2006年03月26日

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・俺流amazonの作り方―Amazon Webサービス最新活用テクニック
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Amazon Webサービス(AWS、ECS)を使って、自前のサイトを作りたい人向けの開発ガイド。開発言語はPerl。商品の検索、類似商品の表示、商品カテゴリの表示、リスト情報の利用、ショッピングカーとの操作など、Webサービス経由でAmazonのあらゆる機能や情報を取得して、自分のサイト上に組み込む手法が示されている。最新の技術情報やコーディングノウハウがたくさんみつかって役立つ。

Amazonの情報は膨大で、商品画像、価格情報、ユーザレビューなど使える情報が豊富にある。短いコードを追加するだけで、自分のテストサイトが、情報でにぎわう。コードを試しながらワクワクしてしまう。さあ、何ができるだろうか?。

実はそのアイデアが結構難しい。

Amazonの機能をWebサービス経由でフルに使って自分のサイトに実装できても、アイデアがなければ、単にAmazonのコピーサイト、劣化サイトを作り出すに過ぎない。Amazonというサイトは長年のユーザフィードバックで、既にかなりよく作りこまれている。その完成度を超えることは真正面からでは難しい。

著者は、Amazonにはない魅力を持つサイトを作成するために、次のような戦略を提案している。

・Amazonとほかのサイト情報を組み合わせる
・特定の利用者にターゲットを絞る(セレクトショップ
・情報を加工して表示する(ランキング推移のグラフ表示など)

米国のWebサービスの開発者向けのブログがこうした創意工夫をワールドレベルで見られて楽しい。

・Amazon Web Services Blog
http://aws.typepad.com/aws/

このブログには「Cool Sites」カテゴリがあって、AWSを使ってユーザが開発したサイトが紹介されている。まさにAmazon Webサービスのショウルーム。

・Amazon Web Services Blog: Cool Sites
http://aws.typepad.com/aws/cool_sites/index.html

3つほど面白いと感じたサイトをピックアップしてみた。

・Track Amazon price changes With RSS Feeds
http://www.rsstalker.com/
rss_talker.png

指定した商品の価格の推移をRSSとして配信してくれる。値段が安くなったら買おう思っている商品があったらチャンスを見逃さない。

・AMZ Dashboards
http://www.amzlists.com/amazondashboards/main.cfm
amz_dash_2.png

Amazonにおける人気商品ランキングや、ユーザ評価の星の分布、肯定的評価と否定的評価の数などを時系列でグラフ化する。

・S M A R K E T S :: Salesrank Markets
http://www.smarkets.net/
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SmarketsはAmazonで販売されている商品を仮想的な株式とみなし、売り上げランキングを株価とみなす。ユーザは売れそうな商品の株を売り買いする。新製品がどれくらい売れるかを予想するゲームなので、マーケティングを仕事にする人間にはいいトレーニングになりそうだ。

関連:

・Amazon アソシエイト・プログラム ブログ
http://aws.typepad.com/assoc_jp/


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Posted by daiya at 2006年03月26日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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