とっさのひと言で心に刺さるコメント術
おちまさと氏によるコメント術。とっさのコメントがうまいと評価があがる。まずいことをいわないというのもポイントだし、これは年齢が上がるにつれて求められる力でもあるよなあ、どんな内容なんだろと思ったら、なんと、まず「コメントは事前に用意するな」である。
「○○さんになりきる」などコンセプトを決めておけばいかにもその人がいいそうなセリフが出てくるはずだとか、頭の中の検索エンジンにコンセプトを入力すると自動的にいい言葉がズラリと出てくる「自分グーグル」をつくっておけという指南が続く。
確かに必ずしも準備しておけばいいコメントができるわけではないし、十分な準備をすると時間がかかる。みんなにコメントを求められる立場の人は忙しいわけで、このアドバイスは確かにすごく正しい。そして即興で的確なコメントを返すためのトレーニング方法がいくつも挙げられている。
フェイスブックで、人の記事にいいね!を押すだけでなく必ずコメントをする感想力のトレーニングをすることが重要と説いている。「どんな些細な出来事にも、まずは「ちゃんと感想を言ってやるぞ」と意識して向かうこと。その積み重ねが「コメント脳」をつくるのです。」。フェイスブックの使い方を意識するだけでだいぶ変わりそうだ。
ほかに私が取り入れようと思ったのは、
・本や映画のストーリーの要約をしよう
・相手の話に「いまのお話は、○○ということですね」
・「いまバタバタで」を言い訳に使わない。
・「びっくり」「おいしい」「きれい」と言わず内容を表現
など。
こういうトレーニングの先に著者が理想とする「みんながうすうす気づいていて、でも言葉にできなかったことを言語化したもの」がとっさに出る状態がある。個別に準備するなということだが、備えとしてかなりの訓練は必要だと思った。
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