宇宙兄弟
宇宙への夢をひたむきにおいかけていた兄弟が大人になった2025年、JAXAの宇宙飛行士試験を通過した弟は世界の注目を浴びながら、いままさに宇宙へ飛び立とうとしている。一方で兄はつとめていた会社で上司に頭突きしてクビになり、悶々とした日々を送っている。そんな兄だが、ひょんなことからJAXAの1次選考試験を通過してしまったことをきっかけに、弟と同じ道を目指しはじめる。
この漫画はKoboで(も)読んだ。電子書籍版のマンガを体験するために、有名で未読だったこの作品をあまり期待しないで読み始めたのだが、諦めないことの大切さを教える内容に、かなり、ひきこまれて続巻をどんどん読むことになった。
宇宙飛行士というと頭脳も体力にも恵まれた特別なエリートが自力で競争に勝ってその資格を勝ち取っていくものというイメージがあったが、宇宙へいく人間も、それを選考する人間も、みな普通の人間である、みんなの情熱が宇宙へ人を運ぶのだという世界観が素晴らしい。この作品に影響されて宇宙飛行士になる子供がでてくるかもしれない。夢をはぐくむ内容。
Koboでの漫画もなかなかよい。ちょっと文字が小さいと感じるページはあるものの、電車内で漫画を読んでいると悟られずに楽しめるし、長編の漫画は置き場所に困るので、電子版はありがたい。
ところでKoboの現状のインタフェースではストア上で漫画が何巻なのか、巻数を確認できないという致命的な欠陥がある。早急に修正してほしい。
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