2006年06月15日
持続可能なブログ会議 報告第一弾 「デジタル情報を活用する7つ道具」と感想
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本日は雨にも関わらず、たくさんのご来場ありがとうございました。
このブログの1000エントリ達成記念イベント「持続可能なブログ会議」が盛況に終わりました。大盛況といえる勢いでした。参加していただいた皆さん、ゲストとして出演を快諾していただいた皆さん、本当にありがとうございました。いい記念になり、2000エントリへ向かう力をいただきました。これからも淡々と頑張ります。よろしくお願いします。
(ブロガー向け業務連絡:いま、このブログのトラックバック機能は事情(1日10万件のスパム)により、停止しています。トラックバックではなくコメントに書くか、もしくは本日のパネリストの山下さんの下記のブログへトラックバックしてください。私の方で、ここに転記します。)
・[を] 「持続可能なブログ会議」に行ってきました!
http://nais.to/~yto/clog/2006-06-15-2.html
なお、私の発表資料は2回にわけて公開します。本日はブロガーのための「情報7つ道具」部分を掲載します。これは本来はデジタルハリウッドの新入生向けに作成したガイドでした。そのあとに本日の感想の第一弾を書きます。報告は明日も続けます。
■デジタル情報を活用する7つ道具
『リサーチ&プランニング』 橋本大也 教員
デジタルハリウッド大学で大活躍すること間違いなしの情報7つ道具を紹介します。パソコンとインターネットを活用して、”情報通”になるソフトウェア。だまされたと思って一度使ってみてください。手放せなくなりますよ。授業『リサーチ&プランニング』ではこうした道具やノウハウを毎回、紹介していきます。
【1 パソコンの中身を高速検索する】
・Google デスクトップ
http://desktop.google.co.jp/
Googleデスクトップは、Webと同じように、ハードディスク上のあらゆるファイルをキーワード検索するツールです。WordやExcel、PowerPoint、PDF、電子メール、そしてWebの閲覧履歴などを検索できます。最新のニュースを表示するサイドバーもついています。
【2 いま見ているWebの情報をクリップボードへ一発コピー】
・ZakuCopy
http://a-h.parfe.jp/zakucopy/zakucopy.html
ZakuCopyは、今表示しているWebページの、タイトルとURLと選択文字列を、クリック一発でコピーしたり、メールしたり、HTML化したりすることができる便利ツールです。こんなページがあったよと誰かにメールしたり、ブログに書いたりするのに大変、重宝します。
【3 気になるものを簡単にクリッピング】
・紙Copi
http://www.kamilabo.jp/
紙Copiは新聞や雑誌を切り抜くように、Webページをクリッピングしておくソフトウェア。とっておきたい部分をドラッグアンドドロップして、分類したい箱に落とすユニークな操作がとにかく便利。アイデアを書き留めておくメモ、付箋紙としても使えます。
【4 アイデアをカタチにするアイデアプロセッサ】
・アイデアプロセッサ iEdit
http://homepage3.nifty.com/kondoumh/software/iedit.html
まずアウトラインプロセッサ機能でアイデアを箇条書きにします。すると箇条書きが図になります。図のパーツとパーツを矢印や線でつなげてみましょう。簡単にアイデアが構造を持った企画に近づきます。考えをまとめたいと思ったとき、試してみましょう。
【5 パソコンの画面を画像として切り出す】
・Capture STAFF - Light -
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se119281.html
Capture STAFFはパソコンの画面を全画面や部分で切り出して画像として保存するキャプチャソフト。簡単にWebページやアプリケーションの表示内容を、連続的に切り取ることができます。画像はWebページやメールで、操作状況を説明するのに使えば一目瞭然。
【6 クリップボード履歴を保存してデータベース化】
・CLCL
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se075069.html
パソコンで”コピー””切り取り”した内容をすべてデータベースとして保存するソフトウェア。ファイルとして保存しなくても、コピーするだけで、記録が残り、検索して後から取り出すことができます。あの情報はどこにいったっけ、がなくなります。
【7 ネットから漏れなく情報を集める最強ニュースリーダー】
・FreshReader
http://www.freshreader.com/
