2005年09月08日
3Dコピーライティング
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Sound(音味)
Mean(意味)
Look(形味)
のSML3つを兼ね備え、立体的に人の心に訴求する上手なコピーライティング方法は何かを探る本。パターンと実例がまとめられており、読み物というより、ネーミングやコピー、詞をつくる際の参照本として使える。
煮詰まったときにパッと開くと手法が見つかる。たとえば「畳語」というネーミング方法。紹介されている事例は以下のようなもの。
コカコーラ
パラッパラッパー
Orange Range
○○の○○という形も手法のひとつであるらしい。この手法がジブリのアニメ作品に共通しているとははじめて気がついた。
天空の城ラピュタ、となりのトトロ、魔女の宅急便、紅の豚、千と千尋の神隠し、もののけ姫、ハウルの動く城、風の谷のナウシカ
私が心を強烈に揺さぶられたコピーと言うと、やはりアップルコンピュータの「ThinkDifferent」キャンペーンのコピーだ。はじめに聞いたときは震えがきた。今も読むたびに力が湧いてくる。
「
クレージーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に、丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心をうたれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは、
誰にも出来ない。
なぜなら彼らは物事を変えたからだ。
彼らは人間を前進させた。
彼らはクレージーと言われるが、
私たちは彼らを天才だと思う。
自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。
」
そして、年に一回はヤラれてしまうのが、公共広告機構のCM映像。サイトでも最近のCM映像を見ることができる。
・社団法人 公共広告機構 ACオフィシャルサイト
http://www.ad-c.or.jp/index.html
いまこのサイトで視聴できる作品としては、博報堂制作の、
「
「あなたが大切だ」
命は大切だ。
命を大切に。
そんなこと、
何千何万回
言われるより、
「あなたが大切だ」
誰かが
そう言ってくれたら、
それだけで
生きていける。
公共広告機構です。
」
は、いい。グッときた。そうだよ、わたしが大切だ(違)。
ACで歴代で一番記憶に残っているCMは2002年の「IMAGINATION」。
妙なサイトで映像を発見した。
・pya! 心に浮かんだことを、そのまま書けばいいんだからね
http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=1922
コピーの検索エンジンではコピラが充実している。
・東京コピーライターズクラブ コピラ
http://www.tcc.gr.jp/index_main.html
過去40年の広告コピーを13業種、「新聞」「ポスター」「ラジオCM」「TVCM」「パンフレット」「ネーミング」などのジャンルや、広告主別に検索できる。
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Posted by daiya at 2005年09月08日 23:59 | TrackBack
はじめまして。
ジブリ映画のタイトルに「の」が入っているのは、確信犯です。鈴木プロデューサーいわく「『の』が入ったジブリ映画はヒットする」だそうで。
「もののけ姫」は、正確には「○○の○○」ではないですが、「『の』が2つも入っているから大ヒット間違いなし!」とおっしゃっていて、実際大ヒットを飛ばしました。