八重の桜 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
NHK大河ドラマの毎年恒例のオフィシャルムック。前編となっているが、おそらく今年も
後編、完結編と3冊でる。オフィシャルなので編集段階で撮影済みのドラマの写真、配役紹介とインタビューがたっぷりある。毎週見る人はお茶の間に置いておくべき一冊。
綾瀬はるかが「『勝った側ではなく、負けた側を描くドラマなので、有名でない人たちがたくさん出てきます。大河ドラマにしては珍しいかも』って言われたんです」とインタビューに答えているが、今回のドラマは幕末の知る人ぞ知る人物の発掘がテーマになりそうだ。
ドラマのファンブックという側面だけではなく19世紀半ばの幕藩体制の弱体化から西洋列強の脅威、幕府の崩壊、明治維新にいたる歴史背景の解説もある。ここで八重の生涯が対応していて、
1845~1856 1歳から12歳 ならぬことはならぬ
1857~1868 13歳から24歳 幕末のジャンヌダルク
1869~1890 25歳から46歳 ハンサムウーマン
1891~1932 47歳から88歳 日本のナイチンゲール
とまとめられていた。ドラマもだいたいこの4部ということか。
ところで俳優の役柄への思い入れ部分ってどの程度、本人が書いているのだろうか。ちょっと文章がうますぎであり、優等生的な抱負ばかりであり、ちょっと疑ってしまうが、まあゴーストライターで当たり前か、私のライター倫理意識が高すぎるか(笑)。
今年の私の一番の注目はなんといっても八重の父親役の松重豊だ。昨年の『孤独のグルメ』の主演に強烈な印象があって、厳格なお父さん役なのに、黙々と食べる五郎さんに見えてしまう。
・新島八重 明治維新を駆け抜けた才女
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/11/post-1732.html
・新島八重 愛と闘いの生涯
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/11/post-1731.html
・幕末銃姫伝―京の風 会津の花
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/07/post-1677.html
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