2012年4月アーカイブ

趣味のWeb制作やネタ画像制作によさげ。

一般に合成写真を作るには、前景を背景から切り抜かないといけない。この作業はチマチマしていて、面倒なわけだけれども、このアプリを使って空き時間にiPhoneで少しずつやるということができる。

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まず処理したい画像を読み込んで、自動処理で背景を透明化してみる。背景がモノトーンの単純な絵柄なら、自動でもかなり高い精度で切り取りが行われる。自動で無理な画像は手動モードの消しゴムツールで少しずつ消していく。UNDO機能があるので、やり直しがきく。

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オークション用に商品を背景から切り抜くとか実用的な用途も結構あるかな。私の場合はプラモデルで何体かやってみたが、自動モードでうまく切り取りが完了するような背景設定で撮影をするということが重要だと思った。

背景透明化 - handyCloset Inc.

・朝日新聞記者のネット情報活用術
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ネット情報活用術の定番が出た。この種のテーマは類書が多い(実は私も過去に一冊書いているが(笑))。IT業界の著者が多くて、内容がネット、テクニカルに偏る傾向があった。その点、本書はバランスが取れた内容で、一般のビジネスマンやライターにもおすすめしやすい内容。

「収集」、「保存」、「確認」、「編集」、「発信」、「共有」、「安全」の7つのプロセスからなる。新聞記者らしいのは「確認」と「安全」を大切にしているというところ。「確認」とは発信元を確かめる、ウラをとるということ。「安全」とは情報の取り扱いにおける安全やネット上のトラブルに巻き込まれないための配慮のこと。

発信を前提にした情報収集術。これって実はブロガーやツイッターにとっても役立つノウハウだ。ネタにした情報発信者が実は偽物だったり、いい話だと思って広めたら作り話だったりして、そこを突っ込まれて逆切れして炎上などという、ありがちな悲劇にあわないですむ。新聞記者ならウラをどう取るか、実例で学べる。

そうした"守り"をおさえたうえで、私が一番参考になったのは、"攻め"の部分でこんな文章の書き方。

「記者の書き方といえば、新人記者のころに教わったひとつのコツがあります。ある市長のインタビュー記事がうまくまとまらず、取材ノートをめくりながら途方に暮れていたときに、先輩記者がこう教えてくれたのです。「一番面白かった話から順番に書けばいい。行数になったらおしまい」

物事の順序や起承転結みたいな形式にこだわって、順番に書いていくと平板で面白くない文章を書いてしまう。冒頭から読ませる記事でなければ、ネットではなおさら読んでもらえない時代になったわけで、この古いノウハウは今もまた活きる。

本文記述には無数に出典(主にURL)が示されている。巻末にはネットの理解に役立つ20冊も挙げられている。このオマケが実はかなり内容が濃くてお得。

父の暦

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・父の暦
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フランス文化省芸術文化勲章シュヴァリエ章受章ほか海外で評価が高い谷口ジローの漫画。

「郷里に帰る......のではない、いつの日か郷里がそれぞれの心の中に帰って来るのだ」

父親の葬儀で、十数年ぶりに故郷の鳥取へ帰った男が、家族や親せきと再会して、父母の人生に思いを寄せる。そこで、はじめて聞かされた事実に、最後までわだかまりをとくことができなかった父のことを、男はやがて理解する。

鳥取出身で長く故郷へ戻らなかった主人公は、谷口ジローの人生と重なるものだそうで、少年時代の実体験も相当織り込まれているとのこと。描きたいと思った話をじっくりと描いたことで傑作ができあがった。

ほとんど通夜、葬儀、回想のみ。地味な展開と、劇画調ながら淡々とした絵柄。抑えた表情の描写が、感情をあまり表に出すことがない中年男の内面を、逆にリアルに伝えてくる。上質な小説みたいだと評するのは漫画という表現形式に対して失礼なのかもしれないが、しっとりと静かな感動を呼ぶ極上の作品。漫画の表現力を見直した。

・ふらり。
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/03/post-1620.html

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これは素晴らしい。短時間プレゼンテーション用のタイマー。

最初に所要時間とハリーアップタイムを設定する。

分数が大きく上に、秒数が小さく下に表示される。これでいま何分台にあるかという大雑把な見積もりができ、同時に秒数がわかる点がとても実用的だ。1分を切ると秒数だけが大きくカウントされる。そしてハリーアップタイムになると表示が赤になって、いかにも人を急がせる表示になる。

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ノートPCの脇においてプレゼンテーションするのに最適。

いわゆるライトニングトーク用に作られているが、会議で発言する際にも、しゃべりすぎないように活用することができそう。

iPhone標準の時計アプリは、省電力機能が働いて、画面が暗くなったり、消えてしまったりして、タイマーとして使いにくいものだった。このアプリは画面が常に明るいまま表示されるので、使いやすい。(電池消費には気を付けないといけないかもしれない)。

ライトニングトークタイマー - Yuichiro Wada

・私が愛した大河ドラマ
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「NHK大河ドラマですかぁ、うーん.....観てないですねえ、ここ二十年くらい」という書き出しではじめたみなもと太郎が、草創期の大河ドラマへの熱い思いを語っていたり、NHK大河ドラマが「もはや米の飯のようなもの」という小谷野敦が、自分が原作者になりたいと言い出したり、松村邦洋がやたら大河マニアとして「次は足利義満の時代を」と提言したり、大河ドラマ好きの著名人や元製作者たち15人のエッセイ集。第一作『花の生涯』から第50作『お江』までの資料集もついている(視聴率一覧も含む)。

大河ドラマに対しては大きく、歴史忠実派とホームドラマ派があることが鮮明になる。

著述家 宝泉薫氏が初期の大河ドラマは時代背景の説明にも時間を費やして、今日と人間の考え方が違いますからという注釈が前提となっていたが、「現在の大河は、今も昔も人間は変わらないという視点に立ち、ホームドラマ感覚でその時代を身近に引き寄せようとする。」と指摘している。

ジャーナリスト田岡俊次氏は「また概して大河ドラマには主婦層を引きつけようとの狙いか、あるいは脚本家に女性が少なくないためか、少女的な情緒性が感じられる場面がよくあって品格を下げている」と批判する。

松村邦洋氏の大河ドラマの楽しみ方には深く共感。「大河ドラマは、それだけで見てももちろん楽しめますが、ボクはたとえばドラマで描かれた時代を解説した本などを脇に置いて、照らし合わせて楽しむのが好きです。相乗効果というか、ドラマの背景をより深く理解することで、物語の楽しさが何倍にも膨らむような気がするんです。」

