2004年01月21日
百式2冊同時出版と管理人への7つの質問
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百式2冊同時出版と管理人への7つの質問
■百式発の2冊同時出版、2月3日発売、予約開始
2月4日に友人であり、仕事のパートナーであり、ライバルの百式田口さんが書籍を2冊出版する。説明不要と思いつつ、説明すると、百式はドットコムのドメイン名を持つWebサイトを、田口さんの独自の発想の切り口で、土日も休むことなく一つずつ紹介しているサイトである。ちなみに百式は100の様式、さまざまなスタイルという意味らしい(ガンダムのネタではないのだ)。
校正前の原稿をちょっと見せてよと頼んだら、気前よく全部読ませてくれた。感謝。
・百式本特設サイト
http://book.100shiki.com/index.html
1冊目は、アイデア×アイデア
「
『アイデア×アイデア』のご紹介
あの『百式』が本になりました!
海外のビジネスアイデアを紹介する人気サイト『百式』から100例を厳選して掲載。奇抜なアイデアから、なるほど!と小膝を叩く絶妙なアイデアまで。やっぱり海外の発想はおもしろい!
人とは違った発想は、人とは違った情報源から。海外のユニークな事例を読みこなして他の人と差をつけよう!
」
という宣伝文。
百式サイトで紹介された厳選サイトが書き下ろしの解説と発想、図解と共に100連発。毎日Web版をマニアックにチェックしている人にも売れるように、付加価値がつくように念入りに設計されている。感想としては、百式Pro版。ビジネスのマーケティングに使えそうな話題が満載。身近に著者がいる私でも買いの判断。
2冊目は「起業・企画・営業・雑談のネタは日常の諦めている不便利から」。長いタイトル。
「
『起業・企画・営業・雑談のネタは日常の諦めている不便利から』のご紹介
あの『百式』の人気コーナーが本になりました!
海外のビジネスアイデアを紹介するサイト『百式』の人気コーナー、『起業のネタは諦めている不便利から』に寄せられた投稿から150のアイデアを一挙掲載。
世の中の人は何を欲しているのか?何に不便を感じているのか?全国から寄せられた生の声にそのヒントがある。ビジネスの企画からデートの話題まで。あなたをクリエイティブな人にするアイデアがここにある!
」
こちらは読者投稿の諦めている不便利に大して田口さんが、ビジネスも意識した提案コメントをびっしり書き込んだ本。仕事のネタ帳としてコンサルタントの虎の巻になりそう。面白い。こういう濃い投稿者がたくさんいるサイトってどう作っているのだろう?
というわけで、友人ということもあることを差し引いても、両者読み応えのある推薦できる本であると思います。
さて、毎日サイトを更新しながら全国を飛び回る生活の田口さん、どうやると2冊も本を書く時間があったの?といった湧き上がる疑問を7つにまとめて投げかけてみました。
■百式管理人への7つの質問
Q:ドットコムばかり毎日みていて飽きませんか?
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飽きないですね・・・毎朝5時とか6時とかに起きてネットサーフィンをするのですが、毎朝一つは「うーむ!」と唸ってしまうドットコムがあります。ビジネス的には「?」でもそこはそれ、発想として「ありえない!」と思えるものばかりです。
毎朝頭の中に変な液体注入してもらうような気分です(そんなことされたことないけど)。目が覚めます。
Q: 百式ではまだとりあげていない、最近気になるサイトを一つ教えてください。
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毎朝ネットサーフィンをしていると、ドットコムじゃないけれど、これは是非みんなに教えたい!というサイトによく出くわします。最近一番よかったのは、下のサイト。
・2004年
http://www.panoramas.dk/fullscreen3/f1.html
今年のNew Year's Day、ニューヨークのタイムズスクエアをパノラマ画像と雰囲気のある音楽で。こういうのいいですよね。
あとは真面目にビジネス、ということだったら、
・Tickle
http://web.tickle.com/
ですね。ここではいわゆる性格診断を有料で行っているのですが(無料のもあります)、すでに1800万人の会員がいて、利益を出しているというからすごいです。ここが注目したのは「自分の性格診断結果は人に転送したくなる」という心理です。これって経験ありますよね。「僕はこうだったけど、お前はどう?」というメールです。これによって口コミをひろめ、一大メディアに育てたのがTickleなのです。
Q:無人島に持って行きたいサイトはありますか?
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無人島で毎日見れるサイトが一つだけあるとしたら、というご質問でしたら下のサイトですね。
・AlwaysOn
http://www.alwayson-network.com/
業界の動向が地道に集められているので参考になる記事ばかり。特にRafeさんという人のファンですね。彼はRed Herring、Business2.0と渡り歩いている人で、かなりの業界通です。
・Rafeさんのコラム
http://www.alwayson-network.com/blogtopics/index.php?id=22
Q:情報収集したデータ、発想はどのように保存、知識ベース化していますか?
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情報収集(=毎日のネットサーフィン)で見つけたサイトは、自分宛にメモ書きとともにメールして保存しておきます。その際に役立つツールはこれです。
ZakuCopy
http://a-h.parfe.jp/zakucopy/zakucopy.html
ブラウザから右コピーで、今見ているサイトのタイトル、URLをメールに転送してくれる。
その後、なにか書きとめておきたいメッセージがあればWikiに書いておきます。Wiki、知らない人が多いのが不思議ですよね。
・PukiWiki
http://www.pukiwiki.org/
ウェブ上でページを更新していくことのできるツール。コメントを追加していく掲示板と違い、一つの文書の精度を編集することでどんどんあげていくことができる。FAQや辞書など、追加するのではなくて更新するようなコンテンツには最適。
Q:百式1日分の記事作成に費やす時間は?
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「ネタ探し」としてのネットサーフィンにだいたい45分。記事を書くのはだいたい15分ぐらいですかね。最速で7分ぐらいでかけます。調子が悪くても30分ぐらいですね。
(これは本当です。彼が目の前で書くのは何度か見た:橋本)
Q:面白いWebをみつける「てがかり」はなんですか?
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「面白い=人と違う」と思っています。そう考えるとやはり海外の人のコラムやサイトを見るのが一番ですね。日本人にとっておもしろいものがたくさんあります。海外の情報に定期的に触れるのがコツだと思います。そういった意味では『アイデア×アイデア』おすすめですよ(宣伝)。
Q:ここに手持ちの有り金全額投資しちゃうぞというドットコム教えてください
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というのは冗談として、
でしょうか。日本にもある郵送DVDレンタルですが、こうした「生活習慣を変えてしまう」サービスは素晴らしいですよね。特に企業名が動詞名になるような企業は全部好きです。「これ、FedExしておいて!」とか、ですね。
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Posted by daiya at 2004年01月21日 23:59 | TrackBack