携帯真空管アンプとiPhone専用ケース 真空管アンプでiTunes音楽を聴く
もちろんクラシック、アコースティック音楽に向いているのだが、私が日常聴いているOasis、Nirvana、Guns、Lynyrd Skynyrd、Sheryl Crowなどロッククラシックも厚みをもって響いてくる。アンプを外すと寂しく感じる。イヤホンで真空管アンプもいいなと思った。
真空管アンプというとオーディオマニア向けの据え置きの大きなものだが、小型化して振動に強くして低電力化するイノベーションで、携帯できるようにしたのが、ELEKITの真空管アンプ TU-HP01。サブミニチュア管というレアな部品を二本内蔵し、単4電池4本で動作させる。
・ELEKIT 真空管ハイブリッドポータブルヘッドホンアンプ TU-HP01
真空管アンプと半導体アンプの違いは取扱説明書によると、歪みによって生じる倍音の成分の違いにある。真空管の歪みには、二次関数の特性カーブにより原音の二倍の成分が含まれる。一方、半導体の歪みは奇数倍成分が多く、しかも、その歪みも機構によりほぼゼロに抑えられている。音源の音を正確に増幅する性能では、真空管アンプは半導体に遥かに及ばないが、倍音を含む歪みは独特の厚みの音として人間の耳には魅力的にとらえられるというのが能書き。確かに真空管アンプを使わないで聴き比べると高音にノイズというか厚みに加わる音が発生しているのがわかる。
この携帯真空管アンプを持ち運ぶための専用レザーケースが開発された。iPhoneと一緒に持ち運びやすくなる。上質なヌメ皮製なので、外観もグレードアップする。iPhoneを立てかけて使う、イヤホンを巻きつけて携帯するという便利さもある。アンプとアイフォンとイヤホンの持ち歩き利用には、このカバーなしでは携帯の利用は不便と思えるほどだ。
ブロガーやマニアと共同開発を行いヒット商品を次々に生み出しているabrAsusの製品。今回もこだわりのマニアが発案して作った製品だそうだが、今回は同社の歴史の上でも、マニアこだわり度がマックスなんではないだろうか。だって携帯真空管アンプを買う人で、しかもiPhone専用の高級レザーケースだよ、市場がどんだけ?と思うが、実は結構売れるのかもしれない。真空管アンプは魅力的な音を出す、これを買う人は必ず高級なケースが欲しい。そうなると、選択はこれしかないのだ。
iPhone用真空管アンプケースabrAsus iPhoneの音楽を真空管の音へ ヘッドホンアンプ専用ケース
http://superclassic.jp/?pid=40501
専用ケースの開発者のサイト。開発の経緯と秘話、製品説明。
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