2003年09月14日
3年前にこれがスゴイと思っていたことは。(後半)
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昨日に続いてあの人は今?ならぬあの技術は今。3年前に個人的に注目していた技術のリストの6個目から10個目までを紹介します。(連休中は過去の原稿を持ち出して貼り付けてBlogの更新の手を抜くつもりだな?と思った方は、その読みは、半分当たりです。もうひとつ思うところありまして、明日に続く。私はもう少ししたたかな性格かも...(笑))
注意:この原稿を書いたのは2000年夏です。
6 【紙のPC、紙状ディスプレイ】
・PaperComputer
http://www.papercomputer.com/
・eInk
http://www.eink.com/index.htm
紙のように薄いPCを開発するPaperComputerという企業がある。パルプの紙の上に回路を「印刷」し、薄い太陽電池で動かすというもの。紙に印刷するだけなので価格も、無料配布できるほど安くできるかもしれないそうだ。将来は街角で受け取ったチラシがチラシPCだったなどということもあるのかもしれない。紙のように薄いディスプレイを開発するeInk社も存在する。こちらは常に製品化されている。紙のように薄いPCと紙のように薄いディスプレイがもうすぐやってくる。
7【進化するネットワークゲームと仮想空間】
ネットワークゲームのここ数年の進化は顕著だ。今や、Everquestのように、美しい3D空間を歩き回るゲームが登場している。人気ゲームUltimaOnlineの次のバージョンも3D化して、さらに美しい仮想世界が実現される。グラフィック技術の進歩の速さを考えると、2005年になる頃にはほとんど実写と見分けがつかなくなるかもしれない。マイクロソフトの次世代ゲーム機X-Boxも発表された。
・UltimaOnline2
http://www.uo2.com/main.html
・Everquest
http://www.everquest.com/
・X-box
http://www.xbox.co.jp/
8 【関連情報参照エージェント】
・Flyswat
http://www.flyswat.com/
FlyswatはWebコンテンツに関する情報を表示するプラグインソフト。このソフトウェアをインストール後、MSIEなどのWebブラウザを使ってネットサーフィンを行うと、ブラウザ内に表示する文章の単語の色が変化することがある。色が変化した単語は、関連情報のページへのハイパーリンクになっている。クリックすると、単語の定義や、会社名ならば詳細な企業概要、商品名なら購入できるECサイト、製品名ならレビュー記事情報などを参照できる。こういった関連情報の参照エージェントがインスタントメッセンジャーのようにデスクトップの常連になる日も近い?。
9 【アプリケーションの外観を変更するスキン技術】
・WindowsBlind
http://www.windowblinds.net/
・WinAmp
http://www.winamp.com/customize/
・Sonique
http://sonique.lycos.com/
・Customize.org
http://www.customize.org/
WindowsOSをまるでMacそっくりの外観に変更してしまったり、MP3プレイヤーをお気に入りのアーティストの写真で飾ったり、OSやアプリケーションの外観を変更するのがスキン機能だ。WindowsBlindsはWindowsのGUIを大幅に変更できる。MP3プレイヤーのWinampやSoniqueには大量のスキンデザインのバリエーションがオンラインで無料で配布されている。Customize.orgにはあらゆる種類のスキンに関する情報で一杯だ。GUIデザインはソフトハウスではなく、ユーザが行う時代が到来しつつある。
10【インターネットとテレビの融合】
・TVML
http://www.webtv.co.jp/developer/docs/tvml/
WebTV用の開発言語としてのTVMLだ。WebTVはテレビとWeb端末が合体したセットトップボックスだが、Webページの中にテレビ映像を埋め込むなどというアクロバチックな芸当ができる。最近は、テレビチューナー内蔵型のPCも増えてきた。将来はテレビ映像とのWebコンテンツのリンクという発想は、一般化する可能性が高い。テレビを見ながら、同じページで、他のユーザとチャットなどが行えれば、テレビはお茶の間から、オンラインコミュニティでみんなで視聴するものという位置付けになるかもしれない。
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Posted by daiya at 2003年09月14日 00:10 | TrackBack