、これからはアカウンタビリティとROIの時代になるという言葉の意味である。
スピーカーの提示した資料によると、各メディアのROIは以下のような順位になっているらしい。
広告の投資対効果
ダイレクトメール 42%
インターネット 19%
雑誌 7%
米国主要テレビ 6% (いわゆるNetworkTVの意)
テレビはひどく分が悪いのだ。現在、PVRは1560万の家庭で使われている。このうち録画をリアルタイムに見ないタイムシフト視聴派は7割を占める。この母数が上述のように今後のどんどん増えていく。このままではやはり既存の広告モデルを支えてきた視聴者、放送局、広告主の三角関係は崩れてしまうことは容易に想像できる。
だが、変化と危機感を感じつつも、従来のテレビの力を信じるスピーカーもいた。新技術や新メディアの登場の影響で、今後、視聴者がテレビをもっと見るようになるとは思えないと感じている。だがその一方で、3分の1はテレビをもっと観るようになると考えているというアンケートが提示された。そしてPVRユーザの3分の1はCMスキップの方法を知らないのだ。
1955年の古い広告を取り出して、当時、登場した新しいテクノロジー「リモコン」も、テレビの視聴形態に大きな変化(チャンネルを次々に変えてみるザッピング)が危機として考えられていたことが紹介される。そうリモコンも、かつてはCM飛ばしの技術として恐れられていたというのである。だから今度も大丈夫と言うわけ?それはさすがに甘いような気がする。
全体としては、PVRやインターネットはテレビの現在のビジネスにとってパラダイム変革を引き起こす破壊的技術(Disruptive Technology)だという点ではスピーカーたちも認めざるを得ないようではあった。だが、旧体制側のためか、どうも歯切れは悪かった。
広告は規模の経済(Economy of Scale)からターゲットの経済(Economy Of Scope)の時代に変化していくと結論したスピーカーもいた。露出(Expousure)から契約(Engagement)へとも言っていた。つまり、何百万人のマスチャネルが少数ある時代から、特定少数のターゲットを持つインタラクティブメディアが無数にある時代になり、広告主は露出回数ではなくて結果としての販売数や契約数を重視するようになるという意味だ。
具体的にアカウンタビリティの技術としては、米国大手ネットワークが採用したAd-IDなどが話題になっていた。広告に識別可能なIDを入れて、トラッキングを行う技術で、RFIDなどとの連携も視野に入れられている。
・USATODAY.com - U.S. advertisers go digital to track ads
http://www.usatoday.com/tech/news/techinnovations/2004-08-18-rfid-plus-ads_x.htm
で、結局、30秒を超えてと題されたこのセッションでは、変化の波を感じている広告業界の危機感は強く感じた。新しい技術とその視聴者行動への影響についても予想はしているようだ。だが、既得権としての現在のビジネスをすぐに解体するわけにもいかず、時機を見極めようとしている姿勢がうかがえた。
他にもたくさんの新しいインタラクティブ広告のモデルが提示されていたりして、勉強になるセッションだった。時間の関係なのかゆっくり見せたくないのか、その広告の新形態についての詳細資料のスライドが数秒で飛ばされてしまったりして、思わせぶりなところも。スピーカーに頼むと参加者はすべての資料を送ってもらえるらしい。頼んでみよう。
2005年04月01日
最終回:長い間ブログをご愛読に感謝。明日からメーリングリストに移行します。
エイプリルフールのネタでした。おつきあいありがとうございました
新年度が始まった。気持ちも新たに、新しい試みに取り組みたいと思っている。
敏感な読者は、ここのところ更新が停滞していたのに気がつかれていると思う。正直なことを言えば、飽きてきたのだ。最初は新しい情報発信形態だったブログも、100万件近いブログが乱立するようになった。この状況では、私自身が目新しさを感じなくなってきたのは事実だ。
また直接のきっかけは先日発表になったブログ大賞の入選に漏れたことだ。
・発表! 日本ブログ大賞2005 部門大賞
http://www.blogaward.jp/
ブログASP各社が連合して開催した輝かしい日本のブログアワードである。私はかなり入賞に自信を持っていたが、フタをあけてみると各賞にさえ、入ることが適わなかった。確かに受賞された方々のブログは素晴らしい。受賞者の皆さんには、心よりおめでとうございますとお祝いを申し上げたい。
数ヶ月前、ブログを続けるかどうかを悩んでいた頃、この開催の知らせがあり、この入賞を継続判断にしようと考えていたのだ。読者の皆さんに支持していただけるものと思っていただけに、ハシにも棒にもひっかからなかった惨敗結果で、ブログの終了の決断することにした。
ブログは更新を本日で終了させていただきます。今まで駄文を読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。ブログを通してたくさんの出会いと機会がありました。私の人生にとって素晴らしい経験でした。
とはいっても、このブログには一ヶ月に20万ページビューのアクセスを頂ける様になっている。情報発信自体は今後も続けていきたいと思っている。そこで、私はかつてメーリングリスト運営に熱中していた経験があるのだが、そちらへ再度、発信形態を変えようと思っている。ブログのような一方向の発信よりも、全員参加型のコミュニティに未来を感じているからだ。
このアイデアを考えていたところ、YAHOO!JAPAN社より、橋本さん、そういう事情であればわが社のサービスを使ってくださいというお誘いを頂いた。検索会議でもお世話になったYAHOO!社さんが、私のために何か面白い仕掛けを作ってくれるようだ。
というわけで、明日からこのメーリングリストに移行する。
参加したい方は、双方向MLだということを認識した上で参加していただきたい。アドレスは下記にある。
・情熱未来メーリングリスト
http://groups.yahoo.co.jp/group/passionfuture/
それでは今までブログな私を応援してくださった皆さん、本当にありがとう。新しいメーリングリストで、できたらお目にかかりましょう。このブログは数ヶ月放置して様子をみながら完全終了にしたいと思います。
エイプリルフールのネタでした。おつきあいありがとうございました
2005年02月05日
日本のアルファブロガーを探せ受賞に感謝とサイト名の変更
「未来を創造するプロフェッショナルたちのネットワーク」コミュニティ Future Planning Network主催の「日本のアルファブロガーを探せ2004」で「アンテナ部門」に選ばれました。光栄です。投票していただいた皆さん、ありがとうございました。
・FPN - 日本のアルファブロガーを探せ2004
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=386
受賞サイトの顔ぶれが独特。長文読み物系が多く含まれているのが特徴でしょうか。
さて、このベスト11のサイトの最新の更新状況を一覧できるサイトを立ち上げてみました。(このシステムにはFPNサイトと同じXoopsというコンテンツマネジメントシステムを使っています。便利です。)。こうしておけば毎日ヘッドラインチェックができます。
・日本のアルファブロガーを探せ2004 受賞11サイト一覧
http://glink.jp/xoops/html/
■新サイト名は「情報考学 Passion For The Future」
ところで受賞を機に、このブログのタイトル「Passion For The Future」を一部変更します。他のブログと並べてみると、主題がわかりにくいなと思ったからです。
。
「情報考学 Passion For The Future」
情報工学ではなく考学です。
今までもそうだったので編集方針に変わりはありませんが、
情報とは何か?
を考えることがメインテーマであるということを明示するタイトルに再設定します。
それでは今後もよろしくお願いいたします。
2005年01月03日
1歳5ヶ月の息子が選ぶ2004年 ベスト絵本
昨年末の超忘年会議冒頭に出演させたりしましたが、私の息子も1歳5ヶ月になりました。本好きになるといいなあと思いつつ、絵本を与えていたら、我が家はちょっとした図書館のような状況になりました。買った絵本が100冊は超えていることでしょう。
息子の反応を見て、絵本のベスト3を0歳代と1歳代で作ってみました。どれも何度も読んでくれとせがまれたり、彼が一人でじっくりと眺めて、しばしの解放、休息を私と妻に与えてくれた名作ばかりです。
0歳から1歳のこどもを持つ方に自身を持っておすすめできる作品集。
■0歳児代のベスト3
乗せてくださ〜い。ガタンゴトン。乗せてくださ〜い。ガタンゴトン。の繰り返しでしかないわけですが、彼を絵本好きにさせた名作中の名作。ついでに電車好きにしてしまいました。超忘年会議の翌日は秋葉原の交通博物館に連れて行ったら、鉄道関連の各展示の前でへばりついて離れなくなってしまいました。これがテクノロジーへの好奇心の第一歩だといいのですが、単なる鉄道マニアになったらどうしよう。
・交通博物館 TRANSPORTATION MUSEUM JAPAN
http://www.kouhaku.or.jp/
男の子率高い。私も幼児の頃、祖父に連れてきてもらった微かな記憶がありました。30年ぶりの訪問時は親になっていました。帰りは向かいの万世で食事、その後アキバへ直行。
イヌは「わんわんわんわん」、水は「じゃあじゃあじゃあ」、紙は「びりびりびり」。擬態語と単純な絵だけの本。ストーリーなどないわけですが、彼は大喜びで手をたたいて喜んでいる本です。背景なしのシンプルな絵と、コントラストの高い配色、こどもの発音しやすい擬態語の組み合わせパワー。
アランジ アロンゾは別の分野でファンだったのですが、こんな絵本も作っていたなんて驚きました。発見もあった本でした。まだ息子が生後数ヶ月で何も話せなかった頃、この絵本をよく読み聞かせていました。言葉を覚え始めた頃、花を見ると指差して「ぱっ、ぱっ」と言うのです。花はまだ教えていないのに、なぜ「ぱっ」なんだろうねえ?と妻と一緒に考えてみたら、この本でした。この本に「にこにこひよちゃん にこにこにこ ぱっ」といって花が咲くシーンがあるのです。言葉が分からないからといって油断して親が会話していると乳児は実は良く聞いていて、発音できるようになると使い始めるという怖い事実がその後、わかっていくわけでしたが...。
・アランジネット
http://www.aranziaronzo.com/
公式サイト。
■1歳頃のベスト3
「1970年の発売以来ロングセラーを続ける「こぐまちゃんえほん」シリーズのなかでも、特に人気の1冊。」ということで、私の幼児時代もあったはずなのですが、私は読んだかどうか覚えていません。こぐま社のシリーズはどれもアットホームでいい感じですが、とりわけほっとけーきがいいのじゃないでしょうか。しろくまちゃん万歳。
2 さよならさんかく
2位もこぐま社。「しかくはなあに」「しかくはとうふ」「とうふはしろい」という風にモノと色・形の対応関係を学習することができる本。これでだいぶ言葉を覚えてくれました。いまでは「だえん」「ながしかく」まで学習。次は平行四辺形とか台形あたりいってみますか。しろくまちゃん無敵、
2 おててがでたよ
この本のおかげで服に手足を通してくれるようになり、着替えが楽にできるようになりました。
■30歳代のベスト3
息子の反応はともかく私が気に入っているのが以下の本。
安野光雅という絵本作家の作品
世界中の街や田園を描いた風景画集で、額に入れて飾ってもインテリアになりそうですが、なんの説明もなしに、いろいろと仕掛けが隠されています。小さく描きこまれた絵の片隅に有名な民話やおとぎ話や歴史的人物が溶け込んでいて、それを探すのが楽しいです。これは大人のための絵本といってもよさそう。
これも安野 光雅氏。森の風景を良く見るとたくさんの動物が、木々の陰や枝葉の向こう側から浮き上がって見えてくる不思議な本です。1ページに驚くほどの隠し絵があることに驚かされます。それでいながら、絵としても完成されている。この作家はすごいですね。
DVDですが。「おかあさんといっしょ」でこぼこフレンズ。12人の外観も性格も異なるキャラクターが繰り広げる数十秒のコント集。最初この番組を観た時には、なんじゃこりゃ?と思ったわけですが、だんだん私も分かってきました。この番組のメッセージは深いですね。
このDVDにも収録された主題歌。
「
ぼく と きみ はじめてあった
こんにちわ こんにちわ
ぼく と きみ さんぽして
ちいさな きのみを みつけたよ
ぼくが おいしそうっていったら
きみは きれいだねって いったよ
<中略>
ぼく と きみはちがうから
きみを すきに なるのかな
」
そうか、今の子供たちは「みんな一緒」で始めるのではなくて「みんな違う」から始めるのですね。違いを肯定するこの歌詞、フルコーラスではじめて聞いたとき感動してしまいました。今では息子とともにファンの番組です。
■番外編
そして昨年度の子育てコミュニティで話題をかっさらったベストセラー絵本。愛子さまの愛読書。以前、私はそれと知らず、家族で上野の国際子ども図書館(国立国会図書館の支部)に遊びにでかけた際に、棚で偶然発見。これはいいねえと言っていたら、やはり名作でした。
その後、これも当然、買いました。
絵の配色が素晴らしく美しい。ストーリーはオチもいいですね。
・ようこそ!国際子ども図書館
http://www.kodomo.go.jp/
世界中の絵本を自由に読む部屋があります。動物園の帰りにおすすめ。
2005年01月01日
2005年あけましておめでとうございます:マルコフ先生に聞く今年のトレンド
新春のお喜びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、
誠にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
戦争と災害で暗いニュースが多かった2004年ですが、今年は良いことがいっぱいだといいですね。
さて、日経新聞者が早速、今年も、識者21人に2005年の
2005年IT展望 :ITビジネス&ニュース
http://it.nikkei.co.jp/it/column/enq05.cfm
昨年に続いて今年もマルコフ先生に登場していただき、2005年の識者の意見を要約してもらいます。
・マルコフ連鎖による作文。
http://www.cc.rim.or.jp/~knagasa/jmarkov/jmarkov.html
原理は上記のページの通りです。原文テキストを学習データとして与えると、文章の要素を分解して、ありがちなパターンで並べ替える、と言う人工知能的の自動作文ソフトです。現実の人間の話を聞いて、それっぽい文章をしゃべるというわけです。
早速21人分の「Q2 2005年、ITにおける注目のテーマやトレンド、キーワードは? 」の回答部分だけを集めて、学習データとして、マルコフ先生に渡しました。先生は21人の英知をひとつの文章に自動要約してくれました。これで21人分読まなくてもよいはず。
今年のテーマ、トレンド、キーワードはこんなかんじです。
「
生活者が持つ情報機器の間での情報の交換・取り込め詐欺」そして「振り込め詐欺」そして「振り込め詐欺」の廉価システム登場による小規模店舗への普及、「Wikinews」が期待される。多くのユーザーに受容されるためには「今までのやり方よりも、便利で簡単、お得」ということが条件になると思われる。「Felica」の廉価システム登場による小規模店舗への普及、「バーチャルをリアルな世界に引き続き各種のブレークスルーが生まれてくると思う。エンタープライズソフトの分野では、9.11報告書が公表されて以来、IT分野でもサイバーセキュリティーの一層の強化が課題。鉄道、電力、航空などすべての重要インフラの基盤となる通信インフラのセキュリティー対策とサイバー空間におけるセキュリティー対策とサイバー空間におけるセキュリティー対策は、ネット時代の、自分の人生の主役の座をITに明け渡すのではなく、あくまで自己決定のための道具として、IT分野でもサイバーセキュリティーの一層の強化が課題。鉄道、電力、航空などすべての重要インフラの基盤となる通信インフラの基盤となる通信インフラの基盤となる通信インフラのセキュリティー対策は、ネットで音楽をダウンロード購入して様々なプレーヤーで聞きたいという期待は顕在化していたが、著作権問題がネックになり、なかなか本格的普及フェーズに至らなかった。「おれおれ詐欺」は普及が進む状況のもとで、開発拠点などの一部をコストの低い海外へ移転することは必然の流れであろう。オフショアリングが、5年間で5億ドルという破格の契約金で衛星ラジオ業界への転身を発表したことも、大きな追い風になると考えられます。コミュニケーション ビジネス界でも一般生活の中でも、コミュニケーションをバーチャルの世界に引き続き各種のブレークスルーが生まれてくると思う。エンタープライズソフトの分野では、ITビジネスマネージメント、サーチエンジン半導体関連はデジタル家電、ホームネットワーク、ITビジネスマネージメント、サーチエンジン半導体関連はデジタル家電、ホームネットワーク、IT部門をビジネスユニットとしてとらえてその効率化、自動化、意思決定支援をサポートするITビジネスマネージメント(ITBM)関連のソリューションが面白い。ウォルト・ディズニーがブルーレイディスク陣営に支持を表明したことで両者ほぼ互角状態。このまま互換性のない両規格が併存するようなことになったらどうだろう。消費者視点から申し上げるならば規格統一を切に願うばかりである。デスクトップサーチ&パーソナルサーチ 上記のブログ等の浸透と重なって、個人の情報接触フローが大きく変わるきっかけでしょう
」
なんとなく、わかったようなわからない気がしますが、つかみどころのない時代を象徴しているということかもしれません。
2004年12月31日
年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊
アクセス数やクリック数ではなく、本当にオススメしたい本のランキング。
1年間を振り返る企画の最後に、230冊の書評の中から、私が読んで本当に良かった、感動したオススメを厳選して紹介します。一応、ランキングにしましたが順位はあまり意味を持ちません。どれも時間を使チて読む価値のある本だと思っています。
主に厚めのハードカバー中心のヘビー級と、薄いハードカバーや新書中心のライト堰Aふたつのおすすめ系統を作ってみました。
■ヘrー級 深く考えたいときに
【1位】 ユーザーイリュージョン―意識という幻想
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001933.html
情報とは何か、意識とは何か、情報の根源を問う
【2位】 創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001285.html
単純な法則が複雑な世界を作り出す創発現象が先端研究のキーワード。
【3位】 精霊の王
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000981.html
記紀以前の古層の神々を掘り起こし、日本人の精神史に新たな視点を持ち込む
【4位】 共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000533.html
共感覚という未知の感覚世界
【5位】 天才と分裂病の進化論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001298.html
人類の進化の原因は分裂病だとする大胆な仮説。
【6位】 歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000778.html
歴史に法則は見出せるのか?。
【7位】 それは「情報」ではない
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000510.html
・それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン
情報とは何か、私たちはそれをどう扱うべきか、情報の上手な見せ方とは?