有識者たちの意見を読み込むと、要は歴史性とドラマ性のバランスをとることが重要ということになる。で、私は熱心に毎週欠かさず見ている『平清盛』がなぜ低視聴率なのか、考えてみた。

・視聴者の歴史知識が不足
 戦国時代の武将や幕末の志士と比べると、源平合戦は背景知識が十分に共有されていない。

・登場人物の関係が複雑
 天皇家、藤原摂関家、源氏、平氏と勢力が入り乱れるうえ、院政と摂関政治で権力構造も複雑。平家は名前が○盛と似た人物が十人以上いるため、とにかく名前と関係を覚えにくい。

・エキセントリックな人物像が多い
 白河法皇、鳥羽上皇、藤原道長、後白河法皇など、かなり魑魅魍魎的エキセントリックな人物像が強調されていて、共感しにくい。

・近親相姦や男色をもろに描いてしまった
 現代とは違う倫理観があったことを描こうとして、日曜夜のお茶の間で子供と見るにはやっかいな展開がいっぱいになってしまった。藤原道長の男色趣味などは資料に残っているし、正しいのでしょうが。

・清盛が活躍しない前半
 30代終わりの保元の乱、平治の乱で頭角を現すまで平清盛は歴史の表舞台の人間ではなかったといえる。前半は目立った活躍をせず、大物に振り回される役割に見えてしまい、応援したいキャラになっていない。

といったことがあるが、この本の軸で考えると歴史重視に振り過ぎて、ドラマを忘れてしまったのがおそらく敗因なのだ。

この本のエッセイでは、過去50作で視聴率的には不発に終わったが、有識者には高い評価を受けているものがある。物語の中盤から後半、保元の乱、平治の乱で栄華を極めてから壇ノ浦で滅亡するまでが、一番盛り上がるところなわけで、これからの立て直し次第では、後世の評論家の高い評価も得られるのではないかと思った。

・写真管理 SuperAlbum
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写真管理 SuperAlbumは

・iPhone純正アルバム(ローカル)
・Evernote
・Facebook
・FFFFOUND!
・Flickr
・FourSquare
・Instagram
・Mixi
・Picasa
・Tumblr
・TwitPic
・500px

にある写真を統合管理する。各サービスのIDを設定していく初回設定は少々面倒であるが、一つのアプリから横断して自分がアップした写真を管理できるようになるのは素晴らしい。クラウドサービスの利用度が高い人ほど便利に感じるはず。あの写真どこへいっちゃったかなあということがなくなる。

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写真アルバムはスライドショーで見ることができるほか、各種画像補正やTwitter、メールでの送信に対応している。

次はネット上に散らばったすべての写真をバックアップしてくれる有料サービスがあったらいいかもしれない。

写真管理 SuperAlbum - Art & Mobile

・GIZMON iCA BLACK for iPhone4/4S (iPhoneケース)
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iPhoneの外観をカメラそっくりにするケース。これはホントよくできています。

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パーツを組み立ててiPhone全体をまるごと包み込むようなケースです。

見せびらかし専用ではありません。いくつか機能があります。

まず横位置で押せるシャッターボタンがついていること。これはフェイクではなくて本当に押せるのです。最初なんでそんなことができるのか不思議に思いましたが、iPhoneって音量ボタンでもシャッターを切れたのですね、初めて知りました。

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そして三脚穴がついています。ストラップもつけることができます。さらにこのケースはコンバージョンレンズマウントがついていて、フィッシュアイレンズ、 マクロレンズなどGIZMON iCA専用アイテムも別売りですが装着できます。カメラとしての機能を増やすのが、この製品のポイントです。

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このケースを装着するとサイズが大きくなって凹凸があるので、普通に携帯電話としては使いにくくなります。そこで持ち歩きように、はずしたパーツを入れて携帯するための専用ポーチがついています。これが結構いいデザインで気に入っています。

・有益なつぶやきをEvernoteへ選別収集する 有益ツイート収集 - RetweetEver
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Facebookが中心になって、ちょっとTwitterは飽きてきちゃったなあ、あたりの人におすすめ。新たな視点を得て、情報収集ツールとして、価値が復活するかもしれない。

RetweetEverはあなたのTwitterのタイムラインから、指定した数(1-100)以上のRetweetがされたつぶやきのみを抽出して表示する。たとえば10人以上がRetweetしたつぶやき、100人以上がRetweetしたつぶやきがどんなものか研究できる。そして有益なつぶやきが見つかったら、Evernoteのアカウントへ送ることができる。複数のつぶやきをチェックして一発保存も可能。自分なりの名言集をつくることができる。

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公式リツイート、フォロー、アンフォロー、ツイートをコピーする機能がある。

キーワード検索もできるので、同じテーマでもどんな風につぶやいたら、たくさんリツイートされるのかを研究できる。一般大衆に大量RTされる内容は結局、数千人がフォローするつぶやきというのはオモシロネタか大事件なのだなあということもわかった。

そういえば以前Flickrで同様の研究をしたことがあった。

Flickrには一定のPVがある写真しか投稿できないグループがあるのだが、

http://www.flickr.com/groups/views100/
http://www.flickr.com/groups/views200/
http://www.flickr.com/groups/views300/
http://www.flickr.com/groups/1000views/
http://www.flickr.com/groups/50000views/
http://www.flickr.com/groups/100000/

それぞれ見ていくと、数千PVを超える写真というのもエロ系、ネタ系が多いということも如実にわかります。上手い写真やアート性の高い写真は数百PVレベルでとどまることが多い。世の中そんなものかもしれません。

有益ツイート収集 - RetweetEver - Masaki Sato

・先祖を千年、遡る
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家系図作成と先祖さがしを仕事とする行政書士が書いた方法論。年間50件以上の先祖さがしを依頼される著者によると、日本の現在の家の半分くらいは藤原氏や天皇家の末裔だという。1000年もさかのぼっていけば、多くの家が、天皇家、源氏、平氏、その他有力氏族につながってしまうらしい。要するに1000年以上もの平たんではない歴史の荒波を生き残ってきた我々は、何らかの形で過去の勝ち組であり、エリートの血筋なのだ。万歳。

まずは200年を遡る。明治期の戸籍まで取得できれば幕末生まれのご先祖様が判明してそれくらいまでいける。次の目標が400年で、過去帳や人別帳、古い墓を探し当てられれば
わかるが、戦国時代に資料が焼失していることが多いそうだ。そしてさらに古い家系図とつなぐことができたら最終目標の1000年前の先祖がみつかる。もちろん簡単ではなさそう。そこで戸籍の読み方、古文書の探し方、墓石の拓本とりまで、先祖さがしを自分でやる際のノウハウがまとめらている。

