"ググれカス"から生じたWikipediaで学ぶあうアプリ goocus
ソーシャルラーニング企業のキャスタリアが面白そうなアプリをリリースした。
Wikipediaの検索アプリなのだが、ソーシャルネットワークと連動する。ツイッターやフェイスブックの友人をGoocusの世界に連れてきてつながることができる。そしてお互いの検索履歴と「学んだ」を押した(いいね!に近い)内容、ふせんの内容を共有する。
要するに自分の調べものを進めると同時に、友人たちが何を調べて、なにを学んだかをみることができるのだ。友人の調べものを追いかけるという体験は案外楽しい。
たとえば私は仏教用語を調べていたら、『醍醐味』の項目を読んで「学んだ」を押した。醍醐とはチーズのようなもの、醍醐味とはチーズの味ということを知ったからだ。ふせんにそのことを書いたら、友人は「知ってた」とふせんをつける。ふーん、結構このうんちくは知られているのね、と。
現在地で探す、ではGPS位置情報を使って、近隣の情報を見つけることもできる。これなどは旅先でいいかもしれない。
開発会社の社長の山脇さんからはGoocusという名前は「ググれカス」からきていると1月のソーシャルラーニング入門イベントで聞いた。同じテーマで調べものをしているチーム、ラボのメンバーがみんなで使ったら、学びが加速しそうだ。教育分野のIT化が進んでいるが、本質は電子教科書ではなくて、教えあい、学び合う"ソーシャルラーニング"にこそあると思う。
なお1月のイベント内容が日本能率協会の発行する「人材教育」4月号に取り上げられた。お持ちの方は読んでください。
「人材教育」4月号
http://www.jmam.co.jp/productservice/jinzai/backnumber/issue/201204.html
58.TOPIC
『「ソーシャルラーニング」入門』出版記念
「ソーシャルラーニング元年! 学びで加速するソーシャル世界」セミナーレポート
ソーシャル×ITからの
「学び」への最終回答
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