【8位】 脳内現象
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001847.html
・脳内現象
茂木氏の本はどれも面白い。
【9位】 天才数学者、株にハマる 数字オンチのための投資の考え方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001884.html
絶対に儲かる株式取引手法を数学的に導き出すことができるのか?
【10位】 脳のなかのワンダーランド
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002735.html
たくさんの特異な臨床例から脳の仕組みを解明する
■ライト級
【1位】 なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000470.html
記憶と忘却をテーマに脳とこころの深奥に迫る
【2位】 情報検索のスキル―未知の問題をどう解くか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000616.html
情報を調べるとはどういうことか?
【3位】 上達の法則―効率のよい努力を科学する
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000645.html
上達するとはどういうことか?
【4位】 マインド・ワイド・オープン―自らの脳を覗く
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002400.html
最新の脳科学で何ができるのか、身をもって探求したサイエンスライター。
【5位】 切腹
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002253.html
・切腹
なぜ昔の日本人は腹を切って死んだのか?
【6位】 放送禁止歌
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001449.html
放送禁止の本当の理由
【7位】 人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
小論文受験の権威が語る社会人向けの心を揺さぶる文章テクニック
【8位】 自己コントロールの檻―感情マネジメント社会の現実
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001129.html
現代人は自己コントロールの檻に閉じ込められている
【9位】 言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000718.html
脳はことばをどうのようにして生み出すのか
【10位】 心はどのように遺伝するか―双生児が語る新しい遺伝観
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001049.html
心が遺伝する。双生児の比較研究からユニークな結論。
2004年12月30日
書評力:6万クリックのユーザ行動解析 営業力のある書評とは何か?
ブログで書評をはじめてから1年3ヶ月の期間に、ユーザが記事を読んでアマゾンへ移動した6万件のクリックのデータを解析してみます。6万クリックで2800点(1600種類)の商品を販売しました。分母としては同傾向の書評ブログの一般的ノウハウを抽出するには十分だと判断しました。
Webサーバの1900万ヒット分のアクセスログ、アマゾンアソシエイトが提供する過去データを統合し、以下の4つの数値に注目しました。
・アクセス数 書評のページビュー
・クリック数 書評を読んでアマゾンへのリンクをクリックした数
・販売数 アマゾンで購入された数
・売上高 購入結果の売上高(単価×販売数)
ここでは書評力を営業力と定義します。良い書評とは読んだ人に実際にその本を手にとってもらう本とします。
最初にアクセス数、クリック数、販売数、さらにアクセスログから得たビジター数(ユニークユーザ数)という要素も加味してみました。
4つのパラメータを統計ソフトを使って相関の計算しました。アクセス数が多ければクリック数が多く、クリック数が多ければ販売数が多いなど、当然ですが相関が深くあることが分かりました。ただし、すべての組み合わせのうち、アクセス数と販売数の相関が最も弱いものでした。つまり、アクセス数を増やしても販売数とつながる可能性は低いと考えられます。そして、ビジター数と販売数の間にはより強い相関が見られ、単純に一人当たりのアクセス数を増やすよりは、人数を呼び込むことが大切ということも分かります。リピータだけでなく、新規のお客を増やすことが重要ということが言えそうです。
さて、早速、各要素でランキングを作成しました。アクセス数ランキングは昨日のものと同じです。
書評のURLは書評ページへ、本の表紙イメージはアマゾンへリンクしています。
■アクセス数ランキング "注目を浴びた書評"
昨日のランキングと同じデータ
1位 キッパリ! たった5分間で自分を変える方法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002147.html
2位 非言語(ノンバーバル)コミュニケーション
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000549.html
3位 日本人の苗字―三〇万姓の調査から見えたこと
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/001909.html
4位 三色ボールペン情報活用術
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000522.html
5位 論理サバイバル―議論力を鍛える108問
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/002719.html
6位 共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000533.html
7位 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001944.html
8位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000575.html
9位 犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000935.html
10位 集中力
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/001205.html
■クリック数ランキング ”気になった書評”
1位 成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000956.html
アクセス数ランキングではトップ10に入らなかったこの記事が意外にもクリックでは1位です。著者プロフィールに対する私の紹介の仕方が興味を誘ったのではないかと考えています。しかし買う人は少なかった。
2位 <美少女〉の現代史――「萌え」とキャラクター
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001957.html
美少女、萌えというテーマを取り上げたのが受けたようです。
3位 知恵の輪読本―その名作・分類・歴史から解き方、集め方、作り方まで
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001376.html
・知恵の輪読本―その名作・分類・歴史から解き方、集め方、作り方まで
これは書評記事ではなかったのですが、知恵の輪というキーワードで検索経由でたどりつき、気になったユーザがクリックしたようです。
4位 企画書提案書大事典
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
・企画書提案書大事典
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447853022X/daiya0b-22/
これは9位の「鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ」の関連書籍としてリンクを紹介しただけでしたが、鉄則!を抜いて、より多くクリックされました。不思議です。
5位 論理サバイバル―議論力を鍛える108問
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002719.html
論理サバイバル―議論力を鍛える108問
アクセス数ランキングで第5位でしたがこちらも第5位。
6位 人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
タイトルどおり、人の心を動かしました。
7位 キッパリ! たった5分間で自分を変える方法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002147.html
アクセス数ランキングではトップでしたが、クリックでは7位。
8位 花園メリーゴーランド [少年向け:コミックセット]
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002358.html
皆さん、やはり、これ気になりますか。面白いですよ。
9位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000575.html
アクセス数、クリック数、販売数、売り上げの4つのランキングにすべて登場しました。
10位 人と人との快適距離―パーソナル・スペースとは何か
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001278.html
何度か別の記事から書評記事にリンクした結果かもしれません。
1位、2位には意外な展開がありました。アクセス数においては大したことがない書評記事から、大量のクリックがありました。これは書評の書き方が良かったということでしょうか。
■販売数ランキング ”買う気になった書評”
そして実際に購入に至った書籍です。1位は44冊売れました。
1位 人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
やはり、人の心を動かしたんですね。
2位 すごいやり方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001597.html
タイトルが勝利。
3位 創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001285.html
絶賛した書評が良かったのでしょうか。
4位 劇的瞬間の気もち
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002385.html
誰でも読んでみたいですものね。調子に乗って私の劇的体験まで書いてしまいました。
5位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
仕事ですぐ使えそうというのが購入理由ではないかと思っています。
6位 大人のための文章教室
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002489.html
文章術、表現術は人気。
7位 「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000451.html
これもまた表現術。ベストセラーだそうです。
8位 企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000904.html
そして発想術。著者の樋口さんとはその後何度もお会いすることに。
9位 夜這いの民俗学・性愛編
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002358.html
誰しもこのテーマは気になるもので。
10位 中国経済大予測
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002482.html
中国は関心が高い。
実際に買われた数は第一位「人の心を動かす文章術」で44冊でした。
■売り上げランキング
販売数とは別に売り上げでランキングを集計すると以下のようになります。こちらには安い本ほどたくさんは売れなかったけれど、売り上げには貢献した単価の高い本が含まれます。また私の書評を信頼して買っていただけたということでもあるかもしれません。このランキングは私のおすすめに比較的近いものになってきています。
1位 人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
数が売れました。
2位 ユーザーイリュージョン―意識という幻想
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001933.html
比較的高い本ですが、絶賛したためによく売れました。
3位 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
4位 創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク
創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001285.html
5位 Google Hacks―プロが使うテクニック&ツール100選
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000588.html
・Google Hacks―プロが使うテクニック&ツール100選
比較的高額な技術書ですが、技術者に愛されています。
6位 それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000510.html
・それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン
紙の本であるメリットをいかした本であるため、買う意味があります。
7位 すごいやり方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001597.html
なにがすごいのか知りたいのが人情。
8位 歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000778.html
9位 劇的瞬間の気もち
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002385.html
10位 競争戦略論〈1〉 Diamond Harvard Business 名著論文シリーズ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001165.html
■分析 ”書評力”を計算する
まず、4つの各要素ランキングを数値化するため、各ランキング順位に対して、書評力要素ポイント(10-順位)点を与えました。1位ならば10点、5位なら5点、ランキングしていなければ0です。細かい順位を知りたいわけではないので、この際、計算の簡単化のため、各要素のランキングの根拠となる細かな数値はこの際無視しました。
各ランキングのトップ10を私の考える書評要素の重要度の重みづけしました。
(1)アクセス数 25% 本の選び方、キャッチコピーのつけ方
(2)クリック数 25% 書評文章の書き方、誘い文句の巧みさ
(3)販売数 40% 書評に対する信頼感の強さ
(4)売上高 10% 高い本を売る決定力
前者二つはプレセールス要素、後者二つがセールス要素といえるでしょう。書評の目的は実際に読んでもらうことなので、販売数に高い重みを与えました。
この計算方式で、
人の目を引き(1)、関心を刺激し(2)、買う気にさせ(3)、信頼させる(4)書評
を総合的に選び出しました。それが私の定義する書評力です。
例えば、
人の心を動かす文章術
(0)(4)(10)(10)に対して重みを加えると、
0 + 100 + 400+ 100 = 600
鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ ならば
(8)(1)(5)(7)
200 + 25 + 200 + 70 = 495
というのが書評力です。
すると上位5位に出てきたのは、各ランキングに頻繁に登場した、以下の書評でした。
人の心を動かす文章術
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001400.html
鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001285.html
すごいやり方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001597.html
劇的瞬間の気もち
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002385.html
これらの書評の共通点をまとめました。
そして、書評力のある書評を書く戦略は、
・自分の体験談の文脈で具体的に役立つ本だと紹介せよ
・本が解決する問題を明らかにし、それに対する解決箇所を本文より引用せよ
・最初または最後に絶賛するキラーセンテンスを使え
であると結論しました。
■キラーセンテンス 買わせた言葉
ついでに、キラーセンテンスとは何か?ですが、実例を抽出しました。
「物凄く「今が旬」な本だと思う。興味のある人はいつか、ではなく、今、読むべき。」
「ああ、これは、大絶賛です。」
「実践的という点ではこれがベストである。」
「タイトルに偽りはないと思った。」
「とても面白いです。企画力の勝利。オススメです。」
「目からウロコという素直な感想。」
「ちょっとした衝撃を受けた一冊。」
結局のところ販売数上位には共通して絶賛するセンテンスが入っている。これがキラーセンテンスでした。
結論:本当に買ってもらいたいときには手放しで絶賛すること。
今年最後の明日も書評の話が続きます。
2004年12月29日
書評記事人気アクセスランキング
このブログには現時点で約230冊の書評記事があります。
昨日に続いて2003年9月から2004年12月27日までの期間で、アクセスが多かった書評記事のランキングを作成しました。無論、公開されて長い、古い記事のほうが累計アクセス数が多くなるわけですが、上位10位については古さ以外の理由があるようです。
■書評記事の年間アクセスランキング
1位
キッパリ! たった5分間で自分を変える方法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002147.html
コメント欄での論争が長引いたため、注目が集まりました。いやあ、もう大変だったわけですが(笑)。
2位
非言語(ノンバーバル)コミュニケーション
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000549.html
データの引用が多かったため、さらに引用される結果となりました。
3位
日本人の苗字―三〇万姓の調査から見えたこと
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/001909.html
日本人は皆苗字があり、自分の苗字について気になって仕方がないということでしょうか。
4位
三色ボールペン情報活用術
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000522.html
三色ボールペンは私にとってなくてはならないものになりました。
5位
論理サバイバル―議論力を鍛える108問
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/002719.html
最近書いたばかりの記事ですがランクイン。コミュニティバーストが発生しました。
6位
共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000533.html
これは本当に興味深く、良い本でした。こうした書評がランクインするのは本望です。
7位
怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/001944.html
日本語、文章術についての本は年間を通して人気がありました。
8位
鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000575.html
これも内容が絶妙な一冊でした。今もよく実践しています。
9位
犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/000935.html
日本語系は人気ということでこの本もまた。
10位
集中力
http://www.ringolab.com//note/daiya/archives/001205.html
集中力という言葉が検索経由でよくアクセスされたようです。
■分析
書評記事もブログ全体のアクセス傾向と同様に、SEO効果とコミュニティバースト効果のある記事が上位を占めました。ここでも私のオススメ度、思い入れとは無関係なランキングになっています。
11位以下も調べた上で、おおよその人気テーマが判明しました。
1 日本語、文章術、要約術の本
2 メモ、手帳、記憶術の本
3 企画、発想ノウハウの本
の3タイプがアクセス数の多い記事に共通する要素でした。また、多くは平易で読みやすく、安い本が人気を呼びました。どうやら、生産性を高めるアイデア探している多忙なビジネスマンの関心を引いた書評が人気なのでした。
しかし、このデータは飽くまでアクセス状況です。その結果、ユーザが買ったかどうか、読んだかどうかとは関係ありません。キャッチコピーのつけ方次第で、アクセス数は高まるものです。私のオススメ度合いとも関係ありません。
このブログの書評はすべてアマゾンのアソシエイトリンクを設定しています。書評を読んでクリックでアマゾンへ移動した数、その結果購入されたタイトルと数などのデータを私は持っています。
明日は”書評力”として、書評を読んだユーザが、その後どう行動したか、どんな本が最終的に売れたかを、6万クリックのユーザ行動データから、分析してみたいと思います。
2004年12月28日
記事別年間アクセスランキングと分析 1900万ヒットの解析結果とは?