FeedReaderはキーワードを登録するだけで、ネット上から関連のニュースをかき集め、検索し、最新の一覧を作ってくれます。情報収集力200%アップ。インストールにはサーバのインストールが必要ですが、使いこなせれば”情報通”と呼ばれること間違いなし。
■本日の感想
さて、豪華ゲスト多数のイベントで、皆さんに素晴らしいお話を頂いたので、おひとりだけ紹介するのも恐縮なのですが、今回は第二部で60分の熱弁をふるっていただいたアイデアマラソンの樋口さんについて、思ったことを書かせていただきます。
まず、即効で書かれた反響の紹介。
「
モンバーバラの獅子舞 - 持続可能なブログ会議に行ってきた。
一番話を聴いてみたかったのはアイデアマラソンの樋口さん。
・・・す、凄え。
定年を過ぎてこの勢い。物凄い情熱的。
ある意味、樋口さんのほうがPassion For The Future。なんだろう。
団塊の世代のこういう人が日本を支えてきてくれたのだな、
としみじみする間もなく笑いをちりばめ突き進む樋口さん。
そんな姿を見てるだけでアイデアマラソンへのモチベーションは高まるばかり。
」
「
10倍ブログ(自己啓発編): ”持続可能な”ブログ会議に行ってきました
第2部はアイデアマラソンの樋口健夫さんの講演。本日の参加者には全員ポケット・アイデアマラソン手帳’06が配られたのですが、これで、私の手元には2冊になりました(笑) じつはまだ、私の手帳は2月までしかアイデアが記録されていません。(アイデアの数は200程度)60歳を超えているとは思えない力強いプレゼンに心打たれました。
」
「
・しあわせのくつ - 持続可能なブログ会議での『なるほど!』
http://d.hatena.ne.jp/wanwangorogoro/20060615
また、ゲストスピーカーとして講演されたアイデアマラソンシステム(IMS)の提唱者である樋口健夫さんの何をするにも、誰よりも早くやること。誰よりも長くやること。そして、積み上げること。 よい発想は0.8%。本当に良い物は0.3%程度(1000個に8つ)。1000個やれば誰でもすばらしいものが出る。 色々考えてネタのストックがなくなった時がスタート。脳は進化しすぎない様に楽をする。アウトプットを出さないで同じものをずっと持っているといつも同じものが出て来てしまう。(なくなってから考えることでその先へ行ける、という様な意味) 発想するとツキがよくなる。アイディアを捨てないのは良いこと。
に、とても感銘を受けた。
特に気になったのが、『1000回』と『ツキ』という点。
僕の大好きな『斎藤一人』さんも似た様な事を言われている。
1000というのは特別な数字らしい。100や200とは違うんだと。
やはり、成功している人の言う言葉はどこか似ている点があると思う。
だんだんと真理がわかってきた。
」
「
・[ス] 持続可能なブログ会議に行ってしまった
http://www.lacrime.net/item_1785.html
笑いがいっぱいの3時間でした。熱い二人&淡泊な二人のゲストのコントラストがこれまたイイ。(笑)
アイディアマラソンの樋口健夫さんのお話はすっごくパワフルで、そりゃあ聞いた人の78%はアイディアマラソンはじめちゃうわ、と納得。本日の参加者には2006年のアイディアマラソン手帳が配られたので、私もやることにしました。とりあえず今日の分は「今日からアイディアマラソンはじめてみます」で終了ですが。(だってそれでいいって書いてあるんだもん!)
」
「
・Starting Over the Next 〜A.D.2006から未来の思考録:はじまりの日 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/startingover_2006/archives/50059008.html
今回のセミナーの特別講演、「アイデアマラソン」考案者の
樋口健夫さんのお話は勢いがあって、留まる様子がまるでなく、
そして面白かった。
」
「
横浜逍遙亭 - 「アイデアマラソン」提唱者の熱情
昨日は橋本大也さんの「1000エントリ達成記念イベント「持続可能なブログ会議」」で「アイデアマラソン」を提唱する樋口健夫さんの講演を聴く。ご自身の中にいっぱいにつまったメッセージを全身全霊を込めて早口でまくし立てる情熱の講演に引き込まれる。何事かを成す人間のあり方には共通の型があるという風なことをしきりに考えてしまう。
」
「
チミンモラスイ? : 持続可能なブログ会議
http://mapz.exblog.jp/2528056
続いて樋口氏より、「アイデアマラソン」についての紹介。
紹介とかきましたが、パフォーマンスといったほうがいいかもしれません。アイデアマラソンについては、公式ページなどをみていただくとして、なにしろすごいプレゼンでした。他の参加者も樋口氏の発表をブログで絶賛しています。とにかく圧倒された感じですね。
」
樋口さんをゲストにお呼びすると、イベントの顔は樋口さんになってしまう法則があるのです。お株を奪われた形になる、主宰者にとって、ある意味危険人物です(笑)。しかし、それも当然なんだなと最近、納得することがありました。
