MMR-マガジンミステリー調査班-(1): 1 (少年マガジンコミックス) [Kindle版]
・MMR-マガジンミステリー調査班-(1): 1 (少年マガジンコミックス) [Kindle版]
出版社がつける電子書籍化の優先順位は謎である。
なんでこれが...。『ムー』好きとしては衝動買いしてしまった。
少年マガジン編集部のマガジンミステリー調査班ことMMRが、UFOやUMA、超能力、心霊現象などの超常現象の謎に迫る。キバヤシ・ナワヤ・タナカ・イケダ・トマルという実在の編集部員をモデルにした隊員たちが、遭遇した不思議に対して、最初は懐疑的に接するが、だいたい最後はオカルト肯定で終わる。私はすでに成人していたが、少年マガジン連載だから、子供に与えた影響は結構大きかったのではないかと思われる。
インターネットがなかった頃は、雑誌などのマスメディアの信ぴょう性は今よりずっと高かった。そこに描かれる超能力者の真偽について調べようがないわけで、MMRみたいに肯定的に描かれると、信じちゃう子供もいたはずである。罪作りな漫画だと思う。今だったらちょっと検索すればわかるけれども。
政府機関の陰謀や世界を裏から操る秘密組織がつぎつぎに登場して、続き物のストーリーとしても結構楽しめた。和製のドタバタXファイルみたいなものだった。この漫画は連載期間が1990年-1999年だったこともあり、ノストラダムスの予言は最大のトピックでもあった。そして予言とともに連載終了。知る人ぞ知る迷作といえる。
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