2006年08月11日
行ってはいけない!ニッポン「不思議島」異聞
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興味本位で書かれた本なので、学問的な深さは期待できないのだけれど、リアリティのある探検文章がぐいぐい読ませる。昨年、沖縄の聖地の久高島にそれこそ興味本位で訪れた私としては、わくわくして、紹介された島へも渡ってみたくなった。
最盛期に5000人以上の炭鉱労働者が住んだ高層建築の巨大廃墟が残る軍艦島、江戸時代から漁師相手の色街として栄えた渡鹿野島、フィリピンパブだらけの南大東島、土俗信仰や隠れキリシタンの文化が色濃く残る島々、危険生物のいる島々など、プチ探検してみたい島ばかり。
■軍艦島
Wikipediaの説明
軍艦島 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E8%89%A6%E5%B3%B6「
歴史
19世紀に石炭の存在が発見される。明治時代初期には鍋島氏が経営。1890年から三菱財閥の所有となる。石炭採掘のため周囲を埋め立て、また鉄筋コンクリート造の集合住宅群を建設した。海上から見たそのシルエットが、日本海軍の戦艦「土佐」に似ていることから、軍艦島と呼ばれてきた。戦時中に米軍潜水艦が本物の軍艦と勘違いして魚雷を撃ち込んだというエピソードは有名だが、実際は停泊していた石炭運搬船を狙ったものだった。良質な強粘炭が取れ、隣接する高島炭鉱とともに、日本の近代化を支えてきた炭鉱の一つであった。石炭出炭量が最盛期を迎えた1941年には約41万tを出炭。人口が最盛期を迎えた1960年には5,267人の人口がおり、人口密度は東京特別区部の9倍以上に達した。炭鉱施設のほか、住宅・学校・店舗・病院・寺院・映画館・理髪店などもあり、島内において完結した都市機能を有していた。
1960年以降は主要エネルギーの石炭から石油への移行(エネルギー革命)により衰退。1965年に新坑が開発され一時期は持ち直したが、1970年代以降のエネルギー政策の影響を受けて1974年1月15日に閉山した。閉山時に約2,000人まで減っていた住民は4月20日までに全て島を離れ、無人島となった。この時期は、日本の高度経済成長の終焉と重なる。
」
Googleマップが圧巻。
http://maps.google.co.jp/?t=k&om=0&ie=UTF8&ll=32.627828,129.738235&spn=0.003768,0.007178
■渡鹿野島
・渡鹿野島 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%B9%BF%E9%87%8E%E5%B3%B6
この本では、警戒する島民に、記者だとバレたライターの恐怖の一夜が笑えた。
目次:
民俗学者たちも恐れる離島最大の禁忌
聖地・人魚神社と禁断の秘祭に潜入
命を懸けても口外できない“掟”
謎の土俗集団“クロ”を追う
奄美大島
毒蛇、猛毒貝、殺人魚
致死率50%!野生島に潜む悪魔
大神島
島の財産と風葬の秘密
よそ者を警戒する島
大崎下島・渡鹿野島
一世を風靡した遊女の島
“伝説の女ケ護島”いまむかし
南大東島
人口1400人、破天荒な夜の楽しみ
絶海!孤島のフィリピンパブ
青ヶ島
ミコ(霊能力者)が仕切る原始の秘境
“神様だらけ”の島
下地島
地底と外海とが繋がる不思議
“通り池”潜水調査ドキュメント
軍艦島
廃墟と化した島に上陸
棄て去られた島の叫び
・日本人の魂の原郷 沖縄久高島
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003941.html
・アースダイバー
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003694.html
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Posted by daiya at 2006年08月11日 23:59