500年以上遡ると今とは違う名字になるのが一般的だという事実ははじめて知った。たとえばもともとは藤原家であっても、佐藤さん(左衛門尉の藤原氏)、伊藤さん(伊勢守の藤原氏)、工藤さん(なんだっけ)みたいに変化している。現代の名字と中世の先祖の名字は違うかもしれないのだ。名字を一字変更して分家するというのは現代人にはよくわからない感覚だが、昔はありだったわけだ。おかげで先祖を調べるのが大変になる原因となっている。

面白い本だった。絆ブームの現在、家系図探しに興味を持つ人も増えていそうだ。

ところで家系図探しは日本より海外のほうが盛んだ。渡来民はいるものの、だいたい列島の中に住んでいた日本人と比べたら、欧米ではグローバルに人間の移動があるから、家系図はさらにダイナミックになる。世界最大の家系図作成サイトのMyheritageには9億8000万人もの人間が登録されていて、日々つながっていっている。最終的には日本人もまたこのグローバル家系図とつながって、出アフリカまでたどれるようになるのかもしれない。

Myheritage
http://www.myheritage.com/

・MG 1/100 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 チタニウムフィニッシュ
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大みそかに毎年恒例のガンプラ制作をしているのだが、今年はFacebookに書いて満足してしまい、ブログで紹介するのを忘れていた(笑)。今年はこんなの作っていましたということで紹介。

さて、私は毎年、大晦日に紅白歌合戦を見ながらガンプラを作ってきました。

2006年の大晦日が アッガイ

2007年の大晦日が ゾック

2008年の大晦日が ズゴック
そして、

2009年の大晦日は ゴッグ

2010年の大晦日は リックドム

そして今年は、ガンダム Ver.2.0 チタニウムフィニッシュにしました。

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チタニウム配合メッキパーツで構成。超合金のような輝き。メッキはゲート処理が難しいので基本コレクターアイテムだがオリジン完結記念ということで作ってしまった。

Ver.2.0はガンプラ史上最高のプロポーションだが稼動部多くてパーツ数が半端ではない。組み立ては物凄く大変な約8時間。ちなみにコアファイター収納で分離可能です。

腕脚主要稼動部はハメコミ式なのでポーズ自由度は高いが外れやすいためあまり無理がさせられない。撮影は反射がおおいので大変。やはりコレクターズアイテムだなあとしみじみ。

愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VII   ルウム編
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/09/post-1512.html

・「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/09/post-1503.html

・機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー 機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより― 俺は生ガンダム
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/03/post-1400.html

・愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 開戦編 と MG 1/100 MS-09R リック・ドム
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/01/vi-mg-1100-ms09r.html

機動戦士ガンダム アッガイ北米横断2250マイル
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/04/-2250.html

・愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V シャア・セイラ編
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/01/-the-origin-v.html

・MG 1/100 ゴッグ MSM-03
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/01/mg-1100-msm03.html

・ラーメンズ・片桐仁のガンプラ戦士ジンダム
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/06/post-1007.html

・ザク大事典 All about ZAKU
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/03/-all-about-zaku.html

・MG 1/100 ズゴック MSM-07と愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV ジャブロー編
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/01/mg-1100-msm07-the-origin-iv.html

・HGUC 1/144 MSM-10 ゾックと機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/02/hguc-1144-msm10-the-origin.html

・機動戦士ガンダム THE ORIGIN、MGアッガイ、ターゲット イン サイト
http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/01/the-originmg.html

・ガンプラ・パッケージアートコレクション
http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/08/post-820.html

・俺たちのガンダム・ビジネス
http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/11/post-662.html

・ガンダム・モデル進化論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003091.html

・愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (8) オデッサ編
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愛蔵版の8巻。オデッサ編になて久々にやっと本筋へ復帰している。

ひねくれ者のカイと薄幸なスパイのミハルの悲恋が200ページ以上にわたって描かれる。ガンダムの中でももっとも人間的な弱さを抱えた二人の人間ドラマは、数あるサイドストーリーの中でも1,2を争う魅力だと思う。これだけで2時間映画にできそう。

戦闘シーンではゴッグ、ゾック、グラブロと水陸両用系特有の重厚感のあるMS,MAの躍動感がすばらしい。アニメにはないカットがたくさんある。後半では多数のドムによるWジェットストリームアタックという読者サービスもある。

この巻のもうひとりの主役はマ・クベ。アニメ版とかなり違って展開になっている。「ジオニズムの理想なぞ私にとって白磁の名品一個にも値しないのだよ」と部下に捨て台詞を残して騎士型MSギャンで出撃する最期。高潔な司令官として、こちらのほうがふさわしい名場面になった。

愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VII   ルウム編
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/09/post-1512.html

・「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/09/post-1503.html

・機動戦士ガンダム 光芒のア・バオア・クー 機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより― 俺は生ガンダム
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/03/post-1400.html

・愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 開戦編 と MG 1/100 MS-09R リック・ドム
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/01/vi-mg-1100-ms09r.html

機動戦士ガンダム アッガイ北米横断2250マイル
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/04/-2250.html

・愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V シャア・セイラ編
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/01/-the-origin-v.html

・MG 1/100 ゴッグ MSM-03
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/01/mg-1100-msm03.html

・ラーメンズ・片桐仁のガンプラ戦士ジンダム
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/06/post-1007.html

・ザク大事典 All about ZAKU
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/03/-all-about-zaku.html

・MG 1/100 ズゴック MSM-07と愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV ジャブロー編
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/01/mg-1100-msm07-the-origin-iv.html

・HGUC 1/144 MSM-10 ゾックと機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/02/hguc-1144-msm10-the-origin.html

・機動戦士ガンダム THE ORIGIN、MGアッガイ、ターゲット イン サイト
http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/01/the-originmg.html

・ガンプラ・パッケージアートコレクション
http://www.ringolab.com/note/daiya/2008/08/post-820.html

・俺たちのガンダム・ビジネス
http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/11/post-662.html

・ガンダム・モデル進化論
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003091.html

・次世代コミュニケーションプランニング
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博報堂、電通、グーグルでマーケティングを手掛けてきたコミュニケーションプランナーの高広伯彦氏が書き下ろした新しいマーケティング・プランニング思考法。5つの章からなる。社会学やメディア論など幅広い分野の研究成果も引用しながら、表層ではなく「本物の変化」に迫る。5本の濃い講演のような本。

