2005年07月13日

デジハリ大学「リサーチ&プランニング」 第10回講義録このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加


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本日の内容は「インターネットリサーチ」

日本のインターネット視聴率調査の最大手であり、インターネットリサーチ業界のトップであるネットレイティングス株式会社の代表取締役社長 萩原雅之さんに特別ご講義を頂きました。萩原さんといえば、国内最大のインターネットマーケティングのコミュニティ「インターネットサーベイML」主宰者でもあり、日本のインターネットを代表する顔の一人でもあります。

次々に紹介されるデータと分析手法に、受講生は感動していました。プロのリサーチの面白さが分かってもらえて大成功でした。

萩原社長の講演の概略は以下の通りでした。

情報量が多すぎて追いきれませんでしたが、簡単にメモした内容をつけます。

1.Yahoo! の成長が示すインターネットの10年

「ヤフー」は月間3,000万人、「楽天」は1,500万人が利用しており、朝日+読売+毎日+日経の新聞部数合計を上回るユーザ数であること。このYAHOO!は時価総額では約4兆円近くでこれは日本の民法テレビ局各局と電通を合計する額を上回っていること。

2.ネット視聴率でみる日本人のウェブ利用行動の変化

2003年の春にブロードバンド利用者がナローバンド利用者を上回ったこと。それに伴いひとりあたりの平均利用時間は倍増したこと。昼のインターネット利用は高齢男性・中年女性が牽引し、夜は中年男性の利用が多いこと。日本人のインターネット利用時間の総計は2005年4月で月間約5億6000万時間に及ぶ。

3.ネット視聴率でみるオンライン広告・検索・ブログ

YAHOO!は国内では圧倒的な強さを誇るが、海外ではGoogleがトップサイト。ディレクトリの利用率が高いのも日本だけの現象。日本でもヘビーユーザはGoogleを使っている人が多い。YAHOO!、楽天、MSNなどのメガサイトは5年間ほぼ直線的に利用者が増加していること。

4.次世代のインターネット視聴率サービス

ネットレイティングス社の次世代視聴率測定の仕組みが語られました。パネルを利用するのではなく、測定対象サイトにWebビーコンを仕掛けてもらい、業界レベルで、正確な視聴率データを共有しようとする試み。海外では既にこの方式が浸透しているが、日本ではこれからの挑戦。

5.質 疑 / ディスカッション

あまりに活発な質問と応答に聞き入ってしまい、メモを忘れました。授業終了後、30分も生徒につかまってしまいながらも、すべてに丁寧にお答えいただいた萩原社長、ありがとうございました。

というわけで、今日の授業は一番楽しんでしまったのは私でした。

今日は機材の切り替えの関係で、授業では使わなかった幻のプレゼンファイルを一応公開します。




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Posted by daiya at 2005年07月13日 23:59 | TrackBack このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
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