2004年09月14日
キッパリ! たった5分間で自分を変える方法
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なんとこの本、発売一ヶ月で30万部を売った大ベストセラー。著者は無名の主婦イラストレーター。出版社も大手ではない。これは出版不況の中で、ほとんどありえないこと。奇跡が起きたのはこの本の内容が正しかったということかもしれない。
5分でできる自分を変える方法が60個も紹介される。
例えば私が気に入ったアイデアは、
・処分したい新聞雑誌は中身を見ずにさっと束ねる
・光るものを磨く
・迷った時は勇気がいる方を選ぶ
・急いでいる時こそ字を丁寧に書く
・「疲れた」と思ったら、とにかく眠る
・夜空を見上げる
・「遅い」「今さら」「どうせ」は禁句にする
・キレイな水を1日2リットル飲む
ひとつひとつは小さな気分転換だけれど、60個のうち50個を実行すれば、本当に自分が変えられますよというのがこの本の趣旨。実行容易で気持ちの良いことを、いくつも積み上げていくことで、大きく自己を変革するという戦略。
先に身体を動かしてみると、気分が変わることって、確かにあるなあと思う。代表的なのはこの本の表紙になっている天高くコブシを突き上げるポーズ。著者曰く、この本の執筆時に煮詰まった際、何度もこのポーズをとったら力が湧いてきたとのこと。
うまくいく人生って、きっと理屈ではないのだ。落ち込むことがあっても、コブシを突き上げて「やるぞ、オー」と先へ進んでいれば、勇気がでてくる。その結果、夢に近づいていけるのですということを、著者の自身が行動で、証明している。
著者は1965年生まれ、一級建築士で建設会社勤務の後、イラストレータに転職。34歳で柔道を始めて1年後に黒帯取得の、パワフルな主婦、二児の母。経歴と文章からは、普通であると同時にとても有能な女性であることが分かる。お気楽なのだけれど、やることはキッパリ。ついに30万部のベストセラー作家になってしまった。恐らく、売れた理由のひとつは表紙の元気なイラストだと思うのだけれど、これも彼女が描いたものだから実力に納得してしまう。
どうしたら、そうなれるか、その秘訣を、90分もあれば読めるこの本で読むことができた、気がする。早速いくつか試してみようと思った。
・トメ.COM
http://www1.ocn.ne.jp/~tomesan/
著者のサイト。
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Posted by daiya at 2004年09月14日 23:59 | TrackBack
橋本さん はじめまして。
「キッパリ」私も読みました。だめな主婦の自己改革話ではなく「この人って、魅力的なんだろうな」って思える人の話なので、私もやってみようと思いました。
「早期教育と脳」についての橋本さんのコメントも納得です。私は今、3ヶ月の子供(第一子)を育てているところで、いろいろ不安になっているところです。できるだけ自分が納得いく「科学的な考え方」を学んで、子育ての不安を解消しようとしています。
ちなみにわたしは歩き始めたのは1歳半。兄弟も姪も甥もそのくらいです。たぶんうちの子も遅いでしょう。でもはいはいをする期間が長いほうが背筋が鍛えられていいと信じています。この先、この子がどうなっていくかわからないけど、ポジティブに受け止めていけるといいなと思ってます。
Posted by: knomama at 2004年09月15日 10:48「キッパリ」に以下の文章があって問題になっております。
>雑誌を立ち読みしてても「あっこのお店こんど行ってみよう」
>電話番号ひかえちゃえ
>
>立ち読みした雑誌に載っていたお得情報、
>
>私はアナログな紙のメモ帳だけど、ケイタイ電話に
>メモをしてもいいですよね。
書店にとってデジタル万引きを推奨している本は害悪でしかありません。
しかも、そのことを著者BBSで発言するとBBSが閉鎖。
未だに正式な謝罪の文章も掲載されておりません。
橋本さんはそこの所をご存知でお勧めなさっているのでしょうか…?
あーデジタル万引きは書店業界的には問題らしいですね。私はその業界で働いているわけではないので、一般読者の感想として上記を書きました。
そのBBSのやりとりの話は知りませんでしたが、基本的には書店と著者の間の業界内の係争で、この本の全体評価に影響を与えるものではないなあと個人的には思います。
本を立ち読みさせることで販売するというのが書店の営業手法のひとつであると思います。が、この立ち読みという行為、読んじゃったことを忘れるわけにはいきませんから、難しいですよね。
たとえ本を買わなかったとしても、知ってしまったことを個人的にメモしておこうというのを、お客が店外で行うというのは、完全に禁止することは難しいのではないでしょうか。
本屋の熱心な客のひとりとしては、立ち読みに加えて店内メモまで許して欲しい。それでも、売れるくらいの魅力あるディスプレイやサービスのある本屋が欲しいと思っています。
調べましたが、デジタル万引きは法律的にもまだ犯罪ではないですよね。グレーゾーンで、個人的にはマナーが悪い行為だと思っていますが、社会的には違法でない以上、その推奨行為も違法ではありません。
違法だと書店側は主張していて、著者はそれに反している。だとすると、業界内の当事者間の問題になるかなあと思います。
さびしいといわれても私は書店業界の人間ではありませんし...。出版不況というか書店不況は書店の経営努力の責任であって、それを売り上げ現象との因果関係も明らかになっていないデジタル万引きのせいだと転嫁する書店、いけてないと思うんですが、違いますか?
Posted by: daiya at 2004年09月15日 17:47>求人誌のメモ許してどうやって売れと?
私は求人業界ではないのでよくわかりませんが、売れないのはデジタル万引きのせいなのですか?
個人的には紙の求人よりインターネットのほうが求人、求職の両者ともにメリットを感じて移行したことが大きいような気がするのですが。
Posted by: daiya at 2004年09月15日 17:48>売れないのはデジタル万引きのせいなのですか?
ハシモトさんのように「違法じゃないから買わずにメモ(カメラで撮影)しても問題ないでしょ」って思ってる人がいて本当にそういうことやっちゃうからですよ。
「デジタル万引きは違法ではない」からグレーゾーン。自分はその業界の者でないから、自分には関係ない、とはずいぶん独りよがりですね。
「スーパーの試食全部食べまくって一つも買わなければ、無料で一円もお金かからないしのに、おなかいっぱいになるからオトクよ! これって違法じゃないからね」
本と食べ物という違いはあるけれども、トメさんの薦めてることってこれと一緒だと思うんですが。
一社会人としてマナーを守ることよりも、お安い自己啓発本に書かれたこと実践して自己研鑽なさりたいようですね。
この記事以外読んでないけど、タイトル見ただけで「勝ち組だと自分は思っている、分析好きのオレ」臭がプンプンして、こういう人がトメの本見て影響受けちゃったりするのねえ、と思いました。
一生夜空見上げてろ。
Posted by: 安いですね at 2004年09月15日 22:44
>「スーパーの試食全部食べまくって一つも買わなければ、無料で一円もお金かからないしのに、おなかいっぱいになるからオトクよ! これって違法じゃないからね」
この比喩だと何十冊も携帯カメラでメモする人の話になってしまって趣旨が違いませんか?。書かれていらっしゃいますが、モノは減ります。むしろ、スーパー試食の提供のほうがリスクが高くありませんか?。
現行法では犯罪になっていないデジタルメモを「万引き」と称する書店サイドの言い分に私は違和感を感じます。デジタルメモ禁止は書店の言い分として当然の主張でしょうが、いきなりそれを「万引き=違法」と主張するのは、それまで、ある程度立ち読み営業で利益をあげてきた書店の言い分としては、おかしいと思います。
極少数の携帯”万引き”ユーザとは別に、とても多くの普通のお客がいて、彼らの意識はちょっと書店で最新雑誌立ち読みしよう、あんまり、立ち読みも過ぎると書店に悪いし、マナー的にもよくないから、そのうち買ってあげなきゃね、と思っているのではないですか。それは悪い客ですか?。
で、大きな問題は今、本が売れないことですよね?本が活況であればデジタル万引き論、これほど問題にされたでしょうか。個人的意見ですが、本は携帯がなくても、今後もっと売れなくなるでしょうし、書店は何割かが淘汰されておかしくないと思います。
>一社会人としてマナーを守ることよりも、お安い自己啓発本に書かれたこと実践して自己研鑽なさりたいようですね。
私が何かマナー違反をしていますか?。個人のブログに所感を述べるのはいけないですか?。
で、ちょっとここで、文体変えます。