実は私はこの二日間、樋口さんとご一緒でした。前日にはデジタルハリウッド大学の私の授業「リサーチ&プランニング」にゲストとして90分講義をお願いしました。昨夜と同様かそれ以上に迫力のある、多くの学生の度肝を抜く授業となりました。平常の授業なのに、拍手喝采で終わりました。
そのとき、私が驚き感動したのが、樋口さん曰く「授業の前日は気合が入りすぎて眠れなかった」と言われたことです。アイデアマラソンは大企業や大学での採用実績も多く、樋口さんは講演者としてベテランの方です。ビジネスマンとして世界的に活躍され、30冊以上の本を出し、人前で話をするのは日常のはず、なのです。60歳です。
さらにびっくりは、授業と翌日のイベントの講演は内容が異なるものでした。テーマとしてはまったく同じものでいいはずでした。でも新たに作りなおしたのです。その理由が凄いのです。「出席者に一人、私の友人で両方来る人がいるから」と言われたのです。たったひとりのために、また夜遅くまで違うプレゼンを作られていたのです。
イベント終了後、数時間ですが、ネット上には樋口さんの迫力に感動したというブログをいくつも見つけました。人生をかけて何かを伝えようとする人のパワーです。いくら経験を積んでも、緊張でき、全力を傾けられる樋口さんを尊敬します。影響力のオーラはそういう人から出るのだと思いました。この講演を機会にアイデアマラソンを始める人も、相当数いるでしょう。
樋口さんがプレゼンターとして技術と経験をもたれているのは一目瞭然です。アイデアマラソンのメソッドとしての効果や楽しさも、もちろんあります。ですが、それだけではないのだな、と。ブログや講演は、伝える手段ですが、そこには小手先の技ではなくて、全力の大技の領域もあるのだなと、とても勉強になりました。スキルやメソッドを超えて人生論セミナーでした。あんな60歳になりたいですねえ。
・企画がスラスラ湧いてくる アイデアマラソン発想法
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000904.html
・1年で1000件の発想を書こう ポケット・アイデアマラソン手帳’06
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003836.html
・樋口健夫氏によるアイデアマラソンシステム(IMS)公式サイト
http://www.idea-marathon.net/ja/
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Posted by daiya at 2006年06月15日 23:59 | TrackBack
お早うございます。前向一歩です。
ワタシもブロガーとして先生の
千エントリに良い刺激を頂きまず、
200エントリ目指して邁進します。
いつも刺激を下さり有難うございます。
(樋口先生のお話、気になります。)
橋本さん、私のブログへのリンクをありがとうございます。また、昨日のセミナー(会議)では、多くのヒントをいただきありがとうございました。特に自分のアウトプットを保存する考え方は、私も今後実施していきます。
ところで、樋口先生のご年齢、「60歳を越えている」と書きましたが、実際には「59才と7ヶ月」とのことです。(樋口先生ご本人からのご指摘をいただきました)定年退職=60歳と勝手に思っておりまして、大変失礼いたしました。
是非また会議、セミナー企画してください。楽しみにしております。
Posted by: ten@10倍ブログ at 2006年06月16日 13:02はじめまして。
トラックバックと、わたしの記事を取り上げていただきまして、ありがとうございました。感激です!
橋本さんは「お株を奪われて」と謙遜されているようですが、
樋口氏をはじめとする素晴らしい方々が集うセミナーを主催できる
その人望と人脈はやはり感服致します。
素晴らしい会を開いていただきありがとうございました。
いいものを受け入れ、発表し、それに呼応する人がいる。
このような良い影響を及ぼしあえる人間関係の構築は、現実世界でだんだん難しくなってきています。
今回のセミナーでは、いまはブログでこそそれが可能なのだ、と(勝手に)開眼した次第です。
非常に楽しいイベントに参加する機会を頂き有難うございました。
鮒谷さんのメルマガから、今回のイベントと橋本さんを知りました。会場でお礼を言おうと思いましたが、言いそびれましたので、この場をお借り致します。
ブログの現状についてのプレゼン非常に興味深く聞かせていただきました。橋本さんが使用されているという便利ツールを早速ダウンロード(スクリーンをそのまま保存するツール)しました。一つ疑問に残ったのが、エディタのお話でした。今一つワード等のソフトではなく、エディタを利用する理由でした。
まだまだ、ブログ初心者ですが、楽しみながら書き散らしていきたいと思います。有難うございました。
Posted by: guybeauhill at 2006年06月17日 12:15