普段はInfoseekアクセス解析の有料サービスを利用して、ブログへのアクセス状況を簡易的に把握するだけでしたが、この年末に、はじめてWebサーバ全体(ringolab.com)のログを入手しました。全部で4ギガバイトもありました。昨年10月の時点では約6000PV/月間だったこのブログが、この12月では月間15万PV/月間にまで成長しています。ヒット数で数えれば延べ1900万ヒットを超えました。
ブログを開始した2003年9月1日から2004年12月27日までの、1年3ヶ月の間に、最もアクセスが多かった人気記事のランキングを作ってみました。
私自身、これははじめて知るデータで、意外な結果となりました。そして分析を行いました。多少は他のサイトの参考になることもあるかもしれません。
■ランキング
Passion For The Future年間アクセスランキング
(*はコミュニティバースト(後述)が発生している記事)
1位
日本語入力を効率化するツールを3本 *
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001980.html
日々のGoogle経由のアクセスにこの記事から入ってくるユーザがずっと続いていたことは気がついていましたが、まさかこの記事が1位だとは驚きました。意外です。
2位
もうPhotoshopは要らない? PictBear Second Edition *
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001605.html
Photoshopに反応したユーザが多数いたようです。
3位
大人の知恵の輪 キャストパズルシリーズ *
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001376.html
この記事もGoogle経由が多かった。
4位
フリーの高機能DVDツール3種
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001707.html
技術系のサイトによくリンクされていました。
5位
理想のアウトラインプロセッサを求めて
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000360.html
しばしばリンクがコミュニティで引用されました。
6位
PDF使いこなしテクニック *
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001066.html
窓の杜の年間ランキングでもPDFツールは上位に入りました。PDFは関心を持つ方が多いようです。
7位
キッパリ! たった5分間で自分を変える方法 *
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002147.html
これは見ていただければ分かりますが、コメント欄での大論争の結果です。
8位
私的距離検索実験Geogeo
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000412.html
「距離検索」という言葉で検索エンジンから、長く細くアクセスが続いているのが原因です。
9位
MSNメッセンジャー、マウスで手書きチャット
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001865.html
MSNで他人にやり方を説明する際に引用されることが多かった模様です。
10位
非言語(ノンバーバル)コミュニケーション *
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000549.html
コミュニティでしばしば引用されていました。ややこしい話の簡単な説明として使いやすかったのでしょう。
■分析
感想としては、私の側の「良く書けた」「読んでもらいたい」という思い入れとは関係なく、Google、YAHOO!で検索されやすい単語を含むページが上位に集まりました。書評よりもソフトウェア紹介が人気です。
検索エンジン経由のアクセスから、検索語のランキング(過去4ヶ月)を抽出したところ、上記のランキングの理由がよく分かります。検索エンジンの影響力が大きいのです。
検索エンジン経由のアクセスにおける検索エンジンシェア
1 フリー
2 手書き
3 メッセンジャー
4 集中力
5 知恵の輪
6 距離検索
7 苗字
8 フリーソフト
9 キャストパズル
10 ツール
11 関西弁
12 desktopsidebar
13 父と暮らせば
14 解き方
15 DVD
16 FairUse
17 記憶力
18 passion
19 外来語
20 php
21 future
22 ソフト
23 バカの壁
24 パワーポイント
25 for
26 the
27 ノンバーバルコミュニケーション
28 アウトラインプロセッ
29 MSNメッセンジャー
30 adaware
毎日の記事は公開後、48時間程度はよく読まれ、その後トップページに表示されている10日間はぼちぼちアクセスが続きますが、バックナンバーへ入ってしまうと、パタッとアクセス数が落ちます。しかし、その後もアクセスが続く記事が一部にあります。
それは、
1 Google/YAHOO!で検索されやすい単語を含み、上位表示されやすい記事
ソフトウェア紹介には自然と人気単語が含まれやすい
2 外部の人気サイト、大型コミュニティからリンクされた記事
人気ブログで取り上げられ、その影響下にある子サイト、孫サイトへ伝播する
の2つがそのパターンです。ランキングに入ったのはすべてこのタイプの記事でした。
よって、アクセス数のある人気ブログにしたいのであれば
戦略1 SEO戦略
多くの人が使うジャンルのソフトウェア紹介記事を増やせ
戦略2 コミュニティバースト戦略
論争を巻き起こすようなことを言い、議論を長引かせよ
というふたつの戦略が有効であることが分かりました。
やりませんが。
なお、ブログのアクセス解析の話は明日以降も続きます。
明日は書評記事を徹底分析します。
2004年09月03日
おかげさまで1周年 読者の皆様へ オフ会開催のおしらせ
今日でブログを開始してちょうど1年です。
読者の皆さんに感謝します。
読者交流会を開催します。
■おかげさまで1周年 読者の皆様へ
Passion For The Futureは、最初の何週間かは1日10ページビューのサイトでしたが、現在は、月間12万ページビュー程度のサイトになりました。1年間で約1.2万倍の成長率です。アクセス数もさることながら、何より、この日刊サイトを通じて、何百人の方々と出会うことができたことが、良かったなあと思っています。読者の方々の日々のアクセスとご声援のおかげで、続けることができました。
ブログをはじめたきっかけは、このサーバのある会社(私は役員)のリンゴラボの代表の加藤さんが、先にブログを始めたことでした。私は個人としては、データセクション社設立以降、自分の個人Webやメールマガジンでの情報発信を3年間以上していませんでした。原稿はお金をもらってマスメディアに書くもの、というフツーの感覚がありました。
でも、加藤さんのブログに人が集まるのを見て、興味本位と、設立まもなく一般知名度のなかった会社の宣伝にでもなればいいなと思い、軽い気持ちで始めました。
「Passion For The Future」はリンゴラボのキャッチフレーズをそのまま流用しました。
・適当に気になった情報をメモして友人に見てもらう
・会社のプレスリリースを掲載して、ついでに宣伝する
・「情報」について考えたことを書いて未来の自分が読めるようにしておこう
というスタンスで開始。
ところが思いのほか、反響が大きくて、1ヵ月後には真面目にやらないとイカンということになりました。当時、仕事で企業のブログサービス立ち上げのコンサル案件を多く手がけいましたので、私自身がブロッガーであることが仕事にも良い影響を与えていたという理由もありました。
■ブログから始まるリアルのドラマ
12月頃、百式田口さんと企画した忘年会議でたくさんの人に「読んでいる」と言われて、自分の活動が世の中の役に立てているらしい、と実感しました。結局、仕事もこのブログ経由で随分頂きまして、今では公私こんがらがってきていますが、自分の中でなくてはならない情報発信ツールになりました。
ネットでアイデアを書くと、それが実現していくことを実感した1年でした。
最近、ITMediaで「ITは、いま──個人論」というお気に入りの特集連載があるのですが、最新はこんな記事です。
・ITmediaニュース:「mixi依存症なんです」――ソーシャルネットで人生が変わった26歳女性
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0408/31/news049.html?c
ひとりの女性がMixiでの情報発信にハマって、最初は軽い遊びだったのに、やがては自分の人生に大きな変化をもたらすことになったドラマが紹介されています。他にもこのページからはそうした個人の視点のドラマが幾つかリンクされています。
これにはデジャブ感があります。私も97年〜2000年頃までコミュニティ「アクセス向上委員会」のメーリングリストとメールマガジンで、自分の人生が変わってしまったからです。ブログやソーシャルネットワーキングで、今同じような感動ドラマを体験している人が日本中、世界中に増えているのかもしれません。
二度もこうした体験ができるなんて、幸運だったと思います。
■個人主義と商業主義
どこかで一度、お断りしておきたいなと思っていたことがあります。この機会に書いてみます。
アイデアを実現するドラマに一役買ってくれたこのブログですが、自称「個人サイト」です。ですが、非営利で趣味の事柄を書くだけの、一般的な意味での「個人サイト」ではありません。
・ブログで仕事の宣伝を行う
・ブログで物を売るなど商業行為を行う
・利害関係のある友人・知人のビジネスを直接的、間接的に宣伝する
といったことを巧妙に、私はやってきましたし、今後もやっていくつもりです。
ですから、たまに商売の匂いのするエントリがあっても、どうか「作者は商業主義に染まっている」などと批判しないでください。私はそもそも商業主義者なのですから。つまり、ここは、商業主義の個人サイトだとお考えください。私は情報発信を常にビジネスにつなげることを意識して書いています。
儲けることで、活動の継続と拡大をしたいと考えているからです。もちろん、商業主義が色濃くなれば、情報ソースとして信頼できず、つまらないものになるでしょう。バランスを大切にして、これまでと同じように、続けていきたいと考えています。そうすることで、より長く、より面白いサービスを提供したいなと思います。これは百式管理人の考えは分からないのですが、無敵会議についても同様に考えています。純粋な個人サイト、コミュニティ指向ではありません。
■2年目へ向けて
特に内容の変更点は考えていません。このままいこうと思います。新コンセプトを明確に打ち出そうかとも思いましたが、日々の雑多な活動の中で思いつくままに書ける楽しさが原動力なのであると考えました。今後も何のサイトなのか、いまひとつ分からないわけですが、中心テーマは「情報」で、縛られることなく自由に書きたいと思います。
2年目に向けて目標はひとつ考えました。1年後、現在の10倍の、月間100万ページビューのサイトにすることです。現時点では、敢えて達成不可能に思える目標にしてみました。「アクセス数なんて関係あるのか?」とのご意見もありそうですが、私は出自が「アクセス向上委員会」なのです。なんだかんだ言っても、トラフィックが大きなサイトには、素敵な出会い、素敵なドラマも起きやすいことも、身近に見てきました。
無論、宣伝活動や広告で伸ばそうとは思っていません。純粋に面白いコンテンツをできる範囲で書いて、共感してくれる読者を増やしていきたいなと思います。リアルの活動の幅を広げることで、今までご縁のなかった方々にも知ってもらいたいと思います。そうした王道のアクセス向上手法で、月間100万ページビュー。できるでしょうか?。どうか、応援してください。
ただデザインについては近日変更予定です。1周年に間に合いませんでしたが、デザイナーの方とリニューアルも予定しています。読みやすく、シンプルを基調にプランニングしています。今月中には完成することでしょう(ね、安藤さん)。
それでは、このブログサイト、今後もどうかよろしくお願いいたします。
■読者交流会のお知らせ
で、ですね。
初めての読者交流会を開催したいと思います。
といっても、タダの飲み会です。あまり大きなイベントにしたくありません。無敵会議とは違います。私は何も企画をご用意しません。特にテーマもありません。決まっているのは相互の自己紹介くらいでしょうか。普段、このブログを読んでいて、作者と会ってみたいなあと思われている方、共通の関心を持つ他の読者と会いたいな思われている方、お気軽にご参加ください。
なお、全員と直接、お話できる規模で開催したいので、20人くらいで行いたいです。
実施日時:9月9日(木曜日)19:30−
場所:東京、表参道の近辺の私の好きな店(予約が取れれば)
予算:3000円〜4000円
参加希望の方は、
へ
サブジェクト:「読者交流会参加希望」
本文:適当にコメント、自己紹介など。
でお送りください。
純粋に先着15名の方に場所のご連絡をいたします。
追記:結果報告
Passion For The Future: ブログが拓く世界報告と読者交流会報告
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002128.html
2004年07月03日
ドットコム会議報告第3弾
少し間が空きましたが、ドットコム会議の報告第3弾です。
さて、今回の会議ではWebからの参加申し込み時に、以下の質問に答えてもらっていました。
質問
あなたがもし今、100万円投資するならどのドットコムに投資したいですか。日本のドットコムでも海外のドットコムでもかまいませんのでそのドットコムのアドレスと、それを選んだ理由を教えてください。
結果、100件以上の投資したいドットコムサイトが集まりました。すべてのURLと投稿コメントは参加者の皆さんにはメールで配布させていただきました。ドットコムに関心のあるユーザがどんなサイトを有望と考えているかがよくわかります。
会議ではすべてを紹介することができなかったので、複数投稿があった人気のあるドットコムをまとめて8つと、気になる投稿2つを紹介してみました。プレゼンをFlashに変換して公開します。
また、今回の会議にはオトナ系のドットコムウォッチャーの磯崎さんもご参加いただけました。公認会計士でベンチャー資本戦略の専門家の目には、今回の会議がどう見えていたのでしょうか。感想を書いていただいていて必見です。
・isologue −by 磯崎哲也事務所: 「ドットコム会議」で垣間見たSNSの未来
http://www.tez.com/blog/archives/000126.html
2004年06月29日
ドットコム会議、報告第2弾
編集長の山岸さんがゲスト参加された今回の会議の内容がCNET JAPANでも記事として取り上げていただきました。
・今、投資したいドットコムビジネスとは? - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20069544,00.htm
#なんで共同主宰なのに私の写真しか記事にないのかって?それはですね...。百式管理人は、巨大財閥の隠れ御曹司で、調査力を活かした大物2重スパイで国際諜報機関に追われている上に、写真に魂が吸い取られてはならない教義の信者だからです。ホントです。本人に聞いてみてください。
昨日に続いての報告第2弾。
山岸さん、百式管理人のプレゼンについては、参加者の皆さんがブログでレポートしてくださっています。内容の報告的なものについていくつか紹介。
・Funky Business Life: 無敵会議シリーズ 「ドットコム会議」
http://funkybusinesslife.com/archives/000108.html
blog@Junkie Surfer Notes: 無敵会議「ドットコム会議」に参加しました。
http://www.love-bears.com/mt/archives/2004-0629-0725.php
たつをの ChangeLog / 2004-06-28
http://nais.to/~yto/clog/2004-06-28.html#2004-06-28-3
今回の会議の時間は、前半の3人のプレゼンを受けて、こんなドットコムの発想を個人単位、その後6人のグループ単位で発想しました。今回はいつもより会議時間を長めに設定。私と百式管理人はその間、とりまとめの準備に費やしていましたが、笑い声の聞こえるグループが多くて「羨ましい、僕らも参加したいなあ」とぼやいていました。
まずは有名な「エレベータピッチ」発想です。
「
1.あなたはかの有名なウォーレン・バフェットとエレベーターに乗り合わせています。あなたは日頃から暖めていた、画期的なドットコムビジネスのアイデアをぶつけてみることにしました。持ち時間は1分間。次の( )を埋めてあなたのビジネスを効果的にプレゼンテーションしてください。
( )は ドットコムの名前
( )向けに ターゲット顧客
( )を提供しており、 主な機能
( )に使えます。また、 その効能
( )と違って、 代替品、競争業者
( )ができます。 差別化ポイント
2.あなたのプレゼンテーションを聞いたバフェットは興味を示したようです。彼はあなたにこう言いました。「あなたのドットコムサイトの一番特徴的な機能をここに図解してくれないかな?」。もちろんあなたは二つ返事です。下のスペースにその図を描いてください。
」
こうしてバフェット向けの新規ドットコムビジネスの企画書が個人とグループで約100枚も出来上がりました。厳密だけれども独断の3人の判断で、このグループ発想の中から3つの企画書を選びました。そして、参加者全員で投票を行った結果、最優秀賞が決まりました。
■3位 フレンドステイタス.com
(フレンドステイタス.com)は
(IMのヘビーユーザ )向けに
(キーボードのタッチによって自動的に人の気持ちを把握し、友達に公開)を提供しており、
(最適に友人関係の構築)に使えます。また、
(MSNメッセンジャー)と違って、
(話しかけて気まずい思いをすることがなくなり)ができます。
解説:キーボードの状態を見て相手が忙しいかどうか度が表示されるインスタントメッセンジャーということですね。これは実用的なアイデア。
実はこれに近い研究があります。私が昨年書いた記事ですが、この中で、
・先端技術情報センター | 知識流通
アウェアネス支援ツールとしてのインスタントメッセンジャー
http://sentan.nikkeibp.co.jp/mt/20031104-01.htm
・Tangible Chat
http://www.jaist.ac.jp/~knishi/papers/SIGGN43-yamada.pdf
キーボードチャットにおける触覚を利用した対話状況アウェアネスの伝達。
キーボード打鍵や非言語メッセージを相手に振動で伝える研究
というのを紹介していたのですが、有効性が検証されたアイデアです。いけます。
■2位 Heavenmail.com(別名イタコ)
(Heavenmail.com)は
(いなくなった人と会いたい人)向けに
(思考パターンを分析してお話、会話)を提供しており、
(自動的な会話、対話)に使えます。また、
(自動返信のメール)と違って、
(基本条件をつくることによってそれと合致したお話と回答をもってくること)ができます。
解説:つまり、故人のデータから人工知能の会話ロボを作って、死後も話ができるというもの。例えば著名人、ジョンレノンと対話ができるそうです。用途のひとつとして「仏壇に搭載したり」と言われてはっとしました。それはもしかするといけるのかもしれませんね。
■1位 モレコム
(モレコム)は
(外出先でもよおした人)向けに
(位置連動型トイレ情報)を提供しており、
(大変なときにかけこむ)に使えます。また、
(Webのトイレマップ)と違って、
(店舗が有料で広告を出すこと ワードリンクあり)ができます。
解説:万人の生理作用につけこむ市場性の広さ、急いでいて緊急解決したいニーズの強さ、そしてローカル広告ビジネスとの接点、完璧???もれちゃった保険とかもアリだったりして。
結果としてはユーモアあふれる企画が会場で受けたという結果とも言えますが、まず起業家が企画のアイキャッチ的な面白さ、人をひきつけるプレゼン要素を打ち出すことって、現実の起業、創業でも、大切なことだと思います。もちろん、マジメなビジネス発想も多くありました。次回の起業会議でまた発想を深めていきたいとおもいます。
2004年06月28日
ドットコム会議、満員御礼に感謝と報告第1弾
本日も満員でありがとうございました。
また報告を書きたいと思いますが、とりあえず、3人のスピーカーのうち、私のプレゼンファイルを公開します。下のインデックス画像をクリックするとFlashで見ることができます(オリジナルはパワーポイント)。
また、PDFで印刷して読みたい方のためにPDFも用意しました。
FlashもPDFも先日紹介したStarSuiteで作成しました。便利だなあと実感。
2004年05月22日
おしゃれ会議 満員御礼に感謝 報告第2弾
その後、主宰の二人が情報の可視化事例を連続で紹介しました。このセッションは機器トラブルに見舞われ、乱調でした。冷や汗かきながら、用意した半分くらいの可視化アプリを見て回りました。この部分は少しまとめるのに時間がかかるので、今週、後でまた報告を書きます。
インタラクティブな会義の時間には、次のような発想を全員で考えました。最初に個人で発想し、次に6人グループでグループ討議する形式はいつもの通りです。
発想問題:
「
2004年、あなたはあっと驚くウェブ上の「おしゃれ」な表現方法を思いつき、世界ウェブデザイン発明対称を受賞してしまいました。そのあたなが思いついた画期的なHTMLタグを教えてください。またそのタグがどのような表現をしてくれるのか図解してください。」
ここではグループ別に開発してもらった例を紹介します。最初のふたつが主宰の二人が意見一致で選んだ入賞作品。受賞グループには百式Tシャツが1枚ずつプレゼントされていました。
■入賞:<peace>優しくない文章</peace>
Web上の言葉がすべて優しくなるタグ。このタグで囲まれた攻撃的な表現は優しく書き換えられて表示される。
きらい → ちょっとすき
ぶっころす → 痛い目にあうかもね
いじめてやる → またね
世界中ハートでいっぱい
■入賞<JJ>女の子の写真</JJ>
オシャるタグ。山田花子の画像をこのタグで囲うと、マウスオーバーしたときにJJ風のおしゃれな山田花子に変身して表示される。他に<CAN></CAN> <AN></AN><NON></NON>そして<MZN></MZN>(ミズノンノ)など。
■「マジックビジュアル」というタグ
キーワード、たとえば好きな食べ物をタグではさむと、ハードディスクを自動検索し、その人の好きな食べ物を絵で表現してくれる。
■<check></check>
人のWebサイトに入れられるタグ。しおりの機能。チェックを入れた部分を友達などに教えられる。自分の気分によって色などが変わる(バイオリズムなど計算)。
■<realize level=n flower></realize>
有料タグ。
<realize level=n dream>
<realize level=n celebrity>
<realize level=n enemy>
図解から想像すると、有料でそれを視覚的に実現してくれるタグということでしょうか。
■<change>ネタ</change>
#漫才するタグのようです
つっこみ系
<ainote>合いの手
<osekai>おせっかい
<tsukkomi>つっこみ
変換系
<AA>絵
<curve>曲げる
強調系
<love>
<smile>
<backto1940>
ちなみに、主宰の二人はこんなタグを考案してみました。
■<P2p app=winmx,winny>欲しい曲</p2p> 橋本
アプリケーションと欲しいMP3の楽曲データを指定すると、ブラウザーが自動的にP2Pネットワークへ接続し、ダウンロードメーターを表示してゲットする。サーバ管理者側が手を汚さない自己責任タグです。いまどきはこういうタグを考案しただけで逮捕されてしまったり、します?