怒っていらっしゃる方がいらっしゃるとしたら、ごめんなさい。私は皆さんと口論するために意見を書いているわけではありません。良い本屋さん(以前にも好きな書店を書きましたが、ABCなど)、私はとても好きですし、個人的には上記の普通の態度をとる人間なので、デジタルメモはカッコ悪いから自分ではしません。月数万円はリアル書店で買う比較的上客なほうでしょう。たぶん、傍目にはマナーもいいほうです。
ただ、今までの書店営業の経緯から考えるといきなり万引きとまで言われる実行者たちにも少しばかり同情してしまいます。そこまで言っちゃあかわいそうだよ、と。書店は利幅の薄いビジネスなのだと思いますが、そういう知識も普通の利用者には知られていない気がします。携帯という新たな脅威となりうるツールが登場して、店舗がどのようにお客と関係したいかをうまく伝えることが大切なのではないでしょうか。
あともとの議論については、最初のコメントが万引き=犯罪を推奨するオマエも片棒担ぐ気か?という意見だと思ったので、いえいえ、まだ犯罪とまでは言えないし、店内でカメラ撮影しましょうと著者も直接推奨したわけではない?(今手元に本がない)と思うので、推奨者の責任範囲のレベル(私は単なるブロッガー)に記事を取り下げるほどの瑕疵はないのではないですか、と申し上げただけです。
今日は忙しかったので、少し言葉がぶっきらぼうだったかもしれません。その点はすみません。
現在のままの書店や出版(求人雑誌含む)、未来は明るくないと思っています。大きな理由はデジタル万引きではないような気がしています。もっと本質的な需要の部分で変化がおきているのではないでしょうか。そうしたことについて建設的にお話いただけたらと思います。
はじめての方、こんな私ですがまあ、見捨てないでときどきはみにきてやってくださいよ。
Posted by: daiya at 2004年09月15日 23:19本のごく一部をとって本全体の評価をすることはなかろうと思うのですが。針小棒大って醜いって思う。
もはやそのような趣旨ではないとは思いますが。
個人的な見解ですが。デジタル万引きに対して、やるほうが頭悪そう(記憶しきれないと言う意味で)にみえるし、せいぜい暗記して店の外でやれと思う。
本屋に対しては読んで覚えられたくなかったら立ち読みを禁止にするかネット販売にしちゃえばいいと思う。立ち読みですんじゃうような読み返す気が起きないような本ばっかり売ってるくせに何えらそうなこと言ってんだろう?もっとも末端である本屋と出版関係は違うのかもしれませんが。
Posted by: bose at 2004年09月17日 09:34補足:上の話はこの日記に対するコメントでなくここで議論されていることに対してです。
Posted by: bose at 2004年09月17日 09:37書店経営 (2004/09/17(Fri) 17:11:22)
デジタル万引きやメモ取りは罪じゃないのではなく、
現行法では、窃盗として罪に問うことができないということです。
現行法で処罰する場合は、店舗への不法侵入となります。
(弁護士によると商品を購入する意志が無く店舗に無断で入った、という解釈らしいです。
ちなみに立ち読みは商品の選定手段として解釈されるため、不法侵入にはなりません)
法律ができた時点では、携帯端末なんてものがなかったこともあり、
情報だけを盗んでいくとことが想定できなかったためにこのような状態になっています。
したがって、『現行法では窃盗罪に問えないだけで、著作権者の権利を脅かす違法行為』であることに変わりありません。
今回、問題となっているのは、著作権物に対する権利保護に敏感であるべき、
作家及び出版社が、その著作の中で違法行為を推奨している点です。
幻冬舎も、次々回重版分(市場に出るタイミングでこうなるはずです)から、
問題箇所を修正するということで、自らの非を認めています。
にもかかわらず、謝罪をしようとしない彼女達の態度が問題を大きくしているのです。
売れているから良いじゃないかと言うことでは済まされません。
ようするにあなたも万引きを推奨する人なんですね。
Posted by: みか at 2004年09月18日 22:54トメさんは知りませんが、少なくとも橋本さんは、デジタル万引きを推奨しているわけじゃないんじゃないでしょうか。
大体、デジタル万引き自体も、定義が曖昧すぎです。
今まで、立ち読みOKで消費者と微妙な距離を保っていた本屋が、携帯という新しい存在に慌てて、「万引きだ!」とちょっと物騒な言葉を使っている印象があります。
だって、今までだって、本屋で雑誌立ち読みして、店名とか覚えてたことはあるでしょう。
それを、カメラで撮ったら万引き?電話番号メモったら万引き?店名覚えて帰って検索かけて電話番号調べたら万引き?
どこからどこまでかの線引きが出来てないし、消費者もその意識が無いのに、いきなり、「万引きだ!」って言葉を使い出しちゃうせいで、混乱を招いてるというのはあるでしょうね。
そういう行為自体を止めたかったら、してはいけないことをまず明確にし、その上で、「そういうことは万引き行為に当たります」という常識を社会に広めなければ。
↑思いっきり万引きだと思いますがねぇ。
大体デジタル万引きで渦中の本は何ですか?小説?専門書?マンガ?
それは情報誌です。情報誌はその名の通り本を媒体に「情報」を売っています。
つまりその中に載っている情報を買わずに得てしまえばそれは万引きとなるわけです。
では立ち読みは何故OKなのか。
それは本を選定するのに必要という理由もありますが、
人間の記憶は覚え違いや勘違い、忘れたりと劣化しやすいからです。
情報は早さと正確さが命です。不正確な情報に価値はほとんどありません。
しかしメモや写真に撮った情報はそのまま残ります。
つまり情報を劣化させることなく本から持ち出せるのです。
また法律も間違った事柄を加えるわけにはいけないので、提案から審議して制定・改定されるまでに慎重に吟味し時間がかかります。
そのために大抵は後手に回ります。特に先端技術など進歩が目覚しいものにはほとんどついていっていません。
しかし法律にはないからといって何でもしていいものなんでしょうか?
更にはしてはいけないと社会に広めるのにもお金がかかるし、
なんとか広めようとしてもこのように「法律にない」とか「線引きが出来てない」とかと結局あしらわれる始末。
本屋は非常に利益率の低いお店なんですから、そういったことはやめるようにしましょう。
Posted by: MAR at 2004年09月19日 04:56>したがって、『現行法では窃盗罪に問えないだけで、著作権者の権利を脅かす違法行為』であることに変わりありません。
法律用語的に言うなら、いろいろ言うことがありますが、それは置いておいて、このような見解表示は虚偽を含むと解釈されます。
また、窃盗罪に問えない・問えると著作権者の権利とは全く別の事象問題になります。それが事象同位性を持ち得ると判断できるのであれば、著作権者の代理としての親告を行うことに依る刑法などというものを作ればいいのですが、無い時点では親告罪となる著作権・著作隣接権に関する法律違反に書店は関わることができません。論理のすり替えを行ってるだけです。
最後に、判例と法律のない場合、「違法とは言えない」のが通常でありますので、「違法行為」と書くならばそれを支持する根拠を提示しなければなりません。
確かにデジタル万引きの定義はとても曖昧だとは思いますし昔から多かれ少なかれのメモ取り行為はあったと思いますが、行ってる人間に「何が悪いの」といわれれば究極的な所、情報の窃盗ですからね。特に携帯カメラでの撮影は明らかに情報を形にして盗んでるんですから。
立ち読みという行為は本屋さんとのグレーゾーンではありましたが、正直本屋さんとしては迷惑行為だとは思うんですが…。買ってもらうには越したことがないわけで。
Posted by: sue at 2004年09月19日 08:11それを書く(出版する)して購入してもらうことによって得ている利益を妨げているのは事実。
電車に乗っていて、優先席を譲らなくても罪ではないけれど、
目の前に不自由な方がいても席を譲らない方の良識を問うことがありませんか?
法律とかはあまり詳しくないですが、自分も出版によって利益を得る方が
堂々と出版物に掲載してしまう良識に、疑問を感じます。
何も、デジタル万引きについてだけ書店の人は怒っているわけではないでしょう?
普通に紙にメモをとったりする事に対しても怒っていますよ。
書店の人が、立ち読みをする客に対して良い思いを抱いていると思いますか?何も買わずに読んでいるだけなんて、迷惑極まりないですよ。
本を売って商売しているのに、本来なら買って情報を得るべきのものを、買わずに情報を持っていくんですから、書店側は損をしていることになりますよね。
書店側が迷惑をこうむっている状況なのに、それを勧めるこの本は間違っていると思います。
違法じゃないから、別に書店側が迷惑しても全然平気っていうのは、常識的におかしくないですか?
