女性社長が日本を救う!
日本の女性経営者は6.7万人で、男性経営者20人に対して1人でまだまだ少数派。米国では経営者4人に1人が女性経営者であるそうだ。EUでは2020年までに上場企業は女性役員比率を40%以上にするように義務づけている。あきらかに日本は女性の経営参加の後進国だ。
この本にでていたが、経営において男性は「売上高」、女性は「製品」にこだわる傾向があるらしい。リーマンショックでつぶれたのは男性経営者の会社が多かったという記述もあった。女性が経営参画していくことで産業や経済の体質が改善されていくのだろう。
夜9時以降のお客様接待は自宅(普通のマンション)でするというポリシーの女性社長の例が紹介されていた。「ワークライフバランス」よりも「ワークライフブレンド」を追求する女性経営者の感性で、新しい働き方、生き方の世界が始まりそうだ。
しかし、どうやったら女性経営者が増えるのだろうか。
著者の横田響子氏は、女性社長を支援するベンチャー企業を起こして、実にストレートな事業を始めた。
Wooooomen's![ウィーミンズ]はごひいきの女性社長とその商品をみんなで応援して、ポイントを貯めていくと、女性社長からお返しがくる応援コミュニケーションサイト。
Wooooomen's![ウィーミンズ]-Wooooomen's!の想い
http://wooooomens.jp/
そして
女性社長.netという全国各地で活躍する個人事業主・会社経営を行っている女性社長データベースを構築した。写真の一覧を見ると男性社長よりも写真に気を使っている社長が多い感じなのが面白い。メディアが取材対象や番組出演者を探すのにも使いやすそう。
女性社長.net -
http://joseishacho.net/
ほかにも女性社長スター誕生プロジェクトなどを仕掛けている。先日、私の会社に横田社長がいらっしゃった。女性経営者を増やしたいという思いを商売っ気なく熱く語り続ける。
このウィーミンズで応援される社長が作ったついついあられもおみやげでいただいた。
つ・い・つ・いあられ 人気の4種お取り寄せセット
うまい。
http://wooooomens.jp/ec/products/detail79.html
経営者としては、頑張っている経営者を見ると応援したくなる。でも自社の事業と直接のシナジーがあるとか、投資を求めているというケースでもない限り、応援といっても、なにをすればいいかわからない。こういう応援サイトがあれば、ちょっと知り合った女性社長を気軽に応援することができる。
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