2006年07月09日
パワポ使いへの警告
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パワーポイントで企画書をつくる人のための企画力養成本。
まず、「パワポ使いが陥る6つのワナ」はどれも大変に納得。
1 パワポで企画書を書きながら、企画そのものを考える
2 企画の全体像を考える前にディティールばかりに目を向けてしまう
3 ”いつもの”企画書を使いまわす
4 パワポの機能でできないことは諦めてしまう
5 「カット&ペースト」でデータを切り貼りして企画の流れを見失う
6 アニメーション機能など演出に凝りすぎて、企画の本質を忘れてしまう
企画を考えることと、企画書を作ることは別であり、いきなりパワポに向かっても、いい企画のストーリーは作れない。だから、企画を考えるときは、パワポやパソコンからいったん離れろとアドバイスがある。
白紙に向かったときが一番クリエイティブになれるということ。
しかし、まったく自由形式では難しいので、企画作業の”規格”をベースに考えよう、とすすめている。
企画作業の規格:
・目標 最終的にどうなりたいか
・現状把握 それに対して、自分は今どういう状態にあるのか
・課題 なりたいものになるためには、何が阻害要因なのか
・解決案 その阻害要因を打ち破るには何をすればいいのか
これは一枚企画書に似ている。
・鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000575.html
パワポのスライドの使いまわしはダメだが、企画の骨組みだけは、こうした起承転結的なテンプレートを使ったほうがよいということ。説得するストーリーをつくるには、むしろワードの方が向いているという。脱パワポの本なのだが、ワードのすすめもあるのが意外な展開もあって面白かった。
大手代理店に所属の企画のベテランの言葉なので、企画発想作業について、参考になる部分が多かった。技術的にパワーポイントを使いこなせるようになったら、パワーポイントを使わない方法を考えるべき、なんだなあ。
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Posted by daiya at 2006年07月09日 23:59 | TrackBack
企画立案者と説明資料作成者は必ずしも一致しなくても、いいのかもしれませんね。
Posted by: ひろ at 2006年07月10日 21:09