星を継ぐもの 3
面白いので最新巻がでるたびに紹介してしまっている。星野之宣が、あのジェイムズ・P・ホーガンの名作を漫画化した作品の第3巻発売。ヒツジみたいなガニメアンと人類が本格的に対話を始めるが、裏に渦巻く陰謀もだんだんと緊張感を高めていく。
人類の好戦性の起源が大きなテーマになっている。ネアンデルタールとホモサピエンス。この2種類がもし共存していたら、世界のあり方は大きく違ったのだろうなと思った。人類は併走する種を失い、単独の種となってしまったから、ヘンな方向に進化しているのだ。思いっきり異質、でも知的レベル同じという相方がいたら、互いから学ぶところ大きかったんではないかと思ったりした。
原作的にはいつの間にか続編の『ガニメデの優しい巨人』に突入しているわけであるが、これどこまで描くつもりなのだろうか。『巨人たちの星』、『内なる宇宙』へと原作は続く。私はガニメデまでしか読んでいないので未知の領域へ入っていくことになるが、それはそれで楽しみ。
1,2,3巻と5か月おきペースで単行本化している。次は10月か11月か、待ち遠しい。
・星を継ぐもの 2
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/12/-2-4.html
・星を継ぐもの
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/07/post-1470.html
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