広告業界で稀有な経歴を持つ高広氏はこれまでの広告と、これからの広告のあり方をどう考えているのか。そして近年のソーシャルやクチコミをどう見ているのか。すべて書かれている。

「現在「クチコミマーケティング」といわれて業界内で提供されているものの多くは「人を媒体枠として」売っているものである。 「ブロガーに書かせます」「Twitterユーザーにつぶやかせます」などなど......。」

広告枠、媒体枠として消費者のクチコミを買うようなプランナーは、従来のマス広告屋の悪弊が抜けていない。クチコミされるためにどういうシカケやシクミを企むか、が次世代プランナーの仕事なのだと高広氏は、昨今ありがちな安易なソーシャルメディアマーケティングを批判している。

「「コミュニケーションプランニング」とは、商品と消費者がいかに「コミュニケーションするか」を企てることだ。その手順はまず、商品・サービスがどういった「コンテクスト」に埋め込まれるのかを考えることから始まり、そして、さまざまな種類の「顧客接点」を駆使する。」

要するに広告人はもっと頭を使うべきだし愛を持つべきということを言いたいのだと受け取った。ネット環境では、グーグルの広告みたいに、数量的には自動で最適化された検索広告枠を市場で売り買いすることができる。業者に頼めばブロガー何百人に自社の提灯記事を書いてもらうことができる。だが、その先にいるのは人間だ。カネで丸ごと枠を買って出すだけのメッセージに愛はないのだから、炎上やトラブルが待ち受けている。

メッセージが生きるには「コンテクスト」を作り出さねばならない。クチコミが活性化するにはシカケやシクミが必要だ。どれも頭とハートをフル稼働させなきゃつくれないよと、熱く語るのがこの本のメッセージだと思う。

この言葉が印象的だった。

「広告は人々のアクティビティを後押しするもの」

これからの時代において、広告は企業が消費者にモノを買わせるとかブランドイメージつくるだけのものではないのだ。コンテクストプランナー、コミュニケーションプランナーというのはネットワークでつながった世界中の人たちに連鎖反応を引き起こす野望に満ちた仕事ということになる。次世代の広告業界を展望できた気がした。

デジタルコンテンツやマーケティングにかかわる人は必読。

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これは秀逸。米国スマホアプリ界ではInstagramが話題だが、日本発としては漫画を使ったこんなアプリには期待。

メニューが漫画のコマ割風なのもユニーク。新規作成を選んでまず最初に普通にメールを書く。そして振ると、メールの中で絵文字かできる部分が絵文字化される。もう一度振るとちょっと派手な装飾が加わる。さらにもう一度振ると、劇画タッチの漫画や演出が加わって、過激なデコメールが完成する。

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文章解析エンジンが搭載されていて、お願い口調だとキャラが土下座したり、御礼を言うと礼をする。素材は4000種類もあるそうで、バリエーションが楽しい。できあがったメールをみて、なにか違うなあ、もうちょっと別のないかなあと感じたら、指でスライドする。自動的に次のデザインが提案する。好きなだけやり直せる。デザイン素材は

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いろいろレベル3で試してみた。

デコなんて面倒だと思う私でも、自動でデコデコにできる。ノリを共有したいときによさそう。

LINEのスタンプもいいが、劇画タッチのデコシェイクもかなり面白いと思う。

デコシェイク - KGC

・ルモグラフ ヒストリカルペンシルセット
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1600年代にドイツで作られていた鉛筆の原型といわれる「ヒストリカルペンシル」の制作キットと、ステッドラーを代表する鉛筆「マルスルモグラフ」12本を、専用デザインの缶ケースに入れた5000個限定セット。

ペンケース、小物入れとして使えそうな缶ケースが欲しくて買った。早々に、あまり使わない鉛筆は子供にあげてしまおう、という作戦。

二つのペンケースはふたをあけるとこんな感じに中身が収まっている。

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これが再現キット。鉛筆の原型は板を2枚あわせて芯を挟む形の長方形だったんですね。1600年ごろといえば日本では関が原の時代。徳川家康や伊達政宗がオランダから輸入した鉛筆を使った記録があるそうですが、こんな形状の鉛筆だったのかもしれません。

この鉛筆についてはWikipediaの鉛筆の項目の記述にもちゃんとあがっています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%9B%E7%AD%86

・Yomore Googleリーダー、Twitter、Facebookアカウントを統合してニュースチェックするスマホアプリ(iPhone、Android)
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Googleリーダー、Twitter、Facebook、RSSに対応したニュースリーダー。

ソーシャル系統合リーダーがほしいという人は検討価値あり。

FacebookやTwitterでリンク付投稿のみを表示する機能がある。これをオンにすると単なるつぶやきではなく、ソーシャルネットワーク内で話題になっているニュースがよくみつかるようになる。ニュース一覧で長押しをすると、記事をアーカイブとしてダウンロード保存できる。ネタのストックアプリになる。

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さらにブックマークしたWebページをYomore Web β版へ同期する機能がある。これによりスマホでため込んだネタを使って、PCでブログ記事を書くという連携ができる。

・PCから使えるWeb版のYomore Web
http://yomore.jp/web/
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PC版ではFacebookで、あなたがシェアしたリンクや友達がシェアしたリンクのうち、あなたが「いいね!」をしたリンクを表示する機能がある。これでFacebookで反応したネタも再利用が容易になった。

ウェブネタ系ブロガーとってはかなり使いやすいツールだ。

Yomore - Cetus & General Press Inc.

・帝国ホテルの流儀
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初代帝国ホテル社長の息子で、自身も社長となった犬丸一郎氏。上流階級のサラブレッドぶりがすごい。

永田町や田園調布の自宅から慶応幼稚舎から慶応大学まで通い、大学ではハワイアンバンドに夢中になる。プロを目指すが才能に見切りをつけて父の勧めで帝国ホテルへ入社する。すぐに海外留学が決定。戦後の海外渡航が難しい時期だったが宿泊客の米軍少将の口利きで、米国の大学へ進む。昼はサンフランシスコ市立大のホテル・レストラン学科で学び、夜は一流ホテルで接客やサービスを学ぶが、すぐに父の手配でコーネル大学へ編入、1年間会計学や建築学を学ぶ。

帰国時には「帰国前に欧州を回って来い。客船は一等で大西洋航路の一等先客への食事、サービスをよく見てこい。」と父の指示。欧州の一流ホテルを泊まり歩いて、日本出発から2年9か月の遊学から戻り再び帝国ホテルへ。

