2005年05月23日
すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!
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文字通り”すごい”面白いと思った。
この本は薄くて文字量が少ない。だが手抜きというより、相当手をかけて意味と価値を短く圧縮している。短時間で会議の成功ノウハウのエッセンスだけを吸収できる。著者のシリコンバレーでのドタバタ&成功物語がドキュメンタリタッチで描かれて、その中でマネジメントコーチと出会い、魅了され、自らコーチの会社を創業するに至るまでの体験談の形式を取っている。ベンチャー起業に関心がある人は引き込まれる。
前に書かれた「すごいやり方」と同様に、この本も何かを起こすインタラクション、コミュニケーション術が中心である。会議したけれど何も起きないのは最悪、すごいことが起きるのが最高。その最高な状態のための秘訣がリストとしてまとめられている。巻末にはすごい会議実践のためのシートが付録としてついている。経営幹部で一度、読んでから実際に使ってみると面白そう。早速やってみようかと思った次第。
・すごいやり方
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001597.html
「会議では「提案」「リクエスト」「明確化のための意見」以外の発言は、99%無駄な意見です」で、リクエストの内容は、
1 インパクト
2 作業ではなく、すばらしい成果を求める
3 コミットメント
であるべきと規定している。
逆に、フツーのすごくない会議は、当たり前の目標を達成するための作業の割り振り確認に終わっているなあと思う。いまどき、官僚組織でもない限り、できることをできる範囲でやっているだけでは、ビジネスは沈んでしまう。
この本が書いているのは、つまり、そうならないための、ドラマとニュースの連続のような組織を作ることとそのノウハウなのだと思った。
対面の技術だけでなくてすごい会議、すごいやり方のネット版はできないものだろうか。
インターネットはコミュニケーションのすごいチャネルを開いたわけで、そのチャネルを使って、他人からナレッジやアクションをいかに引き出すか、がこれからのビジネス組織のテーマになるのではないかと思った。次はすごいメール、とか、すごいグループウェアとか、読んでみたいのだけれど。
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Posted by daiya at 2005年05月23日 23:59 | TrackBack
この辺がブラッシュアップされれば、すごいやり方のネット版に近くなってくるんじゃないですかね。
エクストリーム・ミーティングツール「ガラパゴス」
http://www.extrememeeting.org/galapagos/index.html
まだ、形が全く見えなくて、ppt資料しかないんだけど、会議ファシリテーションやるときの流れを良く分析してるなあと思います。
実際に会議ファシリテーションやるときには、
「やる気の無い人をどうするか」とか
「フレーミングをどうするか」とか
「役割意識による発言の固定化をどうするか」とか
「発想が固まっちゃった時どうするか」とか
そういう事をやりくりしていくほうがずっと重要だったりするので、ツール万能かっていうと、そんな事はもちろん無いですね。でも、ファシリテーターのチェックツール、そしてそのあとメンバーの意識を行動レベルに移させるツールとしては、かなり強力そうだなあ、という感じ。というより、そうなってくれる事希望