■<shop>買う</shop> 百式管理人
このタグで囲まれた「買う」をクリックするとユーザの携帯電話にお店から電話がかかってきて買える。フォーム入力などのショッピングの手間を大幅に省くという発想だそうです。
と、まあそういうわけで、今回も、たくさんの発想が行われました。
2004年05月21日
おしゃれ会議 満員御礼に感謝 報告第1弾
無敵会議第5回のおしゃれ会議も満員御礼でありがとうございました。テーマはビジュアルデザイン。今回も、前半、多彩なゲストにお話頂いた情報で、たくさんのヒントをもらって、全員で発想するインタラクティブな会議になりました。
前半部の紹介ですが、ゲストスピーカーは以下のとおりでした。
ゲストプレゼン(合計50分)
・発想支援ソフト マインドマネージャー
日本システム技術 中野氏
発想の地図、マインドマップは発想術として有名ですが、そのマインドマップをPCで作成し、プレゼンに活用できるソフト「マインドマネージャー」があります。このソフトに惚れ込んで会社を国内販売元にしてしまったという、マインドマップのエバンジェリスト中野氏に、直々にプレゼンをしていただきました。
・Mindmanager(マインドマネージャ)とMindMap(マインドマップ)
http://www.nsgnet.co.jp/mm/
なんとマインドマネージャーを使うとマインドマップを作成できるだけでなく、パワーポイントへ連動させることができるんですね!これは便利。詳しくは上記サイトにも説明と体験版があります。マインドマップの手書き派の私も、これは使ってみようとおもいました。
・プレゼンマンのパワープレゼンテーション(10)
プロデューサー、創庵代表取締役 佐々木博氏
・達人、佐々木博のプレゼンマン(BB-WAVE.com)
http://bb-wave.biglobe.ne.jp/prezenman1/
NHKのホームページ作成番組の司会やテレビ東京のBBWAVEなど出演で、日本で一番有名なパソコンの先生である佐々木博氏をお呼びしました。佐々木さんは同時に「プレゼンマン」の異名を持つ、プレゼンの達人です。今日は一枚の概念図を使って、企画発想の極意を伝授していただきました。
一番、共感したのが発想するときには、最初にテンションを目いっぱい高めておこうというところです。佐々木さんのお話は私の解釈では、テンションを高めて、勢いよく右脳と左脳を使いながら、いいものを作っていくってことかと思いました。
著書多数ですが最近は、中高年向けに分かりやすくをこころがけているようです。プレゼンもとてもわかりやすくて勉強になりました。
・中高年のためのパソコン講座とってもやさしい!インターネット NHK趣味悠々
・拡張現実感と情報可視化(10)
早稲田大学 村岡研究室 博士課程 西村氏
・プロフィール
http://www.muraoka.info.waseda.ac.jp/~nishimura/profile.html
映画マトリクスの世界を実現するような拡張現実感の研究者である西村氏が登場し、先端研究内容を紹介。遠隔地にいるユーザが、ヘッドセットディスプレイを装着することで、あたかも隣にいるかのように共同作業を可能にするARシステム。次には、特殊なめがねをつけて暮らすことでどらえもんやピカチュウと暮らせる部屋を実現する研究。そして後半は、Webの情報を宇宙の星とみなし、類似した文書の群れを銀河のように表示する情報可視化システムを初公開。このシステムは近日一般公開されます。
・可視化最前線 メモリウム(10)
慶応大学大学院 安村研究室 渡邊氏
・Memorium:眺めるインタフェースの提案とその試作
http://www.persistent.org/memorium.html
この方は可視化の研究世界では有名人です。Digital Art Awards 2002 インタラクティブ部門 特別賞ほか、学会でも高い評価を得ている「眺めるインタフェース」メモリウムについて開発者自らお話いただきました。あるキーワードのページから始まって、前のページのタイトルに関連するページを、検索エンジンを使って芋づる式に自動検索した結果を、水槽を漂う魚のように表示する(ああ、もう、上のURLをクリックして現物を見て!)ユニークなインタフェースの提案です。情報を探す時代は終わりました。眺めるのが新しいんです、これからは。
・おしゃる技術
おしゃる技術 ミズノンノ氏(10)
・◆オシャる技術◆
http://www.zeel.jp/og/
というわけで真打ち登場の、前評判も高かったミズノンノ氏です。ミズノンノって誰?という方は勉強が足りません。あのミズノンノです。上のURLで確認してください。まあ、そういう事情で、持っている服をすべて燃やしてしまい、過去の手持ち服にとらわれないファッションの達人になると宣言しリボーン!した彼なので、今日も服がないのでジャージで登場。なにか叫んでいたのですが、すいません、覚えてません。彼自身がエンタテイメントなので、何か叫んでいたで十分でしょう。言葉を超えています。事情を知っている人は大爆笑、知らない人はあっけにとられて口をポカーンとされていました。成功です。彼はすでにベストセラー作家なのですが(ついでに言うと慶応出のインテリのはずなのですが)、おしゃる技術でリボーンして新たな前人未到の世界を切り拓こうとしています。今年後半で、もしかするとメディアで大ブレイク、来年の今頃は雲の上の人である可能性ありで、無敵会議実行委員会としては、彼に賭けており、その行く末を今後も見守らせていただこうっていうか次回も出てください、と思っております。
あ、それとですね。Greeで水野さんを探しましょう。おもしろいことになっています。
というわけで多彩なゲスト陣にご協力いただきながら、前半部終了です。
後半のレポートはまた明日。
2004年04月22日
帰ってきたアクセス向上委員会議 満員御礼に感謝報告第3弾
報告第3弾です。
今回、私は「先端技術に見るアクセス向上テクノロジーベスト」というプレゼンファイルを用意していました。パネルディスカッションのネタフリや、会議の配布用紙回収時間に、ざっとプレゼンしました。場の活性剤として考えていたので、半分冗談のものも混ざっています。説明は敢えてつけませんので参加されなかった方はご想像で補ってください。
これで一応報告を終わるのですが、今回の会議のアイデアを発想させてくれた一冊の本があります。特に会議部のディスカッション内容はこの本にヒントを得ました。
・思いつきをビジネスに変える「ノート術」―発想力を鍛えるアイデアマラソン
これは以前、紹介させていただいた「企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法」著者でアイデアマラソンの創始者の樋口 健夫氏の近刊です。各章でさまざまな発想ノウハウが語られ、最後に問題が提示されます。シーンの説明と共に「新種の孫の手を考えてください」や「忘れ物を防ぐ方法を考えてください」といった具合に。とにかく、生活のあらゆるものを、自分の目的に応じたアイデアへ変換するパターンが大量に解説されています。
・企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000904.html
この会議では、
事前投稿「10年後のトップサイトのコンセプト」 130件
個人発想 アクセスアップのためのアイテム 130件
個人発想 アクセスアップのための3文字略語コンセプト 130件
グループ発想 20件
で合計400件以上のアイデアを参加者全員で創出しました。ある意味130人でアイデアマラソンを体験したことになるのではないかと思っています。
ゲストの方々のお話を聴いていて、共通することは、皆さん、あらゆることを自分のサイトの改善やアクセス向上に結び付けて、発想するのが得意ということでした。結局、究極のアクセス向上技術とは、SEOやデザインやシステム開発力ではなく、アイデア、企画力、そしてその持続的な実行力なのだと、イベントを終えて思いました。
無敵会議シリーズは今年一杯は毎月開催予定です。毎回、アイデアマラソンが続きます。この本は、そのサブテキストとしておすすめさせていただきます。
それでは会議報告終了です。ありがとうございました。来月もよろしくお願いします。
2004年04月21日
帰ってきたアクセス向上委員会議 満員御礼に感謝報告第2弾
さて、会議の部では、こんなインタラクションを行いました。
事前申し込み時にWebからに投稿された「10年後のトップサイトのコンセプト」をまずレビューしました。
主宰の独断と偏見で面白かったものをピックアップして以下のパワーポイントにまとめてあります。
こうして頭がほぐれたところで会議開始です。
◆会議1 個人発想
全員に以下の紙が配布されました。ひとりひとり赤丸がついているアイテムが違います。
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指示内容:指定されたアイテム(下記参照)を使ってホームページのアクセスをアップさせるための方策(技)をクリエイティブに考えてください。
アクセスアップのためのアイテム(赤丸がついているものがあなたのアイテム)
30秒 / 3回 / 3年前のメール / SF短編集 / UCLA出身 / あったかいの / あなたの名刺 / アルファベット / いい女 / いきなり最終回 / いっしょにいた人 / いつも心に「オムライス」 / イライラするぐらい下手 / うそつき / えびぞり / おもしろい髪型 / こめかみ / さかな屋 / さだまさし / さりげない奇跡 / サングリア / サンバのリズム / サンマ / シマ模様 / じゃんけん / スイッチ / スイッチ / ずいぶんコミカル / すし職人 / スタンフォード大学 / ストップウォッチ / スパムメール / タクシーの運転手 / つまようじ / ティッシュをおいてないラーメン屋 / デジタルハリウッド(ココ) / テレビ会議 / テロリスト / トイレ / パソコンのキーボード / パロディ / ひきこもり / ピラミッドパワー / ぶーぶークッション / プール / ふとん / ブラジャー / フロッピーディスク / ミラクル / もう一泊 / モッズコート / やたら無邪気 / よく分からない巨大なもの / ラップ / リムジンと理不尽 / ロールプレイングゲーム / 挨拶 / 悪い癖 / 握手 / 意外な展開 / 椅子 / 一個師団の軍隊 / 一世風靡 / 印鑑 / 引き出しの奥 / 隠れキャラ / 駅のホーム / 家紋 / 歌舞伎町 / 火星 / 会員登録 / 怪しい光線 / 韓国ドラマ / 期限切れ / 逆おれおれ / 逆回転 / 宮本武蔵きどり / 泣き言(愚痴) / 究極の選択 / 牛丼 / 巨大スピーカー / 巨大なロボット / 怯えあうふたり / 橋本大也と百式管理人 / 経済効果 / 結婚式 / 結婚式の二次会 / 言い訳 / 語録 / 交番 / 好みのカクテル / 合いの手 / 豪華客船 / 左右反転 / 左手 / 再生産 / 再放送 / 昨日の新聞 / 司会のアナウンサー / 子供の夢を壊す / 思い出の断片 / 紙くず同然の株券 / 自分の背中 / 失恋 / 社員研修旅行 / 車のタイヤ / 借りた3億円(1年後に返す) / 呪い / 十字架 / 初対面 / 女の子、大爆笑 / 女の涙 / 植草教授の手鏡 / 真昼の衝撃「かつカレー」 / 親子水入らず / 人気のないサイト / 刃物の持ち込みは禁止 / 世界の中心 / 制服の胸のボタン / 絶滅した部族 / 替え歌 / 大きなボタン / 大人の事情 / 滝修行 / 誰もいないはずのオフィス / 地球最後の日 / 朝5時 / 爪 / 鶴の恩返し / 締め切り / 投げやりな地図 / 謎のインド人 / 入社試験 / 入浴剤 / 脳波 / 派手なカップル / 半魚人 / 非公開 / 貧乏 / 変換した履歴 / 暴れん坊チャーハン / 夢オチ / 無駄遣いの総額 / 友達100人 / 立ち入り禁止 / 隣に座っている人 / 牢屋 / 話があわない上司 / 拉致監禁 / 猥談(Hな話)
130人分のアクセス向上技が開発されました。実はこれをすべてデジタル化して紹介しようと予定していたのですが...していたのですが...。達筆な方が多く極めて難しいので、幾つか面白かったものをご紹介します。
・呪い
1万回転送されると関係者全員に功徳が
・非公開
全国の会社のグループウェアのスケジューラにある非公開の中身を自動的に集めてキーワードランキングなど。みんな何を非公開にするのか興味あると思うので。
・再放送
スポーツ選手の試合が終わった後に実際に試合をした人の視点から見える映像を再放送する。
・地球最後の日
これを地球最後の日まで続けたらどうなるか数字を出す
・巨大ロボット
1クリックあたり1ミリずつ歩く巨大ロボットを作りみんなでクリックしまくり動かして楽しむ。
・ブラジャー
ブラジャー→薄いTシャツ→透ける→サイト名浮き出す→男が注視→アクセス
・ピラミッドパワー
#絵が面白いです。
ピラミッドパワーサイトをつくり、画面内のピラミッドの内部に他のサイトのスクリーンを表示して紹介する。紹介されたサイトはちょっとはアクセスがあがるかもしれない。
・植草教授の手鏡
この場所はヤバイぞランキング。ここなら大丈夫ランキング。みわけかたランキング。ヤバイ場所アラート。ミラーマンFlashコンテストとアニメ化。あの人も?。
・タクシーの運転手
タクシー運転手は客の話題から判断して最適なWebページをお薦めする。無事客がそのサイトを気に入ると成約。サイトから運転手にアフィリエイト収入。
・いつも心にオムライス
オムライスを食べるときにケチャップをチューとやると必ずURLがかかれるケチャップを開発する。または全国のオムライス屋さんと定型詩オムライスにケチャップでURLを書いてもらう。URLは1目で覚えられるもの。通称ちゃっぷURL。→***.chp
・スパムメール
SPAM懸賞サイト。全スパム業者がメール中にユニークなIDを入れておきゴージャスな賞品が当たる懸賞サイト。スパムをもらう方も送る方も幸せになれます。
・借りた3億円
3億円をみんなで株で投資に。投資銘柄はサイトへの参加者を投票で行う。1年後にポートフォリオを売却し売却金を参加者で山分けする。ただし利益の20%はサイトの収入になる。つまり1年後に5倍の15億円以上に株が値上がりしていればサイトは黒字。
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◆会議2 個人発想
グループでそれぞれのアイデアを持ち寄ると、不思議なことに2004年に大ヒットするであろうアクセスアップのためのコンセプトが浮かんできました。SEO、DBM、CRM、MLM、SEMに続くそのコンセプトを三文字略語で表し、コンセプト図で説明してください。
□□□
説明:□□□は( )
の略で、概念としては次の図のようになる。
ここでは、アクセス向上の技に対して3文字略語をつけてコンセプトを明確にしてもらいました。これも130件ありました。実用的なものから、ぶっとんだ発想まで。
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◆会議3 グループ発想
グループ発想では会議2の内容をグループレベルで行います。
最終的には以下のような新しい発想が生まれました。
SEX Somebody Encounter X-men Webでどこかにいる指名手配された人を見つける
CFM Click For Myself クリックすること自体が気持ちいい。リズムでクリック。
RMM Roujin to Mago Marketing 子供から老人へ
TTT タイガース!タイガース!タイガース 弱者でも継続で勝利
NUG Nugu(脱ぐ) クリックで異性が脱ぐ
HWP ハートウォーミングプラン 全行動ログの共有とマイニング
NBM Neo Buzz Marketing ???