人生の重要な場面で重要な場面で「イヌマルか、以前、日本に行った時、お父さんにとても世話になったことがある」という言葉がでてきてとんとん拍子で進んでしまう。白洲次郎にジェントルを学び、各国VIPやハリウッドスターと交流する。社長時代は次々に海外政府や日本政府から勲章をもらう。服はイタリアでそろえるのがいいんだと店の名前も楽しそうに教えてくれる。育ちが良いせいで、ハイソな生活ぶりをこれでもかとばかりに披露しても、嫌味に聞こえない。本物の上流階級なのだ。

本人の弁だけ聞いていると、なんとも苦労知らずで幸運なボンボンのように思えてしまう内容だが、実はこの人、かなりすごい人なんじゃないかという気もする。

上流階級向けの一流のサービスを提供するためには、自らがそういう立場でなければわからない。父親が英才教育としてリッチな遊学をさせたのは当然だ。その成果は後年、バイキングやランドリーサービスの充実施策など、帝国ホテルの"さすが"をいくつもつくりだして実を結んでいる。若いころに遊んでいるようでいて実は相当学んでいたのだ。

それに最後は社長や顧問となった50年間の帝国ホテル生活の間、帝国ホテルの経営は安定していたわけではない。昭和の大政商小佐野賢二氏に株を買われて経営に乗り込まれていた時期もあったし、著者が社長就任時に同社は235億円の負債を抱えていた。今日の復活に至るには、経営者として相当の苦悩や内外での駆け引きがあったはずだ。単に苦労した話はかかないという流儀なのかもしれない。

哲学が何か所かで披露される。たとえば「お客様と自分の間に、いつも一本の棒を置いて考えるようにしなさい。その棒を越えてはいけません。」。どんなに親しくなっても、お客様との馴れ合いになってはいけない。それがサービスの真髄だという。

「金の貸し借りはしない」。貸すならあげてしまいなさい。ややこしい人間関係をつくるなということのようだが、これはまあお金持ちだからできることか。そして「プライベートで仕事の話はしない」。それが紳士・淑女なのだ、と。

・帝国ホテルの不思議
http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/12/post-1356.html

・帝国ホテル 伝統のおもてなし
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/004861.html

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・シアトリズム ファイナルファンタジー
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ファイナルファンタジー1~13の楽曲を使った音ゲー。90点。

FF25周年記念作品。FFは好きだが音ゲーは興味なしと思ってスルーの予定だったが、体験版をやってみたら、意外に面白いので、製品版を購入して感動。大満足。特に長年のファイナルファンタジーファンはぜひやってみるべき。
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FF各作品より

ゆっくりめのフィールドミュージックステージ(FMS)
アップテンポなバトルミュージックステージ(BMS)
ムービーシーンを背景にしたイベントミュージックステージ(EMS)

と3曲ずつ代表的な楽曲が選ばれている。タイトルだけみてもピンとこないのに、ゲームの音楽は長時間刷り込まれているので、実際に聞くと、不思議と思い出す。懐かしさにひたりまくり。クリアすればムービーや音楽は何度でもコレクションから再生できるようになる。楽曲のメロディ、リズムとの対応が絶妙で、成功したときは、視覚的にも音の流れ的にも最高に美しい。

音ゲーだがRPG的にプレイヤーを育てる要素もある。最初にFF1から13のキャラクターの中から4人を選んでパーティーを組む。音が流れてくる4つのレーンの各列をそれぞれ担当する。リズムをはずすとダメージを受ける。HPがゼロになるとゲームオーバーになるというのが基本ルールだが、レベルアップやアビリティ獲得で、プレイヤーの能力値があがっていく。すると、やたらと難易度の高い楽曲でもこなせるようになる。

・シアトリズム ファイナルファンタジー
http://www.square-enix.co.jp/t_ff/
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平清盛スタンプラリー

先日、神戸へ行ってきたときの話。目的は有馬温泉だったが、ついでに神戸=福原京ということで、キャンペーン中の KOBE de 清盛 ドラマ館と歴史館にも行った。

・KOBE de 清盛 ドラマ館と歴史館
http://kobe-de-kiyomori.jp/dorama/
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ドラマ館と歴史館10万人突破 兵庫
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120407/hyg12040702080002-n1.htm
大河ドラマは視聴率に苦しんでいるがこちらは順調らしい。

歴史ガイドツアーに申し込んだら参加者が私たち三人しかおらず2時間みっちりガイドさんと四人で徒歩の史跡巡り。おしえてもらわなければ見逃しそうなスポット、ネタが聞けてとてもよかった。

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で、この史跡に対応したスタンプラリーのアプリ 平清盛スタンプラリー がJR東日本からリリースされている。神戸だけではなく、広島や京都のコースもある。全部を制覇するのは相当長い道のりになる。

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京都コース
神戸・福原コース
神戸・大和輪コース
宮島コース
呉コース
下関コース

で今回は神戸・大和輪コースを制覇してきた。スタンプ獲得時には源平の時代にタイムトリップできるフォトフレームを入手できる。制覇すればプレゼント応募ができる。

汚穢と禁忌

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・汚穢と禁忌
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網野善彦の『日本の歴史をよみなおす』でケガレの文脈で触れられていた本。メアリ・ダグラス 1966年の刊。

多くの原始的宗教では聖性と不浄を明確に区別しない。聖の語源となるSacerというラテン語は神々とのかかわりにおける禁制を意味する言葉だあったそうで、聖なるものを隔離する、冒涜するという意味でも用いることができたそうだ。

日本語でもよごれとけがれを、同じ「汚れ」という字で書けるから、感性的にわかる気がする。子供の頃に、おまえ、バイ菌がうつるから近寄るなよ、やーいやーい、みたいないじめがあったが、あれなどはまさにケガレの禁忌の現代的な表れだろう。現代人の文化では表面上は聖性と不浄を別の系統としてわけているが、結構つながった部分が残っているというのがこの本の主張。

汚れとはそもそも何か。著者は「不浄もしくは汚物とは、ある体系を維持するためにはそこに包含してはならないものの謂いである。」と定義している。

動物の糞便や泥を清いとする宗教が例示されているが、農業中心の文化では、豊饒な土壌の中から価値が生まれてくるわけであり、体系の内側にあった。ところが現代文明では糞便とか泥は生産と関係がない。だから保健衛生的な意味だけで忌避されて、単なる不浄という扱いを受ける。

