いってミヨーン やってミヨーン 1
なんじゃこりゃあ。面白いぞ。シュールなドタバタ漫画。
主人公は大学ででてからデータ入力のアルバイトで働く普通の青年。週末には行きたい場所もなく、映画を観ても何の感想もない。面倒なことにならないように、人と目を合わせないように過ごす毎日。このままつまらない人生を終わりにしちゃうのもありかもなと訪れた山の中で、「いっしょに死んでミヨーン」とグラマラスな美女と死体のような男の二重人格的なヒロイン 減込ツイン子(メリコミツインコ)に声をかけられる。
この死んでミヨーンというツイン子の言葉が、
第1話 死んでミヨーン
第2話 乗ってミヨーン
第3話 着てミヨーン
第4話 食べてミヨーン
第5話 住んでミヨーン
第6話 入ってミヨーン(前)
第6話 入ってミヨーン(後)
第7話 ノってミヨーン(前)
各話のテーマになっている。
行動力がありあまっているツイン子が何かをやらかし、面倒な事態に主人公は巻き込まれる。過激なドラマ展開がかなり面白いのだけれど、1巻全部読み終わっても、これが何の漫画なのか、テーマや方向性がまったく分からない。帯によると3.11後の「普通」と「愛」を問う漫画らしいのだが、今のところ、深遠なテーマ性はみえてこない。しかし現代の空気を何か絶妙にとらえている気もして、今後が気になる漫画だ。
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