SEX サーチエンジン エモーショナル クロスフェード 検索エンジンの結果にクレームをつける)
KRM Kako wo Revival Marketing 初期Googleなど昔の版をだす?
STM Spare Time Management 1人の時間、みんなの時間、どっかとつながる?
NBO Now Blog Optimaization
RNM Realtime Neuron Marketing 脳とWebの接続
RRC リアルタイムソリューションコンテンツ
EOM Edge on Mass
UFO Ultra Focus Optimize サイトをコミュニケーションしながら少しずつみせるLAO Love Affair Optimaization
OOM オレオレサギマーケティング(橋本)
HKM 人質解放マーケティング(百式管理人)
優秀作にはニフティのココログ提供のトラックバック野郎Tシャツが贈呈されました。
2004年04月20日
帰ってきたアクセス向上委員会議 満員御礼に感謝報告第1弾
130人以上もの方々にご参加いただきまして、ありがとうございました。
なんといきなり、デジハリ杉山校長にご挨拶いただいてしまいました。Webとマルチメディアの最先端の学校で、前の日曜日に民間初の大学院を設立されたばかりのホットな学長のご挨拶。おまけに、日記にも書いていただきました。
http://www.dhw.co.jp/school/diary/top.html
「東京校セミナールームでは、なんと「帰ってきたアクセス向上委員会」というイベントが開催されていて、名だたるWEBマスターを中心に150人近くのプロたちが集まって、真剣に勉強会をしていた。素晴らしいことである。」
ハイ、素晴らしいことでした。
さて、報告ですが、
後で昼間にこのエントリに書きます(笑)
報告を書かれた方ぜひトラックバックをお願いします。
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で、追記しようと思いましたが...。トラックバックに大量の素晴らしいレポートが集まりましたのでご紹介させていただき報告に代えさせていただきます。
え?参加者のブロッガーが書いてくださるのを良いことに最近レポートをサボっていないかって?。いえいえ、これもアクセス・シェアリング・マネジメント(ASM)という高等な技術なんですよ!。
謎の表彰です。
【恐らく最速にして最適で賞】
・帰ってきたアクセス向上委員会 (たつをのChangelog)
http://nais.to/~yto/clog/2004-04-20.html#2004-04-20-1
【とりまとめが網羅的で賞】
・帰ってきたアクセス向上委員会参加者リスト
http://cgi.f28.aaacafe.ne.jp/~toku/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5B%B5%A2%A4%C3%A4%C6%A4%AD%A4%BF%A5%A2%A5%AF%A5%BB%A5%B9%B8%FE%BE%E5%B0%D1%B0%F7%B2%F1%BB%B2%B2%C3%BC%D4%A5%EA%A5%B9%A5%C8%5D%5D
【ドキュメンタリっぽくて生々しいで賞】
帰ってきたアクセス向上委員会!生ログ1。ひたすらメモってきました
http://www.salesaid.jp/mt/archives/000331.html
【感動ドラマがありましたで賞】
・無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポート その1
http://www.enatural.org/archives/001101.html
【番外:相変わらずツイてるで賞】
・無敵会議(帰ってきた)アクセス向上委員会に行って来ました。
http://blog.zikokeihatu.com/archives/000226.html
なお今回の豪華ゲストは、以下の通りでした。貴重な体験と知恵に満ちたお話ありがとうございました。
・伊藤将雄さん
http://www.nikki.ne.jp/
就職活動の巨大掲示板、「みんなの就職日記」を運営。コミュニティを活性化
する秘訣、コミュニティをビジネスにする秘訣を聞き出した。
・たなかよしかずさん
http://gree.jp/
一ヶ月で一万人を集めた驚異的なソーシャルネットワーキングサイトを一人で構築、運営、管理。なんでそんなことができるの?を聞き出した。
・宮川達彦さん
http://blog.bulknews.net/mt/
いわずと知ればBulknews/Bulkfeedsの運営者。天才ハッカー。Livedoor執行役
員。技術面、アイデア面から人気サイト作成のコツを聞き出した。
・AllAboutほかプロデューサ 粟飯原理沙さん
http://www.adnec.com/blog/archives/aihara.html
・@コスメ 吉松徹郎さん
http://www.istyle.co.jp/
・株式会社エンジン タノミコム プロデューサー 内田研一
http://www.tanomi.com/
・カフェグロープ 矢野さん
http://www.cafeglobe.co.jp/
・ニフティ ココログ 伊藤さん
http://cocolog.nifty.com/
2004年04月19日
再掲:成功するインターネットソフトウェアエージェント論
昨日に続いてアクセス向上委員会の話で恐縮ですが、私がこのコミュニティで書いた最も長い文章がこの「成功するインターネットソフトウェアエージェント論 〜 分類と分析、戦略と未来〜」でした。1999年4月の時点の様々なWebサービス、ソフトウェアを、擬人化したエージェントとして分類して、ネットワークの将来を考えた内容でした。
学校の授業をさぼっていた私にとっては、これが卒業論文みたいなものだったのかもしれないと思いました(笑)。これもまた拙い文章で気恥ずかしい限りですが、この文章については、内容の水準はともかくとして、Webサービスを擬人化して分類するという着眼点だけは悪くなかったと自己評価しています。これから5年、ビジネスや技術についてたくさんの先輩、先生方に教えていただき、少しですが私も成長しています。このスタイルで、近い将来、もう一度、最新情報をまとめてみたいものだと思っています。
全文はここからダウンロードしてください。
このブログには目次のみ表示します。なお、多くのURLは5年前のものですから大半はNotFoundです。
概要:
【タイトル】
● 成功するインターネットソフトウェアエージェント論
〜 分類と分析、戦略と未来〜
作者(Copyright): 橋本大也(アクセス向上委員会)
日時 : 1999年4月2日
バージョン : 1.0
オリジナル URL : http://www.access.or.jp/agent/index.html
連絡先 : hasimoto@sf.airnet.ne.jp
ICQ Number : 5907526
【このドキュメントの目的】
このメールはアクセス向上委員会メーリングリストへの投稿です。
ではなくて、
インターネット上にはさまざまなサービスを実現するエージェントが存在しています。そもそもWebブラウザやメールソフトがエージェントですし、コンピュータ自体がエージェントです。情報技術において、エージェントと言うのは非常にありふれたものなわけですね。これを今分析してみたいのは、インターネット上に単純なアクセスカウンタや掲示板CGI以上のインテリジェンスを持ったプログラムが増え始め、人気のエージェントが出現してきている現状、Webサイトやサービスの成功を考えるにあたって欠かせない重要な要素に成り始めたと考えるからです。
そもそも私は成功するWebサイトコンテンツもまたエージェント的要素をはっきりさせると良いものだろうと常々考えてきました。何のサイトか分からないサイトは失敗し、ユーザにとって何をしてくれるサイトか、をはっきりさせることが重要であると思うのです。
ユーザに知識を与えてくれるサイト、楽しませてくれるサイト、議論の場を提供してくれるサイト、計算してくれるサイト。単純にテキストや画像オンリーのサイトであっても、エージェント要素はあるし、その要素を明確に打ち出すことこそ成功の秘訣でもあると考えました。
このエージェント要素を高度化し、何らかのインテリジェントな振る舞いを持たせたものが以下で分類、分析、議論したいインテリジェント・ソフトウェア・エージェントです。既存のエージェントを分析することによって、今後どんなエージェントを作ったら成功するか、またはエージェントの活動によってインターネット利用がどのように変化していくかを考えるのは、Webサイト成功戦略を考える上で有益な議論になるのではないかと思います。
以上の目的を持ちまして以下の文章をすすめたいと思います。大変長文になりますが、みなさんのお考えを聞かせてください。
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【このドキュメントの構成】
長文である為目次を作成します。
・【タイトル】
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・【このドキュメントの目的】
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・【このドキュメントの構成】
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・【インターネットエージェントの分類】
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+■Trail Finder 成功した先人の検索経路をたどる
+■Expert Finder 欲しい情報を持っている専門家を探す
+■Friendship Manager オンライン友人関係を築き、そして維持する
+■Nodes Activator 情報ネットワークの接点を強化する
+■Collaborative Rating Server 協調型レイティングサービス
+■Relatives Finder 類似した情報をみつける
+■Auction Applicant&Auctioneer オークションの代理人となる
+■Push Information Agent 情報をユーザの手元まで届ける
+■Anonymous Proxy 匿名での情報交換を可能にする
+■Political Organizer 賛同者を集めてパワーを作り出す
+■Associated Link Maker 関連性を発見しハイパーリンクを結ぶ
+■Multiple Searcher 複数の検索システムへ問い合わせ、結果をまとめる
+■Knowledge Engine データを知恵に変換する
+■Geographical Information Mapper 雑多な情報を地図上に配置する
+■Real-time Monitor&Alert リアルタイムに状況を監視しユーザの注意を喚起する
+■Trail Finder 成功した先人の検索経路をたどる
+■Expert Finder 欲しい情報を持っている専門家を探す
+■Friendship Manager オンライン友人関係を築き、そして維持する
+■Nodes Activator 情報ネットワークの接点を強化する
+■Collaborative Rating Server 協調型レイティングサービス
+■Relatives Finder 類似した情報をみつける
+■Auction Applicant&Auctioneer オークションの代理人となる
+■Push Information Agent 情報をユーザの手元まで届ける
+■Anonymous Proxy 匿名での情報交換を可能にする
+■Political Organizer 賛同者を集めてパワーを作り出す
+■Associated Link Maker 関連性を発見しハイパーリンクを結ぶ
+■Multiple Searcher 複数の検索システムへ問い合わせ、結果をまとめる
+■Knowledge Engine データを知恵に変換する
+■Geographical Information Mapper 雑多な情報を地図上に配置する
+■Real-time Monitor&Alert リアルタイムに状況を監視しユーザの注意を喚起する
+■Language Translator 異なる言語を翻訳する
+■Conflicts Mediator 衝突を解決、回避する仲裁者
+■Document&Software Compiler 文書やソフトウェアを自動生成する
+■Instant Contact Manager リアルタイムコミュニケーションを支援する
+■Download Manager ダウンロードを管理する
+■Context Abstractor ユーザの置かれたコンテクストを抽出する
+■Virus&vaccine ウィルスとワクチン
+■Search Engine Submitter サーチエンジン一括登録
+■Brain Storm ブレインストーミングを支援する
+■Mail Magazine Publisher メールマガジン発行代行システム
+■Advertising Controller オンライン広告配信の管理とマーケティング情報抽出
+■Remote Sensor&Worker 遠隔操作で五感情報を取得する
+■MUD ChatterBot バーチャルコミュニティ内のノンプレイヤーキャラクタ
+■Proof reader&code Validator 文章の校正チェック、コードの正当性チェック
+■Accessibility Helper アクセッシビリティ支援エージェント
+■Price Agent 価格比較エージェント
+■WebSpider&UpdateChecker Webリソースのモニターエージェント
+■Super Agent Decision Maker 自律的意思決定を行う
|
・【インターネットエージェント周辺のテクノロジー】
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+■Web Spiderに見る代表的なインターネットエージェント
+■分散処理するエージェント
+■WebサーバにプラグインするServlet型モバイルエージェント
+■エージェント言語、開発環境、フレームワーク
|
・【成功するインターネットエージェントとWebコンテンツに関する考察】
|
+■インターネットで愛されるGUIキャラクタエージェントを考える
+■ブラックボックスよりも半透明なボックスがしばらくは有効か
+■エージェント時代に純粋なコンテンツ指向のWebサイトの取るべき戦略
|
・【そしてどうなっていくのだろうか。勝手な未来予測】
+■インターネットは記憶の遺伝子を継承するミーム型エージェントのプールとなる
+■ゲーム理論からドラマ理論へ進化、高度化する戦略アルゴリズムへスポットライト
+■感情を持ち始めるエージェントと人間の生命観、社会経済システムへの影響
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・【参考文献】
|
・【最後に:もしも全部読んでくださったら大感謝!】
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2004年04月18日
再掲:アクセス向上委員会通信1997-1999ログ
さて、20日開催の帰ってきたアクセス向上委員会議ですが、ご参加いただくみなさんは何が「帰ってきた」のか、ご存知でない方の方が多そうです。当日に説明するのも手間ですので、ここで一応補足させていただきます。
アクセス向上委員会は1996年〜2000年にかけて、学生だった私が主宰していたウェブマスタのコミュニティです。現在は活動していません。ホームページのアクセスをいかに増やすかをテーマに、1000人以上のウェブマスタが、メーリングリストで討論していました。
私は討論のネタを提供するために、定期的に「Clips」と題して、インターネットの最新動向やマーケティングTipsを毎日のように、そこに投稿していました。そのTipsは1997年からまぐまぐ(正確にはその前身のX-mail)を使って登録者に「アクセス向上委員会通信」として流し始めたところ、3万人の読者が集まりました。まだメールマガジンが日本に100誌もない時代でした。
その後、この活動は本になったり、新聞や、テレビ、ラジオなどで紹介されました。できたばかりのYAHOO!JAPANでもメガネマークで推奨サイトに選ばれました。学生が主宰していたにも関わらず、企業のウェブマスターにも多くご参加頂いて、活発でした。さまざまなドラマがありました。私はこのコミュニティを通じて、ネットビジネスの世界へ飛び込みました。
当時、私の活動を応援してくださった方々の名前を挙げたら、きりがありません。いつかそうした方々や、ネットのコミュニティに、自分も一人前になって、ご恩返しをしたいと思って、インターネットの活動や仕事をしてきました。まだまだ力が及ばずなのですが、アクセス向上委員会は、本当に私の人生にとって、大切なコミュニティでした。
が、2000年ごろ、ネットバブルも華やかな頃に、個人的にビジネスを開始してしまったことや、議論のネタが尽きたこと、同種の専門的コミュニティがいくつもできて役割を終えたと思ったことなどが理由で、勝手ながら、コミュニティとメールマガジンは自然消滅する形で休止させていただきました。
イントラネットを整理していたら、1997年〜1999年にかけてのアクセス向上委員会通信の一部がみつかりました。ビジネスやマーケティングをまるで知らない学生時代の私が背伸びをして書いた文章なので、面映いのですが、「帰ってきた」と題するイベントを主宰するに当たり、アーカイブを公開しておこうと思います。間違った知識と拙い文章力のオンパレードですが、当時としての私の最先端のつもりの情報でした。
アクセス向上委員会は正式には終了のアナウンスをできておりません。休止も私の身勝手での告知無しのことでしたので参加されていた方々には申し訳なく思っています。余裕が出来たら再開したいと、実は今でも思っていますが、経営者として未熟なせいか、実世界の余裕はなかなかできません。また、時代の移り変わりにより、単純な「アクセス向上」も、テーマとしては再考の余地ありです。
いつか、またネットの変革に関われるようなコミュニティ活動として再開できたらいいなあと思っています。20日のイベントは一瞬だけ、再開気分を味わさせていただきたいと思います。
2004年04月11日
(帰ってきた)アクセス向上委員会議
無敵会議シリーズ第4回の開催が決まりました。次は人気サイトの秘密を共有し共創する会議でです。
人気サイトの秘密をこっそり、ごっそり共有する会議です。
お金をかけず、発想や感性、個人の能力で、月間何十万、何百万、何千万ページビューの人気サイトを作ることは、どうしたらできるでしょうか?実際にそれを「やってみせた」作者をゲストスピーカーにお呼びしながら、皆で、未来の人気サイトの作り方を考えてみましょう。
会議ですから全員参加です。
まずは以下の質問「10年後のトップサイトのコンセプト」に必ずお答えください。これは当日、全員の投稿を印刷して共有します。100人集まれば100通りのトップサイトのコンセプトが集まります。
質問
「
2014年4月20日。
あなたは高層インテリジェントビルの最上階の、社長室で葉巻を吸いながら、自らの成し遂げたことを振り返っています。
それは長いようで短かった10年間でした。
まさか、片手間にはじめた個人Webサイトが、雲の上の存在だったYAHOO!や2ちゃんねるを抜く人気サイトになり、日本のトップサイトに成長するなんて、あなた自身が思ってもみなかったことでした。
思えば最初の発想が良かったのです。資本もブランドも不要の、あのアイデアがあなたの人生を変えたのです。
さて、質問です。あなたはどんなサイトを作ったのですか?。サイトの名前と内容を簡単に教えてください。
」
投稿内容はすべて印刷して参加者全員で共有します。どうですそれだけでも面白そうでしょう?。それだけじゃないんです。
主宰の一人の橋本のブログ「Passion For The Future」は月間10万ページビュー程度のサイトです。もうひとりの主宰の田口は月間50万ページビューの「百式」と13万人超のメールマガジンを一人で運営しています。少なくとも二人はこのレベルは語れます。
しかし、ゲストスピーカーはさらに強力です。
月間7500万ページビューのサイトを個人で始めた運営者や、先端技術を独力で実装して人気サービスを作ったエンジニア、日本のトップサイト運営の裏側を支える管理者も次々に登場する予定です。
■ 実施要綱
日時 2004年04月20日(火) 19:15-22:00(19:00受付開始)
場所 デジハリ東京本校 (地図)
千代田区神田駿河台2-3 DH2001 Bldg.
