2004年05月25日
すごいやり方

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タイトルに偽りはないと思った。
薄くて30分で読めるが、内容を自分のものにするには何年もかかる、ビジネスブレークスルーのエッセンスが濃縮された本。
著者はコーチングのスペシャリストの大橋 禅太郎氏と、元インターネットマガジン編集長の倉園 佳三氏。あとがきを見ると、この内容の発想には、百式管理人も関わっていたらしい。
31個の、他人や自分を動かすセンテンスが、解説される。
たとえば、
・いま、うまくいってることはなに?
・5秒で答えを出してみて。
・ヤバイ話をしてみない?
など。
そして、これらの言葉をどういうシチュエーションで使うと効果的かの説明が1ページずつある。ただ、それだけなのだけれど、どれもツボにはまっている言葉が多くて、毎ページ、うなずきながら読んだ。
最も感銘、感動したのが、「くだらないアイデアを5個言ってみて。」。企画や原稿のネタに困ったとき、これは特効薬になることがあると私も思っていた。”煮詰まる”という状態は、ビッグアイデア、大正解を探さなければいけないという強迫観念に自分自身を追い込んで、にっちもさっちも行かなくなった状態なのだと思う。そういうときには、ベストでグレートでなくてもいいから、おもいつくことを5つくらい、口に出してみる、書いてみるのが突破口になる。
この本は、コーチングが好き、ポジティブシンキングが好きという人に特に向いている。私も好きで過去2回ほどコーチングを受けてみた経験がある。コーチの巧みな誘導に、いつのまにか、頭の中が整理され、やることが明確になったり、やる気が出たりする。このコーチングの妙は、結局、こういう言葉をどう使って、自分の心理や、場の雰囲気を前向きに変えるか、の技術にあるのだと思う。
そのエッセンスが900円で30分で読めたら、安いかなと満足。センテンスが書かれた、綴じ込みのポスターは壁に貼っておこう。
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Posted by daiya at 2004年05月25日 23:59 | TrackBack