「汚穢とは孤絶した事象ではあり得ない。それは、諸観念の体系的秩序との関連においてしか生じ得ないのである。従って、他の文化における汚穢の法則にどのような解釈を与えても、それが断片的なものであれば必ず不毛に終わるであろう。なぜならば、汚穢の観念が唯一意味をもつのは、それが思考の全体的構造とのかかわりにおいてのみだから」

何が穢れていて、何が聖なるものか、は表面的な状態ではわからない。共有した文化の中で与えられてる意味に従っている。そうした相対性を教えてくれる本なのだが、文化の周縁としての穢れの重要な役割についても触れている。

「穢れはもともと精神の識別作用によって創られたものであり、秩序創出の副産物なのである。従ってそれは、識別作用の以前の状態に端を発し、識別作用の過程すべてを通して、すでにある秩序を脅かすという任務を担い、最後にすべてのものと区別し得ぬ本来の姿に立ちかえるのである。従って、無定形の混沌こそは、崩壊の象徴であるばかりでなく、始まりと成長の適切な象徴でもあるのだ。」

穢れや規格外をどうポジティブに取り込んでいけるか、包容力の高い文化は豊饒な文化になるということなのだろう。

・日本の歴史をよみなおす
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/02/post-1600.html

・聖なるもの―神的なものの観念における非合理的なもの、および合理的なものとそれとの関係について
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/03/post-944.html

・図説 金枝篇
http://www.ringolab.com/note/daiya/2007/05/post-563.html

・聖と俗―宗教的なるものの本質について
http://www.ringolab.com/note/daiya/2006/04/post-372.html

・福島第一原発 ―真相と展望
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政府が"冷温停止"を発表した福島第一原発が、現実にはまだまだ危険な状態にあることを、米国の原子炉設計の専門家アーニー・ガンダーセンが語る。再び大きな地震に見舞われて、四号機の使用済み核燃料プールが崩壊したら東京も危ない、即座に逃げよ、という。

「大気圏内で行われた歴代の核実験で放出された量を合わせたほどの放射性セシウムが、四号機のプールには眠っています。原子炉は原子爆弾よりはるかにたくさんの放射能を抱えているのです。四号機の使用済み核燃料プールは、今でも日本列島を物理的に分断する力を秘めています。」

そして四号機倒壊はないにしても、廃炉へ向かう作業にも大きなリスクがあることを指摘している。

「核燃料を取り出すためには、必要な技術を開発して作業に着手するまでに10年を、実行するのに10年ほどかかるのではないでしょうか。三基に溶け落ちた核燃料の塊が二つずつ、そして使用済み燃料プールが四つあります。放射線量が非常に高い溶融した核燃料が少なくとも二十年間も建物に残っているのです。」

1から3号機だけで257トンのウランがあり、格納容器の35メートル下の底部に溶融している。これを水没させたうえで、巨大クレーンを設置して、50回くらいにわけて取り出す。一度でも取り落とすことがあれば大惨事につながる。10年くらいは大汚染の可能性がゼロにならない。

事故から1年が経過してメディア上では、福島第一原発は淡々と後片付けをしているような印象になっているが、緊張を解くには早すぎるということがこの本でよくわかる。四号機倒壊時のマニュアルだとか避難訓練こそやっておくべきだろう。

それから、今回、避難勧告の範囲の設定が失敗した要因として、日本人の土地への愛着を挙げている。アメリカ人の大半は生まれた町で暮らしていないので、引っ越しへの抵抗がないが、日本人はこだわる。だから科学的な観点からは居住に適さない地域に住民を戻しかねないと懸念を表明している。海外から客観的な視点で語られているのがよかった。

その他のこの本の主張
・三号機は水素爆発ではなく即発臨界
・チェルノブイリを超える放射性物質の放出量
・数年後に深刻に健康被害があらわれる可能性

・いますぐ書け、の文章法

論理的で立派な文章ではなく、読者を楽しませカネになる文章を書くにはどうしたらいいかを指南する本。堀井憲一郎。この人には、ディズニーが絶対に公認しないであろう超濃密ディズニーランドガイドにまず魅了され、話芸の本質をとらえた『落語論』でまともに感動し、タイムリーにでた『いつだって大変な時代』にはその通りと膝を打った。真面目で不真面目、粋な文章を書く、私がレスペクトしているライターの一人。

自分の言いたいことをいったん曲げてでも、読者に楽しんでもらう精神をもて。極めて不親切な読者、不熱心な読者を指定せよ。とにかく読者本位になれと何度も主張している。プロの書き手になれるかどうかの資質は「さほど熱心でない読者をこちらに振り向かせる工夫が好きかどうか」。ライターはサービス業なのだ。

小難しいことを語る面白くない文章は著者が一番嫌いなものだ。こんな辛辣な、しかし的を射た指摘をしている。ブログによくあるんだ、こういうのが。私もときどきやっちゃうけど。壁に貼っておこうかと思うくらい素晴らしいアドバイス。

「「社会的発言」こそが、文章を書くときの大きな敵である。もちろん政治経済社会教育について発言するな、ということではない。ただ、いきなり現政府よりも上の立場に立って、悪いところを指摘して、改善する方向を指し示せば、それで事足れり、一丁あがり、と言ってるのは、たぶん言ってる本人はすごく高いところから発言していて気持ちいいんだろうけれど、でもそんなところからは人を動かす何かは絶対に生まれてこない、ということである。意味がなさすぎる。」

そしてこの本で最も斬新だと思ったのは「立って書く」「踊りながら書く」というノウハウである。これは考えたことがなかった。著者は一冊丸ごと立って、踊って書き上げたことがあるそうだが、腰を落ち着けずに書くことで、自然に書きながら考えるようになるという。退屈な文章を書かない秘訣でもあるらしい。

書きながら考えることで、自分自身の自然体が出てくる。才能を信じて自分なりの文体をつくっていけということなのだろう。だからいますぐ書け、である。

・いつだって大変な時代
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/08/post-1488.html

・落語論
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/08/post-1050.html

・東京ディズニーリゾート便利帖
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/07/ix.html

・BUFFALO ノートPC用増設メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 4GB D3N1333-4G/E
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先日購入したVAIO type S(VPCSE29FJ/B)は標準では4ギガのメモリを積んでいる。1週間ほどそのまま使ったのち、さらに4ギガバイトを増設してみた。増設はドライバーで背面カバーを外して、とりつけるだけで簡単。

3つのベンチマークソフトを使って4ギガ→8ギガの比較をとってみた。

■Windowsエクスぺリンスインデックス

まず最初がWindowsエクスぺリンスインデックス。

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Windows7の動作指標であるWindowsエクスぺリンスインデックスの値は、メモリーの項目が