費用 3,000円(税込、当日現金払)
定員 限定70名(先着順)
持ち物 筆記用具
協賛 デジタルハリウッド株式会社
主催 橋本大也(Passion for the Future)
百式管理人(百式)
■ プログラム
第一部 主催者、ゲスト入り乱れてのフリートーク
人気サイト作者が語る、表のワザ、裏のワザ
コンサルが明かす検索エンジン表示順位向上 SEO技術の秘密
先端技術に見るアクセス向上テクノロジー ベスト5
百式管理人が語る次世代トップサイトと外野のつっこみ
第ニ部 会議
人気サイト構築術について参加者とともに会議します。
第三部 名刺交換と交流会
名刺とそれ以外のあらゆるものを交換。
■ 投稿・お申込みはこちらから
会議への参加お申込み、投稿は下からどうぞ。
■ お問合せ
このイベントに関するお問合せ、取材のお申込みは info@project-on.com までお願いいたします。
2004年03月28日
参加者募集:日韓大学生 アントレプレナーシンポジウム'04
日韓大学生 アントレプレナーシンポジウム'04
韓国の大学発、精鋭ベンチャー企業のCEOたちと、情報通信や起業をテーマに情報交換したい学生のみなさんにお知らせです。私はこのシンポジウムの情報通信部会で司会進行役を担当させていただくことになりました。
4月13日のテーマ別分科会に参加したい学部生や大学院生の方を募集しています。将来の起業に関心のある方、既に創業されている方、ITベンチャーへの就職を考えている方など、いらっしゃいましたら、無料ですのでぜひご参加ください。
参加申し込みはこちらのページからどうぞ。なお、申し込みメールには「橋本の紹介で」とお書き添えください。優先枠で確実に入っていただけます!。
申し込みサイト
http://www.v-kids.org/kotef/
----詳細
日時:4月13日 11:30~12:30 (予定)
場所:リーガロイヤルホテル東京(早稲田)
講演内容:ITなどの技術ベンチャー企業の実情と未来
対象:日本、韓国の大学生、大学院生向け
主催:韓国産業資源部
主管:早稲田大学ビジネススクール(アジア太平洋研究センター)
事務局:株式会社セルフウイング(早稲田大学支援企業)
<日韓大学生 アントレプレナーシンポジウム'04>
開催日:2004年4月12日(月)〜4月14日(水)
場所:東京(早稲田大学シルマンホール、リーガロイヤルホテル東京、早稲田大学国際会議場)
内容:日韓大学(院)生による技術系の起業に関するテーマ別分科会、シンポジ
ウム
目的:日韓の起業に関心がある大学生同士の技術創業アイディアと情報交流の場を与え、技術革新と国際的な創業マインドを向上させると共に、人的なネットワークを構築するためのサポート
対象:分科会に参加する意志のある日本の大学生・大学院生(事前申し込み必要)
日本学生日程 ・4/12(月)日韓大学生交流会
・4/13(火)シンポジウム、分科会、懇親会
※4/13(火)午前中のシンポジウムのみ参加する学生も募集しております。
(事前申し込み不要)
主催:韓国産業資源部
主管:韓国産業技術財団、早稲田大学大学院アジア太平洋研究センター
協力:
−韓国:韓国:韓国創業大学生連合会、韓国技術ベンチャー財団等
−日本:経済産業省、BLS-GENET(日本大学生ビジネス研究会)、川崎市産業振興財
団、ドリームゲート
学生起業家の会、日本ベンチャー学会、株式会社ネクスト、ASIA和力者団!等
科会テーマ (5分野)
1)情報通信(インターネットコンテンツなど)
2)電機電子(S/W、H/W開発、ゲーム開発など)
3)機械(自動化、部品、新素材など)
4)化学(環境、バイオテクノロジー、食品、繊維など)
5)生活及び知識サービス(広告、出版、デザイン、キャラクターなど)
参加費:無料(交流会・懇親会含む)
参加日程表:
☆4月12日(月)
【交流会会場】早稲田大学シルマンホール
18:30〜21:00 日韓大学生交流会
☆4月13日(火)
【午前会場】リーガロイヤルホテル東京
9:00〜9:50
開会の言葉
−早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 センター長 松田修一教授(祝辞)
−駐日韓国大使館 大使
−韓国産業技術財団 事務総長
−経済産業省 未定
9:50〜11:30
日韓産業技術専門家によるプレゼンテーション
−両国の産業技術の全般的動向及び展望
・日本代表 日本ベンチャー学会 田村真理子氏
・韓国側 1名
日韓大学生による産業技術交流に関するプレゼンテーション
−大学(院)生のベンチャー創業の現状及び動向
−両国間協力方案及び課題提示
−両国共通の議題に関して発表し、随時Q&A
11:30〜12:30☆
日本ベンチャーCEO発表
− 日本の成功したベンチャー起業家の具体的な事例紹介
株式会社マクロミル 代表取締役CEO 杉本哲哉氏
【午後会場】早稲田大学国際会議場
ここを募集中!
13:00〜18:00
テーマ別分科会
− 各自希望した分科会に参加し、日韓大学生による活発な意見交換・情報共有を行
います。
【懇親会会場】早稲田大学国際会議場
19:00〜20:30
分科会参加者による懇親会
☆4月14日(水)
午前中 日本企業視察
午後 韓国側帰国
● お問い合わせ・お申し込み先:
事務局:株式会社セルフウイング(早稲田大学内)担当:平井(隆)、橋本
電話:03-5292-0738 FAX:03-5292-2465
E-mail:kotef@v-kids.org http://www.v-kids.org/kotef/
2004年03月02日
読者の皆様教えてください2004春
・読者の皆様教えてください2004春
https://rs.shake.ne.jp/enquete.php?enq_id=4419&key=c52ab839
「ややこしいプレゼント」付の「簡単なアンケート」にご協力ください
今日でこのブログを始めてから、ちょうど6ヶ月が過ぎました。当初はきまぐれに始めたサイトでしたが、読者の皆さんに励まされて、毎日更新のペースも続いています。このブログを始めたおかげで、毎日文章を書かねばなりませんから、自然と「一日をテーマを持って過ごす」ようになりました。予期せぬブログの効用でした。
さて、自分で書きたいことを書くという基本スタンスはあるのですが、読者の皆さんが期待されていることを書きたいという想いもあります。また、どのようなプロフィールの方々に読まれているのかが気になります。私も読者のみなさんにとっても、よりよい内容になるように、ここで一度、簡単なアンケートを実施させていただきたいのです。
回答していただいた中から、抽選でお一人に、プレゼントを差し上げます。プレゼントの内容は、アマゾンで販売されている書籍(1000円〜2000円程度)です。ただし、当選者のあなたが自由に選べません(笑)。
当選した方は、どのような本を読みたいか、あるいは、どんなことに興味があるかを私に、お伝えください。それに対して、「じゃあ、この本などいかがですか?」とご提案いたします。何度かやって、両者が納得した段階で、本をアマゾン経由でギフトとして、発送させていただきます。
なお、当選者決定は抽選ではありますが、自由記入文が面白いまたは役に立った方には、もうひとり、ふたりプレゼントを用意させていただくかもしれません。個人サイトですのでそこらへんはかなりアバウトです。
アンケート内で任意回答で電子メールアドレスをお聞きしています。プレゼントをご希望の方のみこの項目はご回答ください。なお、アンケート回答内容は後日公開する可能性がありますのでご了承ください。
アンケート画面:読者の皆様教えてください2004春
https://rs.shake.ne.jp/enquete.php?enq_id=4419&key=c52ab839
なお、今回のアンケートには、セルフサービス型アンケートサービスのリサーチシェイク(株式会社シェイク様)にご協力を頂きました。アンケートの作成編集と実施が極めて便利に安価に可能なサービスです。今回は有料サービスプランの機能を使わせていただきましたが、無料でも7項目200サンプルまでの実施ができるとのことです。
私は仕事柄アンケートキャンペーンに関わっていますが、このサービスは、アンケートのWeb上での編集や、回答一覧、クロス集計など機能が充実しており、大変お薦めです。もちろん、生データをCSVとしてダウンロードもできるので、その後のデスクトップでの詳細分析もできます。フリーや安価なプランがあるので、SOHOレベルや個人事業での利用に特に向いているなと思いました。
それでは、ぜひサイトの改善に向けてのアンケートへのご回答よろしくお願いいたします。
2004年01月29日
超本格会議開催、満員御礼に大感謝 報告その1
究極の一冊を教えあう、超『本』格会議!。告知期間が6日間と短く心配していたのですが、告知をお手伝いしていただいた方々のご協力もあって、満員御礼となりました。「究極の一冊」の熱い投稿は150冊を超え、軽く1年分の読書生活に困らないリストができました。(投稿者、参加者の皆様向けのデジタル版配布は月曜を予定)
イベント終了後、終電近くで帰り、翌日が朝から1日外出だったので、詳しい報告を書くのが遅れたところ、既に参加者の皆さんのWebに、超本格報告を見つけてしまいました。
こ、これでいいのでは(笑)、内容そのとおりでございます。(特にひとつめはプロの編集者さんに書いていただけるとは...ツイてます)
・超「本」格会議に行ってきました
http://kotonoha.main.jp/2004/01/30books.html
・超『本』格会議!
http://nais.to/~yto/clog/2004-01-29.html#2004-01-29-3
・本格会議行って来ました
http://naoya.dyndns.org/~naoya/mt/archives/000898.html
(参加していただいた方向けの「ここだけの話」へのご配慮にも感謝です)
というわけでこんな感じだったのです。
■会議の結果報告
内容は予定通りで、前半は私と田口さんのフリートーク。後半は全員参加の会議でした。特に盛り上がった後半の会議のテーマは「2004年にバカ売れする書籍のタイトルとその理由を考えてください。」でした。
最初に、全員で以下のサイトを見て、橋本・田口が簡単にレビューし、最近はどんな本が売れているのかの情報を会場で共有しました。
・年間ベストセラー(日販のランキング)
http://storefront.linksynergy.com/fs-bin/store?eid=KDApI1JJ0Kw&offerid=33310&stid=57&subid=
・年間ベストセラー
http://storefront.linksynergy.com/fs-bin/store?eid=KDApI1JJ0Kw&offerid=33310&stid=80&subid=
・ビジネス書ベストセラー
http://storefront.linksynergy.com/fs-bin/store?eid=KDApI1JJ0Kw&offerid=33310&stid=59&subid=
・フィクション
http://storefront.linksynergy.com/fs-bin/store?eid=KDApI1JJ0Kw&offerid=33310&stid=58&subid=
・単行本 週間ベストセラー(1)◆
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/best_wa.cgi?subj=tanko
・アマゾンの今週
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/497532/249-3840969-3395553
その後、個人で10分ほどタイトルを考えてもらった後、5,6人のグループに分かれていただいて、20分の会議セッションを行いました。今日の報告ではまず、このグループ単位で発案されたアイデアをご紹介したいと思います。
【グループ討議結果シート】
● 10日間で幸せになる技術 〜幸せの人が知っている10の法則〜
誰もが持っている願望。短期間で簡単。ノウハウが身に付く。「技術」を付けることで胡散臭さをなくす。
● ボケる技術
昨今のお笑いブームの中で、素人は自分でも面白いことを言って人気者になりたいと思っている。そんな中、お笑いの要であるボケについての本である。この本はバカ売れ間違いない。
● マトリックスを実現する50の方法
脳にチップを埋め込む時代が近づいている。ブレーンマシーンインターフェイスの紹介。脳ブーム。
● おじいちゃんは水戸黄門を見ない 〜3000万人の10兆円マーケット〜
シニア層の人口が増えている。どの業界もビジネスマーケットとして狙っている。でもその実態はあまり分かっていない。
● 2004年東京方舟の造り方 〜古代人の知恵に学ぶ99のサバイバル術〜
関東大震災が間近に迫った2004年。首都機能を失った日本を脱出する最終兵器とは?
● 萌える闘魂
生産的なものに萌えをそそげ。「お前らは負け犬じゃない」、「世界を萌えで埋め尽くせ」。対談:イノキ&オグラユウコ
● だめなんだよ、その成功法は!
成功オタクが語る成功法の実証例。巷に溢れている成功法のアンチテーゼ。成功法を試した100人のキャッシュフロー付き。
● 少食党宣言
少食党が世界を救う。「食べる」ことをあらためて考える新しい食生活の本。1日500kclで仙人になれる。ダイエット本に見えるのが保険!
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力作ばかりですが、私が個人的に好きなのは、
「おじいちゃんは水戸黄門を見ない 〜3000万人の10兆円マーケット〜」
「だめなんだよ、その成功法は!」
かな。
ちなみに私個人もタイトルを考えました。
「マンガで読む 2ちゃんねる よのなか学
モナー博士とギコネコ教授のニューススレ解説」
田口さんの「90日で結婚する方法」の方が受けてましたかね?。
■楽屋裏より
今回も忘年会議に引き続き「面白かったよ」といってくださる方が何人もいて次回へのモチベーションが高まります。シリーズ化第1回ということもあり、まだまだ内容や進行上、至らない部分あるかと思いますが、主催者自身も皆さんのお力で、テーマ名のとおり「無敵化」したいと思います。ご意見よろしくお願いいたします。
途中私がしゃべり過ぎて時間延長の提案と参加者のご許可を頂き、エクステンデッドバージョンでお送りするハプニングはあったのですが、アジェンダ通りの内容をお話しすることができてほっとしました。予定外は、俺と100冊の成功本の聖幸さんの話が面白すぎて、私と田口さん負けそうだった上に、最後のジャケン大会で優勝し、自論の「ツキ」を実証して会場大爆笑だったこと、くらいです。
報告はまだ明日続きます。
2004年01月01日
2004年あけましておめでとうございます:マルコフ先生に聞く今年のトレンド
新春のお喜びを申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、
誠にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
さて、日本経済新聞社が早速、今年のIT業界のキーパースン34人に今年の展望を質問した結果が掲載されています。とても読み応えのある特集です。
・日本経済新聞社 特集・2004年IT展望 ――識者に聞く
http://it.nikkei.co.jp/it/njh/enq04.cfm
識者の貴重な意見ですがさすがにこれだけボリュームがあると読むのが大変です。そこで、要約をマルコフ先生に手伝ってもらうことにしました。
マルコフ先生をご紹介します。先生はJavaアプレットでできています。
・マルコフ連鎖による作文。
http://www.cc.rim.or.jp/~knagasa/jmarkov/jmarkov.html
原理は上記のページの通りです。原文テキストを学習データとして与えると、文章の要素を分解して、ありがちなパターンで並べ替える、と言う人工知能的の自動作文ソフトです。現実の人間の話を聞いて、それっぽい文章をしゃべるというわけです。
早速34人分の「2004年、ITにおける注目のテーマやトレンド、キーワードは? 」の回答部分だけを集めて、学習データとして、マルコフ先生に渡しました。先生は34人の英知をひとつの文章に自動要約してくれました。これで34人分読まなくてもよいはず。
今年のテーマ、トレンド、キーワードはこんなかんじだそうですよ。
「
Q2 2004年、ITにおける注目のテーマやトレンド、キーワードは?