書店側は、立ち読みで本を読んでみて面白ければ買って下さいというスタンスをとっているものだと思われます。これなら本を買うかもしれない可能性はありますよね?
しかし、その内容をメモにとってしまったら、内容が書いてあった本は用無しです。買う必要性は全くないわけです。
本が活況であったら?そんなたらればの話を持ち出してきてどうするんですか?
活況であろうとなかろうと、売り上げが落ちる要因を失くすのは経営しているものにしてみれば当たり前のことです。
まさかメモ取りをしている人が少なければ問題ないとでも思っているのですか?
現実的に経営が苦しい中小書店の人たちが、少しでも売り上げを上げようとしているのに、メモ取りを推奨する人は頭がおかしいんじゃないかと。
他人が迷惑する行為を勧める本を紹介しているような、本はどうかと思いますよ。
まぁ、これは違法な事を行なえるツールを紹介している本にも言えると思えますけど。
他人が迷惑する行為を勧めている本はどうかと思いますよ。です。
Posted by: kaze at 2004年09月19日 13:16う〜ん・・・(この記事)読んでみて思ったけど、別に橋本さんも推奨はしていないような・・・。
無論するに越したことが無いし、あんなことしようとも思わないけど。
家族に昔から、「立ち読みは万引きと同じ」と言われ続けたために、携帯の撮影になぜわざわざ万引きとつけるのかとも思う。
デジタル万引きが選定にならず、メモも含めて情報の窃盗であることは分かります。
それが自体が現行法で違法ではないにしろ、他社に与える迷惑は当然理解されるはずです。
書店では売った物の23%が利益と、他のサイトで見ました。
一冊の万引きに穴埋めする本の数は4冊。とても収入の薄い業種です。
で・・・問題となっている橋本さんはどのように書いたか。
基本的な内容は本の評価です。ただ、本の一面で叩かれる要因があった事に、読んでいても気づけなかった事、
そしてその部分すらも良い方向で評価してしまったこと。
そして一番の不幸は、認識違いがあったこと。
残念ながら携帯撮影は少数では無い時期がありましたし、今も十分すぎる大問題です。
そしてそれが与える被害の本質も、実際世間の見解とは違いました。
ここら辺は本屋が万引きと騒ぐからいけない気もしますけどね。実際万引きで捕まえられないのに、法律上の罪状を述べているのですから。
これは大きく勘違いの原因になります。そしてその事が正しく伝えられないために、「万引きじゃないから違法じゃない」と切り返される始末です。
そして多くの人はこの二者間の争いを見ることになります。本屋に分の悪い争いを。
正しい知識で見れば、万引きではないが法律に照らし悪と言えるのにそれをしない。確かに本屋の怠慢でしょう。
これらを踏まえた上で、なぜ橋本さんが叩かれているのか。
私は疑問に思います。
やや失礼な言葉になりますが、事柄に詳しい者が疎い者を叩く。見ていて無様です。
自分が有識であると思うなら、まず教える、そして理解してもらうべきです。
幸いな事に、それが出来る程度に皆さん言葉を知っているように見えますから。
出来なく無いんですから・・・もう少しは矛を収めてはいかがでしょうか?
記事の本題ではなく、その返信に対する違和感からどうしても書かずにいられませんでした。
以上です。
よく見たら正反対の誤字がありました。
>無論するに越したことが無いし、あんなことしようとも思わないけど。
しないに越したことは無い・・・ですし、主語抜けてますね。
携帯での撮影に対してです。
一応訂正いたします。
>やや失礼な言葉になりますが、事柄に詳しい者が疎い者を叩く。見ていて無様です。
>自分が有識であると思うなら、まず教える、そして理解してもらうべきです。
今返信している人は、記事の本題ではなくて、本の一部の内容について考えを述べた大也さんに大して反論を言っているのでは?
だからこそ、自分の意見を述べて現状を教えているんじゃないんですか?
>正しい知識で見れば、万引きではないが法律に照らし悪と言えるのにそれをしない。確かに本屋の怠慢でしょう。
書店やコンビニが「デジタル万引きだ!」と騒いでいるのをニュースなんかで見ませんでしたか?騒いだおかげで、こうやってデジタル万引きについて認識する人が増えたのだと僕は思います。
さらに
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/14611.html
のような動きもあるみたいですよ。
理解をしてもらうために、みんな意見を述べているのに、あなたが言っている事は矛盾していませんか?
理解はしてもらえ、でも叩くな。
モラルやマナーに明らかに反する行為だと僕は思っていますので、それを容認するような
>本屋の熱心な客のひとりとしては、立ち読みに加えて店内メモまで許して欲しい。
>それでも、売れるくらいの魅力あるディスプレイやサービスのある本屋が欲しいと思っています。
発言をするような人に対して、怒りを覚えてしまうのは当然だと思います。
ちなみに、メモ取りを推奨する人っていうのは、著者のような人で。大也さんを直接指しているわけではないです。
Posted by: kaze at 2004年09月20日 09:48べつのところでも書いたのですが、改めて述べますと、
●デジタル万引きは法律に規定がない
デジタル万引きというのは、出版業界の「造語」で、法律用語ではありません。
万引きは窃盗罪ですが、デジタル万引きは売り物の「情報」のみを、対価を払わずに持ち出すものです。しかし、「情報」には窃盗罪が適用できません。一方、刑法で罪に問えないからと言って、「売り物」を対価を払わずに持ち出していいのか、という問題があります。
著作権法上でも、この問題には規定がありません。強いて言うと、複製権の問題かと思われますが、複製物で金儲けをしない限り、著作権法でも問題行為とは言えなくなります。だからといってやっていいということではありませんが(後述)。
●情報という「売り物」とコピー
例えば、デジタル万引きがオッケーだという立場に立つなら、コンビニで雑誌を買わずに、一部をコピーして持って帰ってもオッケーだと言うことになります。コピー代は払うとします。それでもオッケーと言えますか? という話です。
情報はメモしたり、コピー(携帯で撮影)できますから、このあたりが「ブツ(物体)」との差になってきます。
コンビニで、売り物の雑誌の特定ページをコピーして持って帰るのがいいか、わるいか。
悪い、ということなら、デジタル万引きも悪いのです。個人的には、この境界線は、「売り物」かどうかにかかっていると思います。
●「売り物」をくすねられて黙っていられるか?
例えば、駅に貼ってある時刻表をデジタルメモするのは問題ないわけです。しかし、本屋で売っている時刻表本をデジタルメモして持って帰るのはやめてくれと。本屋は商いをやっているわけで、「情報」をパッケージ化した本を売って生計を立てているわけです。
「立ち読み」は、客が買うか買わないかの内容の確認として最低限許されているんであって、一冊丸ごと覚えて帰っても「線引き」ができないため、文句が言えないという性質のものです。しかし、その場でメモを始めるなら、あきらかに「買うか買わないかの見極めの行為」を逸脱していると言えます。
●問題は知識か?
「いきなりデジタル万引きなんて、言われる方が可哀想だ」というのは、ちょっとおかしいとおもいます。これは知識の問題ではなく、想像力の問題でしょう。売り物を対価を払わずにかすめ取られれば、売ってる方は誰でも頭に来るでしょう。ましてそれを奨励するとなると、批判されるのは当然だと私は思います。
また、今回は、書店で売っている、しかもベストセラー本が「デジタル万引き」を推奨しているかのような表現を掲載していることで、書店業界からも批判の声が挙がっています。彼らは、商売ですから、売れる本は置きたいわけです。しかし、一部内容に問題があるため販売拒否をせざるを得ない。出版業界としてみれば、いわば身内から出た恥なわけです。すでに書店では店頭で売らないことを決めたところもあるそうです。
今回の件で、「デジタル万引き問題」にスポットが当たることを個人的には願っています。
Posted by: p at 2004年09月20日 12:05>今返信している人は、記事の本題ではなくて、本の一部の内容について考えを述べた大也さんに大して反論を言っているのでは?
本題ではなく一部。それが前提になるのが不思議なのですけどね。個人の評価をしたという、最初の出だしを無視している事自体が。
さておき、確かに橋本さんの「メモまで許して欲しい」という言葉が、さらに状況を加速させてしまったわけです。
ついでに言えば、その言葉が無ければ私は、「こういう本」がある事すら知らなかったでしょうね。
その点に対して、「何言ってんのこいつ?」と言う攻勢の書き込みが多い状態になりました。
>だからこそ、自分の意見を述べて現状を教えているんじゃないんですか?
