2007年06月21日

「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術 過小評価されているあなたを救うスピード・ブランディングこのエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


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・「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術 過小評価されているあなたを救うスピード・ブランディング
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なんとも魅力的なタイトル。

初対面の人と会うときには、「すごい人」と錯覚させるために、

1 有名ホテルのラウンジで待ち合わせ
2 「御付きの人」を同伴させる
3 ゴールドカードでテーブル会計
4 直接電話に出ない、携帯番号を名刺に書かない

という演出をしてみよう、相手の評価はまったく違うという実践が紹介されていた。

自分ブランドをゼロから築く上で、こういう技術は、本質ではないが極めて重要な技術だと思う。特に独立して仕事をする場合、まず「見た目」で勝たないと、「実力」の勝負まで進めないことが多いからだ。

「低く値踏みされる可能性があるポイントはあらかじめ取り除いておくべきなのです。」
自分が学生時代にフリーランスで仕事を始めたころのことを思い出した。毎日、必要もないのにスーツを着てネクタイを締めていた。「有名ホテルのラウンジ」もよく使う手であったが、当時の私は何処が高級ホテルか分かっていなかったので、今考えると妙な選択をしていた気もする。相手からは底の浅さを見抜かれていたのかもしれないが、少なくとも他の学生とは違う、頑張っているイメージを相手にもってもらうことはできたなあと思う。

「まず肩書きを作り、次に組織を作り、代表になれ。」
「自分の「キャッチ」を作りそれを名乗り続けるのです」
「実績を正直に話していたら、最初の実績自体が作れません」
「時にはハッタリも必要なのです」

ゼロの自分をゼロのまま見せたら、いつまでもゼロのままなのだ。だからといって、いきなり100ですと詐称するのもまずいわけである。そういう点で、とくに有効な考え方だなと思うのが、この本で紹介されているこの一節。

「今あなたが業界では普通のレベルであっても、視点を(業界の)外と自分よりも下の初心者にターゲッティングすれば、すぐにでもあなたの情報は価値あるものへ変わります。」

誰だって仕事を2,3年もしていれば、普通のプロになれる。業界内では「その他大勢」だが、場所を変えれば立派に専門家の顔を作れるわけだ。社内ではペーペーの営業マンであっても、社外のコミュニティや学生相手に「セールスのエキスパート」を名乗ってもおかしくない。

この本の著者は、セミナー講師になって6カ月で「誰にでもできる「セミナー講師」になって稼ぐ法」という本を出版し、いきなりその他大勢を脱却、セミナープロデューサーになってしまった。ブログやメールマガジンを活用した、ネット時代ならではの実践体験を語っているので、独立を考えている人におすすめ。

・ネクストサービス
http://www.next-s.net/
著者が経営するセミナープロデュース企業。

・パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003528.html


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Posted by daiya at 2007年06月21日 23:59 このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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