生活のデジタル化、ネットワーク化 ユビキタスという「概念」が米国のブロードバンド政策を見いだすことが起こる。 デジタルアセットマネジメント 企業ITは、消費者や取引先と相互に対話のできる企業、市民と対話をいとわない行政機関、だれとでも公平に対話のできる人などが評価されるようになると思います。要注目です。 「企業のバーチャル化が本格的に取り組むテーマであるから。 RFIDを使用した手ぶら旅行の実験の開始でテレビの新規需要が喚起され、新たなステージを迎えるか。 書き込み可能な2層式DVDドライブでは、市販のDVD映画などをそのままの状態でコピーすることが不可能だが、「ネットワーク配信されるサービス」を「アップグレード」していく、という時代が、使い勝手や価格など質実ともに快適かつ楽しい物となるのか、とても気になるところ。
」
ああ、随分、いろいろなことがありそうですね。
それでは今年もよろしくお願いいたします。
#上記日経のITサイトには私も昨年取材を受けました。当時と同じかそれ以上に、今年は一層セマンティックWebが注目されると思っています。
(3/17)人間が連想するような感覚の検索技術――データセクションの橋本大也CEO
http://it.nikkei.co.jp/it/busi/enouesai.cfm?i=20030314c1000c1
2003年12月28日
年末年始手抜き企画のお知らせ
年末年始手抜き企画のお知らせ
夢あるのセミナーで日記を毎日続けると宣言したので毎日更新予定です。
年末年始は1月4日までは、いつもの情報技術の話からおもいっきりはずれます。いくら好きとは言え、休み中にこの同じネタを続けると、私もみなさんも疲れるだろうなあというのが理由です(ピュア)。
映画や音楽、ゲームや漫画の話をしたいと思います。情報技術系を期待する方は、1月5日以降にご訪問ください。
この時期は私にも家族サービスもありますので、基本的に書き溜めた原稿で更新予定ですが、コメント欄のチェックは怠りません。というか、コメントへのリプライは普段よりも多くできると楽しみにしています。どうか感想やご意見をお気軽にカキコしてください。
【年末年始の更新予定】
12月29日 私の好きな映画たち(1)
12月30日 私の好きな映画たち(2)
12月31日 私の好きな漫画家たち
1月1日 年始のご挨拶
1月2日 私の好きなゲームたち
1月3日 私の好きな音楽たち
1月4日 この年末年始で楽しんだもの報告
1月5日よりブログ、会社(データセクション)ともに通常営業へ戻ります。
年初、最初の仕事は1月5日の雑誌社WebDesigning編集部訪問です。取材を受けるのですが、大変興味があるので、逆取材してブログネタにしちゃおうと企んでいますので、編集者さん、読まれてたらよろしくお願いします。
・WebDesigning
Webデザイナーでなくても楽しめるITネタも満載の雑誌だったんですね。これまでデザイナー向けと思って読んでなかったけれども、最新号を頂いて驚き。
2003年12月17日
忘年会議満員御礼に心から感謝
報告第1弾 何度かに分けて報告します。たぶん。
忘年会議終了。師走に150人満員御礼の大盛況。ご参加いただいた方、Web推薦投稿をいただいた方、会場提供してくださったデジタルハリウッドさん、お手伝い頂いたスタッフのみんな、本当にありがとうございました。
「これが私のイチオシサイト」が熱い推薦理由つきで239サイト集まり、その中から私と田口さんで独断と偏見のベスト10サイトを選出させていただきました。当日の内容はほぼ予定したアジェンダの通り。20分で239サイトを全部見るという無茶もしましたが、皆さんのご協力もあって無事紹介しきることができました。
投稿の中から橋本&田口の選んだ独断と偏見のベスト10は以下の通りでした。二人で239サイトを見て盛り上がったものを選んでいます。無論他にもたくさんの面白いサイトがありました。参加者の方は完全なリストをお持ちですから、ご自分のベスト10を作ってみてください。
■BEST SITES of the year!
1位 未来を創造するプロフェッショナルたちのためのネットワーク
http://www.future-planning.net/xp/modules/news/
事業開発者のための情報サイト。濃い時評コラム、書評、意見。ビジネスとテクノロジーがバランスよく融合し、ITビジネスコミュニティの模範のように思えました。
2位 Business Issue 日本語版
http://www.bigissuejapan.com/index.html
その社会性と独創性にショックを受けたから。
3位 X51.ORG
http://www.x51.org/
好奇心の刺激。ムー系の話題をポピュラーサイエンスとして。
4位 Hirax できるかな
http://www.hirax.net/
技術者の実験精神と遊び心。
5位 PYA!
http://pya.cc/
別に今年ってわけじゃないですね。ココでも一番すきなんです。
6位 Bulknews
http://bulknews.net/
RSSの最先端の取り組み。ツールとしてそもそも便利で大活用。
7位 Webook
http://www.webook.tv/
書評サイト。毎日読書し続ける根気に脱帽!
8位 送料の虎
http://www.shipping.jp/
「ネットを使えば、大会社に個人が勝てる」というネット黎明期のワクワクを感じることが出来る。このページはYahoo!宅配に勝っていると思う。
9位 WebArchive
http://www.archive.org/
ウェブサイトの波乱万丈な人生が垣間見ることが出来るサイトだから
10位 POP辞書.com
http://www.popjisyo.com/WebHint/Portal.aspx
とにかく海外サイトを読むのに便利。翻訳待ち時間がイライラしない
■今年を表す漢字
会議のセッションでは、参加者を6人程度のグループに分かれてもらって、次のテーマをグループ別に考えてもらいました。
Q1 「あなたのグループが選ぶ、2003年のインターネット業界を表す漢字1文字を考えてお書きください」
Q2 「あなたのグループがその漢字を選んだ理由を教えてください(ユーモアたっぷりにどうぞ)」
「個」
Blogによる個人の復権
(個人による情報発信、選択、収集、個人間の集いなど)
「言+深の右辺」(#そんな漢字のフォントないです...)
言べんに深(の右ヘン)と書いてブログです。
<言葉と深さと探る>
「繋」(つながり)
個人同士が目だってつながってきた時代なんで
「人」
2ストロークで書ける「人」。単純で深くて途切れることがないつながり。ネットサーフィンでヒトットビ?。ひとりでは生きていけない。だからサイトがあるんだ。
「誌」
Blog=〔航海日誌=Log〕。言葉に志を持ったメディアになってもらいたい。
「血」
そこまで夢中になるのはスゴイなと思って。
わたくし事。まさかヤフーのトップ画面で鼻血を出すとは思わなかった。
「字」
漢字が分からなかった
「呈」
形がパソコン。口=しゃべる。Webで個人がInfo発信。おれが王様。だから呈。
「便」
人が行進するサイトは便利ですごい。うんちじゃないよ。人は毎日便をする。これが最終成果物。サイトも同じ。
「散」
今日の意見が散ってた。
(概念図)#ホームページ時代、ポータル時代、Blog時代と進むと個が分散すると同時につながっていることを表す図、たぶん)。
「誌」
いいものはいいのです(わらう)
「俺」
「オレオレ」「私、私」サギも増えたこともあるが、日本では今年がBlogブレイク元年だと思うので、プロじゃなくても自分というものをアピールする手段、環境が増えてきたことから浮かんだ一言。
「誰」
みんなBlogを書いていますが、誰に向かって書いているんでしょう?
「人」
”情報”を求めていったら”人”に回帰した年だった。
1 Blogしかり
個人サイトよりも個人が両面におしだされ、情報に辿りついて終わりではない。巷の人と継続的につながるようになった年。
2 Googleしかり
人がつけたリンクを解析したらすごい検索エンジンになったり、メディア化した年
「尾」
AB←のB
BoradBand BtoB Blog
トラックバックはブログの尻尾
2003年もおあとがよろしいようで。
「鎖」
1 つながり
2 しばられ
「芽」
新しい可能性に期待
「雑」
ビジネス云々で雑然となりつつあったNETがWeblogの登場やら何やらで突然ぐちゃぐちゃになった。来年はこれをまた整然とさせるようなアクティビティが注目されるのかなあと。
「気」
そんな気がするから。
「祭」
いろんな意味を込めて...
「部」
ブログの部(in 台湾語)
「選」
ネットの世界は玉石混交の世界→えらぶこと(サイトを)
回、脳、楽、暗、因→明るい方向へ、未来は明るい!
「陰陽の記号(#漢字じゃないでしょそれ...)」
司会者に負けたくないから。誰もえらんでないだろうから。
解説です。今年はブログの話題が多かったため、ブログを意識したつながり感の漢字連想が多かったようです。
もし私が選ぶとしたら...。「来」かな。ブログ、セマンティックWeb、コクーン、iPod、可視化技術など「未来につながるものがキターッ!」という意味で。個人的には、今年は子どもも生まれてそういう気分の1年でした。あ、それはインターネット業界じゃないけど。
#参加者でサイトに感想を書かれた方にぜひお願い。この記事へコメント&リンクするか、トラックバックをかけてやってくださいませ!
2003年12月14日
100本と1000本、達人に聞くブログを3年続ける秘訣
今日は内輪ネタです、と最初にお断り。
9月からこのブログを開始して毎日更新で、記事が100本を越えた。だんだんと毎日のルーチンワークに収まりがよくなってきて負担も減っている。習慣化されたので、気負いが消えた。だが、100本というのは、この世界ではまだまだ赤ん坊同然である。
データセクション社の経営パートナーに小橋昭彦氏がいる。彼は前職ではコピーライティング分野の登竜門みたいな業界賞「宣伝会議賞」2年連続受賞、個人サイトは、ニフティホームページグランプリ受賞、各種講演、5万部のメールマガジンの内容は講談社の文庫本になり韓国語にも翻訳されるなど、Web上での表現者として、いろいろと実績を積み上げている。
ところで、最近Weblog、ブログが流行している。彼が2001年1月に開始したサイト「ざつがくどっとこむ」は、ブログのはずなのだが、開始時期が早すぎたせいか、メディアやコミュニティの扱いでは、いわゆるブログに含められていないみたいだ。
私は雑学ドットコムは日本で最も古い部類のブログだと思っている。というのは、このシステムは私が構築したのだが、元となったのは独自に日本語化作業を施したオープンソースのPHPWeblogというシステムだからである。技術的にも開始時期から、XMLメタデータのRSSも公開していたので、ブログであると言えると思う。
小橋氏のネットでの表現活動は以下のサイトがメインである。内輪ではあるし、商業的側面もあるのだが、編集執筆が1人であることに変わりはない。1人の能力でどこまでオンラインで豊かに表現できるかという挑戦のようにも見える。
・今日の雑学+メールマガジン配信申し込み
http://www.kobashi.ne.jp/mm/
・雑学ドットコム
http://www.zatsugaku.com/
・4im
http://4im.net/
・田舎.TV
http://www.inaka.tv/
彼の表現活動の中心のメールマガジンが先日1000号を突破した。とりあえずの私の目標は自分も1000回を達成し、この同僚を抜くこと。「打倒小橋昭彦」と心に決めている(もうひとつの目標に4年以上継続しているブログの打倒百式管理人もあるが(笑))。
そこで今日は、ブログやオンライン表現を継続する秘訣をインタビューしてみた。
> Q 毎日の編集作業の手順や内容について次の4つの段階で教えてください
>
> a 情報収集(オンライン、オフライン、日常からの情報入手)
オンラインでは100誌程度のメール情報誌と、500サイト程度の更新チェックが主要な手段です。オフラインでは、まずは新聞4紙(うち地域新聞2紙含みます)、それから雑誌を5誌弱ですね。書籍は年間150冊程度。日常で大きいのは、子どもとの毎日に教えられる
視点でしょうか。
以上はいわばルーチンとしての収集ですが、一方で、情報を編集すると決めてから収集する情報がありますよね。探索型の情報というか。百科事典や検索エンジンや辞書などを利用して探します。
> b 情報整理(集めた情報をどう貯めたり分類しておくか)
オンラインで得た情報は、URLをメールソフトで貯めこんでいます。なくなりそうなリンク先の場合は、クリッピングソフトにクリップ。オフライン情報は、新聞や雑誌は気になるものだけ、切り抜いています。書籍は、ページの片隅を折る、いわゆる「犬の耳」ですね。日常のことについては、最近B7版のメモ帳に書き留めることを愛用するようになりました。
ただ、あまり整理しておくという感覚はなく、あとの編集や作業のための準備という気持ちです。
> c 情報編集(アウトライン発送や文章化)
どの情報とどの情報をつなげようかというとき、まず「視点」を決めます。どんな視点で情報を切り取り、つなぐか、ですね。それを軸に、情報の配置を考えます。そこまでは頭の中で。
この段階で、最初に述べた情報の追加収集が入ります。
で、いきなり書き始めます。そして書き終えます。書き終えた後、推敲します。この段階で、新しい情報を追加することもあるし、がさっと削ることもあります。前半と後半を入れ換えることもあります。ここがもっとも大きな作業かな。
ちなみに文章量としては、最初に書いた文章は、だいたい目標文字数より1割程度多い感じで書きます。そこからシェイプアップ。いつものコラムなら800字で書いているので、まずは900字弱で書く感じです。
> d 情報発信(メールマガジン発行、Web更新)
メール発行は、メールソフトを利用して編集作業しています。Webについては、橋本さんが作ってくれた「ざつがく・どっと・こむ」のコンテンツ管理システムを便利に使っています。あれはいい。
> Q 情報収集や編集に何かツール(ソフトウェア含む)を使っていますか?
いわゆるPCから利用しているものとしては、次のようなものです。メールソフト。エディタ。電子百科事典。Google(Sleipnirの窓から直接使ってるけど)。Amazon.co.jp。更新チェックソフト。あと頻度は低いけれど、クリッピング及びダウンロードツール(紙、NetAnts、Weber)。
> Q ネタを作り出すための意識的な習慣はありますか?
情報に接しながら、どう使えるかと問うているくらいでしょうか。あえて加えるなら、得た情報をそのまま信じず、背景を探る、利用法を考えるなど、批判的に眺めてはいます。
> Q 書けない日はありますか?そういうときにはどう乗り越えますか?
あります。でも締切があるので、とりあえず書きます。下手な文になりますが、推敲しているうちに原型をとどめないほど書き直したりもして、なんとか形になるものです。書くことでしか乗り越えられません。
ん? いやまあ、気分転換に子どもと遊んだりもしますね。あれも乗り越える方法のひとつかな。あと、ほんとうに頭が疲れているときはDVDを観たり。
> Q 紹介しているマーケティングリンク集のページの内容はどの程度詳しく読ん
> でいますか?
英語なら極端なときは見出しだけ、おおむね第一段落の要旨まわりまで、よくて「key findings」までという感じ。日本語でも似たようなものです。
まあ、だいたい全体をぱっと眼に入れておけば、なんとなくわかりますよね、情報の質って。きっと橋本さんもそうだと思うけど。
> Q 1000号続けられた最大の秘密は本人としては結局なんだったと考えています
> か?
ひとつは自分を高めるための修行だと考えていたこと、ひとつはそれにつきあっていただける読者がいらっしゃったこと。この二つの相乗効果かと思います。
> Q モチベーションややる気といったことについて役立つ本やサイトはご存知で
> すか?
過去形になっちゃいますが、高橋源一郎氏による書評を読んだり、安藤忠雄氏の『連戦連敗』を読んだり、蜷川幸雄氏の『演出術』を読んだり、内田善美氏の『草迷宮・草空間』を読んだり、池澤夏樹氏の『スティルライフ』を読んだり、マリオ・バルガス・リョサの作品を読んだりしたときは、がぜんやる気がわいてきました。あ、なんか本読んだときばかり? それ以外ではブルーマンを観たり、MOPを観たり、そとばこまちを観たり、歌舞伎を観たりといった劇場体験でしょうか。
要するに、ほかの人が新しいジャンルを切り拓こうとか、既成概念を乗り越えようとしている姿に接すると、自分もやらなきゃと励まされるってことですね。
連戦連敗 | 演出術 | スティルライフ | 世界終末戦争 |
インタビューではどの本か言及されなかったが、私が好きなのはマリオバルガスリョサではこれである。 |
企業でもナレッジマネジメントや情報発信の重要性に関心は集まっている。だが、実際問題、ベースとなる情報を作ったり、発信したりするのは人間であるはずなのだ。そこではツールやシステムもあるけれど、モチベーション、自己効力感、習慣化など、維持し拡大していくための個人レベルのノウハウも同時に研究しなければ、続かない、大きな効果はないと思っている。
忘年会議でもう1人のパートナーであり、私が一方的に打倒執念を燃やしているライバル、百式管理人にも秘訣を聞いてみたいと思っているのでみなさん、ぜひご参加ください。(なお、本来定員70人だったんですが、いま120人超えました。会場はデジハリさんがなんとかしてくれました。感謝)。
2003年12月01日
今年のベストウェブランキングを報告しあう忘年会議!