そして、意見を出すこと自体は別段問題ではありません。実際私も良くないと申し上げていますしね。
しかも私の書き込み、見方変えると「橋本さんは無知」と言っています。
無論総合的な意味ではなく、デジタル万引きに対して無知と言う意味です。
では、間違いの原因がデジタル万引きに対しての認識不足なら、知っている知識を伝えた方が良いでしょう。
幸い説明をして下さる方はたくさんいるようです。
ただ、伝えるのに喧嘩腰は良くないと、言っているだけです。
喧嘩腰で話をされても、聞き入れようと思いにくいですよ。
だから、「矛を収めて」と、申し上げたのです。
>書店やコンビニが「デジタル万引きだ!」と騒いでいるのをニュースなんかで見ませんでしたか?騒いだおかげで、こうやってデジタル万引きについて認識する人が増えたのだと僕は思います。
確かにそのおかげで知名度は上がりましたが、同時に万引きでは無いという事も、曲解された形で伝わったのです。
その影響の一つが、今回の出版物の問題という形で出て来たとは捕らえられませんか?
とはいえ、デジタル万引きと言う言葉は使いやすいですよね。これが「携帯迷惑」とか「不買不法侵入」とか、分かりにくい言葉であったら、ここまで認知度は上がったか疑問です。
惜しむらくは、曲解されてしまう喧伝だったと言う事ですね。
そしてその曲解に対して「グレーゾーンでは無くレッドゾーン」と伝えるべきだったと思ったのです。
費用がかかるので、易々出来ないとは知っていますけどね。
それと、URL先見ましたが・・・結構本屋通うのですが、一年以上経っている筈なのに記憶に残っていませんね。
単にカメラで撮影しようと思わないから、気にも留めないだけかもしれませんが。
しかし、今グーグル検索してみたのですが、大半の記事は03年中のものですね。
流れを詳しく書いている、まとめサイトなのが見つかればよかったのですが。
単純に被害が収まっていたのか、静観していただけなのか。少し分かりにくいです。
・・・話逸れてしまいましたね。
>理解をしてもらうために、みんな意見を述べているのに、あなたが言っている事は矛盾していませんか?
>理解はしてもらえ、でも叩くな。
(中略)
>発言をするような人に対して、怒りを覚えてしまうのは当然だと思います。
怒りを覚えて喧嘩腰、意見を言って口喧嘩。
口で勝って相手を服従させるのですか?
別に現実の世界ならそれもありでしょうけど、ネットなんて、繋げなければ相手に見てもらえないんですから。
自分が伝えたい相手に見てもらえる事が前提なんですよ。
見てもらえなければ価値は半減します。
せいぜいブログ潰ししか出来ないでしょう。
現に橋本さん書き込みされていませんですし。
私の場合、伝える対象が全方位なので、橋本さんに見てもらえなくても構わないですが、例えばkazeさんは何方に伝えたいのですか?
今の書き込みは私に対してでも、最初は橋本さんに対してでは無いですか?
もし違っていたら私の読み違いでしょうけど。
読んで欲しければ読んで貰う様に努力しましょう。
これは執筆者として普通の事かと思います。
独りよがりを書きたくないなら。
>問題は知識か?
確かにこの問題は、知識として知っているだけでは意味が薄いですね。
法に照らして悪と言えても、断じるまで行かない。こんな状況ですからね。
結局悪と断じる法が無いため、個人のモラルに依存します。
既に買った出版物や、時刻表などの公共の情報物。これらの撮影が可能であることはなぜか。本屋に置いてある出版物はなぜダメか。
それらの違いがわかる様になれば、こういう問題は起きなかったでしょうね。
しかし、ここまで騒がれる「キッパリ!」ちょっと読んでみたくなりましたね。
デジタル万引き推奨部分以外が気になります。
でも売っているかどうかと言う気もしますし、買ったらお前は犯罪幇助かと・・・さすがに言われないですよね?
こんにちは。橋本です。連休で旅行から戻りました。大荒れになるかとおもいきや、皆さん真面目に書き込みありがとうございます。私が再度発言することが期待されているような気がするので、今晩か明日にでも、ご意見を読んだ上でまた書きたいと思います。
ただ一言。デジタル万引きを推奨する人間ではありません。デジタル万引きは100%悪いことです。このトメさんという著者及び出版社に瑕疵は存在しているでしょう。
それはそうだけれども、というところから私は自分の意見を書いています。
敢えて火種になりそうなことを言ってみたという意識はありますし、ある程度予想はできた展開ですが、意外にも、きちんと議論を展開、整理していただく方が多くて、問題提起という意味では書いた価値があったのではないかなと思っています。
ではまた、後ほど。
簡単にコメントしたいと思います。
例えば、仏閣等で撮影禁止の場所があります。
そこで撮影するのはダメってのは誰でも理解するでしょう
本屋があります 本の内容のメモ、撮影はご遠慮下さいと張り紙に書いてあります。
ダメと書いてあるのにやるのは 立派な迷惑行為ですよね。
本屋があります 本の内容のメモ等の張り紙はありません
張り紙が無いなら やって文句を言われない限り迷惑行為では無いかもしれません。
しかし、今では本屋での情報のメモ、書き写し、携帯での情報の打ち込み、撮影 は 本屋にとっての「迷惑行為」である事は「常識」の範疇であると思います。
問題はそのことを「作家」や「出版社」が熟慮せず、また配慮が足りなかった事に対する「公な謝罪」が無いということなのです。
橋本さんはそのことを知らぬまま、またその事を含めないで本の評価を書きました。そして、問題の部分を知って尚、「メモぐらい許せ」等の発言をしたので注意・叩き を受けたのでしょう。
犯罪うんぬんでなく、書店が「迷惑」としている行為を「公で推奨するような文章で載せる」事が イケナイ事である と言われれば皆納得する話だと思います。
その事を根本の「マナー」として認識していないと、話がどんどんズレて行ってしまう気がします。
以上 長々と失礼しました。
Posted by: ken at 2004年09月20日 21:38>デジタル万引きは100%悪いことです。
>本屋の熱心な客のひとりとしては、立ち読みに加えて店内メモまで許して欲しい。
橋本さん、このふたつの立場は矛盾しませんか?
Posted by: q at 2004年09月21日 03:26橋本です。
昨夜は疲れて寝てしまったので
ちょっと意見書くのが遅れています。
本日中にはどうにか。
回答が容易なのでここだけとりあえず。
>橋本さん、このふたつの立場は矛盾しませんか?
それは矛盾しません。というか、矛盾しようがない気がします。整合性を検証する対象が二つの同レベルの命題ではないですから。
本屋に対してそれは今は迷惑行為と考えられていらっしゃるようだが、サービスの改善案として再考して見て欲しいという要望を一個人が書くという行為自体は問題がないのではないでしょうか。
ども、私も本屋に熱心に通うタイプです。
「キッパリ」に対しても簡単に感想を書いてます。
http://blog.zikokeihatu.com/archives/000384.html
書店でメモは許して欲しいは、私も同意します。
というか、書店の店員さんに許可とってメモ取ってます。
気になった本の書名や著者名出版社ISBN等は
メモを取らずにはいられません。
そういうわけで、メモをとる行為というのは
内容にもよるんじゃないかなーと思います。
今のところ、メモの許可を求めて断られた事はありません。
やるなら、許可を取ってやればいいんじゃないの?
あと、キッパリの本はデジタル万引きは推奨してるように
読めないのですが私だけでしょうか?