増設前(4ギガ):5.9
増設後(8ギガ):7.5

へと増加した。このインデックススコアの範囲は1.0 ~ 7.9なので、最高値にかなり近いレベルといえる。

■CrystalMark 2004R3

次がPCの総合性能をみるCrystalMark 2004R3。

http://crystalmark.info/software/CrystalMark/

増設前(4ギガ)実行結果

増設後(8ギガ)
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主な変化

総合性能 168393 → 186025
MEM 25761  → 42536
HDD 8521 → 9022
GDI 16536 → 17512

総合性能としては10%くらいの向上ですがメモリーを使う処理では顕著に上がっています。


■PCmark

3つめは主にゲーム機としての性能をみるPCMark7
http://www.pcmark.com/

総合性能 1981 PCMarks → 2118 PCMarks

へと向上してゲームの描画が少しだけスムーズになっています。

各種ベンチマークソフトでわかることは、少なくともPC全体性能の1割増しの効果はあるということでしょうか。メモリが倍増したからといって、倍高速になるようなことはありません。WindowsOSの普通の仕事は4ギガで間に合うわけで、8ギガの性能をフルに活かすにはソフトウェアの対応も必要だし、きわめて限定された場面のみということになりそうです。

数値的な面とは別の体感としては、普段のオフィスワークではあまり感じるところはないのですが、

1 ビデオカメラで撮影したHD動画の再生と編集がスムーズになった。
2 動画のストリーム配信(MediaCenter)をする場合に余裕が生まれた

はわかりやすく改善されました。

結論としては4ギガ→8ギガの増設は、動画・ゲーム関係を重視している人、サーバ開発者は、比較的わかりやすく向上が感じられると思います。

iPhoneの標準メールアプリは、優・良・可・不可で評価するとしたら可のレベル。基本的なメールの読み書きはできるけれど、便利な機能はこれといって搭載されていない。Macで人気のメールソフトのiPhone版として登場したSparrowは、定番不在のiPhone標準メーラーの有力候補。メールの読み書きと整理を素早く行うための機能があり、軽快に動作する。

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基本的にはGmailのよくできたクライアントだと考えるとよいみたいだ(Gmail以外は試していない)。ラベルやスターなど多くの機能はGmailを踏襲しているようにみえる。Inboxのサブジェクト部分をスワイプすると、返信やスターやアーカイブなどメールに対して行う処理を一発指定できる。

Facebookに接続して、友人の顔アイコン画像を取得して、メールに表示してくれる機能がある。人間だけではなくAmazonストアからのメールにはAmazonのアイコンが表示されるなど、メールボックスがわかりやすくなるのもうれしい。

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一連のメールのやりとりを下へスワイプするだけで見られたり、宛先としてよくメールする相手を選べたり、メールを書いているときに写真を指定できたり(なぜか標準メールができないこと)、かゆいところに手が届く機能がある。


・iPhone版Sparrow:「Appleが承認しようがしまいが、プッシュ通知はサポートする」
http://jp.techcrunch.com/archives/20120404with-or-without-apple-sparrow-for-iphone-will-soon-get-push-notifications/

Sparrow - Sparrow

・バッファローコクヨサプライ iBUFFALO USBハブ バスパワー 4ポート BSH4U17BL
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マウスや外付けHDD、カメラのノートPCへの着脱を簡略化するために、USBハブを買った。
機能的には普通のUSB2.0対応4ポートHUBであるがひとつだけ世界初の特徴がある。

"どっちもHUB"という技術を使っており、USBコネクターを表、裏どちら向きでも挿しこむことができる。USBコネクタの形状は表と裏がわかりにくいので、挿してみたとき、あれ逆か、と気が付くことがよくある。私の場合、2回に1回そうだった。間違えたってたいしたことではないわけだが、年中小さな失敗に屈するのは、負け犬人生への始まりである、精神的によくない。"どっちもHUB"を考えた人は偉いと思う。

デザインがスタイリッシュで小型80グラムなので携帯用としても使える。

そういえばUSBではないがPS Vitaの充電ケーブルは、形状的に裏でも表でも挿せる。しかし、ロゴを上にした表でないと機能しない。USBのようにそもそも形状的に挿せない以上にこれはたちが悪い。充電したつもりが、できていないわけでがっくりする。ソニーはどっちもHUBの技術をライセンスを受けて、Vitaに採用すべきだ。

・PSVita充電不具合はコネクタの向きが原因かも
http://psvitac.com/charge/
Vitaの問題を取り上げたブログ。

・九月が永遠に続けば
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『ユリゴコロ』『猫鳴り』沼田 まほかるの第5回ホラーサスペンス大賞受賞作。

高校生の息子の失踪と不倫相手の事故死。ふたつの事件に関係はあるのか。猟奇と官能のミステリー。複雑な人間関係の割に、スピーディーな展開についていけて、あっという間に読み終わった。文章がうまいのだ。あとで全体を振り返ると、盛り込み過ぎていて、ちょっとやりすぎな気がするが、娯楽小説としてはこれくらいでちょうどよいかも。面白かった。

この作家の57歳のデビュー作。今回はじめて経歴を知った。

「大阪府の寺に生まれる。1985年より大阪文学学校に学ぶ。若くして結婚し主婦をするが、堺の母方祖父の跡継ぎを頼まれ、夫がその住職となる。その後離婚、自身が僧侶となる。40代半ばで知人と建設コンサルタント会社を創設するが十年ほどで倒産する。57歳で初めて書いた長編『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、遅咲きのデビューを果たす。2011年からその文庫が売れ出し、60万部を記録する。2012年、『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞。」Wikipediaより。

盛りだくさんなのは、人生経験によるものなのだなあ。

この作家、ユリゴコロと本作は幻想的なビジョンを描く部分など、もっと人間を深く描くこともできる作家なのではないかと思わせる表現があって、これからの作品にすごく期待。

・猫鳴り
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/01/post-1373.html

・ユリゴコロ
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/12/post-1556.html

・グーグル化の見えざる代償 ウェブ・書籍・知識・記憶の変容
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なんでもかんでもグーグルまかせの危険性を語った一冊。

特に「選択アーキテクチャー」の問題は重大だと思った。行動経済学の研究では、ユーザーに与えられた選択と序列が、その意思決定に極めて重大な影響を与えることが、さまざまな人間の行動において明らかになってきている。

自由意思を尊重しているようにみえるシステムでも、人々の行動は初期設定に大きく左右される。基本メニューに何が入っているかとか、初期設定オプションがオンなのかオフなのか、検索したときに何が最初に表示されるか。こういったことが、人々の政治、社会、経済の意思決定に強く影響する。