こんにちは。
データセクションの橋本と百式の田口のコンビです。日頃の感謝の意を込めて、IT業界の年末大集会を企画してみました。
■ 今年のベストウェブランキングを報告しあう忘年会議!
〜 参加すると来年の仕事効率を3倍高められる知識交換会 〜
忘年会ではありません。忘年会「議」です。
日時と場所は12月17日(水)にお茶の水のデジタルハリウッドで開催します。
・忘年会議の詳細と申込みURL。主宰の二人が全力で考えた面白プログラム。
http://bestof2003.100shiki.com/
居酒屋に集まるのではなくて会議室に集まります。今回の忘年会議では、情報検索、経営、マーケティング、技術の視点からベストウェブを決定します。参加者は来年の仕事効率を高める全部のリンクを帰宅後ダウンロードできる特典があります。
会議ですので全員参加です。参加するにはフォームからあなたが今年のベストサイトと思うウェブサイトを報告してください。推薦理由は「使っている技術がマニアック」、「写真の女性にもうめろめろ」、「実は私がやっているから」・・・など、なんでも構いません。熱く、クリエイティブな推薦理由をお待ちしております!推薦理由でベストウェブが選ばれるといっても過言ではありません。あなたの熱い思いを伝えるしびれるコピーをおまちしております
また終了後は名刺と知識の交換会の時間をとりたいと思います。またどうしても当日参加できない人も上記ページから、サイトを推薦していただければ要約版をお送りします。マスメディアとは一味違った知識のリンク集ができればと思っています。
なお、申込みURLはアクセス集中で表示が遅くなるかもしれないけれどめげずに見てください。
協賛:デジタルハリウッド株式会社
2003年11月26日
「情報共有とコラボレーション支援のためのソフトウェア」
今日は2本(この金曜日のイベントご案内と、続く通常のエントリ)記事があります。よろしくです。
なぜか各種MLに流しながら自分のBlogにこのイベント案内を出していなかった(汗)。
直前で恐縮ですが、ご都合のつく関西方面の方、ぜひいらっしゃってください。
IPA 2003年度未踏ソフトウェア創造事業
「情報共有とコラボレーション支援のためのソフトウェア」
中間発表会
私はIPA(情報処理振興事業協会)未踏プロジェクトの京都大学石田教授PMのアドバイザとして微力ながら、お手伝いさせていただいております。11月28日に、未踏に選ばれた日本のトップクラスの若手研究グループによる「情報共有とコラボレーション支援のためのソフトウェア」というテーマの発表会が京都であります。
内容はBlogあり、セマンティックWebあり、モバイル&ユビキタスありで、今後のインターネットのサービス動向に大きな影響を与えるかもしれないグループがたくさん参加されています。
私も最後にコメンテータとして登場させていただきます。審査時より、すべてのプロジェクトの方々とお話をしていますが、内容的にこのBlogで話される話題にマッチしているなあと思いましたので、ご案内させていただきました。特に関西方面の皆様、新しいビジネスチャンスの発見に、最新技術動向の把握に、どうかご参加よろしくお願いいたします。
詳細は以下。
http://www.ipa.go.jp/NBP/15nendo/15mito/seminar.html
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IPA 2003年度未踏ソフトウェア創造事業
「情報共有とコラボレーション支援のためのソフトウェア」
中間発表会
■日時:2003年11月28日(金)10:00〜17:00
■場所:コープイン京都 中会議室
京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル井筒屋町411
TEL 075-256-6600 FAX 075-251-0120
http://hawk2.kyoto-bauc.or.jp/coop-inn/kyoto/
■参加費:無料
どなたでも参加できます。特に、未踏への応募を検討されている
方はぜひ見学においでください。
■スケジュール(予定)
○司会 中西英之(アドバイザ:京都大学 助手)
10:00-10:10 開会の辞
プロジェクトマネージャ 石田亨(京都大学 教授)
10:10-10:50 「個人に適応した情報オントロジに基づくコミュニティ支援システム」
小田 朋宏(コロラド大学 博士課程)
10:50-11:30 「ハイパーリンク型経験共有システムの構築」
坂本 竜基(ATR知能ロボティクス研究所 研究員)
11:30-12:10 「異なる言語の環境で知的触発を引き起こす発想支援ソフトウェア」
吉野 孝(和歌山大学 助手)
12:10-13:00 (休憩)
13:00-13:40 「位置情報を用いた都市型空間情報ハイパーリンクシステム」
須之内 元洋(東京大学大学院 修士課程)
13:40-14:20 「Semblog: セマンティックウェブ技術を用いたスモールコンテンツの
再編集・共有プラットフォーム」
大向 一輝 (総合研究大学院大学 博士課程)
14:20-15:00 「不正者追跡・排除可能な匿名認証ライブラリシステムの開発」
繁富 利恵(東京大学大学院 博士課程)
15:00-15:30 講評
中小路久美代(アドバイザ:東京大学 特任教授)
橋本大也(アドバイザ:データセクション(株)代表取締役CEO)
15:30-15:40 閉会の辞
プロジェクトマネージャ 石田亨(京都大学 教授)
15:40-16:00 JSTデジタルシティ研究センターに徒歩で移動
16:00-17:00 JSTデジタルシティ研究センター見学
http://www.digitalcity.jst.go.jp/
■参加申込み
参加お申込みは以下までお願いします。
e-mail: yoko@kuis.kyoto-u.ac.jp
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参加申込書
IPA 2003年度未踏ソフトウェア創造事業
「情報共有とコラボレーション支援のためのソフトウェア」
中間発表会事務局宛て
お名前:
所属機関名:
役職又は学年:
e-mail:
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2003年10月27日
アフォーダンス-新しい認知の理論
情報デザインの世界で「アフォーダンス」というキーワードはデザイナーやマーケターに一時流行した。言葉は広く使われるようになると意味が多義化されてしまう。認知科学における本来のアフォーダンスの意味を知りたくなって、この薄い本を読んだ。
分かったこと。
アフォーダンスは、米国の知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによって1960年代に完成された理論である。空間内で何らかの作業をしてドアから出る動作をするロボットをプログラミングしたいとする。古典理論では、部屋の全体の地図や配置された物体のデータを予め擬似環境モデルとして、記憶させておくのが定石だ。だが、この方法では、モデルにないドアを開けることはできないし、足が滑ったなどの予測不能の事態には対応できない。単純化された擬似環境ではなく、現実の環境の中でおきうる、すべての状況の組み合わせをプログラムに組み込むのは、ほとんど不可能なことである(フレーム問題)。
ヒトは部屋が傾こうが、ドアが壊れていようが、目的を達して部屋から容易にでてくることができる。ギブソンは、錯視がなぜ起きるのか、光のはたらき、敵機を撃墜するパイロットの認知能力などを研究した結果、新たな認知理論を確立する。ヒトは擬似ではなくリアルな環境の情報を探索し、「すり抜けられる隙間」「登れる段」「つかめる距離」というアフォーダンスを発見する。ヒトの器官は自律的に、これらのアフォーダンスを帯びた対象に働きかけながら、自らの次の身体動作を連続的に協調補正していく。だから予めの擬似環境モデルを持たなくても、さまざまな行為を極めて柔軟に行うことができる。フレーム問題は起きる余地がない。
「動物にとっての環境の性質」であるアフォーダンスは、世界に満ちていてヒトに発見されるのを待っている。「座る」アフォーダンスを見つけられれば、椅子でもコンクリートブロックの上でも座ることができる。新聞紙でも請求書でも破ることができる。そして異なる視点からみても椅子は椅子とみなすことができる(不変項の認知)。私たちは擬似モデルの世界でもなければ、網膜に映るそのままの世界に生きているわけではなく、発見したアフォーダンスの世界をリアリティとみなしているのだ。
とまあ、ざっと自分なりのこの本の解釈はそんな感じであろうか。
評価:★★☆☆☆
今日は、三次元のオーグメンテッドリアリティ(拡張現実感)の技術の研究者と、あるバーチャルリアリティ(VR)システム実用化の案件で長々と話す機会があり、VRとアフォーダンスについていろいろ考えた。(拡張現実感というのは、仮想空間の上にさらに情報を投影し、例えば壁の裏側の配管が透過されて見えたり、誰も座っていない椅子の上にキャラクタを座っているかのように見せたりする技術のことだ。)
バーチャルリアリティは、主に実世界の見栄えに近い擬似空間をいかに表現するかが、主題だが、このオーグメンテッドリアリティは、擬似空間+αである。実用化にあたっては、αの部分を何にするかが問われる。彼との対話の中で、この+αの部分はアフォーダンス情報が適していそうだ、と思った。曲がれる角、食べられるもの、動かせるもの、クリックできる場所、そういった情報こそ、アフォーダンス理論によればヒトにとって重要なリアリティの本質であるからだ。
バーチャルリアリティや、情報の3D可視化の技術は最近妙に増えてきた。例えば最近では、
・Windowsデスクトップを3D仮想空間で操作 エポケ
http://www.epoche.ne.jp/apinfo.htm
・Goo3Dウェブ検索(NTTの研究Infoleadの実験サービス)
http://goo.ntt-infolead.net/
・BitMusic 仮想空間で音楽ショッピング。
http://bit.sonymusic.co.jp/bb_index.html
などは話題になったが、果たして三次元可視化にどの程度の意味があるのか、私には、よく分からなかった。
アフォーダンス的だなと思ったのはドラグリだ。これはもっと使われても良い3D(?)技術と思う。動かせる場所、アクションが開始される場所をホットポイントとして表示する。
・ドラグリ
http://www.dragri-fan.com/
また、MITのTangibleBitsの研究も、仮想世界とアフォーダンスのつながりに近いなと思う。
・Tangible Bits:情報の感触/情報の気配(このPDFは要約として最強!)
http://tangible.media.mit.edu/papers/Tangible_Bits_IPSJ98/Tangible_Bits_IPSJ98.pdf
「TangibleBits は,bits(オンライン・ディジタル情報)の世界からatoms の世界(物理世界)への回帰と融合を目指すものであり,tactility(感触)とperipheral sense(気配)を基軸とした,新しいインタフェース・デザインを展開している」
・複合現実感で“体感ゲーム”も 「Tangible Augmented Reality」
http://www.zdnet.co.jp/news/0301/22/nj00_tangible.html
今日は帰ったのが午前12時を回ってしまった。専門の研究者の方と、VRやARを使った、より便利なインタフェースを作る作業は考えていて、時を忘れるほど、とても楽しかった。今日の成果が実用化されるとよいのだけれど。
今日のコラムはそういうわけで帰宅後、勢いで長く書いたけれど結論がない。私もまだまだ考えていることころ。
2003年09月15日
〜海外事例にみる次世代のビジネスコンセプト10〜
一昨日、昨日と3年前に注目していた技術の記事を掲載しましたが、それでは今は何が技術、ビジネスのコンセプトとして面白いと考えているのか?。そういったテーマで下記の通りセミナーを行います。(ええ、ええ純粋に宣伝ですとも。)。
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コンセプトドライブビジネスセミナー
〜海外事例にみる次世代のビジネスコンセプト10〜
http://www.conceptdrive.com/news20030911.html
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コンセプトドライブは、海外事例から読み解く次世代のビジネスコンセプトを
厳選し、新規事業戦略、企画立案に役立つセミナーを開催いたします。
★ IT分野における国内未開拓のニッチ市場を海外ビジネス事例から見つける
セミナーです。
★ 今回のセミナーの対象となる方は以下のとおりです。
1 国内未開拓のニッチ市場をみつけたい方
2 海外の最新ITのキーワードを把握しておきたい方
3 海外の情報を効率的、定期的に入手するノウハウを知りたい方
★ 参加者には、明日から使える、『海外ビジネストレンドの情報源50』を
進呈します。
★ セミナーでカバーする主な領域は以下のとおりです。
・モバイル/ユビキタス
・検索/ナレッジマネジメント
・コミュニティ
・Eコマース
・キッズ及びシニア向けサービス
・メールサービス
・インターフェース/バーチャルリアリティ
・ガジェット
・教育/トレーニング
・ブロードバンド
★ 今回の事例はITビジネス情報の人気サイト「百式」「今日の雑学+(プラ
ス)」データを含む、5万件以上の海外ITビジネス、技術情報データベー
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・百式 http://www.100shiki.com/
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新規事業や新企画で最も重要なのは、参入予定分野の市場動向を広く全体的に、
正しく把握しておくことです。IT分野の事業では特に世界中の先端事例をいち
早くマーケティングのアンテナに捕らえておくことが事業成功の鍵となります。
この機会に是非今回のセミナーをご活用ください。
■ 開催概要
日時:2003年9月25日(木) 13:30〜16:30 (13:00開場)
場所:Open Office 『クラブハウス』
港区南青山5-1-3 青山ラ・ミアビル6F
表参道駅 出口A5から 徒歩15秒。
03-5774-0066
http://snurl.com/2ae3 (地図)
費用:30,000円(事前振込み)
人数:限定30名様(先着順)
主催:データセクション株式会社ビジネスコンセプト事業部
有限会社 点灯夫
■ スケジュール
13:00 開場
13:30 第一部 『次世代ビジネスコンセプト前半』
14:30 第二部 『次世代ビジネスコンセプト後半』
15:30 第三部 『海外情報収集・活用ノウハウ』
16:00 質疑応答・交流
■ 講師
第一部・第三部講師 橋本大也 データセクション株式会社 代表取締役
第二部・第三部講師 田口元 『百式』主催 有限会社点灯夫 代表取締役
■ お申し込み
セミナー参加をご希望の方は下記ページよりお申込ください。
・お申し込みページ
http://www.conceptdrive.com/news20030911.html
■ お問い合わせ
このプレスリリースに関するお問い合わせ、取材のお申込はデータセクション
株式会社コンセプトドライブ事業部までお願いいたします。
データセクション株式会社コンセプトドライブ事業部
mail:info@conceptdrive.com
web: http://www.conceptdrive.com/
TEL 03-5464-5885 FAX 03-5778-4874
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データセクション株式会社コンセプトドライブ事業部
mail:info@conceptdrive.com
web: http://www.conceptdrive.com/
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2003年09月07日
サイト名、書評の5段階について
このBlogの表題を「Passion For The Future」に変更します。
この言葉ってもともとはリンゴラボのキャッチコピーで、代表の加藤さんが発案したものですが、密かに気に入っているので勝手にもらっちゃおう、と思います。
「未来への情熱」こそ未来を変えていく原動力。いい言葉だなあ。
それと書評について。書評には5段階で私の感じる面白度を評価しています。
★☆☆☆☆ いい感じです
★★☆☆☆ 面白いですよ
★★★☆☆ 非常に面白い
★★★★☆ 絶対おすすめ
★★★★★ 人生を変える
面白くないもの、薦める価値のないものは紹介しません。★ひとつでもけなしているわけではないので、ご注意。あと書評は休みの日にまとめて書いていることが多いです。書評が続くときには実世界の私が忙しいときです。決して仕事をさぼって本を読んでいるわけじゃあないのでそこらへんよろしくお願いしますねって誰に書いているんだ私は...。まあ、そういうことでボチボチやっていきます。
2003年09月04日
Blogをはじめてみます
さて、あまり気合を入れず、できる範囲でこのBlogをやってみようと思います。
自己紹介代わりになるBlogにできたらいいなあ。
最初に設定したカテゴリは
Business ビジネス、仕事、経営、業界動向などの話題
Technology 技術の話題
Marketing マーケティング、市場調査などの話題
Books 書評
Culture 映画、音楽、旅行など文化の話題
Bookmarks 気になるWebサイトの話題
Software ソフトウェアのレビュー
Misc その他の話題
といったラインナップ。これ以外に何か書くかな。まあ、後から増やしてもいいか。
そういうわけでまだ誰も見ていないこのBlogですが密かに始めます。