P46の漫画の3コマ目の立ち読みしてメモを取るは
問題ありですが、
P47のアナログメモをデジタルメモに置き換えるは
私には一般論のように受け取れるのです。
その前の、書店で立ち読みしてメモを取るの部分に
直接的に一義的にかかってるようにも思えないのです。
という事で、私は
P46の3コマ目はダメ!(ただし、許可を取ってなら良し。)
p47はOKと思います。
橋本です。
ついでにもう一個書き込みです。
私は迷惑行為を推奨しているわけではありません。また、それを実行する人たちを擁護しているわけではありません。
私が主張しているのは、それを迷惑行為と規定している書店に対して、こういう要望もあるという考え方を示しただけです。それによって本屋はもっと売れるかもしれないと考えています。
椅子を置いている本屋や併設したコーヒーショップに本を持ち込めるようにした本屋があります。日本にもありますが、米国のバーンズアンドノーブルなどは代表例でしょう。本や情報を売るという発想ではなく、体験を売るわけです。六本木ヒルズのアカデミーヒルズは本屋とは違いますが似た方向性だと思います。これらの本屋、メモ禁止かどうかは知りませんが、メモ以上に深く味わうところまでタダにしちゃったわけです。それでも本、売れるよと。
インターネットで米国のA9の動きに続いて国内でもネットで内容をある程度、読んだり立ち読みができる時代が日本でも数年でやってくるでしょう。そうしたとき、本屋はますますの打撃を受けると思います。
旧来の書店の考え方にとどまっていては、この出版不況を乗り越えられないのではないでしょうか。マナーも法律も、誰かが最初は異なる意見を提示することが変化の始まりだと思います。既得権益者や体制がある分野で変化を最初に唱えることは、何らかの迷惑行為に映る可能性はありますが、イケナイこととはいえないでしょう。特に個人のブログでの意見提出に対して、イケナイもしくは違法なはずはないと思います。表現、言論の自由の範囲でしょう。
もちろん、それに対して異なる意見を持つ方が私は違うと思うと言われるのもまた権利です。
まず僕が、この本に対してのスタンスを述べさせてもらいますが。
確かに自分を変えられることを書いたのなら素晴らしいと思います。
しかし、現行では悪(悪いと思っていない人もいるでしょうが)とされていることを推奨するような人なのであれば、その評価も必然的に下がります。
しかも、未だに公的な謝罪もなしということなので、買う気も全く起きません。
ここは橋本さんのブログなので、ここでは橋本さんに対して意見を述べるのは当然ではないでしょうか。
それに、のぞむさんは無様だとかなんだとか言っていますが、橋本さんの意見に異をとなえる人たちに対して、お前は間違ってるみたいなことを言いたいだけなんじゃないですか?
自分はデジタル万引きやメモ取りに対して、どう思っているか、そういう思いがのぞむさんからは伝わってこないのですが。
表現の自由やら、いけないことじゃないだろうとか、そんなことを持ち出さないで下さい。
別に言う事が悪いなんて一言も言っていない。
その内容が僕の考えているものとは違うから反対意見を述べているだけです。
橋本さんと僕の考えは「デジタル万引きやメモ取りは悪い」というのでお互いにあっています。それはマナーうんぬんということで常識ということで、終わりにしてください。
これ以上、揚げ足をとったりして話をこじらかすのも、ただ荒らしたいだけのような気もしますので。
しかし、橋本さんは立ち読み、メモ取りをOKにするべきだと考えていると。
確かに椅子を置いたり、様々な雑誌や本の立ち読みを許している書店もあります。
それをやっているのは大規模書店で、地方の本当の中小書店でそれをやっている所を見かけたことはありません。
立ち読みをしても買っていく客は、少し読んで「面白いな、じゃあ買って読んでみよう」もしくは全て読んで「また家でも読みたいから買おう」
その2つだと思います。
都会などの大規模な書店では、全て読んでも満足して帰る客がいても、それでも補えるだけの集客力があるので経営は成り立つかもしれません。
しかし、そんなサービスを行なっている書店でも、メモ取りを容認すると思えますか?書籍番号を控えるのはどこの書店でも許していても、許していないのが現状だと思います。
それはなぜか?買う必要性が全くなくなるからです。
また読みたいと思っても、メモがそこにあるわけで書店に行く必要もなければ、買う必要もない。
ネットで読んだり立ち読みできる時代が来ても、情報誌の情報が全て載ったりすることは確実にこないでしょう。
しかし、メモ取りだとネットに載っていなくても、書店でメモをとるだけで十分です。ネットとは違い全ての情報が載っていて、その中から自分の好きな情報、得たい情報を抜き取ればいいんですからね。
僕にはどう考えても、メモ取りで利益がでるようなことが考えられません。
そりゃあ、ある書店が立ち読み、メモ!なんでもOKと言ったらそこに行きますが。
様々な書店がそのようになっていくと、売り上げはそのサービスを行なうよりさらに下がるでしょう。
ただでさえ利益率が少ない書店がそのようなことを行なうのはありえないと思います。
橋本さんがいう、メモ取りがOKになるようなマナーはいつくると思いますか?
僕は、メモ取りやカメラ撮影は情報の万引き(窃盗)というスタンスをとっていますので、橋本さんの思い描いている理想の書店は
「本を万引きできる店できないかな」
と似たようなものだと思いますよ。橋本さん以外の他の方々はどう思っているのでしょうか?
ちなみに僕は現状の書店に満足していますし、橋本さんのような考えを思い描いた事もないです。
書店の利益があがらないのも、万引きによるものが大きいと思うので、まずはそういうモラルやマナーを良くすることが、大切なんじゃないですか?
未来を思い描くのは良いですが、今問題になっているものをどうにかすれば、かなり改善されるのでまずそれを行なうべきです。
橋本です。
kazeさん、こんにちは。
>そりゃあ、ある書店が立ち読み、メモ!なんでもOKと言ったらそこに行きますが。
>様々な書店がそのようになっていくと、売り上げはそのサービスを行なうよりさらに下
>がるでしょう。
これについては再考の余地ありでしょう。実験してみるといいかもしれません。kazeさんもそういう本屋があったらそこへ行くと書かれましたが、私も行くでしょう。私はそういうサービスをしている本屋であまりにもフリーライドすると申し訳ないから、体験を楽しませていただいたら、なるべく、そこで買うようになると思います。
>ただでさえ利益率が少ない書店がそのようなことを行なうのはありえないと思います。
情報ビジネス、コンテンツビジネス全般について、痛みの伴う業態変化によって利益率自体を変動させるような構造改革をすべきなのではないかと私は考えます。著作者、出版社、取次ぎ、書店、その他マーチャントと本の流通には多数の主体が関わっていること、再販制度に長く守れてきた旧態依然の業界であることが、改革を困難にしていると思います。
改革でどう変えていくかにあたって、ユーザニーズというのを反映することは大切だと思います。そのひとつが、ユーザにとって利便性の高い体験の提供なのだと言いたいです。今のままなら書店はデジタル万引きがあってもなくてもまだまだ潰れると考えています。
>ネットで読んだり立ち読みできる時代が来ても、情報誌の情報が全て載ったりするこ
>とは確実にこないでしょう。
これは私の意見では明確に逆ですね。「全て」以上がネットにタダででる可能性はあると思っていますし、業界によってはその危惧をひしひしと感じ始めているのではないでしょうか。情報仲介業は仲介コストを下げることで利益率を伸ばせるわけですから、業態変化として自然な話とも考えます。紙に印刷し流通させるコストがユーザバリューへと効率的に変換できない限り、ユーザはネットを選ぶでしょう。出稿する側も同様にネットへの出稿が効率的と考えるケースも多いかと思います。求人については雇用効果の期待されている情報産業などは敢えてネット求人チャネルを選択することでITリテラシーのある人材獲得ができると狙うケースも多いと考えます。
>また読みたいと思っても、メモがそこにあるわけで書店に行く必要もなければ、買う必
>要もない。
これは本の内容によって違いますよね。
>書店の利益があがらないのも、万引きによるものが大きいと思うので、まずはそういう
>モラルやマナーを良くすることが、大切なんじゃないですか?
これについては万引きとデジタル万引き(私の言葉では店内でのカメラキャプチャー)を区別しないといけないと思います。万引きが書店の利益を圧迫しているという数字は出ているでしょうが、デジタル万引きの被害総額の実態はまだ調査した数字を見ていません。調査は監視カメラ、監視員によるサンプル調査で、不可能ではないでしょうし、業界にとっての大問題ならば、予算を使って調査をするべきでしょう。
上記、論点とは無関係に、デジタル、ネットが書店-客間の関係性を変え始めた混乱期において、無茶なこと(あからさまに店内でカメラでパチリ)をするのはよろしくありませんという意味で、は、マナーよくねという呼びかけにはAgreeです。
>それをやっているのは大規模書店で、地方の本当の中小書店でそれをやっている所を見
>かけたことはありません。
単に書店は本を並べておけばいい式の中小の書店についてはかなり厳しい状況が続くものと思います。
私は地方都市に住み、東京へ通勤する者ですが、地元の商店街にあるような個人経営の書店はまず利用しません。こうした中小の書店はかなり淘汰(つまり潰れる)可能性が高いと見ています。日本には米国と比較すると人口比で2倍以上の数の本屋があります。本好きな日本人(本屋好き?)という国柄なのかもしれませんが、もともと多すぎた可能性があります。
地方の中小の店舗は根本的な改革がない限りは、かなりの数が淘汰され、必要な規模の中型書店が生き残り、ネット経由の本の販売が増えると考えます。そんな中でも、コンセプトを明確に打ち出し、既存の書店の発想を超えた体験を提供する店は個人商店でも生き残れるのではないかと思います。
>橋本さんがいう、メモ取りがOKになるようなマナーはいつくると思いますか?
