2005年12月03日
ダークウォーター
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映画:ダークウォーター
http://darkwater.jp/
を観てきました。
「仄暗い水の底から」をハリウッドでリメイクした作品。
原作はこちら。
「
『リング』で日本中を世紀末ホラー・ブームへ巻き込ませた中田秀夫監督が、再び鈴木光司・原作に挑戦したホラー作品。夫と別居し幼い娘と一緒に古びたマンションに引っ越して来た淑美(黒木瞳)。しかし、まもなくして恐るべき怪奇現象の数々が、じわじわと母子に襲いかかっていく…。
」
心霊ホラーでありながら、悲しく切ない愛の物語になっていて、私は好きな作品でした。ハリウッド版で黒木瞳役を演じるのはジェニファー・コネリー。
こちらの解説。
「
鈴木光司原作、中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」を、同じ原作・監督コンビの「リング」に続きハリウッドでリメイクしたサスペンス・ホラー。監督は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス。主演は「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー。
離婚調停中のダリアは、5歳の娘セシリアの親権をめぐって別れた夫との争いが続いていた。娘と一緒に暮らすための部屋を求めて、ニューヨークのルーズベルト島にあるアパートへとやって来たダリア。薄暗く不気味な雰囲気漂うアパートだったがシングルマザーのダリアに贅沢は言えない。こうして、アパートの9階の一室で母娘ふたりの新生活が始まった。ところが、寝室の天上にある黒い染みが日に日に大きくなり、黒い水までしたたり落ちてくる。さらに、裁判の行方も気がかりで、ダリアの心は不安とプレッシャーで押し潰されてゆく…。
」
さて、感想ですが、私は面白かったです。80点くらい。
事前に日本版を鑑賞しておくとかなり興味深いです。
ストーリーはほとんど同じなのですが、日本版とはまったく違う感想を持ちました。ハリウッド版、ぜんぜん怖くないのです。理由を考えてみたのですが、母性愛(日本は盲目的、米国は契約的)、水の描き方(日本はじめじめ、米国はH2O)、あの世の存在(あの世に連れて行かれる感覚)、住む街の印象あたりが、日米でまったく異なるため、同じ物語なのに、映画全体の印象も大きく違うことになっています。
世界で評価される日本の文化を考える上で、とてもいい材料の2作品でした。
公開直後なので詳しく内容に触れるのは、今は避けますが、DVDが発売される頃、語りたいと思います
・模倣される日本―映画、アニメから料理、ファッションまで
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003155.html
・私の好きな映画たち(1)
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000734.html
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Posted by daiya at 2005年12月03日 23:59 | TrackBack