グーグルでさまざまな意思決定のための情報を探す。グーグルのインフラ上でビジネスをする。グーグルで政治について調べる。なんでもグーグル任せになりつつある私たちは、グーグルのデフォルト設定の支配力に対して、もっと意識的でなければならないというのが本書の主張だ。「中立的設計」などありえないのだから。

「私たちは検索システムに積極的かつ意図的に影響──規制さえも──をおよぼすべきであり、そうすることで、知識を配信するウェブのやり方について責任を負うべきだというのが、本書の主張である。私たちは、有力な一企業──どんなに素晴らしい企業であっても──短期的な利益をもたらすのではなく、長期にわたって全世界に利益をもたらすような、一種のオンライン生態系を構築しなければならない。」と著者は語る。

将来的に世界にとってグーグルは大きな脅威になるかもしれない。フラットなネットワーク社会でヒトラーのような独裁者が力を持つことは考えにくいが、情報インフラを握ることで、グーグルが民主政を実質支配してしまうことは十分に考えられる。人々の投票行動や、コミュニケーション、評価評判といった民主制において重要な要素を制御できてしまうわけだから。グーグル化の代償はとてつもなく大きくなる可能性がある。

すべてグーグル任せというスタイルは避けるべきなのかもなあと、グーグルどっぷりの私は素直に思った。しかし結局、他のサービスを使っていても、グーグルに買収統合されてしまったりするのだよね。


・実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/11/post-1114.html
選択アーキテクチャーについての本。

・閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/03/post-1613.html
同じくグーグルの影響について語っている本。

・A5 フィグラーレ コンセプトフローノート 縦開き【橙】SW133M
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これはとても気に入ってしまいました。コンセプトデザイン専用のノートです。アピカが出しています。

インプットとアウトプット。2分割された紙面を利用して構想を練り上げます。A5横とA4縦の2冊を使ってみた感想です。上の写真はA5横タイプ。

考えたこと、本で読んだこと、人に聞いたことをインプットに書き、そこから広がっていくこと、まとめたいことをアウトプットに書いていくことで、コンセプトができあがります。罫線があるのでフローチャートやマトリクス図も描きやすい。

・罫線のレイアウト
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特に気に入ったのは裏面がないことです。この贅沢さが一枚一枚を完成物、作品として仕上げる意識が高まります。

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そしてこちらがA4縦タイプ。大型なのでたくさん書けます。セミナーを聴講しながらインプットをまとめ、帰ってから考えたことをアウトプットに書くなんていう風に比較的インプットが多いときに使っています。

・アピカ フィグラーレ コンセプトフローノート(黒) A4 40枚 SW132K
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コンセプトデザイン専用の意味が伝わるデザインなので、大人数でブレインストーミングをするときに、「これに一人ひとつコンセプトを描いてね」といって配るという使い方もできます。

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インプット欄がアウトプット欄が別になっていると、インプットで終わるということができません。余白がなにかお前のアイデアを埋めろと主張してきます。新しく外から入ってくる情報と、すでに持っている情報が化学反応を起こしたとき、コンセプトが生まれるという創造原理を体現したノートです。

・必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意
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本気でブログを始めようとする人におすすめ。

有名ブログ ネタフルのコグレマサトさんと和洋風◎のするぷさんによるブログ運営ノウハウの集大成本。二人はブログが本業のプロブロガー。「仲間」と「収入」を得ることを目標として、「書き続ける」ためのテクニックの記事を100本書いている。初心者向けなのかと思ったらそうでもない。ベテランブロガーが読んでも、十分に役立つ内容になっている。

ブログを書くための情報収集ツール類、ブログエディター、執筆支援ブックマークレットなど秘密兵器が使い方とともに紹介されている。知らないサービスがいくつもみつかった。

自己表現、自己実現の手段として取り上げられることもあるブログだが、自分が書きたいことを書くだけでは、仲間も収入も得られない。自分をメディア化する意識が必要だし、プロの道具で武装することも必要になる。

極意の筆頭が毎日書くこと。記事数が増えると検索にひっかかりやすくなるということもあるが、「間を空けて記事を書くと、余計な力が入ります。すると、往々にして余計な力の入った書き方は見透かされてしまうようで、期待するほど反響が得られないものです。一方で、まったく力を入れずに10分ほどで書いた記事が大反響となることもあります。」という。これは私も深く共感。肩の力は抜かないと続かない。

するぷさんは「楽しむ」「楽しんで書いている」ことが伝わることが大事といっている。私のブログも3000日以上続いている。継続としては成功例といえると思う。で、自分の経験を振り返ってみると、日々楽しくブログを書いている記録なのであって、決して毎日書かなきゃいけないとか、何千日を目指すぞ、えいえいおーと頑張ってきたわけではない。何が楽しいかというと、やはり二人と同じように「仲間」と「収入」が得られるから。

それから、ブログは基本は一人で書く。だから、なんでも効率よくやる必要がある。写真を加工する、アフィリエイトのタグを効率よく作る、画面キャプチャーを手早く撮る、などのツール類の紹介が多いのは必然なのだと思う。一本のツールで数分ずつ時間を稼げれば、中長期では書く記事の本数が確実に増える。ツールで武装しておくことが毎日書く秘訣でもあるのだ。


"知りたい情報"がサクサク集まる!ネット速読の達人ワザ
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/10/post-1526.html

人気ブログのネタフルがiPhoneアプリに IT・デジモノ記事のネタフル
http://www.ringolab.com/note/daiya/2011/06/iphoneit.html

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神戸へ旅行に行ってきました。長田がかなり面白いことになっていました。

阪神大震災で大打撃を受けたことで知られる同地区ですが、その後、見事に復興を遂げており、2009年には総工費は1億3,500万円をかけて、神戸出身の漫画家横山光輝の『鉄人28号』のモニュメントを完成させました。これが実際に見るととてつもなくでかいのです。感動しました。お台場ガンダムよりも質量感で圧倒的に勝っています。力強いポーズも素晴らしい。やってくる子供たちがみな同じポーズをとって写真撮影をしていました。

15mの「鉄人28号」モニュメントが神戸市・長田区に完成
http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20091005_319681.html

この長田地区。なぜか三国志ガーデンというミュージアムがあります。鉄人28号と三国志。妙な取り合わせだと思ったら、要するにどちらも横山光輝つながりなのだそうです。確かに同氏の漫画『三国志』も有名です。町中に三国志の登場人物のパネルが並んでいます。

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