メモ取りがOKというのではなくて、椅子に座ってコーヒーを飲みながら本を読ませてもらう、というスタイルのほうがなお、いいです。メモ以上に頭で味わえる方が深いですからね。メモ取りの必要がなくなるといってもいいでしょう。そういうレベルの本屋は数年以内にたくさん出てくると考えています。現在の業界外からの参入もあるのかもしれません。変化は上記に書いたようにすでに始まっていますしね。
Posted by: daiya at 2004年09月21日 20:12橋本です。主張を整理してみました。
・読んだ時点では該当箇所に気がつかなかった。私の書評においてはその箇所を取り上げて推薦したわけではないため、善意の第三者として書評エントリの公開事態になんら瑕疵はないはずである。
・問題発言の箇所の指摘を受けて見直したが、「本屋の店内で携帯電話のカメラでパチリとやりましょう」と直接的には書かれていなかった。読み方によってはそう読めるレベルに感じた。2ちゃんねるなどに一部出回る原著からの引用らしきテキストはそのままの引用ではなく、意図的に要約されたものが投稿されていた。
・著者、出版社などの公式見解を見ていないので状況は推測だが、おそらく、著者は悪意はなかったがおっちょこちょいであった。デジタル万引きがマナー違反だと知ってはいるのだろうが、読み方によってはそれを推奨する文章を書いてしまったことに気がつかなかった。著者及び出版社にはそれを見過ごした若干の瑕疵が存在していると私は考えている。
・その瑕疵の大きさは出版業界内では特別に嫌悪される性質のものであるが、一般観念からすると出版を停止するほどの大きな瑕疵とは認められないと感じた。出版社が修正で重版したことも、書店で平積みが続いていることも、そうした事実と程度の認定を示す事実である。
・問題箇所の露呈後にテレビ放映が行われている。また今後もどうやらマスメディアの紹介は続くらしい。となれば、私の個人ブログでテレビ以上の厳しい倫理基準をおく必要を認めない。
・それらの状況を総合した結果、特にこの本についての私の全体判断に大きな影響を与えるものではないと感じたため、記事の修正などは行う予定がない。また予定がないからといって、私の行為に瑕疵が新たに発生するとは考えていない。
・デジタル万引きという言葉は窃盗罪を端的に表す言葉である。穂高氏の指摘する著作権侵害という見方には一理あると感じるが、やはり、その論拠で違法性を成立させるには、著作者が原告として訴えねばならない。私はすべての著者がメモを権利の侵害と考えるとは思わない。「その程度のメモならいいですよ」と取り合わない著者も多数いて、親告罪である著作権法上において、メモ=違法を一般化するのは困難である。
・デジタル「万引き」という言葉はふさわしくないのではないかという考えを私は持つ。万引きは窃盗罪であり、明白な違法行為である。客との関係性において、万引きしたら警察に突き出すぞと書いている書店に良い印象を私は持たない。店内での携帯カメラによるキャプチャー行為の禁止としたほうが、対象行為の範囲を明確にでき、マナー向上運動においても、客に受け入れられやすいのではないか。
・マナー違反はイケナイことである。だが犯罪ではない。マナーの向上は店舗と客との建設的な関係性の上で実現するのが経営上賢いことだと私は考えている。ラウドスピーカーで客に怒鳴りつけても、マナーは守られないことが多いと感じる。むしろ、「○○をしましょう」「こんな体験はいかがですか」「こういう書店の使い方がありますよ」と肯定表現で打ち出していくことが戦略として正しいであろう。一流ホテルの客がマナーが良いのは、ホテルの打ち出す格式が客にそうした行動を取らせているのだと感じる。
・そうした肯定的表現によるマナー向上の一案として米国の事例などを紹介し、今後も続くであろう厳しい出版、書店業界への提案を提出した。
・一般論として現代において、穂高氏の指摘した違法コピーの問題はとても大きな問題であると私も考えている。ただ、その違法コピーの問題を俯瞰するとき、店頭での携帯カメラキャプチャー行為は被害規模も小さい瑣末な問題だと考えている。それは私の個人視点ではそうした行為が周囲で見当たらないからである。
・よって被害規模については書店業界の関係者に広くお聞きする必要がある。大きいのかもしれない。ただし、店舗によって異なるであろう状況を、特定の店舗の書店員の意見から拾うのは問題がある。広く業界が調査を行い、明確な数字を出す必要はあるだろう。調査の実施に当たっては、やる気になればさほど実行上の支障はないであろう。被害規模があまりに大きく書店経営を圧迫する重点課題であることが明示されれば、私は考えを変える用意はある。
・違法コピーは音楽の違法ダウンロード、組織的な紙のハードコピー、ソフトウェアの違法コピーなどこそ、優先して取り組むべき課題である。こうした分野では信頼できる数字がでており、被害規模が明白である。業界が目くじらを立てる先は店頭の携帯カメラキャプチャー以外にあるのではないか。
・書店の提供するのは本ではなく、本を通じたサービスであると認識すべき時代なのではないか。近年、話題となる、あるいは私が好む、書店は体験を売る書店であることが多い。もともと肥大した産業であると私は認識しており、従来の考え方では、インターネットや電子書籍、オルタナティブな販売ルート(コンビニやブックオフなど)といった時代の波に抗うことができないのではないか。耳は痛くとも、書店は根本から販売形態を見直してほしい。
・私は書店が好きである。淘汰の時代とはいえ、お気に入りの書店には儲かってほしいと考えている。
・グレーゾンではなくレッドゾーンだという言葉、事態を伝えるのに良い言葉だと勉強になりました。
Posted by: daiya at 2004年09月21日 21:48橋本さんへ。
東京にいらっしゃったら、六本木ヒルズのTSUTAYAに行ってみてください。スタバが併設されており、店内の本、雑誌は読み放題です。店員も結構あっさりしているので、図太い神経さえあれば、コーヒーさえ頼まなくても大丈夫な様子。打ち合わせでよく使うのですが、ホントにこんなんでいいのかな、と心配になってきます。置いてある(売り物の)雑誌は回し読みされてぼろぼろだしね。
「デジタル万引きは100%ダメ」というのと「店内メモまでは許して欲しい」というのは矛盾すると思います。「デジタル万引き」→「デジタルメモ」と、「アナログ(手書き)メモ」には、何か本質的な差があるんでしょうか?
先述したように本は情報をパッケージングした商品であり、対価を払わずに情報を(一部)持ち出すことは、ただたんに売り物をくすねているだけです。聖幸さんが「許可を求めればいい」とおっしゃってましたが、同感です。たとえば、お総菜屋さんで「味見していい?」ときくようなものでしょ? 許可無しにこっそり味見して対価を払わないのであれば、ちょっとお客さん待ってくれ、ということになるわけです。デジタルメモさえ、許可を求めてオッケーなら「デジタル万引き」とは言われないだろうになぁ、と思います。
アップルが成功させた音楽配信システムは、アルバム単位でのCD販売が本当にいいことなのか、業界に根本から反省を迫りました。情報のパッケージングとその販売手法については、出版業界も同様に、今後検討の余地があるでしょうが、それらのことと、今回トメ氏が「推奨」しているような好意、すなわち、雑誌を立ち読みしているとき「あ、今度このお店行ってみよう! 電話番号ひかえちゃえ」みたいな行為の是非とは、別次元の問題だと思います。
Posted by: R at 2004年09月22日 00:30(そうかp->q->rなんですか?)
Rさんこんにちは。
そうですか。TSUTAYAがそんなことをしていますか。情報ありがとうございます。今度行ってみます。その取り組みについては今後の動向を見守る必要があると思います。結論はまだ下せないでしょう。
>「デジタル万引きは100%ダメ」というのと「店内メ
>モまでは許して欲しい」というのは矛盾すると思いま>す。「デジタル万引き」→「デジタルメモ」と、「ア>ナログ(手書き)メモ」には、何か本質的な差がある>んでしょうか?
