2004年08月08日
ツイてる!
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著者は斉藤一人氏。銀座まるかん創業者。2003年度全国高額納税者番付第1位。累積納税額日本一。93年度から11年間連続で10位以内に入った、ただ一人の人物。その収入の内容も、他の長者番付上位者と違っていて、土地売却、株式公開などは一切なし。ただひたすら地道な商売による事業所得だけで儲けている。商売人としては、ソフトバンクの孫社長も、ライブドアの堀江社長も、この人にはかなわない。
話す内容は面白い。変わっている。
・実力よりもツキの方が上
・成功するために苦労はいらない
・成功は目と足です
などなど。
勝負に強い人というのは自分がツイてると思っている人だと著者は言う。ツイてる人間になるには「ツイてる」と言うことが大切で、自分はツイてないと思っている人はツイているひとにはなれない。だから、何がおきてもとにかく「ツイてる」と言いなさいと読者にアドバイスしている。
一応、商売のノウハウについても触れられるのだが、実に当たり前のことしか言わない。お客様を喜ばせなさいとか、いいところを真似しなさいなど。
著者はマスコミ嫌いだそうである。顔写真がネット上にも見当たらない。なぜか本はずいぶん出している。なぜ書いたのかは、弟子が出版社と約束してしまってやむを得ずなのだとの説明があるが、真意は謎である。
この人、本気で成功の秘訣のメッセージを伝えたいのか、とらえどころのない話で世の中を煙に巻く作戦の一環なのか、よく分からない。ひとつ確実に言えるのは、本もよく売れていて儲けの一部になっているということ。読むと斉藤一人が何者なのか、いっそう不思議さが増すこと。
ところでこの本にはCDがツイてる!。斉藤一人氏の肉声が聞ける「上級の話」。ちょっとしわがれた声でこの本の文体と同じように話す。決して雄弁でも、パワフルでもない。が、どこか惹きつけられる。
とらえどころのなさ、ミステリアスな深みをつくることが、人やお金を引き寄せるコツなのかもしれないと思った。少なくとも私はこの本とCDで、斉藤一人の正体や真意を考え込むことになった。また本を買ってしまうかもしれないし、店に偵察にいきたくなっている。
とらえどころがない書評になってしまいましたが、本格的な書評は、この分野の専門家のサイトにおまかせします。ココより早くこの書評を書くのが今日の目的でした。達成。ツイてる。
・専門家のサイト
【中間発表】成功本を読んで成功するか?【8ヶ月目】
http://blog.zikokeihatu.com/archives/000363.html
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Posted by daiya at 2004年08月08日 23:59 | TrackBack
今日自分のブログにツイてるを買って読んでると書いて
なにげなくグーグルに、ブログ ツイてる と入れたら
あまりに沢山出てきてびっくり。
ツイてる店長鈴木
そして鈴木さんと出会えて私もツイてる!
Posted by: daiya at 2004年08月13日 16:02