いや、これは前述のように100%ダメに思うので、私は一部良しにしたパッケージのサービス模索してよと提案しているわけですから、矛盾していないと思います。
トメ氏の著作をめぐる瑕疵については既に言及していますので敢えて繰り返しません。議論が錯綜していて私自身追うのが大変ですが、私自身の発言の一貫性で重大な乱れはないと考えています。
音楽におけるアップルを例として出されたのは私の意図するところに近いものです。そうした取り組みが出版、書店にも有効であろうという部分は同意です。
それとこれは不要な発言かもしれませんが、一部の頭の固い関係者には不快かもしれない内容であり、もっと個人攻撃などで荒れてもおかしくなかったこのコメント欄、後半は特に落ち着いた展開で、皆さんの良識あるコメントの書き方に感謝します。ちょっとうれしいのです。
Posted by: daiya at 2004年09月22日 00:56ひょっとして皆さんこんな発言を期待されていますか?
「この本はそこまでオレとオマエの面子をかけて擁護するほどの本じゃないぜ」
ええ、そうですね。ちょっと面白いんですが(笑
Posted by: daiya at 2004年09月22日 01:24まとめがあったのでこれ以上は大きく言うことはありません。
ですが私宛にレスポンスがあったので応えるのとついでに参考情報。
>kazeさん
貶すだけしかしていない、いわゆる荒らしに対して伝えてた割合は大きいです。
そういう意味では私も荒らしとして見て頂いて結構です。私と荒らし、結局は同じ穴の狢です。
ですが、意見はそれなりに述べております。
私の意見は主に、「デジタル万引き」と言う言葉そのものに対しての疑問です。
この言葉が、要らぬ誤解を与えていると思っています。
実際のところデジタル万引きは、店の売り上げに大きくかかわっていないとも見ています。
単に迷惑なだけ、見ていて腹が立つだけ、そこから派生する別の害がいつ起きるか分からない。
こんな考えです。
では、なぜ店の売り上げに影響が少ないか。
『デジタル万引きをするものは結局買わない人間』
こう見ています。
面白い説がありましたので、それを紹介します。
音楽の不正交換ありますよね。
その調査結果の一つにこういうのがあります。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20065182,00.htm
要約すると、違法入手する曲は、どの道自分が買わない曲・・・という事です。
この理論をデジタル万引きに当てはめると、確かに頷ける部分があるのです。
無論この調査結果が正しいとまでは言いませんし、デジタル万引きにそのまま当て嵌めるのは、些か問題があるかと思います。
ですが私には、否定しきるには確固たる反証も持っていません。
それと、売り上げの落ち込みに一番ダメージを与えているのは、インターネットでは無いでしょうか?
ネットで書籍を購入したり、書籍の情報を見て購入。
こういう流れもあるでしょうけど、学術書、情報誌、新聞。
これらは既にネット自体で手に入れられる情報が大半かと思います。
わざわざ買う必要が無いのです。
ネットにはもちろん携帯端末も含み、求人情報や新聞は、携帯で見る方が楽と思っています。
新聞なんか、勤務中にもこっそり読めますしね(笑
まあ、新聞は本屋ではあまり売らないでしょうけど、雑誌を買う必要性が薄いのは事実です。
それと単純に景気の問題もあるでしょう。
寒い景気には口を締めねば凍えますから。
と、私の持論、意見はこのようなものです。
Posted by: のぞむ at 2004年09月22日 02:50>要約すると、違法入手する曲は、どの道自分が買わない曲・・・という事です。
ヘビーユーザーは買わないでしたね。
意味がかなり変わっていました。
デジタル万引きやメモ取りが、特に売り上げに影響を与えていなくても、それは許されるべきの事ではないでしょう。
店側が売ろうとしているものに対して、形あるものとしてコピーしていくわけですから、何のために本を売っているのか分らないですよ。
よって、デジタル万引きと言われても問題がないと思われます。
それにインターネットがあるし、無料の情報が流れているじゃないかと言う意見がありましても、それならばインターネットでその情報を取ればいいじゃないですか。何も有料で売っている所から盗む必要はありません。
そして、僕は窃盗罪としての万引きをまずなんとかするべきだと。
現在の「警察に突き出す」というのは抑止力もありますし、こういうのを見て不快に思うべきは書店ではなくて
マナーやモラルの低下した人たちに対して思うべきです。
それにこちらは明らかに店側が不利益を被っていますからね。
そして、橋本さんが言うような書店(くつろげる空間)があちこちに出没したら今の現状を考えると更にお馬鹿な客が増える気がするのですが、、、。
その前に一流ホテルでは、マナーの悪い低俗な客はあまり来ないと思います。
雰囲気が違うだけで、態度が変わったりすることもありますが、橋本さんが提案するような本屋では、態度が変わるとは思えませんね。
そうまでして、コーヒーを飲みながら本を読みたいのなら、漫画喫茶に行けばいいじゃないですか。
椅子で読みたいのなら図書館に行きましょう。
何もリスクを犯してまで、書店側が行なうようなことでもないですし、本来の書店としての姿がどんどん見えなくなっている気がします。
しかも、メモ取りやカメラ撮影について、あなたはそれも許されるようになるべきだと言っていたのに、コーヒーを飲みながら椅子で座って読みたいと言い出した。そして、今はメモ取りやカメラ撮影は一部OKという形のサービスを模索するべきだと・・・・。
では、最初からそれを言うべきでしょう。明らかに最初の発言では、そのような意図は読み取れませんでしたよ。
よって、他の人が「お前の言っている事は矛盾しているぞ」と言われるのも無理はないかと思われます。
それに以前の記事だけでは「メモ取りなどは許されてもいいじゃないか」という風にしかとれません。
もう少し橋本さんが思い描いている全体像を言うべきだったと僕は思いますよ。
インターネットでの書籍の販売などは僕も利用させてもらっています。確かに便利ですし、これからの普及するべきだと思っています。
それにより、書店での販売の市場縮小は必然的に起こりうるだろうと、それくらいは予想がつきますね。
だから、書店側もその流れに流されずに残るための策として、様々なサービスを打ち出すべきだという意見には賛成です。
こういうのは一部にありますが、余裕のある書店は見本誌を置いておき、それで中身や内容の確認ができるといいかなぁと僕は思います。
これなら、買う本がとてもつもなく汚れていたり破れていたりすることはなくなると少なくなると思いますし、より手軽に本の中身を吟味できるのではないかと。現在書店が少なくとも認めているような範囲でのサービスですが、これがあるだけでも大分変わるんじゃないですかね。
僕としては、メモ取りOKや飲食物など手垢などで本が汚れていそうな所よりもこういう吟味できる書店に行きたいと思います。
紙としての媒体ではなく、データとしての媒体として扱ったりするようなサービスは今後出てくるでしょう。
電子ペーパーなども改良が進んでいるようですし。
電子ペーパーが主流になるようであれば、インターネットでの市場がさらに拡大するでしょうね。
その辺は書店がどう対応していくのかが楽しみです。
Posted by: kaze at 2004年09月22日 18:47橋本です。
特に今後新たな問題提起がなければ最終にします。
kazeさん
>もう少し橋本さんが思い描いている全体像を言うべ
>きだったと僕は思いますよ。
まあそれはそういう部分もありますね。認めます。
が、私の立場としては、本来、それらを時間をとって書く必要は必ずしもなかったと考えています。このブログに外部から、いつもの文脈とは違う読者層がいきなり飛んできて、いっぱい書き込みをされていった。
彼らが何を問題としているかを把握するまでは、ある程度ジャブを出しながら様子を見るのも致し方ないとご理解ください。
そもそも、ここ”コメント欄”でして、本来は議論の場として用意したわけじゃないんです。常連さんが時々コメントをしてくださるのを想定していました。
kazeさんをはじめ、考えた上での書き込みが目立ったので、それではと思って、私も後半で対応してみましたが、もともと、議論の準備をしていたわけではないのです。連休は旅行にも出てましたしね。
私とkazeさんは表面的な意見は違えど、実は本物のデジタル万引き凶悪犯たちとは逆の、同じサイドの人間だと思っています。認識や考え方は違いますが、だいたい、同じなんじゃないですかね。
それと私は一介のブロッガーであって、業界のVIPってわけではありません。私の考えを気に入らないからといって変えさせたところであまり意味ないと思います。私は私の意見をここに日々書いていますが、外野のリンクが発端で、コメントで議論を仕掛けられ、それに対してまじめに向き合わなかったとしても、私に非難されるような瑕疵はないのじゃありませんか?。
Posted by: daiya at 2004年09月22日 19:14って、書き方がよくないんだな私は。
送信後思ったのでもう一度。
kazeさん、丁寧な議論に感謝です。お互い微妙にズレていますが、勉強になりました。kazeさんを批判したいとかは微塵も思っていません。またご縁があったらお話していただきたく。
Posted by: daiya at 2004年09月22日 19:31はじめまして。
私は書店でアルバイトをしている者です。
メモを取る客も、立ち読みだけで粘る客も、騒ぐ客も全て店員としては嫌ですが、最も嫌な客は店内で飲食する客です。
しかし皆平気でやってのけます。店内には飲食禁止の張り紙を張っているにも関わらずにです。そして店内にゴミ箱が何個もあるにも関わらず本の上や通路に放置していきます。レジで会計のときにも悪びれる様子無く食べ・飲みながらカウンターまで来ます。その人たちの神経がもうわかりません。
本が汚れているという理由で買わない客も多くいます。綺麗なものがあったら買ったのに・・・とよく言われます。誰かが本に触った跡があっただけでも嫌だと言う人もいます。そんな客が多い中で誰が上に食べ物を置かれた本を買うでしょうか?水滴がついただけで本はふやけてしまいますからね。何か食べながら本に触れるとページも汚れてしまいますしね。
最近の客の多くは自分が今立ち読みしている本、手にしている本が売り物であると言う認識が非常に低いと思います。なのに自分の買う本は誰も触っていない新品がいいのです。なら一冊だけ見本にして、他を全部パックすればいいじゃないか。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは無理かと思われます。あの雑誌やコミックのパックは各書店で一冊一冊パックしています。パックしてあるものが出版社から送られてくるのではありません。かなりの手間と時間がかかるのです。だから多くの書店は一部の雑誌(主に付録つき)やコミックにのみパックをしているのです。しかし最近ではそのパックさえも店員に許可無く勝手に破いてしまう客が増えているのでパックがしてあるからと言って絶対に中身が綺麗と言う保証はありませんが・・・。
それに書店員の立場から言わせていただくといちいち店内飲食だと飲食している客に言うのも嫌だし、そのゴミを発見し、捨てるのも嫌だし(なぜ他人のゴミを捨てなければならないのか?と言う気分になるしゴミがあった周辺の本が汚れていないかチェックしなければならなくなる)、できるだけ綺麗な本を売りたいので飲食ができる書店なんてできなければいいと思います。書店は本を買うところであって、決してくつろぐ場所ではないと思います。綺麗な本が欲しいならもっと客も協力して欲しいです。私は書店に椅子等を置くことにも反対です。
新文化2004.9.30号によると、9月27日出来の10刷目から抗議を受けていた個所を変更した、とあります。
46pの4コママンガの3コマ目を差し替え、「立ち読みした雑誌に載っていたお得情報」の文言から「立ち読み」を削除した、とのことです。
ご参考までに。
削除したということは、非を認めたということですね。
Posted by: x at 2004年10月07日 04:20テンコブポーズのみでも元気が出てきそうなこの本。60個の秘訣は?と思っていましたら、新聞広告に、全部載ってました、見出しが。思わず数えてしまいました。読まずに済ませてしまおうかしら。
秘訣には、アムウェイおばさんの口癖が多くあると思っていましたら、彼女もアムウェイだと言うことで、納得です。
本文と関係ない話ですいません。
スタバと併設している書店ですが、むしろ喫茶店が主体であり、本屋の本が読めるのは客寄せ、とは考えられませんか?
ブレンドコーヒー 一杯の原価 約30円
http://www.originalcoffee.net/cafeopen17DrinkCostprice.htm
これに対し、本の卸値 定価の75〜78%
http://www.goodpic.com/mt/archives2/2004/07/amazon5.html
コーヒーの方が利益出そうですね。上記リンクの「経常利益率 理想3% 実態は1%以下」を見ると、
メモ許可したら本当に地方の書店は潰れそうな気がします。
>地方の中小の店舗は根本的な改革がない限りは、かなりの数が淘汰され、必要な規模の中型書店が生き残り、ネット経由の本の販売が増えると考えます。
「淘汰」と言う表現をしていますが、かなりの数が「潰れる」わけですよね。
>そんな中でも、コンセプトを明確に打ち出し、既存の書店の発想を超えた体験を提供する店は個人商店でも生き残れるのではないかと思います。
いくら既存の書店の発想を超えた体験とは言っても、メモ書きを提供する店は経営難に陥ると思います。
ある意味集客力はあるかもしれませんが、それがそのまま売り上げに貢献するサービスではありませんから。
というかむしろ逆では?
税金を使い、座席等の設備を揃えコピーもできる図書館
数十分単位で席料金を取り、飲食できる漫画喫茶
どちらもコンセプトは明確ですし、体験を提供していますが、本自体の売り上げを圧迫し、問題になっています。
図書館も流行りの新刊を数十冊単位で仕入れるなど、本来の使われ方と異なってきました。
(当然書店のシェアを圧迫)
書店としてできることは、すでにやり尽くしているというのが現状です。
「既存の書店の発想を超えた」サービスは、単に儲からないからやらないだけではないでしょうか?
ハリーポッター新刊の予約受付キャンペーンは地方の中小の店舗でもやったように、儲かる発想ならやるでしょう。
大がかりなサービスは集客力のある土地や大型書店だからできることですが、
元々書店の魅力は、小さな町や村でもすぐに欲しい本が手に入ることだと思います。
あまり潰れてほしくはありません。
最低限のサービスでも、本を売ることに特化した店、それが書店です。
私は本屋でもないのに、なんか本屋の肩を持つ意見になってしまいました。
とりあえず、メモ許可と喫茶併用は儲からない気がします。
書店は本を売る代理店。しかもほとんどの本は買取ではなく委託販売。
書店に並んでいる段階で本は書店の所有物ではなく出版社の所有物。
著者や出版社が著作権を主張するならわかるが書店がデジタルコピーによる利益の減少に被害者意識を持つのはそもそも筋違い。
書店は創作活動をしたわけでもないのに本一冊当たりにつき著者よりも利益を得る構造。
本が売れれば利益になるが、本が売れなくても書店にリスクはない。
ビジネスとしては図書館や漫画喫茶の方が環境保護の観点からも望ましい。
このまま書店を野放しにすれば無駄な紙資源の大量消費により森林などの環境破壊を続けることになる。
日本では本には再販価格が認められている点でも他の業界よりも恵まれている。
うわーこの著者の本なり特集した雑誌なり、見た記憶があったので調べようと見てみましたが、なんだかすごい議論ですね。
ここのサイト主さんが攻撃されてるのかな?ちょっと長かったので、半分ほどまでしか読んでいないのですが…
感想述べるのはいいけど、悪いと思ってる事をやらせて、というのは善悪の区別がつかない子供の発言ですね。
納得がいかなくても、大人から注意されたということでそのようなお考えはおやめになることです。
実際に子供時代には「そういうものか」と聞けるのが
大人になってしまうとさも自分の意見であるから正しいのだ、と勘違いされてる方が多いですが、悪い事はしてはいけないんですよ。
していい理由を法律のせいにしてもだめです。(法律的にも違法である旨が他の方の意見にもありますが)法律がダメだからしてはいけない、ではなくて、してはいけないから法律になるだけの事。逆に考えてはいけません。
ご自身も、悪いことだとわかっているのですからやっていい主張をする必要も無用です。
ここからは個人的な感覚で申し上げます。デジタル万引きはしたことないです。
アナログもないですね。ただ記憶していった事ならありますが、そのまま忘れたような気がします。
20歳未満の話で今からかなり昔のことなので詳細な記憶はもう曖昧ですが、今であれば普通に買いますね。
全て含めて恥ずべき行為だと思います。「この前やってしまいました…orz」という態度なら罪を憎んで人を憎まずといいますしまだ許せますが、「やってもいいじゃん!」なんていわれた日には、そんな人の付き合い自体ごめんです。いい女どころか最低レベル。きっと他にも浅ましい行動をしているのだろうと思いますから。
節約ではなくて、乞食ですね。
というか乞食に失礼かもしれません。
しかし、いろんな人たちに色々言われて、丁重な姿勢を貫けるのはすごいですね。
内容も一貫していただきたい所ですが、まぁそこはもう語りましたので。
だからといって別に、この本を推すのをいけないとは思いません。
それはそういう部分以外をお勧めしたいというお気持ちなら問題ありません。
この本の作者に関しては、わたしは応援できませんが…ドラマ始まったのにねぇ。
知らぬが仏とは、よくいいますな。まぁ誰にでも出来る分、レベルが低め(=達成しやすいの意)の目標でしょうから気にせずみてもいいのかもしれないけど。